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2013年5月

2013年5月28日 (火)

MoMAの分館PS1

戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)の今日は夏の始まりに相応しく、半袖1枚でも大丈夫な暑い昼間になりました(朝は羽織物がなければ寒かったのですが)。夏が大好きな友人達は昨日までブーブー言っていたのですが、今日はハッピーらしくフェイスブックに出没してもいません。きっと張り切って出掛けているのでしょう。

この週末から延期されまくっていたバイクシェアも始まり、散歩の途中で青い自転車に乗っている人を見かけました。現時点では年間パスを持っている人にしか使用が許可されていないようですが、それでもステーションにある自転車は半分ほどで、多くの人が待ちに待っていたのが感じられます。

今日は夏らしい陽気になったので、海開きしたビーチにも人が押しかけているようで、これからフリーイベントが多く行われる夏本番を迎えます。
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さて、今回はマンハッタンにある近代美術館『MoMA』の分館『PS1』についてです。
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そもそもPSとはパブリックスクールの事なのですが、マンハッタンからイーストリバーを隔てて向側のロングアイランドシティー(Long Island City)にある『PS1』とは、閉校された学校の校舎を改装して作られた美術館です。

元々はMoMAの分館ではなく、1960年代後半から70年代初頭に盛んになった従来の絵画・彫刻とは異なったその場所固有の現代美術を展示する場所として学校を利用してセンターを作ったのだそう。その後2000年にニューヨーク近代美術館と合併したとの事。
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一般的な美術館のようなコレクションの保存・公開は行わず、実験的な現代美術の企画を展示するというだけあって、展示空間も展示されているアートもなんだか変わっていて面白かったです。

地下1階から地上3階までの校舎を利用してアートが展示されていますが、地下には学校で使われていた石炭を使ったボイラー室がそのまま金ぴかに塗られてアートとして展示されていたり。1階から地下1階へと落下する水をメインとした和風庭園がアートとして展示されていたり。その場所固有のアートというものを感じる事ができます。
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また、現在行われている『EXPO 1: New York 』のテーマは経済的および社会的不安定さにみる環境問題ということで、それぞれのアーティストが問題提起を行うような内容のアートが展示されています。

また、その一部なのか、それとはまた別の展示なのか解りませんでしたが、人と物質の境界線が分らなくなってきている現代を考察するアートも展示されていて、これは非常~に気持ち悪かった。
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全体的に後味が悪い、気分が暗くなる展示が多かった中で、ジェームズ・タレル(James Turrell)の作品とアンセル・アダムス(Ansel Adams)の写真は一服の清涼剤でした。2人共とても好きなアーティストだから嬉しかったですし、特にアンセル・アダムスの作品を実際に生で見たのは初めてに近かったので、感動しました。

マンハッタンから30分以内で到着するのに、小旅行気分が味わえるのも楽しく、また是非訪れたいと思います。メンバーであれば、MoMA同様、無料で入場できます。

MoMA PS1のHPはこちら

2013年5月27日 (月)

チェルシーの小さな本屋

朝から気持ち良く晴れているニューヨーク。風は強いものの、涼しくて過ごしやすそうな気候です。

にもかかわらず、朝起きたら11時だったという体たらく。体調がイマイチなので体が睡眠を欲していたのだとは思いますが、なんだか久しぶりの晴天を無駄にしてしまったような気分です。夫は黙々と本を読みながら私が起きるのを待ってくれており、余計に申し訳ない気分。

さて、昨日は寒いし雨は降っているしで、折角の海開きも寂しい感じだったようです。が、ハリケーンサンディでシステムを破損されてからずっと閉館していたニューヨーク水族館が一部とはいえオープンしたという明るい話題も報じられています。

ロングアイランドのビーチも急ピッチの復旧で今週末の海開きに間に合わせたようですし、やればできるところを見せています。ならば、地下鉄の完全復旧とかにももっと力を入れたらいいとも思いますが。
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さて、今回はハイライン脇を通る10番街にある興味深いお店の1つ、小さな独立系本屋『192 Books』です。
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この本屋は小さなコミュニティー・ガーデンの横にあり奥行きがない非常に小さなスペースです。壁際に天井までの高さで置かれている木の本棚には所狭しと本が置かれ、本の上にも横倒しに本が積まれていて、商売で本を売っているというよりは友達のリビングルームにでも迷い込んだかのような雰囲気です。

狭いスペースですが、児童書(絵本)、大判のアートブック、写真集、フィクション、ノンフィクション、ハードカバー、文房具などが少しずつ取り揃えられており、オーナーの趣味が垣間見れます。

バーンズ&ノーブルズのような大型店だと本がありすぎて何を買ったら良いか解らない事が多い私にとっては、こんな風に予め誰かが選りすぐった本が置かれている本屋は非常に助かります。

同じ作者の作品ばかりを読んで新しい本になかなかチャレンジできない私にとっては、興味深い本に出会いやすいこの本屋はいつ行っても買いたい本に出会うことのできる素敵な場所になっています。
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新しい本ばかりではなく、古い本もきちんと置かれているので、古くても良い本と出会うこともできます。スタッフさん達が手書きでオススメコメントを添えた本の紹介コーナーもあるので、ニューヨーク関連本なんかを新たに知ることもできるのも新しい本にチャレンジしやすい一因です。

この本屋さんは旧鉄道高架線路を利用した庭園『ハイライン』のメンバーになっていると10%オフの割引を受けられる対象店にもなっていますので、メンバーの方にとっては特に魅力的なお店でもあります。

10番街を歩きながら下から眺めるハイラインもおつな物。散歩がてら、新しい本に出会いに立ち寄るのに最適なチャーミングなお店です。

192 Books
192 10th Ave
at 21st St

New York, NY 10011
TEL: (212) 255-4022
リーディングやサインイベントも頻繁に行われています。詳しい情報はお店のHPにてご確認ください。

2013年5月26日 (日)

花火

朝から空は曇り、地面は濡れている土曜日のニューヨーク。日中も雨がぱらつく予報で、木曜日のようなゲリラ豪雨にはならないようではありますが、3連休初日としてはパッとしない天気です。まだ気温も低いので、温かい恰好をした方が良さそうです。

先日14歳の女性がバスで帰宅途中に銃殺された事件で、容疑者とみられる男2人が身柄を拘束されたことがニュースになっています。容疑者はギャングのメンバーで、殺された少女の乗っていたバスに乗車していた警察官と口論になったために、バスを銃撃した模様です。それ自体も怖い事ですが、少女はただ巻き込まれただけだったというのも怖いです。

友人は昨日通勤の車中で防弾チョッキを着た警官が複数人乗ってきて、乗客全員に動かないよう命じた後に何かを探すという場面に遭遇したそうで、「ニューヨークではよく重装備をした警官が乗車してくるけれど、何か探していたのが怖かった」とフェイスブックに書き込んでいました。

今週末には海開きも行われて、本格的な夏に突入するニューヨーク。何事もなく平和な夏を迎えたいものです。
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さて、今回は2013年5月23日(木)に打ち上げられた花火です。いつも通りあまり告知もなく午後9時半頃打ち上げられていたので、爆発音で気付きました。
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調べてみましたが、『花火がリバティーアイランド近くで打ち上げられます』という告知ばかりで、何の花火なのかは解りませんでした。
005今回の花火は大人し目で短かったように感じました。3分~5分といったところでしょうか。
010ハート型等の可愛い花火も何回か上がっていたのですが、1回以外は向きが上手くいかず、北側からは線にしか見えなくて残念だったこともあり、あまり豪華な印象はありませんでした。
014それでもしだれ花火やUFO型花火、真ん中に模様が浮き上がる花火やねずみ花火のように動く花火等色んな種類が2,3発ずつ打ち上げられ、十分楽しめましたが。
016最後には仕掛け花火も上がりました。短めではありましたが。
020これから花火を楽しむ機会が多くある季節を迎えます。家賃が上がらず、引っ越さずに済むことを祈るばかりです。
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2013年5月25日 (土)

MoMAのインスタレーション『レイン・ルーム』

肌寒い金曜日のニューヨーク。外でボランティアをしていたら、半袖+長袖+ウィンドブレーカーを着ていたにもかかわらず、凍えて指の感覚が無くなってしまいました。明日もパッとしない天気のようですし、なんとなくテンションが上がりません。

土曜日までタイムズスクエアにレゴで作ったスターウォーズの戦闘機『X-wing fighter』が展示されているそうです。500万個のレゴを使って23トンの重さを持つのだそうで、見た人たちは圧倒されているとの事。今日は小雨がぱらつく生憎な天気ですが、明日は晴れ間が覗くようなので、お近くを通りかかる際には足を延ばして見られては如何でしょうか。
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さて、今回はMoMAで2013年5月12日(日)~7月28日(日)まで展示されているインスタレーション『Rain Room』のご紹介です。
002このインスタレーションはMoMA、MoMA PS1およびロッカウェイビーチに作られたVW Dome 2の3会場で行われている『EXPO 1: New York 』の一環として展示されており、MoMAの隣にある空き地(駐車場?)に建てられたプレハブ小屋のような場所で体験することができます。

入場できる時間はMoMAの入場時間と同じですが、メンバーは9:30AM~10:30AMの間優先的に入場することができます。インスタレーションには一度に7人しか入場できないため、相当並ぶ覚悟が必要です。また、入場可能人数に達し次第クローズしてしまうそうなので、早めに着いておくことも大事そうです。

私は平日の9:35AMに着いたのですが、それでも既にメンバーの人達が行列を作っており、実際にインスタレーションに入ることができたのは10:40AMでした。兎に角中にいる人が出ないと次の人が入ることができないので、そんなに人が並んでいなくても入るのにとても時間が掛かります。

私が並んでいた際には、10:30AMのメンバーオンリーの時間が終わるまでは、インスタレーションに入れる人数を4人適度に制限していたようなので、メンバーの方はメンバーオンリーの時間に入場できるよう早めに並んでおくと、より一層楽しめそうでした。私も次に行く際には、9AM頃には着いていようと思います。
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何故人が少ない方が楽しめるかというと、このインスタレーションはその名の通り雨の降りしきる中を動き回って楽しむという体験型のインスタレーションだからです。天井から雨が降りしきっている訳ですが、センサーが人を感知するとその場所だけは雨が降りません。だから、人が少なければ少ないほど、自分は全く濡れないにもかかわらず、雨の中で動き回っているような感覚を楽しめる訳です。

また部屋には窓が一つもなく真っ暗で、南側に1つだけ強力な電光があるのみです。そのため南に向かうと人がシルエットでしか浮かび上がらず、とても幻想的な視覚的効果を生み出します。

雨の音と暗闇に閉じ込められて、光に向かうと雨粒が次から次へと床に落ちては跳ねるのが見え、何とも言えず不思議な空間です。入る前は禅のような静けさに満ちるのかと思ったのですが、雨の中に立っているにもかかわらず濡れないという事が脳を興奮させるのか、非常にウキウキとした、感じたことがないようなハイな気分になりました。
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友達と行って雨の中で踊る様を写真に撮ってもらうと、非常に印象的で美しい写真が出来上がると思いますのでお勧めです。また、1人で行ってもモーゼにでもなったかのような、不思議な万能感とでもいうのか、感じたことがないような感覚を楽しめます。

小さなお子さんと並んでいる方も多かったのですが、確かに子供でも楽しめそうなアートでもありました。ただ、お子さんは並ぶ事に飽きて大変そうでしたので、何家族かで出掛けて、並ぶ係とお子さんを連れ出して遊ぶ係に分けている方達がいたので、そのようなアレンジができるのであればその方が良いかもしれません。

今度は是非夫や友達と行きたいと思います。

『Rain Room』のHPはこちら

2013年5月24日 (金)

フランス協会でチュニジアの女性歌手のコンサート

また朝から今にも雨が降りそうな木曜日のニューヨーク。これから土曜日の朝方までずっと天気が優れない予報ですが、昨日も予報が外れて1日良い天気になっていたのでどうでしょう。

来週の月曜日は戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)でお休みの為、3連休の人が多いので、今週はなんとなく皆さんソワソワしています。夫の会社も金曜日は早く就業時間が終わるのだそうで、今週はアメリカ人の人達にランチに誘われては出掛けています。夫曰く、「アメリカ人はもう既に連休モードで仕事する気がしないから、良い口実として食事に誘ってくる」のだそう。

私も予定をよく聞かれるのですが、月曜日は何時もの如くボランティアに出ないといけないので、特別な予定は何も立てていない状態です。折角夫の会社が早く終わるそうなので、金曜日に何か予定を入れようかな・・・とも思うのですが。金曜日もボランティアだし・・・とかウダウダ考えている間に木曜日になってしまいました。

皆さんは何か特別なイベントを企画されていますか?
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さて、今回は2013年5月22日(水)にFrench Institute Alliance Française (FIAF)で行われたチュニジア出身の女性ボーカルEmel Mathlouthi氏のコンサートについてです。
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先週フランス人のクラスメイトと雑談していたら、現在フランス協会ではチュニジアン・フェスティバルを開催していて、チュニジアの映画を上映したり、チュニジアのアーティストの写真等を紹介したりしていると教えてくれました。

私は10年以上前からチュニジアに行きたくて堪らず、周りの人にもチュニジアを宣伝しまくっていたのですが、お金が掛かる事やイスラム教の国なので女性が歓迎されない気がする事、夫が乗り気ではない事等が影響して、未だに旅行する機会を得られていません。

とても興味がある国であるにもかかわらず、チュニジアの情報に触れる機会がなかなか無いので、帰宅して早速フランス協会のHPに調べにいきました。
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するとチュニジアにおける女性の地位についての講演やダンス等のイベントはほぼ全て5月の第1週から第2週に集中しており、美術展以外は殆ど終わっていました。女性の地位についての講演は特に聴きたかったので残念でなりませんでしたが、まだ終わっていなかった女性シンガー・ソングライターEmel Mathlouthi氏のコンサートに出掛けることに。

Emel Mathlouthi氏は、チュニジアの首都チュニスで育ち、8歳の時からステージに立っていたそう。そして学生時代に政治色の強いメッセージソングを書き・歌い始め、アラブの春が起こった際にはテーマソングの様に彼女の歌が流されたそうです。

2年前からパリに移住しているそうですが、綺麗な発音の英語を話されていました。ステージにはほかにピアニストとギタリストが立っていましたが、本来はあと2人ミュージシャンがチュニジアから参加するはずだったにもかかわらず、ビザが下りず入国ができなかったとの事。

コンサートは1時間半程行われたのですが、彼女はその間歌い通しで、小柄な女性なのに凄くエネルギッシュで素晴らしいボーカルの持ち主。とても感情を込めて歌っていたので、意味が解ったら尚楽しめただろうと少し残念でした。
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途中、ビョークの『All is Full of Love』とCOHEN LEONARDの『Hallelujah』を歌ってくれたのですが、2曲共に素晴らしかったです。やっぱり意味がわかるとより楽しめますし、知ってる曲を歌ってくれたことで彼女の歌唱力の凄さを実感できました。

会場には何故かフランス人、アメリカ人に混ざってレバノン人が一定数いらっしゃったみたいで、チュニジアとレバノンって繋がりがあるのか?たまたま彼女がレバノンで人気があるのか?と2人で不思議がっていました。

まだ来週の火曜日にチュニジアの映画が上映される予定ですので、そちらもなるべく行きたいと思っています。

2013年5月22日 (水)

ハイラインで草むしり

雷雨が降る予報の水曜日のニューヨーク。朝から今にも雨が降りそうな空模様です。

今朝も2013年5月20日(月)にオクラホマ州ムーア市を襲った竜巻の話題が大きく取り上げられています。今回の竜巻は進路上に小学校が2校も含まれていたために、約60人の死者に少なくとも20人の子供が含まれており、人々の悲しみも大きいように感じます。

ハリケーン・サンディの救助隊だった人達が、救援物資を送った事も話題となっています。これ以上、死者が増えない事を祈るばかりです。
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さて、今回はハイラインで毎週火曜日の朝に行われている草むしりのボランティアについてです。
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定期的にガーデナーの方たちをサポートするボランティアになるのはなかなかに難しそうですが、毎週火曜日の8:00~11:00の間、自分の好きな時間にハイラインを訪れて、好きな時間だけ草むしりや簡単な掃除を手伝うボランティアの機会が設けられています。

ボランティアができる事をHPで知ってから体調を崩したりして行けていなかったのですが、昨日初めて参加してきました。

ボランティアをするためには、チェルシーパッセージ(16丁目周辺)の北側にあるテーブルに座っているハイラインのスタッフさん(ブライアンさん)の所に行って、名前などの必要事項を書き込み、免責書面に署名をして、ボランティアのタスキを借りるだけ。事前の登録なども一切いらないので、天気が悪かったり、体調が悪かったら、行かなければいいだけです。
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火曜日は11:00からボランティアに参加しなければいけないので、朝8時にチェックインして1時間だけ草むしりをしてきました。

昨日はハイラインの通年ガーデナーであるマークさん担当の花壇の草むしりをお手伝い。ひたすら小さな雑草を皆で抜きました。

一緒に作業していた他のボランティアさん達は私が帰る際にはまだ一生懸命作業していましたが、私は9時になった所でさっさとお別れを告げて帰ってきました。草むしりといえども汗だくになるので、次のボランティアに行く前にシャワーを浴びなければいけませんし。でも、気軽に「さよなら~」と言って帰れるので、30分でも気軽に参加してみると面白いと思います。

草むしりの間にガーデナーさんとお喋り。ブロンクスに住んでいるという彼は、毎朝5時起きで6時半にはハイラインに着いているとの事でした。が、午後3時に仕事が終わるので、仕事後に家事やら用事やらを済ませられるし、時間が有効に使えて朝型の生活が気に入っているそう。
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ボランティアさんが草むらからイースターエッグを発見して「何か賞品が用意されてるのかしら?」とか冗談を言ったことから、彼女ともお話する機会を得られて、毎週このボランティアに参加しているという彼女ともこれから会えるのが楽しみにもなりました。

1時間草むしりをする間に、2人が通りがかりに「いつ来てもこの公園はとても美しくて楽しませてもらってるの。感謝してます。」とか「ここは最高だ!ありがとう!!」とか声を掛けてくださって、ニューヨーカーのこういうところが好きだな~と感じもしました。ガーデナーさんに「励みになるね?」と聞いたら、「1日中色んな人が声を掛けてくれるんだよね。とっても励みになるよ。」と言ってました。

草むしりをしているとガムとかキャンディーの包み紙とか、ごみが沢山あるのが残念でしたが、それらのごみも丁寧に拾い、最後はごみはごみ箱に、雑草などのコンポストできる物は入れ物に分けて処分して、ブライアンさんの所でサインアウトして作業は完了。

サインアウトすると、小さなハイラインの缶バッジをプレゼントしてくれます。気軽に参加できるので、皆様もニューヨークのランドマークで土いじりを体験してみてはいかがでしょうか。
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草むしりボランティアについてはHPにてご確認ください。

暴力反対のデモ

火曜日のニューヨークは朝から半袖で大丈夫な位暖かったのですが、午後9時に急に雲が切れて太陽が顔を出したら真夏の様な天気でした。夏が大好きな友人達は大はしゃぎ。夕飯を作ったら汗だくになりました。

さて、2013年5月20日(月)は、午後6時から西13丁目の7番街と8番街の間にあるLGTB(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルおよびトランスジェンダー)のコミュニティーセンタからデモ行進が行われたので参加してきました。

今回のデモは、今年に入って頻発しているLGTBに対するヘイトクライムに対して抗議するもので、主には2日前の深夜にゲイだというだけで射殺されたマーク・カーソン(Mark Carson)さんの事件に対する抗議のためでした。

人を性別、人種、宗教、性的指向等によって差別し、暴力を振るうことは、ニューヨークではただの暴行や殺人よりも重い罪に問われますし、人々の怒りも大きくなります。

今回マークさんが殺害された事件は、ヘイトクライムとしても許しがたいのですが、犯行がニューヨークではLGTBのセーフ・ヘイブンだと認識されているグリニッジビレッジ/ウエストビレッジで起こったことも大きな反響を生んだ要因でした。
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実際、レズビアンの友人も比較的安心だからという理由で事件の起こった場所から近い場所に住んでおり、大きな衝撃を受けていました。他の友人達も「よりにもよって、ビレッジでこんな事件が起こるなんて」と口々に驚きを表現していました。

デモには1,500人の人が集まった(と最後のスピーチで言っていました)という事で、集合場所の13丁目は人で埋め尽くされ、視界ゼロの状態だったので、結局どんな様子だったのか分りませんでした。列の先頭を次期市長に立候補しているクイン氏等も歩いていたようですが、全く見えませんでしたし。

でも、相変わらずのフレンドリーさと助け合い精神で、友達が写真を撮っていたら「こいつ背が高いから代わりに撮ろうか?」と申し出てくれたり、Tシャツについて話したり、一緒にマーチしていた犬達について皆で話したり。『最後は愛が勝つ』というのが、LGTBの人達がよく言う合言葉なのですが、昨日の様な場にいると信じられる気がするから不思議です。

今朝、友達から「昨日は一緒に歩いてくれてありがとう。こんな理不尽な暴力に負ける気はなかったけれど、自分の住む場所がちょっと怖いと感じてしまっていたのが、昨日のマーチのお蔭でまた自分の大好きなポジティブな気分に満ちた街に戻ったと感じています。」と一緒に歩いた同僚や友達にメールが入っていて、こちらもパワーをもらいました。

これ以上いかなる種類のヘイトクライムも起こらず、銃規制が進むように祈るばかりです。

2013年5月21日 (火)

無料のコンテンポラリー・ダンス・イベント

朝から霧で視界が真っ白なニューヨーク。昨日は1日中雨が降り続けていましたし、なかなか良い天気に恵まれません。ニューヨークも梅雨の様に雨が続く時期があると思うのですが、その時期に突入してしまったのかと思っています。

土曜日の夜には、クイーンズでバスに向かって9発の銃弾が発砲される事件がありました。その銃弾の1つが、帰宅の為にバスに乗っていた14歳の女性の命を奪いました。

現時点では犯人は捕まっておらず、警察はギャングの抗争という線で捜査を進めているようです。亡くなった少女はターゲットではなく巻き込まれただけだと考えられているそうです。

彼女は友達の16歳の誕生日パーティー(Sweet 16 party)からの帰宅途中で、あと2ブロックで自宅に帰りつくところだったそう。悲しい事件です。
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さて、今回は友達の幼馴染が出演しているからと誘われて出掛けた無料コンテンポラリーダンスのイベント『Burrow』です。
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本当は公園で行われる筈の公演だったのですが、強い風雨のため急遽グリニッジビレッジにあるアートセンターで行われました。古い建物の割には高層の11階にある高い天井の広い空間。白いガランとした空間の後ろには、窓から見える白く煙った景色。

客席は元々部屋にあったベンチの前に折り畳み椅子を2列並べた物だったのですが、満員御礼でした。ダンサー達の家族や友達がこぞって鑑賞に来ていたようです。

Burrowという単語には:①巣穴、隠れ穴;②狭い場所[空間];③避難場所、隠れ家、という意味があります。その意味するところを表すと思われる、不思議なオブジェが真っ白な空間に置かれ、次々と流れる曲に合わせて女性たち(と1瞬男性一人)が躍る、不思議なダンスでした。
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テーマは衣装や流れる音楽から第二次世界大戦だったようなのですが、よく意味が解らなかったというのが私達の共通認識。でも、皆でとっても面白かったと大満足しました。今度はもっと沢山の友達を誘って、野外の公演に出掛けようと約束した位、面白かったです。

公演の後には、友達に幼馴染さんを紹介してもらったりもして、また新たなニューヨークの魅力に触れた気持ちがした夜でした。

まだ数回公演が予定されているようですので、お誘いあわせの上是非。無料でも見ごたえがあるダンスだと思いました。

Bardos Ballet TheatreのHPはこちら

2013年5月19日 (日)

ストーリーのあるポップアップショップ

朝から雨が降っている日曜日のニューヨーク。今日は1日雨が降る予報で、友人とパブリックパフォーマンスを観に行く予定なのに・・・と残念です。

土曜日の深夜、グリニッジビレッジで男性が射殺されました。その理由はゲイだというだけという、ヘイトクライムでした。

ここ2週間の間に4件のヘイトクライムが起こり、いずれもゲイの男性が被害に遭い問題になっていましたが、とうとう銃で撃たれるという事態にニューヨークは騒然。市議会のスピーカーが「絶対に容認しない。NYCを以前ヘイトクライムが頻発していた時代に逆行させてはならない。」というコメントを発する等、多くのコメントが発表されました。

土曜日の夜には殺害現場に人々が集まり、キャンドルを灯して殺害された32歳の男性の冥福を祈りました。また、月曜日にはヘイトクライムに反対するデモ行進が行われることが決定しています。

今回一連のヘイトクライムの記事を読んでいて、学生時代に日本人というだけで、道を歩いていると石やソーダ缶を投げつけられたり、ソーダをかけられたりしていた事を思い出しました。

それだけ、あの頃のように経済状況が悪化しており、人々(特に若者)の間でストレスが溜まっているのだと思いますが、安心して外を出歩けなかったあの頃のように戻ってしまわない事を祈るばかりです。

また、昨日はメトロ・ノース鉄道がコネチカット州のニューヘイヴンの近くで対抗車両と衝突し、死者こそ出なかったものの約60人が怪我をするという事故もありました。

なんだか気分が暗くなる週末です・・・。
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さて、今回はハイラインに面している10番街にあるストーリーのあるポップアップショップ『STORY』のご紹介です。
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昨日ハイラインに面した10番街には面白いショップが沢山あると書きましたが、このお店もその一つ。ポップアップショップなのですが、このお店の面白い所は期間ごとにテーマを決めて、テーマに沿った商品を集めて販売しているところ。

去年テーマがズバリ『ニューヨーク』だった時には特に大きな話題を呼びました。現在のテーマは『デザイン』。デザインに凝った便利グッツや洋服、アイディア商品や文房具、キッチン用品、おもちゃ、お土産等が所狭しと並べられています。

定期的にテーマが変わるので、その度に品揃えが一変し何度訪れても楽しめます。ホリデーシーズンにはプレゼントに最適なものが揃いますし、ハイラインの目の前なのでお土産を探すのにもぴったり。

其々の商品にまつわるストーリーが紹介されていたりもするので、小さな美術館にいるような気分で楽しめます。
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ハイラインを訪れた際には、一緒に楽しんでみられてはいかがでしょうか。

STORY
144 10th Ave
(between 19th St & 18th St)
New York, NY 10011
TEL: (212) 242-4853
お店のHPはこちら

2013年5月18日 (土)

ハイライン近くのグリーンハウスの様なレストラン

朝からどんよりと曇っているニューヨーク。予報では晴れるようなので、もう少ししたら日が差すのでしょうか。もう最低気温が10℃を下回る日が向こう1週間見てもないので、やっと春らしい朝晩になりそうです。

昨日はボランティアが休みの日だったのでのんびり読書して過ごそうと思ったのですが、メールの返事、家事、請求書の処理をしていたら夕方になってしまいました。

橋本市長の失言がニューヨーク・タイムズで大きく取り上げられたそうで、その件で先日口頭で質問を受けたのですが、その場で返答できませんでした。質問をしてきた人は安倍首相が発言したと勘違いしていたので、ちょっと私の方で混乱して答えられなかったのです。

その為、昨日事実関係をネットで調べて、その回答をメールでしたのですが、時間が掛かる・掛かる。結局全てのメールを書き終えた時には午後1時半になっていました。在外邦人に凄く迷惑だから、気軽に失言なんかしないで欲しい!とプンプンしてましたが、まぁ慰安婦問題について少しでも説明する機会を与えてくれたという意味では感謝すべきなのかもしれません。
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さて、今回は大好きなハイラインの18丁目出口のすぐ傍にあるアメリカン料理のレストラン『The Park』です。
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いつもハイラインの上ばかりを歩いてしまうのですが、先日10番街を歩いたら素敵なショップが沢山ある事に気付いたので、10番街を散歩して食事をする事にした週末。

下から眺めるハイラインは楽しかったですし、ハイラインからは見えないパブリックアートもあったりして新たな発見もありました。行ってみたかった可愛い本屋を冷やかしたり、面白いお店でウィンドーショッピングを楽しんだり、もう直ぐオープン予定のホテルを見つけたり。

そうしてランチ場所として選んだのが『The Park』でした。混んでいて人気がありそうでしたし、何より天井が高くて緑が沢山なのが気持ち良さそうだったので、珍しく30分待ちと言われても入り口の木のベンチに座って待つことに。
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結局15分程で入店できました(日曜日の午後2時頃)が、予約もできるので待ちたくない場合や席のリクエストを入れておきたい場合は予約をした方が良さそうです。

その名の通り緑が沢山あるこのレストラン。私達は入り口に一番近いメインダイニングに案内されたのですが、その先にはガーデンと呼ばれる温室のような緑と光溢れる素敵な空間が。その他にも入り口のバーを奥へ進んだ場所にはアトリウムという不思議な空間があり、上階にはハイラインを眺めながら食事ができるペントハウス、そして何処にあるのか分りませんがベッドルームと呼ばれる小さな部屋があるようです。
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建物自体は昔工場だったのかな?というようなレンガ造りで採光の為の天窓があるタイプ。雰囲気がいいし、兎に角広いので気持ちが良いしで大変気に入りました。

ウェイターさんやバスボーイさん達は皆さんフレンドリーで感じが良かったですが、忙しすぎてあまりテーブルにはやってきません。細かい注文をしがちなアメリカ人の友達と行くとちょっと問題かもしれません。

また、レビューを読むと広い空間ゆえにパーティーに多用されるようですが、夜は大騒ぎの無礼講になるようなので、皆で一緒に騒ぎたいのでなければ利用は避けた方が無難かも。
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野菜不足だったのでフレッシュジュース(私はビーツ主体、夫は人参主体)を頼んだのですが、本当に野菜と果物を絞りました!という味で2人共良薬を飲んでいる顔に。健康には良かったと思うのですが、もう少し飲みやすくしてくれても・・・。突き出しで出てきたバナナブレッドが美味。ナプキンが布なのも好感度が高い。

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ステーキサラダ。赤キャベツでさっぱりして美味だったそうです。

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私は大好きなポテトパンケーキをオーダー。厚くて、外側はパリッとしており、添えられたサワークリームのソースも非常に美味でした(アップルソースはまぁまぁといったところ)。が、少しぐらいサラダとか何か添えてくれても罰は当たらない・・・とも思いました。

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夫がサイドディッシュで頼んだポテトフライ。味が付いていているのでそのまま楽しめますが、添えられていたトマトソース(ケチャップじゃない)が美味しかったです。


以上で多めのチップ及びTAX込で$60でした(カードを出して待ちたくなかったので、現金をテーブルに残してさっさと出たのでチップが多め)。野菜ジュースが$8したのでいい値段していますが、普通に食事する分にはリーズナブルです。

是非また散歩がてら立ち寄って、今度はガーデンかペントハウスに陣取りたいと思っています。

The Park
118 10th Ave
(between 17th St & 18th St)
New York, NY 10011
TEL: (212) 352-3313
お店のHPはこちら

2013年5月17日 (金)

映画に登場したレストラン

薄曇りながらも朝から晴れているニューヨーク。日曜日は午後にわか雨が降るかもしれないそうですが、基本的に今日から3日間穏やかな気候が続きそうなので、楽しい週末が過ごせそうです。

昨日のフリーペーパー『amNew Yrok』では、現在売りに出されている有名人のアパートを紹介していました。

ラッパーのRussell Simmons氏のダウンタウン(The Lady Liberty penthouse — 114 Liberty Street)にある4ベッドルーム、4.5バスルームのマンションが1,100万ドルで売りに出されていたり。マドンナのセントラルパーク・ウエストにある4ベッドルーム、フレンチドア付のセントラルパークが望める広いバルコニー、5つの暖炉付のマンションを1,995万ドルで売りに出していたり。ボンジョヴィのSoHo(158 Mercer Street)にある2フロア、6ベッドルーム、6バスルーム、2キッチン、3つのテラス、室内エレベーター付きマンションを4,200万ドルで売っていたり。

一体そんな広いスペースをどうやって使っていたんだろう?と不思議に思うような広さです。

また、一昨日から女優のアンジェリーナ・ジョリー氏が両乳腺切除手術を受けたことが大きな話題になっています。フリーペーパーの表紙を飾っていましたし、乳癌の危険性について知ってもらえる大きなきっかけを作ったと称える声も上がっています。

昨日は乳腺だけでなく、卵巣も取り出す手術をする予定であることが報じられ、また話題になっていました。
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さて、今回は2013年5月16日付フリーペーパー『metro』で紹介されていた、映画に登場したレストランのご紹介です。

これからフリーイベントも多く開催され、ニューヨークが活気づく良い季節を迎えます。その季節にニューヨークを旅行で訪れる方も多いと思いますので、その際に食事処を選ぶヒントになればと思い。
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①『プラダを着た悪魔』に登場したフラットアイアンのレストラン『クラフト』
『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada)で、主人公アンディが父親と食事をするシーンで登場。グリーンマーケットの素材を使った料理が売りのようです。

Craft
47 E 19th St
(between Broadway & S Park Ave)
New York, NY 10003
お店のHPはこちら

②『恋人たちの予感』に登場した古き良きデリ『カッツ・デリカテッセン』
今でこそ惣菜屋全般に使われているデリという言葉ですが、元々はユダヤ人達が開いたお肉を扱う総菜屋さん限定で使われていたのだそう。そういう意味では『カッツ・デリカテッセン』(Katz's Delicatessen)は正統なデリといった感じがします。今でも撮影で使われた席には『Where Harry met Sally...hope you have what she had!』というサインがあるのだとか。

Katz's Delicatessen
205 E Houston St
(between Avenue A & Norfolk St)
New York, NY 10002
お店のHPはこちら

③『ユーヴ・ガット・メイル』に登場したアッパーウエストのカフェ『カフェ・ラロ』
『Café Lalo』は雰囲気を楽しみたいアッパーウエストにあるフランス風のカフェ。以前、ブログでもご紹介したことがありますが、『You've got a mail』の中でトム・ハンクスとメグ・ライアンのキャラクターが初めて会う場所として使われています。レビューを読むと、明け方のデザートにと勧めるコメントが目を惹きます。

Café Lalo
201 W 83rd St
(between Amsterdam Ave & Broadway)
New York, NY 10024
お店のHPはこちら

④『ウォール・ストリート』に登場したレストラン『21クラブ』
ニューヨークでも有名な高級レストラン。ジャケット着用が義務付けられており、場所とその歴史から本当にファイナンシャル・ディストリクトで働く金融マン達のご用達なのであろうと推察されるので、映画『ウォール・ストリート』に登場したのも頷けます。我々ではレストランは手が届きませんが、バーならば挑戦できるかも・・・?お金と気持ちに余裕がある方は試されてはいかがでしょうか。

21 Club
21 W 52nd St
(between Avenue Of The Americas & 5th Ave)
New York, NY 10019
お店のHPはこちら
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仲間と家ランチ

朝は涼しかったのに昼過ぎには半袖でも大丈夫そうな気候になった木曜日のニューヨーク。薄曇りだった天気も一転、晴天になりました。昨日まで寒くて震えていたのが嘘のようです。

さて、昨日はボランティア仲間を初めてアパートに招いてランチを楽しみました。仲良くさせてもらっている仲間の1人が来月郷に帰国するので、その前にゆっくり話そうと集まった訳です。
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2人共厳格なベジタリアンではないものの、あまり肉を食べない人達(内、1人はシーフードは全く食べない)。2人共日本食に殆ど馴染みがない。という事で、メニューを何にしようか悩んだのですが、別に一食抜いたからといって餓死はしないし・・・と思い切っていつも家で食べているような食事を作る事に。

2人共「普段どんな食事をしているの?」と以前質問してくれたことがありますし、日本の人達がどんな食事をしているのか興味があるみたいだから良いかな?と考えたわけです。

結局、完璧なベジタリアンにすると煮物やサラダになってしまいそうだったので、メインをカボチャコロッケにし、副菜をマカロニサラダとポテトサラダにして、ご飯を副菜の1つのように出して、ちょっとグリーンを添えられるようにルッコラを出しました。

カボチャのコロッケはタニタのレシピに載っていた物で、ひじきと牛ひき肉を入れて丸めたタネに、炒めたパン粉をまぶしてオーブンで焼いた物。とても美味しいので気に入ってよく作るのですが、ひじきの見た目が強烈なので少し心配していました(アメリカ人は海苔とか黒い食べ物、海藻を食べるという発想を嫌う人が多いです)。
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が、結果的には2人共お代わりをしてコロッケを喜んで食べてくれて、サラダ2品も気に入ってくれたようでした。

手土産に野菜料理によく合う白ワインをプレゼントしてもらったので、天気の良い週末に飲むのを今から楽しみにしています。

2013年5月15日 (水)

ブッシュウィックで観劇

朝から薄曇りの水曜日のニューヨーク。最低気温は10℃と相変わらず朝は肌寒いですが、最高気温は22℃まで上昇する予報で、過去2日よりは暖かくなるかな?という感じです。

日曜日は割と暖かかったので油断していたら、月・火曜日ととても涼しかったのでまんまと風邪をひいて寝込んでいました。朝方寒くて目が覚めた時に、上着を着込むべきでした。

最近体調が良くて休まずにボランティアに行けていたので、残念でなりません。寝込んでいる間はラジオも聞かず、新聞等も読まないのでニュースが分らないのですが、アフリカで子供製造工場が摘発されたりと衝撃的なニュースもあったようですね。

ニューヨークはというと、TV番組で登場した冷凍バナナのスタンドが新シーズンのスタートを祝ってリアルに出現して、無料の冷凍バナナを2日に渡って配ったり、太陽の周りを囲むように円形の虹が出現して話題になったりと、平和な話題が多かったみたいです。
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さて、今回は先週の土曜日に知り合いの女性が書いた/監督した劇を観に行ったことについてです。

ボランティア先のスタッフさんだった劇作家の女性は1年に2~3作のペースで作品を発表しているらしく、作品が上演される際にはメールで連絡をくれます。夫も私も劇が割と好きで、結婚する前はパパ・タラフマラ(Pappa TARAHUMARA)を一緒に観に行ったりしていたので、連絡を貰うと良い機会なので観に行くようにしています。

彼女の作品は、大抵「こんなところに劇場が?!」というような場所で20人以下の少ない観客を相手に上演されます。今回の会場は近年新しいアートシーンとして頭角を現し始めたブルックリンのブッシュウィック(Bushwick)の元倉庫。倉庫を入るとガレージのような建物にイベントスペース(といってもガレージ以外の何物でもないガランとした空間です)があって、夜にはダンスフロア/ライブハウスになるようでした。

劇が上演されたのは、物置だったと思しき建物を利用したオフィススペースのような場所。10畳位しかないのでは?という狭い空間の壁際にベンチが置かれており、お客さんはそのベンチに座ってぐるりと舞台となる真ん中の空間を囲む形でした。
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今回の劇は演者が3人しかいない密室劇。主には2人が摩訶不思議な指令をこなしていく様が淡々と演じられる、1時間程の不思議な劇でした。

最初は訳が分からなかったのですが、多分無常観、死生観、人生が如何に自分を超えた大きな力によって操られているかというような事が表されているのだと途中からわかるようになりました。とはいえ、とても抽象的なので見る人によって解釈が大きく分かれそうな劇でしたが。

劇が終わった後劇作家の女性と話をしたら、なんとその物置のような建物のロフト部分が彼女のオフィスなのだとか。言われてみれば、ロフト部分は2部屋に分かれていて、布が入り口に掛けてあります。

ガレージと物置だったと思しき建物群は今はアーティストの共有スペースのように使われているらしく、昼間にはギャラリーになるとの事。元物置と思われる建物の1階部分にはちょっと大きな椅子が置かれていたのですが、そのスペースは美容師さんが使っているのだそうで、劇の後希望者の散髪をしていました。値段は利用者の言い値なのだそう。

劇が終わって帰る頃には、中庭というかドライブウェイというかという空間はビールを飲みながら話している若者でイモ洗い状態になっていました。前衛的なアートや文化がウィリアムズバーグ等の家賃が高騰したために逃げてきて、若者もブッシュウィック等の周辺地域に流れつつある、という話が納得できる光景でした。

アートに興味がある方で、ニューヨークの今を感じたい方は、イベントをチェックされてみてはいかがでしょうか。

Silent Barn
603 Bushwick Ave
(between Jefferson St & Melrose St)
Brooklyn, NY 11206
イベント情報等はHPをご確認ください。

2013年5月13日 (月)

バーグドルフ・グッドマンの映画

ジメジメと1日高い湿度と曇天、雷雨に悩まされた土曜日から一転、カラッと気持ち良く晴れた日曜日のニューヨーク。

昨日は1日ネットの接続が悪くブログを書くことができませんでした。どうやら私のPCの問題のようなのですが、原因が解らず困っています。ブラウザがアップデートされてからというもの、フェイスブックに写真がアップできなかったりとトラブル続きなのです。

かくいう本日も、40分位掛けて書いた記事が全て消えてしまい、現在泣きたい気分で書き直しています。毎日書くことを自分に課しているので頑張って書き直していますが、毎日30分~1時間掛けて書くので、アップ直前に消えると堪えます・・・。自動保存とかしてくれればいいのに。
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さて、今回はリンカンセンターにある映画館『Film Society of Lincoln Center』で2013年5月16日(木)迄上映されているドキュメンタリー映画『Scatter My Ashes at Bergdorf’s』についてです。
002ホリデーシーズンになると有名デパートやショップが競ってホリデーウィンドーを展開するニューヨーク。その中でも毎年私のお気に入りなのが5番街にある老舗デパート『Bergdorf Goodman』のホリデーウィンドーです。

バーグドルフ・グッドマンは、セントラルパーク、プラザホテル、バーグドルフという5番街の並びだけでも象徴的な存在ですが、その歴史やウインドーの華麗さからティファニーと並ぶニューヨークのシンボルの1つです。

また、ホリデーウィンドーだけでなく、普段から素敵なウィンドーが多くみられ、わざわざ遠回りをしても見に行く数少ないウィンドーの1つでもあります(他にはティファニーとABCカーペット)。

未だに好きな映画の1つとして『もののけ姫はこうして生まれた』を上げている位メイキング好きな私が、大好きなウィンドーのメイキングが見れると知って我慢できる筈もなく、早速『Scatter My Ashes at Bergdorf’s』を観に行ってきました。
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結論から言うと、私はバーグドルフに行ったこともあるし、ウィンドーに思い入れもあるので楽しめましたが、バーグドルフに行ったこともなければ思い入れもないという方は楽しめないのでは、と感じました。つまり、残念ですがドキュメンタリー映画としてはあまり良くできていないと感じたわけです(断る必要もないと思いますが、私は映画についての知識は皆無ですので、あくまでも個人的感想です)。

主題がはっきりしませんし、トピックがあちこちに飛び過ぎるように感じますし、結局バーグドルフは歴史のある素敵な場所なんだという位の感想しか残らないような気がしました。また、楽しみにしていたウィンドーが作られる過程が映像でバーッと見せられることが多いので、エネルギーは伝わってくるものの、どんなディスカッションを経たのかというようなメイキングは殆ど描かれていませんでした。

とは言え、パーソナル・ショッパー(お客様の買い物を助ける人)やバイヤーの女性たちのキレと毒のあるトークを聞いているのは楽しかったですし、バーグドルフという場所の持つ魅力は十分に感じる事が出来ました。
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ニューヨークに在住で住んでいる街についてもっと知りたい方や、ファッションにとても興味のある方、ニューヨークが大好きな方やバーグドルフのウィンドーのファンの方は見ても楽しめる気がします。

リンカーンセンターの映画館のHPはこちら

2013年5月11日 (土)

ニューヨークの景色

金曜日は予報に反し、朝からカラッと晴れて気温も24℃と初夏のようなニューヨーク。今晩はまた雷雨に見舞われるかもしれませんが、日曜日は晴れの予報に変わったので文句は言うまいという感じです。

昨日は朝からボランティアやら何やらで出掛けて、帰宅して用事を済ませたら夜の10時半になってしまい、朝書き始めたブログをアップするのが金曜日の朝になってしまいました。体調が良くなってからというもの出掛けてばかりいるので、なかなかブログをアップできません。

今週末もDUMBOを乗っ取ってスパイダーマンの撮影が行われる等、イベントが盛り沢山な週末となりそうです。
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さて、相変わらずニューヨーク中を歩き回っているので、景色を写した写真が溜まってきました。ので、今回はニューヨークの街の景色をご紹介します。005

雨の後のハイラインは草に露が乗っている様がとても美しいので、お散歩に良い事に気づきました。

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ハイラインに飾られているアートも少し増えたりして、歩くたびに発見があります。

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ハイラインでは植物だけでなく、バードウォッチングも楽しみの一つ。

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そして変わりゆく空の色や雲の形を見るのにも絶好の場所です。

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ハイラインの階段には、時間によって小さな美しい虹がいくつも出現します。

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そしてこの時期はいつ歩いても、新しい花を見つける事が出来て楽しくもあります。

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アート作品も見る時間帯や天気によって印象が変わります。

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先週末には生きたアートも出現。ニットを全身にまとった男女が思い思いの時間を過ごしている図。

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暖かくなったのでパブリックスペースには人が一杯。

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プランターには色とりどりの花。街路樹には鮮やかな新緑。ニューヨークの通りがイキイキとする季節です。

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リンカーンセンターには大好きな紫色の花が一斉に咲きました。

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卒業シーズンなので、ガウンを着て記念撮影をする卒業生たちがリンカーンセンターにも多くいました。

2013年5月10日 (金)

ハイラインで歴史のウォーキングツアー

朝から薄曇りの木曜日のニューヨーク。今日も晴れ間が覗くらしいですが、雨が断続的に降るようです。

昨日の朝のゲリラ豪雨は相当な量だったらしく、一度に流れ込む雨水が多すぎてニューヨークのあちこちでプチ洪水が起きていたようです。ペンシルバニア駅では足元が浅い川になっていたようですし、ブルックリンの地下鉄では天井から大量の水が滝のように流れ落ちていたようです。

ブルックリンでは車のバンパー位まで浸水していましたし、マンハッタンのロウワー地域でも浅い川が出現し、深い水がある場所には車で侵入しないよう注意勧告が出されていました。

マンハッタンで暮らしていると長靴が手放せません。

また、昨日市議会で4年程お蔵入りになっていた有給休暇(病気休暇)を義務付ける法案が可決されました。今まで経済への影響を理由にお蔵入りとなっていましたが、次期市長選に名乗りを上げているクイン氏が、討論会で大ブーイングを受けたのを機に考えを柔軟化させた結果、法案が採択され、通ったそうです。

これにより2014年4月以降、20人以上のビジネスにおいては最低5日の有給休暇を与える事が義務付けられました。
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さて、今回はハイラインで参加した有料の歴史ツアーについてです。

ハイラインでは4月~9月迄の毎週火曜日6:30PM~7:30PMに、無料のウォーキングツアーが開催されています。そのツアーは予約も要りませんので、14thストリート・パッセージに時間までに集合することで気軽に参加することができます。

でも、それとは別に有料のウォーキングツアーがいくつもあり、ハイラインで観察できる植物についてのツアーだったり、デザインに関するツアーだったり、自然(鳥や蝶)に関するツアーだったり、アートに関するツアーだったりします。
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今回は歴史シリーズの第1弾、『Feeding the Future』に参加してきました。参加費は$15(メンバーであれば$10)。

ウォーキングツアーのテーマは、ハイラインと食料の関わりの歴史について。ニューヨークがどのように多くの住人のための食料を確保していたかというお話でした。

ツアーを率いていたのはニューヨーク大学で修士号か博士号過程にいる学生さん。昔の写真や地図をラミネートした資料を使いながら、少しずつ歩きつつ説明をしてくれました。

ツアーに参加すると、今までなんとなく見ていた景色が意味を持って目に映るのがとても面白いです。他のツアーにも是非参加したいと思います。
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朝の大雨が嘘のように晴れました。

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現在はチェルシーマーケットが入っている旧ナビスコの工場。ハイラインが高架化された際に、列車から直接荷を下ろすことができるように、線路を跨ぐトンネルの様な構造が増築されたそう。よく見ると脇に信号機の様なものが付いていて、往年実際に列車が通っていた様が伺えます。ニューヨーク市はナビスコの様なトンネル状の構造を持つ建物を連ねて、ハイラインが外からは全く見えないような状態を目指して企業に建築を呼びかけたそうですが、結局ナビスコが唯一の建物だったとの事。そのたった一つの建築例が残ったのは幸運でした。因みに、ナビスコは製品を列車に積んで搬出もしていた数少ない会社でもあったそう。

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他の周辺会社は、建物をトンネル状に増築するのではなく、線路を建物の2階部分に延長することで荷を直接下ろせるようにしたそう。これは元冷蔵設備を備えた倉庫だった建物の2階部分に伸びた線路がそのまま残されて公園になっている部分。建物の開口部分はふさがれていますが、色の違いで昔は開いていた事が分ります。

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旧ナビスコ工場と社屋を結ぶ通路もそのまま残されています。

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歴史と新しいデザインや用途との融合もハイラインの大きな魅力の1つです。


ハイラインのツアーや他のイベントについてはHPをご確認ください。

2013年5月 8日 (水)

友達とウエディングフェア

朝から激しい雷雨の水曜日のニューヨーク。これから日曜日までずっと天気がパッとしないようなので、この週末は散歩が楽しめなさそうです。残念。

昨日から10年以上前にオハイオで誘拐された女性3人が発見されたニュースが大きく取り上げられています。10年以上犯人の家に閉じ込められていた女性の1人が逃げ出し、近所の人に助けを求めた事から発見されました。

誘拐された時には14歳、17歳、21歳だった女性たち。10年以上閉じ込められていたために学校も行けず、何もできなかったので、社会復帰が心配されています。

また、女性達が幽閉されていた家があるクリーブランドのコミュニティーはショックを隠し切れない様子。確かに、10年以上誰も気付かなかったなんて怖い事です。

引っ越してきても近所に挨拶もしない、すれ違っても声も掛けない、という最近の他人行儀な近所付合いを反省する声が上がっているようです。
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さて、今回は来年結婚する友人に付いていったウエディングフェアについてです。

来年の7月に結婚する予定の友人ですが、去年の暮れには既に式場は予約しています。1年半前に式場を予約した訳ですが、それでも凄く早いという訳でもないようです。

そして少しずつ写真やビデオを撮影する人を探したり、婚約フォトの写真家を探したり、と準備を進めています。既にニューヨークの写真家は高すぎるので、地元オレゴンの写真家を呼ぶ予約をしたり(飛行機チケットを払っても、地元の写真家の人を呼んだ方が安いそう)、式場の花や料理のセットを利用することを検討したりと着々と計画をしているよう。
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でも、音楽やら花やら、何かいいアイディアが見つかるかもという期待と、婚約写真を撮ってもらえる安い写真家が見つかるかもという期待から、ウエディングフェアに行くというので同行しました。

ウエディングフェアは、ローワーマンハッタンにある小さなライブもできるような少し大きめのレストランで開催されていました。その日のフェアはゲイ・フレンドリーな業者のみを集めたもので、サンプルの写真なども同性同士の物が多く使われていました。

参加していたのは、ウエディングの全てを取り仕切るウエディングプランナー、フォトグラファー、ホテルや結婚式場、ケータリング会社、ウエディングケーキ会社、スイーツを提供するベーカリー、パーティーができるクルーズの運行会社、バチュラーパーティー等に使うパーティーグッツを取り扱う会社、同性同士の子供(二人の遺伝子を入れる技術らしい)を実現する会社、ハネムーンを紹介する会社、DJ派遣会社など。

サンプルのカップケーキを食べたり、サンプルの引菓子をもらったりしながら、お水をすすりながら会場内を一通り見て回りました。

写真を見ていたら、同性婚では女性が2人共白いドレスを着ていたり、1人が黒いドレスだったり、2人共黒いドレスを着ていたりとバリエーションが豊かで面白かったです。でも友人は「白いドレスじゃないと違和感がある。なんだか折角の結婚式気分が半減しちゃう」と白いドレスにこだわりを見せていました。新婦が2人もいるなんて華やかで楽しそうな結婚式です。
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結局、友人は大きな収穫もなかったようですが、情報をこまめに収集して周到に準備していく事が大事という事だと思います。「直前に髪を振り乱している新婦さんは綺麗じゃない」と複数の業者さんが言っていたので、アメリカでは余裕を持った計画を促す合言葉なのでしょう。

友人のお蔭でニューヨークのブライダル事情が垣間見れて楽しいひと時でした。全てのテーブルでフィアンセに間違えられて戸惑いましたが・・・。

2013年5月 7日 (火)

ニューヨーク市の博物館で小さな住宅展

朝からよく晴れている火曜日のニューヨーク。今日の最高気温は20℃まで上がる予報で、最低気温も11℃。過ごしやすい1日になりそうです。

昨日のフリーペーパーでニューヨーカーが無礼な市民で全米1位を度々とる事に対して、6月1日に名札を付けてフレンドリーになる努力をする件について意見エッセイを書いている女性がいました。それには、「個人的にはニューヨーカーはフレンドリーだと思う。ただ、表現の仕方が違うだけだ」と主張していました。

私も同感なのですが、ニューヨーカーは後から来る人の為にドアを押さえますし、道を聞かれれば丁寧に答えていますし、転んだ人を助けに行きますし、ボランティアだって積極的にやっていて、十分フレンドリーだと思います。

この話をボランティア仲間としていたら、「確かにアトランタに行ってお散歩をすると、すれ違う全ての人が挨拶をしてくれるの。1人残らずよ。それは良い事だと思うけど、同じことをブロードウェイを歩きながらしたら日が暮れちゃうわ!」と言った人がいたのですが、エッセイの中でも同じ意見が書き込まれていました。

私にしてみれば、東京でだって道行く人に挨拶をしたことがないし、それどころか同じエレベーターに乗っても挨拶をすることは稀でした。それからすれば、ニューヨークの人達の方が挨拶をしてくれると感じていました。

私が学生の頃はニューヨークには本当に失礼な人が多かったと思いますが(よく「はぁ?!」とか聞き返されました)、今となっては本当にナイスになったんだけどなと思います。
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さて、今回はミュージアムマイルの端の方にある『The Museum of the City of New York』で行われている『Making Room』展についてです。
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この展示は2013年1月23日~9月15日まで行われており、展示が開始された当時はとても話題になりました。

この博物館にはニューヨークの歴史やニューヨークで活躍した人達の作品、ニューヨークで活躍した人達の説明等が展示されているのですが、『メイキングルーム』展はニューヨークで大きな問題となっている住宅問題に対して改善案を示す内容になっています。

そもそもニューヨークには単身、大人2人世帯、1人の親と子供の世帯が多く住んでおり、伝統的に標準的とされる事の多い2人の親と子供の世帯の占める割合は非常に低くなっています。マンハッタンに限って言えば、単身世帯が約10%、1人の親と子供の世帯が約22%、大人二人の世帯が約27%と併せると50%を超えています。

にもかかわらず、ゾーニングで建築できる建物の用途が限定されている、面積に対して住める人数が決められている、建物の周りに決められた広さの空き地を確保しなければいけない、建物に住める住人の上限が決められている、等の法律による規制により、単身及び2人用の小さな住宅が十分に供給されないという問題が起きています。
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それによって需要と供給の間にギャップが生じており、ニューヨーク内でミドルクラスの人達が住むことができる手頃な住宅が極めて少ないという問題が起きています。

そこでこの展示では、ミドルクラスの人達が住める手頃な住宅を供給するために変えるべき法律はどんなものか、どんな住環境モデルがあるのか、他の市および国ではどんな住宅を建てているのか、ニューヨークで狭くとも快適なアパートを実現する例としてモデルルーム、が紹介されています。

先ず、法律が住宅供給のネックになっている事実を知らなかったので、それを知ることができただけでも大変意義深い展示だったのですが、提案されている住環境モデルもそれぞれ興味深かったです。

個人的には、住宅は相変わらず足りずアパートの家賃は上がり続けているにも関わらず、オフィスの空き室率は上がってきているというニュースを見ていたので、オフィスと住宅が合体した混合プランに興味があります。住人はオフィスビルに特有のソーシャルスペースを自由に利用することができますし、それにより思わぬ交流が生まれて、人的交流にダイナミズムが生じるというプランです。
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日本では人気が高まっているシェアハウスも、ニューヨークでは法的つながりの無い大人が3人以上同じ屋根の下で暮らすことは禁止されているため実現できないのだそう(反政府運動や売春を防ぐ意味で設置された法律でしょうか?)。

狭いスペースを有効に使って暮らす先進国として日本の建築例が4例ほど紹介されていましたし、色々な意味で面白い展示内容でした。

『The Museum of the City of New York』には、簡単な食事ができるカフェテリアもあり、セントラルパークの緑を眺めながら、健康に良さそうな薄味の食事を楽しむこともできます。

展示を見終わったら、セントラルパークを散歩して清々しい気分にも浸れますので、週末のお出掛けにぴったりです。

ただ、最寄の地下鉄駅があるイーストハーレムは最近治安が若干悪くなっている地域ですので、暗くなる前には離れた方が無難だと思います。

The Museum of the City of New York
1220 5th Ave
New York, NY 10029
TEL: (212) 534-1672
博物館のHPはこちら

ウエストヴィレッジの小さなサンクチュアリ

朝からボランティアに出掛け、帰宅して家事を済ませていたらこんな時間になってしまいました。日本から友達が遊びに来たり、友達が海外から帰ってきたり、もう直ぐ郷に帰ってしまう友達が居たりと、なんだか落ち着かない春です。

さて、今回はウエストヴィレッジにある教会の庭『Church of St Luke In the Fields』です。

この庭は沢山の人が出入りしているので何気なく入ってみたのですが、美しくて近所に住む人たちがとても羨ましくなりました。
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入り口から入ると緑の壁に色鮮やかな花がお出迎え。

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蔓バラのアーチをくぐれば・・・

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花畑に囲まれたベンチで憩う人々。

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木肌から直接花が咲いている面白い木も発見。多分ハナズオウ(学名:Cercis chinensis。英語はPauline Lily)ではないかと思うのですが。

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その奥には桜並木。並木の途中にもベンチがあり、日差しの中で本を読む人が。

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さらに進むと昔の教会の壁に囲まれた芝生の広場。

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教会の建物を回り込むと見事なクラブアップル(crabapple)の木が(和名:ハナリンゴ。コメントにてご教示頂きありがとうございました。学名はMalus)。
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只今満開です。

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クラブツリーが美しいベンチの広場を抜けるとマリア様を囲むように八重桜や枝垂桜が咲き誇る空間に出ます。

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大分散ってピンクの絨毯が綺麗。

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新緑と春の花が一緒に楽しめます。

055Church of St Luke In the Fields
487 Hudson St
New York, NY 10014
教会のHPはこちら

2013年5月 6日 (月)

無料のウォーキングツアー

日曜日のニューヨークもよく晴れて気持ちが良いスタートとなっています。乾燥しているので昨日も日陰に入ると寒かったですが、今日は昨日よりも涼しいそうなので上着の携帯をお忘れなく。

さて、昨日と今日は無料のウォーキングツアーがニューヨーク各地で開催される日だということは先日のブログで書きました。そこで、友人と誘い合ってグリニッジヴィレッジ周辺をジェイン・ジェイコブズ氏(Jane Butzner Jacobs)の足跡を辿って歩くツアーに参加してきました。
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のですが、無料という事もあり参加者が多すぎてボランティアのツアーガイドさんが言っていることが殆ど聞き取れず、1時間半のツアーの半ば、1時間程経ったところでギブアップしました。

でも、聞き取れた所は興味深かったですし、友人が聞き取れた所は説明をしてくれましたし、グリニッジのハドソン通りから西側は足を踏み入れたことがなかった地域だったので十分楽しめました。
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友人達がお気に入りのアパートを見せてもらったりしてツアーの後も暫く散歩し、週末の朝を満喫しました。

そもそも、私はやってきた当初この辺りに住むことを希望していたのですが、ニューヨークでは会社の名義で物件を貸してもらうことが難しいことやドアマン付の物件が少ない事から断念した経緯もあり、引っ越しをしたくて堪らなくなりました。友人達も「こっちに引っ越しておいでよ。近くに住めたら楽しいよ!」と誘惑してくるので、我慢するのが大変。
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マンハッタンに残る古い建物を利用した住まいやオフィスが大好きなのですが、ジェイコブズさんが古い街並みを残すために尽力してくれたお蔭でダウンタウンの味のある街並みが残っていることを知ることができ、彼女に心から感謝しました。

近々、バワリーボーイズのオーディオツアーを一緒にやる計画も立て始め、これからの季節をニューヨークを探検しながら過ごせそうで楽しみです。
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左にある赤レンガに白い窓枠のアパートがジェイコブズさんが若い時に住んでいた所(だと多分言っていたと思います。良く聞こえなかったので自信がありませんが)。彼女に因んで通りの名前もジェイン・ジェイコブズ・ウェイとなっています。

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屋上に日本庭園がある建物があったり。

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古いレンガの建物と厩がそのまま利用されている建物があったり。

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昔の警察署が改造されてアパートになっていたり。

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こちらはグリニッジヴィレッジ周辺で現存する一番古い建物。

2013年5月 5日 (日)

一番美味しい(?)ニューヨークチーズケーキ

今日も朝から気持ち良く晴れている土曜日のニューヨーク。朝晩はひんやりする事の多いマンハッタンですが、今日は最低気温も8℃の予報で最高気温は19℃。過ごしやすい1日になりそうです。

今朝はウエストヴィレッジに水圧破砕で採取されたガスを運ぶパイプラインが通る工事が進んでいることに警鐘を鳴らすグループの事が取り上げられていました。

なんでもシェールガスには高濃度のラドンが含まれており、パイプラインから有害物質が地中に流れ出る事が知られているので、ラドンが煙草を吸わない人達の肺がんの原因NO.1だと解っているために危険だとか。

実際に同タイプのパイプラインが通っているカルフォルニアの家庭では、水道水が流れ出す蛇口に火を近付けると水に引火するだとか。

カルフォルニアでパイプラインが爆発する事故があり8人が死亡したとか。恐ろしい事実を告げています。

一方でシェールガスとは何ぞやと調べてみると、シェールガスはアメリカの未来であるという論調も強いようで、今年の秋の完成を目指して既に始まっているパイプライン工事を今から止める事も難しそうです。

でも、本当に必要なパイプラインなのか、安全性は確保されているのか、代替案はないのか、議論が尽くされる必要はありそうです。

パイプラインの危険性を訴えるビデオはこちら
水圧破砕について説明するHPはこちら
(両方ともいつまでリンクが見れるかは解りませんので、予めご了承ください)
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さて、今回はニューヨークで一番美味しいニューヨーク・チーズケーキとの呼び名も高い『Two Little Red Hens』です。
005以前ブログでカップケーキをご紹介したことがあるこちらのお店。一番人気なのはしっとりしたカップケーキだと思うのですが、日本人の私にはいかんせん甘すぎる。

という事で、その後お店を訪れた事がなかったのですが、日本語のフリーペーパーでニューヨークでチーズケーキを食べ比べるという企画をやっていた際に、一番美味しいとお墨付きをもらっていたのがこのお店のニューヨーク・チーズケーキでした。
006先日用事で近くに行く機会があったのでやっと購入してみたのですが、確かにどっしりと重いチーズにサクサクのクラスト、外は少し固めで中はみっちりとチーズが詰まっている濃厚な感じが美味しくて、ニューヨークに来てから食べたチーズケーキの中でも記憶に残るものでした。

ただ、やっぱり甘すぎるんですよねぇ・・・。可愛いホールケーキもありますので、誕生日ケーキ等を買うのにも良いお店です。

Two Little Red Hens
1652 2nd Ave
(between 85th St & 86th St)
New York, NY 10028
TEL: (212) 452-0476
お店のHPはこちら

2013年5月 3日 (金)

ニューヨークの歴史を楽しく学べるポッドキャスト

金曜日も快晴で暖かくなりそうなニューヨーク。今日も最高気温は18℃になる予報で、人々がなんとなくウキウキしている気がします。

さて、今回は友人に勧められて聴き始めたら面白くて大いにはまっているポッドキャスト『The Bowery Boys』のご紹介です。

このポッドキャストは、2人の男性が毎週テーマを決めてニューヨークの歴史を紹介するという番組です。1エピソードが30分~50分位の長さで、現在151番目のエピソードまで配信されています。
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私は歩きながらiPodで聴いているので、まだ5エピソード程しか聞けていないのですが、ある時は広場に着目したり、あるエピソードでは過去に起こった猛吹雪について紹介したり、またある時はニューヨークに残るゴーストストーリーを紹介したりと、エピソード毎に全く違う視点からニューヨークの歴史を紐解いていきます。

基本的にはずっと2人の男性が喋っているだけのラジオみたいな番組なのですが、CMが無いので無駄がないし、2人共くっきりはっきり喋ってくれるので五月蠅い外で聴いていても何を言っているか聞き取りやすいです(地下鉄では無理だと思いますが、外を歩いている位だと聞くことができます)。

また、2人共冗談好きの楽しい語り口なので、聞いていて思わずニヤニヤしてしまうことも度々(なので、若干恥ずかしい思いをします)。

単純に楽しみの為に聴いていますが、英語のリスニングを鍛える為の教材として活用しても楽しみながら学べてぴったりだと思います。
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私も友人もはまりまくっているこの番組。皆様も試しに聴いてみられては如何でしょうか。ニューヨークに住んでいても、住んでいなくても(この番組の決め台詞)。

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週末は無料のウォーキングツアーを

気持ち良く晴れ渡っている木曜日のニューヨーク。ようやく春が来た感じがします。

さて、今回は2013年5月4日(土)および5月5日(日)に市内で100以上の無料のガイド付きウォーキングツアー(たまに自転車のツアー)が計画されていることのご紹介です。

これらのツアーは全て無料で、事前登録も不要(稀に事前登録が必要なツアーもありますので、確認は必要です)。参加したいツアーの集合場所に指定された時間の少し前に集まるだけでガイドさんに案内してもらいながらニューヨークのツアーを楽しめます。
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ツアーには、スタテンアイランドやブルックリン等もありますし、タイムズスクエア等のマンハッタンのど真ん中のものもあり、普段なかなか足を踏み入れない場所のツアーを選んで新たな魅力を発見するも良し、いつも歩いている地域の歴史を学んでみるも良し。

開始時間も9AM~3PM迄、幅があるので朝型の人は9時から等、自分に合った時間を選ぶことができます。無料なので友達と誘い合って出掛けやすいのもメリットですね。

めっきり春らしくなってきたこの頃。今週末はニューヨークの歴史を学びつつ体を動かされてはいかがでしょうか。
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ツアーの種類、集合場所、集合時間等の詳細についてはHPにてご確認ください。

2013年5月 2日 (木)

シカゴでの食事

快晴でとっても気持ちの良い1日だった水曜日のニューヨーク。なんだか旅の疲れが抜けずに、大いに昼寝をしてしまいました。出張から帰って来たばかりにシカゴ旅行に行き、そのまま毎日働いている夫には悪いとは思うのですが・・・。

昨日はニューヨークをもっとフレンドリーに!というキャンペーンを行うことが話題に上がっていました。なんでも6月1日(土)に無料で3万枚の名札を配布し、全く微笑まない、いつも急いでいるニューヨーカー達に会話を始めるきっかけを与えるのだとか。

また、取り組みの一環として、①自分がエレベーターに乗ったらクローズボタンを連打する代わりに他の人の為にドアを押さえましょう、②観光客に道を聞かれたら最後に「ニューヨークでの滞在が楽しいものになりますように。好きなだけゆっくり歩いてね!」と声を掛けましょう、③自分の近所の地下鉄の駅を掃除しよう、④地下鉄に乗った際に荷物を座席に置くのを止めましょう、⑤犬の散歩をする際に、フンを始末するだけでなく、歩道を綺麗にしよう、等の呼びかけもしています。

なかなかハードルが高いものもありますが、人に道を聞かれたら「Have a lovely stay in New York!」と付け加える位は誰でもできるので、是非実践したいと思いました。

またランチを外で食べる代わりにそのお金を寄付してニューヨークでお腹を空かせている子供達のランチに充てようというキャンペーンが2013年5月13日(月)~5月17日(金)迄行われるそうです。なんでも$10で40人の子供達のランチを賄えるのだそうで、その1週間だけ毎日$10のランチに使うお金を寄付するよう呼びかけています。

ニューヨークでは貧富の格差が広がっていることが問題視されていますが、食うにも困る子供が少しでも元気に夏を迎えられるといいですね。
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さて、今回はシカゴ旅行でした食事についてです。

今回の旅行では特に食事には拘らず、ホテルに近くや観光する場所に近い場所で適当に済ませました。

①シカゴ風ピザ『Gino's East』
シカゴと言ったらシカゴ風のピザでしょう、ということで取り敢えずホテルに近いこのピザ屋さんに行きました。ガイドブックでは『シカゴで一番おいしいわけではないし、お店は安っぽいけど、ピザはまぁ悪くもない』みたいな書き方で、全然期待せずに行きました。

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確かに外観とかは最低なんですが、落書きだらけで煩い店内はそれはそれで居心地が良かったです。地元の人達が食べる量には驚きでしたし(やっぱり、ニューヨーカーはアメリカの中では小食なんだなと思いました)、地元の高校生たちがたむろってるのもらしかったですし。
068ガイドブックに生ビールは避けるようアドバイスがあったので、瓶ビールで乾杯。
070ピザだけでは不健康すぎるのでシーザーサラダを頼んだら、巨大なガーリックブレッドが付いてきました。これだけでもうお腹一杯。
071シカゴ風ピザは厚くてクラスト部分がパンの様なのが特徴です。学生時代は何故かこのディープディッシュ・ピザが大流行で私も大好きだったのですが、この歳になるとやはりきついものがありました。薄いぱりぱりのクラストの方が美味しい・・・と思った次第です。が、これはこれで美味しくはありました。

ピザは二口位かじって2人共ギブアップ。ホテルに持ち帰って、翌日のブランチにしました。他の人達も持ち帰っていたので、持ち帰る前提で多めにオーダーする人が多いようです。

ビール2本、シーザーサラダ、ソーセージピザ(小)で$48.11(TAX+チップ込)でした。高いですが、翌日のブランチも賄ったことを考えると、不当に高いという訳でも無いですね。

Gino's East
633 N Wells St
Chicago, IL 60654
TEL: (312) 988-4200
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②気楽なブランチ処『Yolk』
シカゴに到着したばかりで空腹がピークな時に訪れました。ホテル付近のバス停の近くにあったので前を通る機会が多くあったのですが、いつでも大混雑の人気店でした。週末のブランチ時には外に行列ができています。
013ここはモダンなダイナーといった感じで、シンプルであまり味付けされていない料理が安価で提供されます。普通に美味しいですし、ウェイトレスさんはフレンドリーでしたし、何よりもの凄い量なのに安くて大満足でした。
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ここで食事をしたらランチには全然お腹が空かず、2食分を賄えたという意味でも、とてもリーズナブルな値段設定だと思います。
011テーブル席、カウンター席およびブース席があって、私達は一番窓から離れたブース席だったのですが、それでもとても明るく寛げました。1人でもカウンターに座れば食事がしやすそうです。
012また、付け合せをポテトかフレッシュ・フルーツにするか選べたり、メインをパンケーキ、ワッフル、フレンチトーストまたはクレープから選べたりと選択肢が多いのもポイントが高かったです。

現金で支払いをしてしまったので正確な金額はわかりませんが、コーヒー、紅茶、オムレツにブランチの卵セットでチップやTAXを入れても$30弱だったと思います。

Yolk
355 E Ohio St
(between Fairbanks Ct & Mc Clurg Ct)
Chicago, IL 60611
TEL: (312) 822-9655
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③オーク・パークのイタリアン『Il Vicolo Trattoria』

シカゴ郊外にあるオーク・パークという街でフランク・ロイド・ライトのツアーにのった後、夕食に訪れた駅近くにあるトラットリアです。
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ここは雰囲気が良かったし、オーク・パークでお食事をしたかったのでふらっと入りました。
065この日は暖かく、散々歩き回った後だったので軽いコロナビールを2人共オーダー。イタリアビールのグラスに入っていますが、きちんとライムも添えられていて気候に合っていて美味しかったです。
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この日はブランチに前日の残りのピザを食べただけだったので、バランスを考えグリーンサラダを前菜としてオーダー。2人でシェアする旨を伝えたら、きちんとお皿に分けてサーヴしてくれました。
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私はペンネ・アラビアータを頼んだのですが、アメリカにしてはとても上出来の完璧なアルデンテで大変美味しかったです。ちょっと辛すぎたのですが、それもビールがあったしご愛嬌という程度で。
068_2夫が頼んだ烏賊のパスタもイカが柔らかく美味だったそう。

以上で$57.38(TAX+チップ込)と結構な値段でしたが、美味しかったしサービスも良かったしで納得です。シカゴはニューヨークよりもTAXが高いのが珠に傷です。

Il Vicolo Trattoria
116 N Oak Park Ave
(between North Blvd & Lake St)
Oak Park, IL 60301
TEL: (708) 386-5801
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2013年5月 1日 (水)

シカゴのフランク・ロイド・ライト建築ツアー

昨日の雨から一転、美しく晴れたニューヨーク。気温も暖かめで春らしい1日です。

さて、今回はシカゴの中心部から地下鉄グリーンラインに乗って40分程の所にある郊外の街オーク・パーク(Oak Park)にあるフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)関連の建物を巡るツアーのご紹介です。
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オーク・パークには、フランク・ロイド・ライトの自宅及びスタジオが残されており、その建物の中を1時間掛けて見せてもらうツアーがあります。これらの建物は復元作業も終わっており、ほぼ全ての部屋を見る事ができます。

元々はロイドと奥さん2人の為に建てた家を、子供が増えたために拡張し、その後会社を辞めて独立したためにスタジオを隣接する形で建て・・・と徐々に拡張した建物群は面白い形をしています。
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特に子供部屋や子供達のプレイルームは面白い作りですが、モダンで今見ても斬新な感じがしました。子供達の目線に合わせて窓や家具が低い場所に設置されていたり、子供達がぶつかって怪我をしないように家具が作り付けにされていたり、グランドピアノも壁に埋め込まれていて、結果ピアノの後ろの部分が階段の屋根部分に飛び出していたり、女の子と男の子の部屋を隔てる壁が途中で途切れていて、天井近くの空間は繋がって大きな部屋かの印象を受けたり。

ライトの自宅兼スタジオを巡るツアーは予約なしで問題なく参加することができました。

その後MP3プレーヤーと地図を使って、ライトの自宅近くにあるライトや他の有名な建築家が設計して、今なお実際に個人宅として使われている建築物を巡るセルフ・ガイド・ツアーにも参加しました。こちらの所要時間は1時間~1時間半。

MP3プレーヤーはミュージアムショップが閉店する5PM迄に返却する必要があり、IDやクレジットカード等の名前が入った物をMP3プレーヤーの貸し出しを受けるために預けなければいけません。
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1892年にライトが設計したThe Robert P. Parker House。ライトは豪華な大邸宅ばかりを設計したのではなく、個人宅も沢山設計しているそうです。

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同じく1892年にライトが設計したThe Thomas H. Gale Houseは、The Robert P. Parker Houseの直ぐ隣に建っています。

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The Walter H. Gale Houseはライトが独立後、初めて設計した個人のお宅。1893年に建てられ、上記2軒と並んで建っています。

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弁護士さんがチューダー様式の家をライトに発注して1895年に作らせた豪邸The Nathan G. Moore House。

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出来上がった建物はライトのテイストが存分に取り入れられ、チューダー様式っぽくなくなっています。

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the Hills-DeCaro Houseは1906年に建てられたライトの初期プレイリースタイルの建物。

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ライトは日本文化に非常に興味があったそうで、自宅には浮世絵が飾られていました。そしてこのお宅の庭に建っている小さな白い小屋は、シカゴで行われた万博の日本パビリオンでチケットブースとして使われていた物を譲り受けて設置したとの事。施主はOKしたのでしょうか・・・?

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The Arthur B. Heurtley Houseもライトの初期プレイリースタイルの建築。1902年に建てられたと考えると凄くモダンなデザインで驚きます。

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The Laura Gale Houseは、ライトの1909年の作品。一般家庭用の小さ目な家も設計したいという意図の下作られた家のようですが、やはり一般的な同程度の大きさの家に比べると高くついたようです。

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The Peter A. Beachy Houseは、1906年のライトの作品。ライトが日本から帰国して最初に設計した家なので、日本らしい特徴がみられるとされていますが、それが何処かよくわかりません。

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The Frank W. Thomas Houseは、ライト1901年の作品。近所に建っている他のライトの作品に比べると、環境に馴染んでいない感じがしました。目の前が美しい公園なのですが、こちらは厳めしいコンクリートの要塞みたいで。

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今でも実際に教会として使用されているUnity Templeは、1905年~1908年のライトの作品。直接入り口が見えない、横の線が強調されている、アートグラスが使われている等、ライトの特徴が存分に見て取れます。

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The Harrison P. Young Houseは、1895年にライトによって改装された家との事。一から設計していないので、 あまりライトらしさが感じられません。

この他にも、代表的な建築様式を説明してくれたり、同時代に活躍した他の建築家の作品を説明してくれたりと、大変興味深いツアーです。シカゴを訪れた際には是非お試しを。

Frank Lloyd Wright Home and Studio
951 Chicago Avenue
Oak Park, IL 60302
TEL: (312)994-4000
ツアーの時間や料金等の詳細はHPにてご確認ください。

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