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2014年8月

2014年8月31日 (日)

ハイラインの無料ワークショップ

今にも一雨きそうな日曜日のニューヨーク。今日は曇り所により大雨の予報で、日中から夜にかけていつ降られてもおかしくないようです。明日も同様で、ずぶ濡れリスクが高そうです。

昨日は夫が出張準備等で忙しくしていたのでどこも行けず、せめてもと早めの晩御飯に近所のワインバーに出掛けたのですが、とってもフレンドリーな店員さんと偶々隣に座ったフランス出身の女性とお喋りして楽しい一時を過ごしました。

夏の旅行の話とか、マンハッタンの西側が遂げた変貌とか、最近建つハイライズ・ビルの話とか。ほんとに皆さん話題が豊富で、お話上手で羨ましく思います。

ボランティアをしていると地元に長く住んでいた方や生粋のニューヨーカーと接する機会も多いのですが、やっぱりずっとNYCに住む気ではない人やここを選んで住んでいる人達の話の方が共感することも多い訳で。結局食事に行っただけの日でしたが、充実した1日を過ごした気分でした。
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さて、今回は先週末から開催されているハイラインの無料ワークショップで行進に使う巨大人形作りに参加した話題です。
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先日のブログで記載しましたが、2014年9月20日(土)にハイラインの第3セクションがオープンする予定です。オープンを祝い、地元住民やハイライン支援者、フレンズ・オブ・ハイラインのスタッフやボランティア等が参加してハイライン上で行進が行われる予定ですが、その行進に使用される巨大操り人形や旗等の小道具を作る無料のワークショップが先週末から本日(2014年8月31日)に掛けて開催されています。

ワークショップにはネット上で事前登録すれば誰でも参加可能で、自分が費やせる時間だけ参加できる仕組みになっています。1時間しかいられなければそれなりの仕事を宛がわれますし、大抵の作業は誰かと組んで行いますので、誰かが途中で抜けても問題ありません。

行進のサポートを担当しているのは、ヴィレッジのハロウィーンパレードも担当している団体。先月ミーティングを開き、行進のテーマを決めるべく、地元住民やハイラインのスタッフおよびボランティアからハイラインの周りのコミュニティーの変化について聴取。
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結果、5つのテーマに絞り、其々のテーマに沿った操り人形、イメージを張り付けた信号機、およびテーマに沿った色の旗を持った5グループの人々がハイラインを南から北まで行進することに決定した様です。

今回のワークショップでは決定されたテーマに沿って、ウエストサイド・カウボーイの操り人形や電車の操り人形、信号機に色セロファンを使ってイメージを創りあげる作業、旗を作る作業等に分かれて、段ボールや竹、ビニール板やセロファン、布を使って仕上げていきます。

ワークショップの初めに行進のテーマや大きな流れについての説明が15分程あり、その後はグループに分かれて作業を開始。滞在できる時間や好きな作業を聞いてくれるので、ある程度やることを自分で選ぶことができます。
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私は細長く切られた布を旗に仕立て上げる作業や電車の屋根部分をビニール板から切り取る作業を担当。3時間仲間と一緒に汗を流しました。

私が参加した時には既に5日ほどワークショップが行われた後だったので、それ以前に参加した人たちの作品を見ることができ。担当者によると「旅行でオランダから訪れている人達がウエストサイド・カウボーイ作りを担当し、とても愛着が湧いてしまったので完成したら写真を送ってくれと念を押して帰って行った」りと、幅広い人が楽しんで参加しているとの事。

午後5時に帰る際には、入れ替わりで先生に引率された学生のグループがワークショップに参加していて、コミュニティーと観光客が一丸となって一から手作りしている様がハイラインらしいと好ましく感じました。
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来月の行進自体は道路から見上げる形でしか実際には見ることができませんが、少しでも自分が作るのに参加したと思えるのが嬉しいです。欠片でもニューヨークの新たな歴史を作るのに参加できるなんて、幸せな経験でした。

ブルックリンで観劇

ちょっと曇っている土曜日のニューヨーク。とは言え、ハリケーンの影響を受けて大荒れの天気となっている中西部の人達に比べれば穏やかな気候に恵まれているだけでも感謝せねばなりません。明日は影響を受けて、一時雷雨が降るかもしれないそうですが・・・。

月曜日はレイバー・デーでお休みのため、今週末はロング・ウィークエンド。皆さんこぞって金曜日から休みを取っていたようで、昨日は街中がなんとなくガラーンとしてました。まぁ、観光地は全米から訪れた観光客で大賑わいだった訳ですが。

皆さん挨拶代わりに「ロング・ウィークエンドは何処か行くんですか?」と質問し合っていて、最後の夏を楽しむ為にハイキングに行く人が多いように感じました。

友人カップルは自分たちの結婚式が終わったばかりだというのに、今週末はロングアイランドで。来週はオレゴン州のポートランドで結婚式に参列するために旅行しまくり。「結婚式が終わったら少し落ち着くかと思ったのに~!」と悲鳴を上げていますが、それはそれで楽しそうです。

とは言え、夏の間はイベントが盛り沢山で勉強が疎かになりがちだったのも事実。涼しくなってきたので、集まって書き物をしたり、其々クラスを取り始めたりと、勉強する癖も取り戻さなければと励まし合い始めました。頑張らねば!
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さて、今回はブルックリンの新たなウィリアムズバーグとの呼び声も高いブッシュウィック(Bushwick)で観劇した話題です。
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このブログで何回も紹介していますが、ボランティア先の元スタッフさんだったため知り合い、劇作家/役者/監督でブッシュウィックにある『サイレント・バーン』というアート・スペースの住人でもある女性が、新しい劇『Everything of Any Value』を創り上げたと連絡をくれたので最終日に観劇に出掛けました。

『サイレント・バーン』(Silent Barn)は多数のアーティストが集まって創り上げているアート・スペースで、ライブハウス、ギャラリー、アーティストのスタジオ、劇場、アーティストの住居を兼ねた不思議な空間。フェイスブックのページを見ると、肩書に共同農場まで入っています(が小さな庭があるだけです)。
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今回再訪したら小さなアートがそこかしこに増えていたうえに、猫ちゃんまで仲間入りしていました。また、前回劇を鑑賞した小さな空間はギャラリーになっており、その奥に増築したと思われるスペースが今回の劇場でした。

空調も何もない倉庫のようなスペースに椅子を並べて、観客がギューギュー詰めに座って観劇するスタイルは相変わらずです。隣にあるライブハウスではライブが活況を呈しているようで多くの人が中庭でビールを飲んだりしてましたが、ライブの音は全く聞こえず、劇に集中できました。
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今回の『Everything of Any Value 』も英語が母国語ではない私には難しい内容で。最初の10分位はポイントが掴めず、なに?なに??と思っている内に過ぎてしまいました。言葉遊びも多く、意味が全ては理解できませんでしたし。

でもその後は前回の劇と同じく、如何に人々が意味のない言葉を発し合っているのか。お互い会話をしていると思い込んで話しながら、独り言を言い合っているのか。というようなテーマの劇なんだな・・・と理解でき。
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それを掴んでからは非常に興味深く観劇しました。1時間があっという間に感じられるほど面白かったです。

そしていつもの如く、よく練られたセリフと考えられたテーマ、素晴らしい役者さんでも、こんな小さな会場でしか公演ができないんだな・・・、NYCには才能が集まって来るのでこのレベルの素晴らしい劇は沢山あるんだろうな・・・とも思いました。
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未だにブッシュウィックの『昔は治安が悪かったです!』と言わんばかりの雰囲気が若干苦手で帰りが怖いのですが・・・。いつも面白い劇に誘って、別世界に連れ出してくれる彼女には感謝しています。

面白い劇を生み出し続けているアーティスト集団『Title:Point』のフェイスブックページはこちら

2014年8月29日 (金)

どの国に住んでも

朝から快晴の金曜日のニューヨーク。今日は然程暑くもならず、乾燥して過ごしやすい秋の気配が感じられる1日になるようで、ラジオでは繰り返し『美しい1日になるでしょう!』と伝えられています。

知り合いが運営している会社のオフィスが引っ越ししたのですが、そのオフィスのあるビルに新たにブルックリンフリーマーケットを運営している団体がオープンしたビアホール&マーケット『Berg'n』がオープンしたらしく。昨日早速仕事後の一杯を飲みに出かけたらしく、フェイスブックに『Tokyo Black』と『水曜日のネコ』の写真をアップしていました。

思わず懐かしくてコメントしたら、『彼と一緒にオフィスに遊びにおいでよ!よなよなエールとかインドの青鬼とかもあるよ!』との回答が。「えー飲んだことない!飲みたい!!」と大騒ぎし、真剣に遊びに行くことを検討しています。

常陸野ネストビールも色んなレストランやスーパーで見かけますし、日本の地ビール健闘していますね。
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さて、今回は旅の備忘録の最終回。ウィーンの友達と話して感じた徒然事です。長らくお付き合いありがとうございました。
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生粋のウィーンっ子とフィリピン出身のオーストラリア人でアメリカのグリーンカード保持者という組み合わせの友人カップル。去年NYCのシティーホールで結婚し、ウィーンで挙式を挙げました。

女性同士の彼女たちはまだウィーンとオーストラリアに其々住んでいた時に、インターネットの掲示板で興味あるトピックにお互いがしているコメントがいつもウィットに富んでいて意見が合う事から興味を持ち。ネット上で交流するようになった後、偶々出張や短期で仕事をするために同時期にニューヨークに滞在する事が解り、ニューヨークで初めて会い。

会ったその日に恋に落ち、働いている会社が国際的ビジネスを展開する大会社だったため異動でオーストラリアからニューヨークに職場を転属してもらい、2人ともブルックリンで暮らし始めた - となんだか物語のようなラブストーリーを紡いだ後、7年の交際を経ての去年の結婚でした。
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ウィーンでは同性婚は認められていないので、パートナーシップを申請、それを元に永住権を獲得して、現在2人でウィーンっ子の友人が持っている古い建物を利用したアパートに2人で住んでいます。「1ベッドルームの狭い部屋だから・・・」と言いますが、日本やマンハッタンの基準からすれば十分広々とした空間。

私達の住む小さなスタジオ(日本でいうワンルームの事)アパートが入っちゃうんじゃないかという位広いリビングに、ベッドルーム、小さなバスルームに割と広々としたキッチンという間取りでした。

元々ニューヨークに居る時も在宅で働いていた友人は、ウィーンに移り住んだ後もアメリカ時間で仕事を続けていたのですが。流石に6時間も時差があるので生活がきつくなり、2か月前に辞職。
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現在はドイツ語の集中クラスを取ってドイツ語の習得に努めながら、転職活動中。前職ではマネジャーまで務め、英語はネイティブ並み。スペイン語も少しできる・・・と条件が良すぎるため、なかなか自分の希望とマッチする職が見つからないようですが、選べているのだから恵まれているのでしょう。
そんな彼女は知り合いがパートナーしかいない状態でウィーンに移り住み、ドイツ語もできないので少し心配していたのですが。そこは賢く、前向きで、人生を全力で楽しむ彼女の事。1年弱ウィーンに住んだ間に、外国人が交流を深める団体に参加して交友関係を広め。

ドイツ語の教師やクラスメイトとも仲良くなり、沢山の友達と楽しく暮らしているようで安心しました。そればかりか、私達が仲良くなるきっかけだった定期的に集まって書き物をする『Writing Date』をするグループを自分で結成。
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現在47人の参加者がいて、参加者の出身国は22か国にも及ぶとの事。ウィーンに居る間に話していても、色んな国の色んな世代の人達の話が聞けて非常に興味深かったです。

何処に暮らしても彼女はハッピーに見えます。『住めば都』を実現できる強かさと賢さ、そして明るさがあるんだろう、と改めて感じます。いつも感じていましたが、やっぱり彼女に惹かれて友達を続けているのには、それ相応の理由がある訳です。

雑談をしている中で、とうとうウィーンに定住することを決めたように感じる2人に対し、「貴女はウィーンを愛していてここに住むことに疑問がないから物件をここで買えたのじゃないの?私は自分が生涯を過ごしたいと思える場所に出会えていないから、購入迄は踏み切れないんだと思う。仕事や土地に縛りつけられる気がしちゃうんだと思う。」と話ました。
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するとウィーンっ子でニューヨークがどうしても好きになれずに、結婚1年前に1人でウィーンに帰国した彼女が、「私だってウィーンが大好きって訳じゃないのよ。ウィーンは保守的過ぎるし、人々は変化を凄く恐れるし。あまりオープンではないし、友達よりも何よりも家族って考えが強すぎるのも違和感がある。結婚したら急に友達付き合いが悪くなって年に1回しか会えなくなったり…。ウィーンに暮らしていると時々息苦しくなって、旅行しなければ精神的な均衡が保てないと感じる。」と。

「しかも、アメリカで働いていた私にしてみれば、ウィーンの人達は働かなすぎると感じるし。定時は4時までなのに、毎日忙しい、忙しい、人間らしい生活ができない、働き過ぎだって文句ばっかり。3週間のバケーションを終えて出社してみれば、オフィスはまだもぬけの殻。もうちょっと仕事に情熱をもって、真剣に取り組んでもいいんじゃないかと呆れてしまう。」と笑って話していました。
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「でも私は帰れる場所、安全が確保できていないと精神的に安定できないの。だからアパートを購入して持ってるのよ。」と言っていて、ふーんという感じでした。

そしてニューヨークに居た時はヨーロッパを絶賛していたように感じた彼女も、ウィーンに戻ればそれなりに思うところがあるのだな・・・とも思いました。どの国・都市に住んでも、良いところもあれば悪いところもあり。好きなところもあれば、嫌いなところもあるんですよね、きっと。

結局はどんな心持で日々と向き合い、何を目標として生きるのか・・・というところに行きつくんだろうな・・・とぼんやりと思ったウィーン旅行でした。とは言え、都市の違いは厳然として存在するので、安住の地にいつか出会えると良いのですが。

2014年8月28日 (木)

人生を変える旅?

朝から快晴の木曜日のニューヨーク。今日も1日よく晴れて暑くなるようです。風が強いそうなので、舞い上がる埃に直撃を受けないようにご注意を。

新しい市長になりニューヨークに不足している手頃な住宅をどうやって確保するかが引き続き議論されている訳ですが、そんな中でニューヨーク・タイムズ紙が少し前から話題となっている高級コンドミニアムにおいて低所得者と高所得者が使う出入口が分けられている問題を取り上げて話題となっています。

ニューヨークで新たに建てられる賃貸物件及び分譲物件には一定割合低所得者用の住居が設けられています。よく解っていないのですが多分一定割合低所得者用の住居を導入することによって税金の支払いが一部免除される制度があるのではないかと思います(もしかしたら、法律で義務付けられているのかもしれませんが・・・)。

そのため多くの高級物件では低層階に低所得者の方達が住むという構図が出来上がっていると感じます。ですがそれらの物件において、低所得者と高所得者の使う出入口を分けたり、低所得者の人達は共有部分の使用を一部制限されているという報道がされて、大きな議論になっていたわけですが。

昨日の記事の中では、高級物件の中に住む低所得者もニューヨークの一般市民も『あんまり褒められた事じゃないけど、手頃の物件を増やす努力をするべきで、お金を払って安心や居心地の良さを買っているお金持ちを攻撃するべきじゃない』というような諦めに似た境地に至っているという取材結果の分析をしていました。

個人的には何故分ける必要がある?!と思う半面、確かにもっと多くの人が安心して住める環境を整備する方に力を使うべきだと思ってもいる訳で・・・。なんだか複雑な気分です。
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さて、今回はドイツの友人宅に泊めてもらって感じた徒然事です。
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『人生を変える旅』というフレーズを雑誌で見かけたりネットで読んだりしますが、個人的にはそんな経験をしたことがなかったので、そのフレーズがピンときませんでした。高校生から大学生に掛けて留学してアメリカで生活したことは自分の人生を大きく変えたとは思いますが、それは旅とは違いますし。

でも今回ドイツを旅行して色々と刺激を受け、実際に自分の生活を見直してみようと強く感じました。人生を変えるというと大げさに感じるほど小さな変化だったり、実用的な生活の技みたいな事が多いですが、でも旅行から生活を変えてみようと思うのは人生初。
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それは今回ホテルに滞在するのではなく、友人ご夫妻の家に3泊させてもらい、実際に彼女たちの生活ぶりを覗かせてもらったことが大きく影響していると感じます。友人ご夫妻の暮らしぶりがとっても素敵だったのです。

友人ご夫妻は共働きで4人のお子さんがいます。が、既に皆さん家を出て働いたり、大学院や大学に通ったり、司法修士生をしたり。今のご自宅には20年以上住まれているようですが、ニューヨークに暮らした4年間から帰宅した際に、家をリフォームされたと仰っていました。
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小学校の先生をしているボランティア仲間の友人は、訪れた次の週(8月18日)が新学期のスタートだったため、私達が滞在中は朝から夕方まで新しいカリキュラムを組んだりとデスクに向かって一心不乱に仕事していました。旦那様は外務省外郭団体にお勤めで、ボンの中心部に近いオフィスまで自転車で片道30分程掛けて通勤。朝7時半頃家を出て、夜は7時半頃帰宅されていました。

(因みにドイツでは秋休みが10月に2週間存在するため、夏休みは7月から8月の頭にかけてと短めなのだそう。ですが、アメリカでも近年夏休みを短くして8月の第2週から学校を始める動きが活発化しているそう。その原因は調べられませんでしたが、多分必要なカリキュラムをこなすのに時間が足りないためではないか、との事。)
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ご夫妻がお住まいの住宅はドイツ伝統のハーフティンバーの小さな家。小さいと言っても3階建で、1階部分にはキッチンとダイニングとリビングにプラスして小さな庭と庭にある小さな小屋があり。2階にはご夫妻の寝室と仕事部屋。3階はライブラリーの様になっていて、小さなテラスとバスルーム(シャワーブース+バスタブ+洗面所+トイレ)がありました。

多分地下に洗濯機が置いてあるスペースがあったのだと思います。各階に1つずつトイレがあったため、トイレだけは3個ありましたが、6人家族でお風呂は1つ。日本人からしたら当たり前ですが、アメリカ人の友人達は全員驚いていました。
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ご夫妻2人で暮らすには十分な家ですが、お子さん4人が育ちざかりの頃はどうしていたんだろう?と思う位には狭く、日本と同じくらいのスペースのなさな気がしました。が、白を多用した内装や、そこかしこに配置された天窓や大きくとられた窓、厳選された物しか置かれておらずすっきりした家の中の効果で、空間が広々と感じられました。

ドイツでは朝晩はコールドミールといって、パンにバター、チーズ、コールドミートを乗せて食べるのだとか。夜はそれにサラダが付く位、との事。先ず食事の準備に費やす時間が圧倒的に少ないと感じました。でも、パンがとっても美味しくて、全然手抜きしている感がないんです。
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食器の代わりに1人1枚木の小さなカッティングボードがセットされ、それで好き好きにロールやパンを選んでナイフで切り、バターを塗ったり、チーズを切って乗せたり、オレンジジュースとグレープフルーツジュースを混ぜて飲んだり。コーヒーやお茶も自分で選んで、個々で勝手に淹れます。食事が終わったら、食材を冷蔵庫に戻し、カッティングボードを簡単に水洗いして水切りに立てかければ片づけは完了。あっという間です。

お蔭でお仕事を中断して一緒に朝食と夕食を取ってくれた友人と、毎日たっぷりお喋りを楽しむ事ができました。こうやってお子さんたちともコミュニケーションをとっていたんだろうな、と想像できました。
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そうやって簡単な夕食を取ったら、週に1回くらいご夫妻揃って車でボンの街に出掛けてビールを飲みながらお喋りを楽しむとの事。一緒にいても会話の絶えない2人を見て、一緒に時間を過ごすよう努力することの大切さをしみじみと思いました。

家事の手間を減らす工夫はそこかしこに見られ、毎日使うシャワーブースにも感心しました。シャワーブースはいつも綺麗な状態に保たれていたのですが、友人がわざわざ毎日掃除に来ている気配もない(私達は横の部屋を宛がわれていました)。それでふと気づいたのですが、シャワーブースの壁に同系色の白でまとめられた掃除道具が掛けられているのです。つまり、浴び終わったら直ぐに掃除をしている訳です。
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実際自分がシャワーを使ったら、体をふく前にガラスワイパーで側面の水滴を下に落とし。身支度を整えたのちに、床に落ちている髪の毛を集めて捨てて、床もガラスワイパーで水を排水溝に流してしまえば、ピッカピカ。ものの5分もかからずに、曇りのないガラス面と髪の毛のない床が出現し、バスルームはいつも綺麗な状態が保てていました。小さな天窓と大きな窓があり、空気の入れ替えが簡単にできるのも良かったです。

ドイツが環境に配慮した生活の先進国だというのは知識として知っていましたが、実際お宅にお邪魔するとゴミ箱の少なさに驚愕。キッチンに生ごみ、プラスチック、紙に分かれたゴミ箱がある他は、リビングに紙しか入れられない籠のくず入れが1つに、バスルームに小さなゴミ箱があるだけ。ペットボトルや瓶・缶が登場したことは一回もありませんでしたから、実際あんまりゴミ箱が必要でもありませんでした。
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ゴミの回収は生ごみが月2回、リサイクル品は月1回のみ。それで困っていないようだったのが驚きました。ゴミが出ない生活って為せば成るものなんですね・・・。まぁ、ドイツは涼しくて乾燥しているので、生ごみが臭い難いというのもあるとは思いますが。

また、食卓に登場する野菜や果物は殆ど近所の農家さんが道端でやっている無人販売から仕入れてきているそうで、形は悪く、日本みたいに色艶が揃っている訳ではありませんが、十分美味しく。パンは駅の近くにあるベーカリーで適当に紙袋に詰めてもらった物を、キッチンカウンターに置かれた専用の入れ物に入れ替えて、食べる直前にトースター(網の上にパンを置いて炙るスタイルでした)で焼いて食べていました。
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近所の農家で揃わないものはスーパーで購入するそうですが、「なるべくドイツ産。それが無くてもEU産の物を買うようにしている」との事。果物をデザートで食べる時には、食べる人が自分で洗って、ペティナイフで切って皮ごと食べていました。アメリカもそうですが、桃も産毛を簡単に洗い流して、皮ごと食べちゃいます。ゴミも出ないし、器も使わないから洗い物も出ず。

そして旦那様が電磁波に敏感だという理由から、友人が仕事を始める時にスイッチオンされ夕方仕事を終える際にスイッチが切られてしまう迄の日中しかインターネットのアクセスがないのも、四六時中ネットを使っている私達にとって新鮮でした。旅先でもいつも仕事のメールをチェックしては、朝晩メールを打っていた夫も、ドイツ滞在中は一切仕事ができず。でも、それが気分転換としてとても良かったようでした。
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帰宅してから2人で、「もっと本を読んだり、2人で実際に旅行したり、映画を見たり、お喋りしたりと、ネットに依存しない生活をしないとね。」と反省しきり。ネットを最低限しか使わない2人の生活を見て、自分達の生活を反省しました。

また、フルタイムの責任が重い、お給料も良い職にご夫婦共に就きながら、日常生活を大切にしている様を毎日拝見して感じるところも多く。帰宅後、1か月会っていない友人から「一緒に夕食しようよ!」というお誘いメールが来たのですが、一週間お休みした上にドイツで4日間全くメールをチェックできなかったから今週は毎晩夜遅くて無理だろうなーと思いつつ夫にお伺いを立てると、「いつでも良いよ。時間作るから。」との回答が。
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「どうしたの?いつも休暇明けは忙しくて遊びになんか行けないって言ってたでしょ?」と質問すると、「ドイツで2人を見てて、仕事をきちんとしてても毎日オンオフを切り替えて生活を楽しむ事もできるって学んだんだよね。仕事を言い訳にして、友達と会うのを怠ったり、出掛けなかったりするのは良くないと思って。時間は作らなきゃね。」と。その答えを聞いてびっくりすると同時に、今回の旅は思った以上に私達に影響を与えたんだな、と感じました。

小さな変化かもしれませんが、結構大事な学びだったのかもとも思い。ドイツへの旅は短くとも私達にとって人生を変えた旅だったのかもしれません。

2014年8月27日 (水)

ウィーンとドイツのお土産

今日も暑くなりそうな水曜日のニューヨーク。まだ水曜日だという事が信じられない位お疲れ気味です・・・。今晩は雷雨が来て急に涼しくなるようですので、用事が無い方はさっさと帰宅するのが吉かもしれません。

ニューヨークはコンクリートジャングルと呼ばれますが、水辺が多く緑も結構そこかしこで見られるという印象を個人的には持っています。確かに20年前とかはもっと殺伐としていた記憶がありますが、今は沢山小さなコミュニティーガーデンがあるし、大きな建物には大抵パブリックスペースが併設されているしで、ちょっとした憩いの場に事欠きません。

暇に任せて積極的に彼方此方の公園やガーデンを散策したと思いますが、それでもまだまだ巡れていないと今朝のWEBマガジン『Gothamist』を見て感じました。ここで紹介されているお庭がとっても素敵そうなので、是非時間を作って出掛けてみたいものです。
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さて、今回はウィーンとドイツ旅行から持ち帰ったお土産についてです。

去年の夏休みは友人の結婚式の為にウィーンへ。でも結婚式関連行事に追われて、自分たちのお土産はジャムを買った位でした。

今年は観光で訪れたのでお土産を購入。と同時に友人から沢山誕生日プレゼントを兼ねたウィーン土産を頂きました。
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友人の真似をして行く先々で集めては冷蔵庫にディスプレイしているマグネット。去年買いそびれたのでウィーンとドイツからは一番印象に残った『Königswinter』。

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友人によると最近できたらしい金太郎飴をその場で実演して作ってくれるお店『Zuckerlwerkstatt 』。王宮の直ぐそばのHerengasseにあります。ウィーンパックあり(写真左)。

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友人からのプレゼントのチョコ菓子とパンプキン・シード・オイル。チョコ菓子はホイリゲの〆に食べると決まっているPischinger社の物。何故かこの会社のチョコ菓子(チョコレートコーティングされたウエハースが多い)だと決まっているそうで、帰宅して夫と少しずつ食べてはホイリゲの楽しい時間を思い出していました。

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パンプキン・シード・オイルは『Steirisches Kürbiskernöl』という特別な物。『グリーン・ゴールド』とも呼ばれるそうで、アルプス連峰がなだらかな小山になった辺りにあるシュタイアーマルク州で夏の間しか作られない特産品なのだとか。早速使ってみたら、色がバルサミコ酢の様に真っ黒で吃驚。でも味は軽く(と言ってもオイルの割にはしっかりとした風味がありますが)、香ばしい強めの香りがします。ごま油の香りを煎ったかぼちゃの種にした感じというか・・・。風味づけに威力を発揮しそうです。

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こちらも友人のプレゼント。シュテファン寺院の屋根はホテルの部屋から見えたので思い出深く、使う度にウィーンでの時間を思い出せそうです。チーズやコールドミートを並べるのにぴったりのボードです。プレゼントが入っていたウィーンの紙袋は友人へのお土産を渡す際に使用。「貴方達もウィーンに行きたくなるように」と言葉を添えて。

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こちらは友人からプレゼントされたり、自分でドュッセルドルフ空港で購入したグミ『HARIBO』。何処でも購入できるグミ菓子ですが、ボン土産で安い値段で購入できるのでボランティア仲間等へのお土産に。ご存知の通りハリボーの工場はボンにあり、名前の最後についているBOはボンの事です。

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ケルンのチョコレート屋さん『Chocolaterie Jan von Werth 』で購入したお土産たち。カップケーキ状になったチョコレートは一目惚れしてボランティアパートナーのご婦人のお土産に購入したのですが、熱で溶けてしまいぐちゃぐちゃに・・・。ケルンが最終日だったので、お土産購入も最終日に偏りがちです。

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ケルン大聖堂の前にある『ツヴィリング』の路面店で購入した家庭用ハサミとキッチン鋏。切れ味抜群で早速愛用しています。このお店は中国人観光客だらけで、中国語を話す店員さんがいらっしゃいました。下見と購入で2回訪れたのですが、2回とも中国人のグループがわちゃわちゃで、皆さん凄い数の鋏を購入していました。そのことを友人ご夫妻に話したら、「きっと中国語の観光ガイドブックにはケルンに行ったらツヴィリングのハサミを買う事。ついでに前にある大聖堂も覗いてみたら?とか書いてあるんだろうね。ガイドブックに何を書くかって意外と重要なんだよね~」と冗談を。皆で大笑いしました。でも、確かにガイドブックに何を載せ、何を書くかってとっても大事なんだと認識しました。

2014年8月26日 (火)

ウィーン・オペラ座のガイドツアー

朝からよく晴れている火曜日のニューヨーク。ここ数日、最近の涼しさが嘘のように暑い日が続いていますが、今日も暑くなりそうです。

警官による有色人種の青年の殺害(って言ってよいのでしょうか?正当防衛の可能性も残されていますし・・・)に触発されたのか、最近ニューヨークでも頓に人種を理由とした攻撃に関するニュースを聞く気がします。

ブルックリンで路上に駐車していた車に、ペンキ(?)で特定人種を攻撃する悪口が次々と書かれていたり、セントラルパークでジョギングをしていた白人男性が複数の有色人種の若者達に白人を攻撃する罵りを受けながら暴行を受ける事件が発生したり。

経済が一向に上向かない、生活が楽にならない、という問題が根底にありそのガス抜きになっているのでしょうが、怖い現象です。気を付けようがないですしねぇ・・・。
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さて、今回はウィーンのオペラ座の中を45分程掛けて案内してもらえるガイドツアーについてです。
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前回ウィーンを訪れた際に希望していたのにできなかった観光がありました。それは国立オペラ座(Wiener Staatsoper )のツアーにのる事。

前回訪れたのは10月で既に国立オペラ座はシーズン中。そのため演目の準備やリハーサルが入っている日はガイドツアーは行われませんでした。そのため私達がフリーの日にはツアーが催行されず、ツアーがある日は結婚式関連行事があり私達が参加できず、機会を逸してしまったのです。

多くの欧米のオーケストラやコンサートホールは観光シーズンである夏季(7月~9月)迄はホリデーシーズン。リンカーンセンターは珍しく夏の間もモーストリー・モーツァルト・シリーズ等を開催して通年オープンしていますが、カーネギーホールは昔のまま夏季は毎年全面的にクローズされ、ツアーも催行されていません。
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が、駄目元で調べたところウィーンの国立オペラ座では夏季の間コンサートやオペラは一切上演されないものの、ガイドツアーはかなりの頻度で催行されていることが分かりました。ガイドツアーはドイツ語、英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ロシア語、日本語、中国語で行われているそう。凄いですね。

私達はその日最後のツアーである午後3時に足を運んだのですが、その時にはドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、日本語の5か国語のツアーが催行されていました。7月と8月の日本語ツアーは原則的には午後1時と午後3時の2回との事。
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ツアー料金は6.5ユーロ/人でオペラ座の博物館のチケット代も含まれています。私達は残念ながら向かいにあるというその博物館に足を運ぶ機会を逸してしまいましたが、オペラの小道具や衣装等が見れるそうで、できれば行きたかったです。

日本語ツアーが混んでいたので英語のツアーにのったのですが、ガイドさんが早口で訛りがある英語で、沢山登場する音楽家や作曲家の固有名詞を知らないことも災いして所々何を言っているのか理解できませんでした。(英語が苦手なので、訛りのある英語を聞き取るのが未だに苦手です。)
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が、美しく歴史ある建物の中をエピソードと共に見て回れますし、舞台裏の大がかりなセットをやりくりするスペース、そのセットを向かい側の倉庫に保管してどのように運ぶのか等オペラの表舞台を見ているだけでは窺い知れないオペレーションを覗き見ることができます。

また、戦争で破壊されたホールの姿を写真で見ることができ、改めて戦争が与えた影響の大きさに思いを馳せることもできます。歴史ある国らしく、カイザーがオペラを鑑賞する時の控室やそれにまつわるエピソード(民衆はオペラに来てカイザーを見ることを楽しみにしていたため、カイザーの控室の明りが点いている日はチケットがよく売れた。そのため、カイザーが居ない日でも常に控室に明かりをつけるようになった、等)を見聞きできるのも面白かったです。
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ホール以外の部屋も美術品の宝庫で、其々いわれや歴史があるので、音楽好きにも歴史好きにも堪らない内容となっていると思います。ツアーの終わりにもホールから追い出されないので、実際にホールの席に座って舞台を眺めることも可能。

出口はミュージアムショップを通るように設計されているので、お土産物を買い求めることもできます。観光の中心地にある為立ち寄りやすいですし、興味深い話も沢山聞けますので、ウィーンを訪れた際には是非。
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珍しく(?)建物内での写真撮影も禁止されていませんので、ツアー中は皆さん写真を撮りまくっていました。(とはいえ、ここに載せることはNGでしょうから、載せられませんが・・・)

ガイドツアーの日本語の説明HPはこちら

ドイツでの食事

良い天気の月曜日のニューヨーク。今週で夏も最後ということで、なんだか寂しい気がしてしまいます。

秋には第3セクションがオープンするハイライン(The High Line)。そのオープンを記念してハイライン上でパレードが行われる予定なのですが、そのパレードに使われる巨大人形作成に参加するという無料のワークショップが先週末から開催されています。

折角ニューヨークで生活しているのですから、ニューヨークの新たな歴史を作る作業に参加してみませんか?ワークショップは以下の日時で開催されており、事前のWEB登録が奨励されています。

  • Wednesday, April 25: 2:00 – 8:00 PM
  • Thursday, April 26, 2:00 – 8:00 PM
  • Friday, April 27, 2:00 – 8:00 PM
  • Saturday, April 28, 12:00 – 6:00 PM
  • Sunday, April 29, 12:00 – 6:00 PM
  • Tuesday, May 1, 2:00 – 8:00 PM
  • Wednesday, May 2, 2:00 – 8:00 PM

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さて、今回はドイツでの食事についての備忘録です。ニューヨーク生活と謳いながら旅行記ばかりでごめんなさい。旅行関係はあと2~3回で終わる予定です。

①ボンの地ビールが楽しめるビアレストラン『ブラウハウス・ベンシュ』
ガイドブック『地球の歩き方』ドイツ編にも紹介されているこちらのビアハウス。私達を泊めてくださったドイツ人ご夫妻が「ボンに来たら地ビールを飲まなきゃ!自家製ビールが飲めるお店がボンの街中にあるんだよ。」と到着した夜に連れて行ってくださいました。
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お2人は簡単に夕食を済ませてから飲みに出掛けるというスタイルが普通らしく、この日も家でクスクスのディナーをご馳走になった後、車でボンの街へ。地下駐車場に車を停めてから、このお店に歩いて到着しました。

広い店内はいくつかのセクションに分かれており、一番奥にはビールの醸造をしている巨大なタンクが何個か見えるようになっています。空いている席に好きに座っていると、店員さんが注文を聞きに来てくれます。
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人が握ったような歪んだ形のコップに注がれたベンシュ(
Bönnsch)が当然の様にオーダーされ、「飲み終わってお代りが要らない場合は、コースターをコップの上に即座に乗せておいてね。じゃないと、問答無用でお代りが注がれちゃうから。」と家主が注意を促しました。

なんでもドイツのビアレストランでは止められない限りお代りを注ぐというスタンスが一般的なのだそう。味はホワイトビールに近く、酵母の甘さや穀物の雑味が感じられて、ホワイトビール好きとしてはかなり好みの味でした。

ご馳走になってしまったので、いくらなのか分らずじまい・・・。

Brauhaus Bönnsch
Sterntorbrücke 4, 53111 Bonn
TEL: 
+49 228 650610
お約束ですが、こちらのHPもドイツ語のみです。

②ケルンの地ビールが飲めるビアレストラン『フリュー・アム・ドーム』
こちらも家主ご夫妻にお勧めされてランチに訪れたケルンの大聖堂近くにあるビアレストラン。地ビールであるケルシュを自家醸造しており、便利な立地と相まって有名な店なのだそう。
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本当は他のお店を勧めたそうでしたが、私達が訪れる時間には閉まってしまう、ちょっと場所が分かりにくということで、『地球の歩き方』にも掲載されているこのお店を紹介してくれました。色んなガイドブックに紹介されていると見え、日本人、中国人、韓国人、英語を話す人々が半分以上を占めているように見えました。

こちらのお店は広大で、通りに面した場所にアウトドアの席が用意され、中に入っても落ち着いた雰囲気のテーブル席が並ぶ部屋、小テーブルが並ぶカジュアルな雰囲気のセクション、長テーブルが並ぶ騒がしいセクション等に分かれています。
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私達はランチも食べたのですが、メニューはドイツ語のみ。ガイドブックの辞書で調べても牛とかメインの食材しかわからない状態。でも、担当してくれたウェイターさんがお調子者で「俺の英語は素晴らしい!」とか言いながら、メニューの説明を求めると、片言の英語と日本語で一生懸命解説してくれました。
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他の日本人の方が頼むとみられる一押しメニューだけは日本語で言えて、「ソーセージ!」だの「豚の足!」だのと連呼するので大変楽しませてもらいました。ドイツでは「食事を綺麗に残さず食べると翌日晴れる」という言い伝えがあると聞き、連日の雨に困って食事を残さない事をモットーにしていたのですが、このレストランは兎に角凄い量で。半分くらい残してしまいました・・・だからその後雷雨になったのかも。

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店員さんが「ブ!」と連呼するので、夫が思わずオーダーしてしまった1品。日本語で正しく言うとすれば『豚すね肉のロースト』だと思われます。いや、豚の足で間違いはないのだけれど・・・。なんだか面白くって、現在我々の間で流行中です。

肝心の地ビールケルシュは日本のビールみたいな、癖がなく喉ごし爽やかなドラフトビールといった印象。観光客が多い店らしく、店員さんはビールのお代りが必要かちゃんと聞いてくれます。大柄な男性店員さん達が、小さなビールコップが6個入った銀色のお洒落な籠を持って店内を回る様子はお茶目でした。
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ウィーン・ドイツ全般のお店に言えますが、このお店の店員さんも頼んでから暫くは対応してくれません。気長に待ちつつ、視線で思い出してもらいましょう・・・(あ、忘れてた!という表情を隠しもしない店員さんが、憎めない店でもありました)。

因みに、「ケルンで間違ってもアルト(ドュッセルドルフの地ビール)とかベンシュを頼んだりしないように。と~っても気分を害するからね!」とは友人御夫妻の忠告です。

Frueh am Dom
Am Hof 12
, 50667 Cologne, North Rhine-Westphalia, Germany
TEL: 
022-1261-32-11
毎度の如くHPもドイツ語のみです。


③ボンの喫茶店『Café und Konditorei Kleimann
ボンの街を散策していてライン川沿いで見つけた喫茶店。洋菓子屋さんらしくコックコートを着た店主が出迎えてくれます。
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入って右手に広々とした喫茶スペースがあり、地元のご婦人がお茶の時間を楽しんでいました。全体的に客層も落ち着いていて、私達が訪れた時には観光客は一人も見当たりませんでした。
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奥には新聞や雑誌も置かれており、日本の喫茶店を思い出す雰囲気(でも、煙草の臭いは一切なし)。メニューはドイツ語のみでしたが、店員さんは英語で対応してくれます。ドイツでは『ラテ』とか『カフェオレ』とかいうより、『ミルクコーヒー』をオーダーした方が通りが良いと分かったのも、このお店でした(出てきたものはラテに見えましたが・・・?)。
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ケーキはショーケース迄行って自由に選べます。私は季節のタルト(プラム。オーストリアもドイツもプラムで溢れていました)を。夫はピーチチーズケーキを選択。どちらも甘さ控えめでとっても美味でした。

何故か今回の旅行ではずっとキャッシュで支払いをしていたので、金額を覚えていません。15ユーロ強だったと記憶していますが・・・。ここで可愛いボンのチョコレート等を売っていたので、お土産を買っておけば良かったと後悔しました。

あと、「バームクーヘンは日本でとっても一般に普及していて馴染みがあるお菓子なんだけれど、本場で食べたいけれど見掛けないですね?何処で買えるんですか?」と友人に質問したら、「クリスマスのお菓子だから、それ以外の季節には確かに見掛けないかも・・・。でも、Konditoreiって書いてあるお店なら売ってるかもよ?聞いてみたら?」と教えてもらったのが、ここを訪ねた次の日で。その後Konditorei自体を見掛けず、結局バームクーヘンに出会えずじまいでした。ここならあったかもな・・・。

Café und Konditorei Kleimann
Rheingasse 18
53113 Bonn
TEL: 
0228 633460
ひつこいようですが、このお店のHPもドイツ語のみです。


④ケルンのチョコレート屋『Chocolaterie Jan von Werth

ケルンのマーケット広場で見つけたチョコレート屋。ですが、中に小さなカフェスペースがあり、4種類のチョコレートケーキやチョコレートのショーケースから好きなチョコを選んで、ドリンクと楽しむ事ができます。
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私達はミルクチョコレート味のケーキに見えたものと、コーヒーを1つずつ頼んでシェアしました。それで9ユーロと少しだったと記憶しています。
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お客様がひっきりなしに訪れますが、皆さん持ち帰りされるのでのんびりと休憩できます。店内には小さなショーケースがあり、地元アーティストさんの作品と思われる小さなお土産物が展示されてもいます。

今回の旅がとても楽しかったので、ケルン大聖堂の双塔を模したカラフルなピアスがお土産に欲しくなってしまいましたが、そこは我慢。でも眺めているだけで楽しかったです。

アメリカ人観光客がスマートフォンに夢中なのを呆れたように見つめる店主の図が可笑しくて、ドイツ人とアメリカ人の違いの縮図の様で印象に残っているお店でもあります。

Chocolaterie Jan von Werth
Alter Markt
50667 Cologne
Germany
TEL: 
+49 221 32007894
断る必要はないかもしれませんが、ドイツ語オンリーのHPです。

他にもボンで自家製ビールを出す素敵なビアレストランに連れて行ってもらい、周りが学生街で雰囲気が違ってとても気に入ったのですが、話に夢中でお店の写真を撮るのを忘れ・・・。今となってはお店の名前も解りません。

凄く素敵なお店で、偶然友人の末っ子君が友達と来店してお会いすることもできたのですが。いつか分かったら書き加えるかも・・・。

2014年8月24日 (日)

ウィーンでの食事

良く晴れた気持ちの良い日曜日のニューヨーク。今日は1日気持ちの良い行楽日和になりそうです。

昨日はスタテンアイランドで大規模なデモが行われました。ミズーリ州ファーガソンで黒人青年が警官によって射殺された事に抗議する大規模なデモが続き連日報道されていますが、そのデモに触発されたのでしょうか。スタテンアイランドでのデモも警官に拘束されて死亡した黒人男性を悼むものでした。

どちらのデモでも参加者は「これは黒人対白人という単純な構造のデモではない」と口を揃えていますが、参加者の人種構成に偏りがあることも一目瞭然でなんとも嫌な気分になります。ニューヨークに居てさえも、たまに人種の偏りを感じる事があります。

人種の違いが社会的・経済的なクラスと結びつかない社会を実現するにはまだまだ時間が掛りそうです。
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さて、今回はウィーン旅行中に楽しんだ食事の備忘録です。

①グリンツィングのホイリゲ『Zum Berger』
前回ウィーンを訪れた際にもベートーベンの家:ハイリゲンシュタット遺書の家の並びにあるホイリゲで食事を満喫しましたが、今回は少し離れたグリンツィング(Grinzing)にあるホイリゲへ友人に連れられて訪れました。
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訪れた時間が夜7時頃で盛り上がりも最高潮。満席でしたが、たまたま席を立った方が居たので、直ぐにテーブルに着くことができました。
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生音楽(歌、アコーディオン、バイオリン)も楽しめ、段々日が暮れる風情も楽しめ。勿論ケースから自分たちで選んでくるおつまみもとっても美味でした。特にこのお店のザワークラウトは少し甘くてコクがあり非常~に美味で、ウィーンに住む友人も「これ美味しいね!」と特別コメントをしていました。
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ゲシュプリツター(Gesprizter)という炭酸水とアップルジュースを1対1で割って飲むドリンクとホイリゲオリジナルの白ワイン(ウィーン特産のワインでもあるそう)、それにウィーンらしいビールを飲んだのですが、どれも美味。夕闇が段々と深くなり、涼しくなる屋外での食事は最高に気持ちよかったです。
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グリンツィングの町もとても可愛らしくて一見の価値があるので、ウィーンの街中からわざわざ足を運んで食事する価値大だと感じました。グリンツィングへは地下鉄(または路面電車)とバスを乗り継いで、比較的簡単に行くことができます。

Zum Berger
Himmelstraße 19
A-1190 Wien
Grinzing
Tel.:+43/1/3205893
HPはドイツ語のみです。
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グリンツィングには他にもホイリゲが沢山。

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ウィーンの中心部ではあまり見られなくなったようですが、昔の家には必ずこんな風にマリア様を祀る小窓があったそう。そんな風習を見ることができるのもグリンツィングの魅力です。

②ソーセージスタンド『ビッツィンガー』(Bitzinger)
数あるソーセージスタンドの中でウィーンっ子の友人がお奨めしてくれたのが、アルベルティーナ美術館横にあるスタンド『ビッツィンガー』。おすすめポイントは美味しい事と中心街にありつつもシュテファン寺院近くにあるスタンドよりも空いている事。
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少しだけ待ちましたが、友人が列に並んで注文してくれている間にカウンターが空いたので立ち食いできました。日本人の方も沢山見掛けたので、ガイドブックに載っているのでしょうか?

ホットドッグの様にバゲットの中にソーセージを入れるスタイルでも食べることができるようでしたが、友人曰く「お腹に溜まりすぎるし、ソーセージが味わえない」。ウィーンっ子達はソーセージを切ってもらって、ロールを添えて食べるスタイルが主流だそう。
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Kaesekreiner(ケーゼクライナーと呼ばれるチーズ入りのソーセージが人気だそうで。ドリンクはこれまたウィーンっ子達が子供の頃よく飲むというアップル味の炭酸飲料。ソーセージだけでお腹いっぱいになり、ロールはナプキンに包んでお持ち帰りしました。

今であればアルベルティーナ美術館でデューラーの『野兎』が10年ぶりに公開されていることを記念して、スタンドの天井に緑の野兎が乗っています。(通りの向かい側にはパッションピンクの野兎が鎮座しています。)
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Bitzinger
Augustinerstraße 1
1010 Wien
Tel.: +43 (0) 1 533 10 26
このスタンドのHPもドイツ語のみです・・・。

③ナッシュマルクトにある中東料理レストラン『ネニ』
ウィーンらしい料理を食べようとするとどうしても野菜が不足しがちだから・・・と友人がランチに選んでくれたのが中東料理のレストラン『ネニ』(NENI)。観光地である市場『ナッシュマルクト』(Naschmarkt)にあるのも便利です。
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所狭しと食料品や香辛料の屋台が並ぶ狭い通路を挟むようにガラス張りのお店とその周りに並ぶテーブルが表れます。友人曰くウィーンの若者に人気のお店なのだそうですが、場所柄観光客も多く訪れると見え、頼むと英語のメニューをくれますし、オーダーなども全て英語で問題なくできます。
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ウィーンは暑くとも日陰に入れば風が通って涼しいため、シェードの下であれば屋外で食べると気持ち良かったです。が、店内も夜になると雰囲気よく食事ができそうでしたので、ディナーにも向きそうでした。
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クスクスとズッキーニのコロッケ。

お料理は野菜が豊富でしたが、私達夫婦には少し味付けが濃すぎると感じました。若者向けの味付けかな?
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でも、オレンジとミントを入れたアイスティーが絶品で、ピッチャーをおかわり。気持ち良い空間だったので長居して友人と話し込みました。居心地の良さが抜群に良かったので、観光の合間に足を休めるのにも良さそうです。

NENI
Naschmarkt Stand 510, Vienna 1060, Austria
TEL: 
(0) 1 585 20 20
こちらのHPもドイツ語のみです。

④ウィーンのパン
ウィーンは兎に角パンが美味しい!前回NYCに帰って恋しくなったのがウィーンのパンでした。近所のパン屋でロールや菓子パンを購入してホテルで食べるだけでも幸せ気分です。
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2014年8月23日 (土)

郊外の村ムッフェンドルフ

朝からどんよりと曇っている土曜日のニューヨーク。いつの間にか1日曇りの予報に変わっていましたが、雨は降らないようなのでよしという感じでしょうか。

沢山新しいフードホールが出現しているニューヨークにまた新たなフードホール『 Berg'n』が誕生するようです。今回は Brooklyn FleaとSmorgasburgを企画・運営しているグループが開くビアホール+フードホールが融合した施設だそうで、オープンは2014年8月27日(水)。

最寄駅は地下鉄Cまたは2か3線のフランクリン・アヴェニュー。今の流行を反映したお店のラインアップで、勿論只今大ブレイク中のラーメン屋さんも含まれているようです。

どうせ大混雑するのでしょうが、いつかは訪れてみたいものです。
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さて、今回はドイツのボン郊外にある小さな町『ムッフェンドルフ』(Muffendorf:ドイツ語のみ)についてです。
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ボンに居る間、ニューヨークのボランティアで知り合った女性のご自宅に3泊お世話になりましたが、そのご自宅があったのがムッフェンドルフという小さな村(と彼女は呼んでいました)。ボンの中心街から地下鉄(トラム?)に乗って最終駅『バード・ゴーデスベルグ』で降り、そこから徒歩15分程歩いた所にある郊外の町です。
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今は吸収合併されてボン市となっていますが、以前は独立した行政区であったバード・ゴーデスベルグの一部だったとの事。この村は昔話に出てきそうな、ドイツらしいハーフ・ティンバー構造の小さな家が細い小道に並んでいます。
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兎に角静かで、夜になると漆黒の闇。古い街並みが大好きな友人ご夫婦らしい住処だなぁーと心から感じ入った村でした。あんまり可愛らしい村なので褒めちぎったら、友人が夜散歩に連れ出してくれました。
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なんでもご夫婦で夜の散歩をよくするのだそう。村の外れにある小高い丘に登れば、遠くケルンの大聖堂に灯る明りまで見え、素晴らしい眺望でした(上の写真の左に丸く見えるのがケルン大聖堂の灯りです)。
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非常に素敵な村ですので、皆様にも景色のお裾分けを。
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村の入り口にはカフェが。私達が居た間は営業していないようでしたが・・・?

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細く曲がりくねった道が続きます。車が結構なスピードを出して走り抜けますので、写真を撮る際にはご注意を。

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多くの家にはマイ葡萄の木が植わっており、自家製ワイン/ブドウジュースを作るのだそう。

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友人お気に入りのご近所の花屋さん。友人のお宅には自然だけど素敵な花がそこかしこに飾られていました。

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細かい飾りが可愛い家が多く。

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ドイツらしい家並みが続きます。

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夜になると灯る暖色系の明りが漏れる窓は温か。

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顔みたいで愛嬌のある建物。

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こんもりと丸く茂った木に見えますが、実は小さな家。左側にドアがあります。ドア以外は葉っぱに覆われて全く中は窺い知れませんでした。窓も見当たらないし、家の中は真っ暗なのでしょうか?「不思議な家なんだよねー。ツリーハウスって言っても、こんな形態もあり得るんだなって思った。」とは友人談。

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夕闇でもこの暗さ。住宅部分は街灯もなく真っ暗で、久しぶりに真っ暗闇を歩いて恐怖に駆られました。先頭を歩いていた友人は蜘蛛の巣が頭に引っかかったらしく、しきりに取り除いていました。

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人の手が入った小さな自然も豊富で目を楽しませてくれます。

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洪水が多かったために法律で地域によって居住部分を設ける高さが細かく決められているそう。そのため地面から少し高い部分に1階があったり、1階部分は車庫になっている家が多かったです。

2014年8月22日 (金)

ケルン観光

朝から雲が多い金曜日のニューヨーク。1日曇り時々雨の予報ですが、週末は2日とも晴れるようなので文句なしという人も多そうです。

昨日はウィーンの友人に頼まれて運んだ荷物を、彼女の友人に渡してきました。その人ともイベントで何回か会ったことがあったのですが、友人がウィーンに移住してからすっかり会う事が無くなっていたのですが。

久しぶりに会ったら話が弾み今後は2人でも会おうと盛り上がりました。それにしても友人が私に託した荷物の中身は書類だったそうで。

彼女は10月に初めてウィーンに居る友人を訪ねるのですが、まだフィリピンパスポートの為旅行にはビザが必要で。ただ旅行で訪れるという申請をするよりも、友人から招かれて訪れるという申請の方がビザが取得しやすい為、インビテーションレターを書いてもらったとの事。

今週末申請書類用の写真撮影をして、なるべく早く面接に漕ぎ着けて正式にビザを取得したいと話していました。いちいち旅行するだけでビザが必要で、そのために面接迄しているなんて・・・と溜息が止まらない気持ちでした。

日本のパスポートって本当に有難いですよね・・・。
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さて、今回はローマ時代から古い歴史を誇るハンザ同盟で栄えた街ケルン(Köln)の観光備忘録です。
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ケルンは英語では「コロン」と発音され、その名の通り香水発祥の土地。いまだにその代表格『4711』の店舗があり、多くの観光客が香水を買い求めるようです。私達がケルンに行く際には、泊めてくれている友人も「香水買うの?」と質問してきたくらいです。
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とは言え、現在のケルンは戦争で焼かれた後に再建された影響か、ルール地方の主要都市の為か、近現代建築が多い新しい街並みが多く感じました。駅の目の前に有名な大聖堂があり、そこかしこに教会や古い小道が残っていますが、その間を埋めるのは仙台のようなすっきりとした街並みです。
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友人の自宅から徒歩15分程の場所にあるBonn-Bad Godesberg駅からローカル電車に乗って約30分で到着します。急行のIC電車に乗ると特急料金を取られますのでご注意を。
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ケルンに着いたら先ずはという事で、駅の目の前にそびえ立つ大聖堂(Cologne Cathedral )を見学。教会が苦手な我々も流石に中に入って壮大な空間と華麗なステンドグラスを眺めました。
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ただ敬虔なキリスト教徒の方々が一心に祈りを捧げており、邪魔している気がしてこっそりと入口の辺りを見学させてもらいました。ガイドツアーに乗れば聖堂内も見学できるようでしたが、恐れ多くて入口を見物しただけで終了。南塔に登れば絶景を眺められたでしょうが、これも前日に山の上からの絶景を眺めていたのでパスしました。
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この日は生憎の空模様。活動する前に温かい物をお腹に入れようという事になり、大聖堂のすぐ傍にある地ビールケルシュを飲めると家主ご夫妻が勧めてくれたレストランに入店。地球の歩き方にも紹介されていたこのお店には、日本人や中国人をはじめとする観光客が沢山でした。
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レストランを後にしたら、先ずは街並みを楽しみながら、ライン川へ。ケルンのライン川はなんだか風情が無くて、工業地帯の川といった感じ。実用的な雰囲気で興味深かったです。
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その内段々と雨脚が強くなり。観光どころではないので、これまた友人推薦のシュニットゲン美術館(Museum Schnütgen :ドイツ語のみのHPです)に入館しました。この美術館はセシリア修道院の聖堂を改装して建物として利用しています。
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展示物も中世の宗教美術で、その多くが地元ケルンの作品。何処かお地蔵様を想起させるような素朴で温かみのある聖母子像や天使像は、宗教作品にアレルギー気味の私でも楽しめました。静けさに包まれた空間で、穏やかな作品をゆっくりと鑑賞。
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この美術館は入ったホールにミュージアムショップとカフェがあり、カフェには美味しそうなケーキが並んでいました。作品を鑑賞し終わったら一休みをするのを楽しみにしていたのに、美術館から出てくるとケーキのケースがすっからかんになっていました。夏休みで多くの子供達が向かいにある文化博物館に入っていったとは思ってましたが・・・。
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連日涼しい日が続いていたウィーン・ボンでしたが、ケルンを訪れたこの日は冷たい雨が降りしきる日で。今までは凌げていた半袖の上にパーカー(またはレインコート)のスタイルでは寒い位で、温かいドリンクを飲んで一休みしたかった我々。
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ドイツのケーキはアメリカと違って甘さも日本人好みなため、お茶をするならデザートも欲しい。ということで、美術館を後にしてドイツらしいカフェを探すことにしました。
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ところが、今どきのカフェは沢山あるものの古き良きといった雰囲気のカフェが見つからず。結局探し求める内に見つけたチョコレート屋さんが店内でやっている小さなカフェに落ち着きました。チョコレートケーキしかありませんでしたが、手の込んだケーキとコーヒーでほっとして満足しました。
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もう一つチョコレート屋さんで一休みして正解だったのは、入店した途端雷を伴う激しい雨が降り始めたこと。外に居たらレインコートと傘で武装していても歯が立たず、ずぶ濡れになっていた事でしょう。
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私達がお店を後にして帰路に着くころには、しとしとと降る雨になっていて一安心でした。最後は駅の近くにあったツヴィリンの路面店でドイツに旅行することを決めてから購入を心に決めていたハサミをゲット。
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前日に友人に、「私は何故か子供の頃からハサミといえばドイツと思っていて。ここに来ることを決めてからハサミを購入しようと思っていたんだけれど、ボンで探してもドイツ産のハサミが見つけられなかったんだけれど。何処で買えるか知りませんか?」と相談。
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すると友人が勧めてくれたのが『ツヴィリン』(Zwilling)でした。彼女が見せてくれたツヴィリンのキッチン鋏の写真を見たら、子供の頃母親が使っていたものの気がして、それで鋏といえばドイツという印象を持っていたんだなと納得。その話をしたら、友人のお母様も全く同じキッチンばさみを40年程使っていて、現在は2代目の色違いの鋏を大事に使っているとの事でした。
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本当は紙を切ったりするハサミだけを購入するつもりでしたが、そんな話を聞いていたらキッチン鋏も欲しくなり。また調べてもらった時に、「そういえば、ここ数年クリスマスプレゼントの希望を子供達に聞かれたらに鋏って答えたのに、誰もくれないのよね・・・。良いハサミって1個持ってると凄く重宝するのにね~。購入できたら、感想を聞かせてね。」と言っていた彼女と、一緒に仲良くしてもらっているNYのボランティア仲間にお揃いの鋏を購入。結局鋏を4個も購入しました。
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「3人でお揃いの鋏だよ。これから私達はハサミ・シスターズだね。」と家に泊めてもらい、朝晩の食事を毎日ご馳走になり、夜飲みに連れ出してもらってご馳走になり、毎日車で送迎してもらい、挙句の果てに洗濯までしてもらったお礼にハサミをプレゼントしたら、「使うたびに貴方達を思い出すね!」ととっても喜んでくれました。
005
私もこれからツィリングのキッチン鋏と家庭用ハサミを使うたびに、彼女達の事とドイツでの楽しい時間を思い出すと思います。彼女のお母様の様に40年使い続けて、死ぬまで今回購入したキッチン鋏を大事に持てると良いのですが。

2014年8月21日 (木)

ライン川沿いの小さな街『ケーニヒスヴィンター』

今日は久しぶりに所により雨という予報の木曜日のニューヨーク。まだ時差ボケが治らず、朝は4時~5時に目が覚めてしまい、夜は10時には眠くなってしまいます。

今週は久しぶりに友達と食事をしたり、ウィーンの友人に託された荷物を渡すために人と落ち合ったり、お土産を渡すために会ったりとなんだか予定がてんこ盛りです。ほぼ毎日ボランティアもあるし、医者にもいかなきゃいけないしで、なんだかバタバタしています。

今年の夏はこんな風に落ち着かないまま終わってしまうのでしょうか・・・。最近、会う人会う人が「あと2週間で夏が終わるねぇ~」というので、なんだか寂しい気分です。
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さて、今回は昨日ご紹介したライン川沿いにある伝説の小山『ドラッヘンフェルス』の麓にあるお伽噺に出てきそうな可愛い小さな街『ケーニヒスヴィンター』(Königswinter :ドイツ語のみ)についてです。

ドラッヘンフェルスを下山したら午後1時。腹ペコだし何より下半身がずぶ濡れで寒いので、温かな屋内で温かいごはんを食べて一息つきたいと目についた古そうなレストランに入店。
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小さいながらも観光地なのでメインストリートにカフェやレストランが並んでいるのですが、いかにも観光客向けでないお店が良いとホテルの1階に入っているお店を選んだのですが、これが大正解。
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古き良き洋食屋という風情といい、ガイドブックに載っている定番の料理が並ぶメニューといい、お得意さんばかりといった感じのドイツ語ばかりが飛び交う店内といい、フレンドリーな店員さんといい。
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食事が済む頃には午後3時で他にお客さんも居なくなり。男性の店員さんがやってきて私達が日本人だと分かると、「以前なでしこジャパンで活躍して、その時は女性のブンデスリーガで活躍しているとってもチャーミングな日本人サッカー選手が食事に来てくれたんだよ!日本がワールドカップで優勝した時は、伝統的にドイツがいっつも優勝していた大会だから全国民が驚きを隠せなかったんだけど、震災を撥ね退けて頑張ってる彼女たちに皆感動したんだよね。最後にはドイツ国民も一緒になって喜んでたさ。まぁ、今年男性のワールドカップで取り返したしね。最高の展開だよね。」とか話してくれて。
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その後女性の店員さんもやってきて、以前お客さんとして訪れた日本人女性と友人になり、文通を続けている旨を嬉しそうに話してくれ。その方が作ってくれたという折り紙の鶴やマイ箸入れ等を大事そうに引き出しから出してきては見せてくれました。

こうやって地元の人達と少しでも交流する機会に恵まれると旅情がぐんと増して、旅がより楽しいものになりますね。このレストランは美味しい料理と相まって、とても印象に残っています。写真から調べられると思い名前を控えてこなかったのが悔やまれます・・・。
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その後、可愛らしいケーニヒスヴィンターの街を散策。面白いディーテイルの建物が沢山でとっても楽しい散策でした。
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綺麗な壁画が並んでいたり。

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そこかしこにブドウの木が植えられていたり。

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いかにもドイツ風の建物が並んでいたり。

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看板や住所表示、窓なんかがとっても可愛い。
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何故か標識まで絵になるように感じます。

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『犬に糞させるな!』という注意まで可愛い。

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ライン川沿いは広々として緑が多く、気持ちの良い空間です。

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ロバの彫像。なんでも昔は観光客をロバでドラッヘンフェルスに運んでいた事を忘れないためなのだとか。

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帰りは地下鉄66番線に乗ってボンの中心街へ戻りました。チケット販売機はホームにあり、2人で10.1ユーロだったと記憶しています。
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本来であれば乗り換えなしで40分程乗ればボン中心街まで戻れます。が、線路の工事中でバスの代替輸送区間がありました。ドイツ語でしかアナウンスがされなかったので最初気付かず。最新式の車両で電光掲示板があって助かりました。
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地下鉄66番線のkönigswinter fähre駅からはこんな景色が楽しめます。

2014年8月20日 (水)

伝説の山ドラッヘンフェルス

今日はなんとなく曇っている水曜日のニューヨーク。ですが、今日一杯は天気がもつようです。

今朝はトレーダージョーズ、ホールフーズ等で販売されていたピーナッツバター関連商品がサルモネラ菌で汚染されている可能性があるとしてリコール対象となった事がニュースになっています。nSPIRED Natural Foods, Inc.という会社が製造したArrowhead Mills® Peanut Butters, MaraNatha® Almond ButtersとPeanut Butters及びプライベートレーベルが対象との事。

以下の商品がリコール対象だそうですので、ピーナッツバターやアーモンドバターをお使いの方はご確認を。

  • Trader Joe's  Raw Crunchy Unsalted Almond Butter (for the use-by dates of Dec. 27, 2014 to June 18, 2015) and their Raw Creamy Unsalted Almond Butter (for the use-by dates of Dec. 27, 2014 to July 18, 2015)
  • Whole Food's 365 Crunchy Roasted Almond Butter 16 oz. (for the use-by dates of Dec. 24, 2014 to Dec. 26, 2014)

  • Whole Food's 365 Organic Creamy Roasted Almond Butter 16 oz. (for the use-by date of Dec. 23, 2014)

  • Kroger's No Stir Creamy Almond Butter 12 oz. (for the use-by dates of Dec. 11, 2014 to July 3, 2015)

  • Safeway's Open Nature Almond Butter 12 oz. (for the use-by dates of Dec. 11, 2014 to July 3, 2015)

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さて、今回はドイツのボンから地下鉄で40分程の駅から歩いて登れる伝説の残る山『ドラッヘンフェルス』(The Drachenfels)のハイキングについてです。
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ドイツに行く前ボランティア仲間から「ボンに来たら何処に行きたい?」と質問され、「有名な場所も見たいからボンとケルンは行きたいけど、3日あるから1日は小さな町とか村を歩いてみたいな」と希望を伝えました。私はとてもモンシャウに行きたかったのですが、電車とバスを乗り継いで往復5時間は掛ってしまうので、無理をしない方が良いという話になり。
022
そこで彼女が薦めてくれたのが、彼女の家からライン川を挟んで向かいにある小山『ドラッヘンフェルス』でした。なんでも中世の叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場する英雄ジークフリートが龍を退治して返り血を浴びたことにより不死身になったという伝説が残っている場所なのだとか。
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オペラ『ニーベルングの指輪』の基になった叙事詩でもあるし、夫が丁度ジークフリートが登場する本で読んでいたところでもあるしで興味が湧き。それに友人の家の窓から見えるその山が青々として美しいため、ハイキングしたら楽しかろうと思い、友人のアドバイスに従う事に。
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友人が車でライン川を渡るフェリー乗り場まで送ってくれ。そこから2人で3ユーロ弱の料金を払ってフェリーに乗り込みました。ライン川はそれほど川幅がないので、フェリーはひょいっと方向転換するだけであっという間に対岸に到着します。
003
車や人が乗り込むとすぐさま出発するので、乗船時間は約5分ほど。乗り逃しても15分位で次のフェリーが出発するようなので、のんびり景色を眺めていればOKってなもんです。凄くのどかなフェリーの情景で、尾道に行った時の事を思い出しました。

フェリーの到着場所は地下鉄66番線のkönigswinter fähre駅の近く。そこからドイツ最古の歯車式電車の乗り場に向けて、ライン川に背を向けて進みました。
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15分程歩くと大山観光鉄道の駅を彷彿とさせる様な小さな駅が現れます。下りはハイキングを楽しむこととして、登りの電車チケットのみを購入。片道で8ユーロ/人でした。

この日は夏休みの真っ最中という事でドイツ人の家族連れが沢山。電車は20分~30分に1本運行されているようでした。小さな車両なのであっという間に席が埋まってしまい、立っている人達も沢山。
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麓の駅を出発すると、途中ドラッヘンフェルス城がある中腹で停車し、次に頂上にある廃城の傍にある終点駅に15分程で到着します。終点駅のすぐ目の前は展望台の様になっており、ライン川とその周りに広がる小さな町が織り成す絶景を堪能できます。
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展望台の傍にはガラス張りの美しいカフェテリアもあり、多くの人がランチを楽しんでいました。屋外にも沢山のテーブルが並べられていて、この時点ではまだ晴れていたので気持ちが良さそうでした。殆どがドイツ人だったようで、昼間っから皆さんビールだワインだとアルコールを満喫。
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そこから右手にある細い道を少し登ると英雄ジークフリートが龍を退治したという伝説の残る廃城があります。崩れ落ちて殆ど残っていないのですが、子供達がお城によじ登って「俺はお城の王様だー!」とか叫んで大騒ぎ。
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廃城の周りからも展望台とは少し違うライン川の絶景が眺められます。廃城へと登る小道の入り口には子供だましの龍の箱が置かれていて、子供達は興味津々でした。友人も帰宅したら、「竜の咆哮を聞いた?」と茶目っ気たっぷりに聞いてましたし。お子さんが居る方は試してみても一興かも?
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そこからは森林の中をハイキング気分で下っていきます。私達は途中で道を間違えたようで少し大回りしてしまいましたが、木々に囲まれて清々しい気分を満喫しました。
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途中でドラッヘンフェルス城を見るのが通常ですが、そこは嵐を呼ぶ女。お城に近づいたところでスコールのような大雨に見舞われずぶ濡れに。傘やウィンドブレーカーなんかじゃ歯が立たず、下半身がびちょ濡れで寒くて寒くて早く麓に降りようと急ぐ羽目に。
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それでも少し経つと雨脚も弱まり、また景色を楽しむ余裕もでき。40分位のハイキングを楽しんで、麓にある出発駅へと帰り着きました。
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途中レストランやカフェがありましたので、ドラッヘンフェルスで食事を楽しむ事も可能です。頂上からの絶景も緑の中のハイキングも非常に気持ち良くて、今回の旅でも1,2を争う思い出に残る風景でした。観光した事よりも、ウィーンでブドウ畑の中を歩いた事や、ドラッヘンフェルスをハイキングしたことの方が印象深く残っています。
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ボンの街から地下鉄で40分程で到着しますので、ハイキングが好きな方は是非お試しを。電車の代わりに馬車で頂上まで登っている人達もいました。
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何かは解りませんでしたが野生の動物が走り回っていたり、トカゲが居たり。自然豊かです。

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旬のプラム。

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ボン観光

今日も良い天気の火曜日のニューヨーク。昨日ボランティア仲間と話していたら、「再来週の月曜日はもう9月だから、来週は意地でもビーチに行く!だから来週は会えないよ」と言っていて、なんだか衝撃でした。

もう8月も終わり・・・どうりで涼しくなってきた訳です。フリーイベントが沢山の夏が終わってしまうのは寂しい気がしますが、ニューヨークの秋は美しくお気に入りの季節。それはそれで、楽しみです。

1回も行くことなくシェイクスピア・イン・ザ・パークも終わってしまい寂しい限りですが、セントラルパークの野外映画イベントは今週行われているようです。テーマはニューヨークが舞台・登場する映画。なんだか面白そうですね。
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さて、今回はドイツのボン(Bonn )観光についてです。

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夜行列車で朝ドイツのボンにある中央駅に到着した我々。ホームに降り立ったと同時にバタバタっと足音がして顔をあげたら、ボランティア仲間の女性が満面の笑顔で走りより熱烈なハグをして出迎えてくれました。約1年振りの再会でしたが、全くブランクを感じず。

そのままボンから車で15分程の郊外にある彼女の自宅まで車で移動。3晩彼女たちの家にお世話になりました。
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ニューヨークに居た時からレッドフックを散歩したり、アメリカに点在する歴史的建物が残された地域に積極的に足を運んでいた彼女たち。古い建物を愛する気持ちがよく表れた、ドイツらしい建築様式の小さな家が並ぶ静かな村に、彼女たちの自宅はありました。
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その村にある地下鉄の駅から地下鉄で約20分でボンの中心街に到着します。その日は午後中ボンの街を観光して回りました。

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ボンの街はハンザ同盟で栄えたライン川沿岸にある街ですが、戦争で焼かれてしまったためかハンザ同盟時の栄光はあまり感じられませんでした。が、第2次世界大戦後から1999年に東西ドイツが1つになり首都がベルリンに移る迄はドイツ連邦共和国の首都だっただけあって、整然とした街並みでした。
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小さい街で歩いて全ての見どころが回れますが、半日では全部見終わることができない位は見所がありました。町全体がのんびりしていて、ゆったりした気持ちで観光を楽しめました。

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先ずは家主がお奨めしてくれた『ベートーベンの家』(The Beethoven-Haus )に向かったのですが、その道すがら美しいミュンスター広場やマルクト広場を見学。両脇には色んな年代に建てられたであろう古そうな建物が並んでおり目を楽しませてくれます。
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『ベートーベンの家』はベートーベンが22歳にウィーンに移り住むまで生まれ育った家。ミュージアムショップや映像室、トイレ等がある建物は新しく増築した部分ですが、中庭を挟んで向かいにある古い建物はベートーベンが実際に住んでいた古い建物です。

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中にはベートーベンが使っていたピアノや直筆の楽譜や手紙、使っていた家具や道具類が展示されています。また、戦時中に焼夷弾が屋根に落ちて焼けそうになったものの、管理人が屋根に登って焼夷弾を手で投げ落とし焼失を免れたエピソードが紹介されていたりもします。
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展示品は戦時中安全な場所に保管されていたそうで、戦後展示品が再び運び込まれる様子が映像で紹介されてもいて、戦争の影を色濃く感じる展示内容でした。建物の奥行きは増築された様ですが、ほとんどの部分は修復以外はしていないようで、歩くと床板がきしみますし、窓ガラスは昔のガラス特有の歪みのようなものがあって素敵です。

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その後、「ライン川の雰囲気が各都市によって違うから、少しライン川沿いを散歩すると良いよ」と勧められたため、ライン川沿いを散歩。でも少し寒いし疲れたしで休憩をしたくなって、ライン川近くにあったカフェに入店しました。
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そのカフェに入った途端、夫と2人で「懐かしい~」と思わず声に出してしまいました。お店の雰囲気が日本の喫茶店(ルノアールとか)にそっくりなんです。

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ドイツの各都市を巡ったり、友人にドライブしてもらっていつも感じたのは懐かしさ。ドイツやオーストリアを巡ると、戦後日本がお手本にしたのがそこかしこで感じられて、非常に興味深かったです。
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今年の夏はオーストリアもドイツも天候不良。過去に例を見ないほどの連日の雨に見舞われていたそうですが、私達がドイツに居る間も毎日雨が降りました。以前は見られなかった熱帯地域で見られるモンスーンのような雨も頻繁に降るのだそうで。

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ボンを観光した日も、午前中は晴れていたのに午後には生憎の雨でした。お蔭でライン川もどんよりとしたグレーに沈んでいましたが、風情がある景色でした。
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その後友人宅に帰り、仕事から帰宅したご主人と4人で夕食をご馳走になり。食後にはよく一杯ひっかけに行くというお2人に連れられボンの街に舞い戻り、地ビールであるベンシュを作っているお店でお喋りを楽しみました。

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ご主人は次の日ベルリンへ日帰り出張するというのに、夜11時頃までビールを飲みつつのお喋りに付き合ってくれて有難かったです。茶目っ気たっぷりで話題が豊かな彼とお話しするのはいつでも楽しく、久しぶりにお会いしても相変わらずな話術に随分楽しませてもらいました。
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地ビールのベンシュ(ドイツ人の発音だと「ボンシュ」に近いと感じましたが)は、軽いのですが穀物の甘みと雑味が感じられる、ホワイトビールに近い味だと思いました。ご主人は「作ってる時に間違って握っちゃったんだよ、きっと」なんて冗談を言っていた、歪んで指がはまるような凸凹が付いた不思議なグラスに入っています。
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バーレストランから帰宅したら夜11時半で、真っ暗闇と静寂に包まれた家ですぐさま熟睡しました。

2014年8月18日 (月)

ヨーロッパの夜行列車

朝から涼しくて気持ちの良い月曜日のニューヨーク。今日は1日良い天気で、午後には気温も上がって暖かくなるようですので、気分よく過ごせそうです。

土曜日の夜12:15分頃、グランドセントラル駅の地下鉄6ラインのプラットフォームで3人の人が刺される事件が起こりました。なんでもお酒に酔った男性がフォームでぶつかった事が原因で口論となり、相手をナイフで刺したのだとか。

何時でもそうですが、特に夜や早朝には怪しい人の近くには近づかないようにするのが吉ですね。
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さて、今回はウィーンからドイツのボンまでの移動に使った夜行列車についてです。
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ヨーロッパ各国は鉄道網で繋がれていて、比較的気軽に電車で移動が可能です。ウィーンの友人と過ごした後、ドイツのボンに住む友人と会うという計画を立てた時、1日分ホテル代が浮く上に寝ている間に移動が終わるのも効率的だという理由で夜行列車での移動を思いつきました。

調べてみるとウィーンのウィーン西駅を夜発車して翌日の朝ドイツのボンに到着する夜行列車があり、2人だけの個室でも2人で約280ユーロだと解りました。今まで夜行列車を利用した経験がない事もあり、夜行列車で移動してみることに。

ウィーンの中心街からウィーン西駅へは地下鉄で簡単に移動できて便利。西駅に到着したら電光掲示板で自分の乗る電車が止まっているプラットフォーム番号を確認。
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30分位前に到着したのですが既に電車はプラットフォームにあり、各車両の係員の方が入口に立って人々の荷物を運びこむのを手伝っていました。が、何故か私達の予約した車両にはおらず、自分たちで持ち上げて運び込むことに。3段くらいの階段がありますので、あんまり重い荷物だと運び込めないかも・・・。

ウィーンからボンを乗り換えなしで移動する場合、最新の車両ではなかったのでシャワーがある部屋を選ぶことはできず。また、部屋にトイレがあるのもどうなんだ・・・とも思い、けちって1等車ではなく2等車を選んだのですが、割り当てられた部屋は想像以上に狭かった。

夜寝る迄はベンチ状になった椅子が1つあるのですが、ベンチを除くと人が1人通るのがやっとの狭い通路空間があるのみ。小さなテーブルを持ち上げると洗面台が現れます。
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勿論スーツケースを2つ置くスペースなどある筈もなく、1つは入口上にある狭い棚のようになった穴に突っ込む必要があります。私達の車両の係員さんは女性で、荷物を上げるのも手伝ってもらえず。しかも入口上のスペースは私のスーツケースには小さすぎました。夜行列車で移動するのであれば、荷物は軽くコンパクトにが鉄則なようです。頭上にある棚にベンチの上に立ってスーツケースを入れるのはかなりの重労働です。

窓際のベンチと洗面台/テーブルの隙間スペースになんとか私のスーツケースを押し込んでやっとベンチに並んで座るスペースを確保。座ると係員さんが「明日の朝ごはんを選んでください」と説明に来ました。

見るとテーブルの上に朝食のメニューが置いてあり、パン・ヨーグルト・チーズ・スプレッド・コールドミート類・ジュース類・コーヒー/紅茶類、から6種類を好きに組み合わせてオーダーできるとの事。テーブルの上に置かれていたウェルカムの水のペットボトル・サングリア・プレッツェルとタオル及び石鹸類と併せて、朝食も電車代に含まれています。
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そうこうする内に夜8時になり電車は発車。思ったよりも揺れるので気持ち悪くなってしまうため本を読むことができず。仕方なく2人でお喋りしながら車窓を眺めました。酔い止めの薬を使用容量一杯に飲んでおいて大正解でした。

あまりお腹は空いていませんでしたが、真夜中に空腹で困るのもなんだという事で、車掌さんを呼んでテーブルに置かれていた夕食メニューからグーラシュ、ソーセージとビールをオーダー。ビールは大きな缶でしたので、1本を2人でシェアするので十分でした。

夜の11時頃には何もない平原のような場所を走り抜け、漆黒の闇で景色も殆ど見えなくなり。やることも無いので、また係員さんを呼んでベンチを壁に畳んで、2段のベッドを作ってもらいました。
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想像に難くないと思いますが、ベッドも人一人が横になったら一杯になる狭さ。上のベッドの人が上り下りするための梯子を掛けるので、狭い通路も入口近くで立つのがやっとの状態に。着替えるのもスーツケースを開ける事さえ非常に困難だと思いますので、そのまま眠れる楽な格好をして、必要な物は全てスーツケースから手提げに移し替えておくことをお勧めします。

ベッドを作ってもらったらベッドの上しかスペースがなくなるので、寝るしかなく。寝ると余計に揺れを感じるので気持ち悪くなってしまい結局夜1時頃まで眠れず悶々としましたが、その後は何とか眠りに落ちることができました。

朝は何故か5時前に目が覚めてしまい。フランクフルトで電車を切り離すために長い間停車しているのをぼーっと眺めたりしながら、2人でお喋り。午前6時頃には日が昇り、フランクフルトを出ると美しいライン川の景色を満喫できました。
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午前7時には立派な朝食が届けられ、ベッドが畳まれてベンチでライン川を眺めながら朝食が楽しめます。が、私は酷い乗り物酔いで苦しみ結局何も食べることができず。朝起きてから酔い止めを飲みなおしたのですが、駄目だったみたいです。

午前8時20分にボンに着いた時には、戻しちゃうしなんだしでフッラフラで。私はあまりライン川の景色を満喫できませんでしたが、夫はクルーズ船で見るようなライン川と古城の織り成す景色を満喫したそうです。

乗り物酔いが酷かったので夜行列車はもう懲り懲りですが、乗り物酔いしない方であれば旅情もあるし、お金も節約できるしで良い交通手段ではないかと思います。
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私達はOBBのサイトで電車を検索しました。

2014年8月17日 (日)

ウィーンで街歩き

1週間の夏休みを終え無事帰宅しました。土曜日の午後4時に着陸したのですが、荷物をターンテーブルに乗せる機械が故障したとかでスーツケースが待てど暮らせど出てこず。

30分以上待ってやっと荷物を受け取ったと思ったら、今度はリムジンバスが土曜の夕方の大渋滞にはまり、結局午後8時になってやっと帰宅しました。機能的なウィーンやドイツの街から帰ってきた為、ニューヨークのごちゃごちゃが余計に感じられ、少しイライラしてしまいました。

ニューヨーク生活と銘打ってはいますが、これからしばらくは夏休みの旅行ネタが続きます。予めご了承ください。
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さて、今回は旅行3日目、ウィーン最後の日の備忘録です。3日目は夜8時にウィーン西駅から出発する夜行列車でドイツに移動する日だったのですが、それでもほぼ1日ウィーンの観光ができました。
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連日私達を案内して友人も疲れているだろうと思い遠慮したのですが、「折角会えたんだから、私だってもっと一緒に過ごしたいよ!」と言ってくれたので、結局この日も午後1時から街中を案内してもらいました。

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予定では有名な観覧車に乗ってウィーンの街を見下ろす筈だったのですが、この日は生憎の雨。ウィーンは年がら年中風が強く、観覧車もかなり揺れるであろうし視界も良くないという事で、乗り物酔いが酷い私を慮って市内をプラプラ観光することに。
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元々クリエイティブ・ライティングのクラスで出会った私達は友人がふざけて「おたく仲間」と呼びなしている通り、本屋に出掛けたり、図書館で一緒に書き物したり、リーディングに一緒に行ったりと少し変わった場所やイベントが好きです。
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そこで私達にピッタリだという事で国立図書館ブルンクザール(Oesterreichische Nationalbibliothek )から観光をスタート。王宮を見たり、遺跡を見たりしながら、地図好きな夫の希望で地球儀博物館(The Globe Museum of the Austrian National Library )へ。

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ウィーンには非常にマニアックな博物館や美術館が沢山あるようで、地球儀博物館も小さいものの大充実の内容。作り方から、歴史、違う種類の地球儀の紹介や、地球儀の学会の説明まで、歴史ある静寂に包まれた空間で存分に楽しみました。
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その後は「季節ごとに変わるショーウィンドーが有名だし、名物のお菓子を作る様を眺められるから」という理由でデーメル(The Demel)に案内してもらい。満員御礼状態の店内で、美しいお菓子を眺めながらあーだこーだとお喋りしました。

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そして最後はやっぱりウィーン式のカフェで〆。友人カップルの結婚式でお会いして、たまにフェイスブックでやり取りが続いている女性がお仕事の後合流してくれて、いかにもウィーンっぽいとお勧めしてくれたカフェ『Cafe Korb』でコーヒーを楽しみました。

偶然にもこのカフェは前回の旅で朝食をとり非常に気に入ったために、この日も朝食に再訪したカフェでした。丁度誕生日が近かった私の為にウィーンに住む3人組がカーディナルシュニッテンと呼ばれる軽いスポンジ生地で生クリームとフレッシュなピーチを挟んだケーキをキャンドルを添えてオーダーしてくれて。

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今が旬なためあちこちで見かけたプラムのタルトと一緒に皆でつつきながら、コーヒーを楽しみました。因みにカーディナルシュニッテンのカーディナルとは枢機卿の事なので、「まぁ、貴方は女だから枢機卿にはなれないけどね~」とか冗談を言っていました。

願い事をしてからキャンドルを吹き消すように言われたので、「皆で来年も会えますように」とお願い。今回は参加できなかったライティング仲間が非常に悔しがっていたので、来年こそは世界の何処かで皆で集まれると良いのですが。
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因みに朝食事をした時にウェイターさんがとってもぶっきらぼうで。ウィーンの店員さんは仕事を確実にこなすものの愛想はないという印象があるのですが、特に酷かったので『私達が英語しか話せないからかなー』とか思っていたのですが。ウィーンっ子2人に対してもぶっきらぼうだったのでその旨をウィーンっ子に話したら、「あー。ウィーンの店員さん達は愛想がない事で有名なんだよ。知らなかった?貴方達が観光客だったから、サービスで過剰にぶっきらぼうにしてくれたんじゃない?」とウィンクしながら冗談を言っていました。が、冗談はさておき、誰に対しても大抵愛想が無いのが普通なので、パーソナルにとる必要はないとの事。

それから2時間近くカフェでお話したのですが、日本のガイドブックが面白いと皆さん大盛り上がりでした。コーヒーの種類、ケーキの種類、代表的な料理だけでなく、モーツァルトクーゲルンの断面図比較とかまで載っている細やかさに吃驚した様。
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「英語のガイドブックはエッセイ集みたいになってるけど、写真が豊富で解りやすいの!」と。確かに日本のガイドブックに勝るものにお目にかかった事がありません(まぁ、アイウィットネスシリーズとかラフ・ガイドシリーズも好きですが)。
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あとは「日本ではデーメルの猫の舌のチョコレートが有名で人気がある」と話したら、「ウィーンではおじいちゃんとかが、いい子にしているとくれるチョコレートっていう印象だよ。もう随分食べてないなー。祖父母の時代のお菓子って感じ」と言っていたり。
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合流してくれた女性の息子さんは15歳なのですが、彼が夏休みなので友達の家を渡り歩いていて週に2回くらいしか顔を会わせないと言っていて吃驚したり。話を聞いていると結構放任主義なのですが、お子さん2人と仲は良さそうだし、2人とも良い大学・高校に進学しているようだしで、文化の違いなのかなーと思ったり。
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今ウィーンでは断食と普通の食事を交互に繰り返すダイエットが流行っており、合流してくれた女性が実践中。最初は全く食べない日はお腹が空いたし、疲れやすくて大変だったようですが、2週間位で体が慣れ。実際体重も順調に減っているし、食事をしない日は自分の時間が多くとれるので日々が充実している上に、意識しないでも健康的な食事が採れるようになったと嬉々として語っていたり。
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話が尽きなくて、楽しい一時でした。ウィーンで誕生日を祝ってもらえるなんて最初で最後かもしれませんし、次この5人で会えるのは何時になるか解りませんので、思い出深い1日となりました。

2014年8月12日 (火)

シェーンブルン宮殿とフィルムコンサート・フェスティバル

ウィーン2日目の昨日は、シェーンブルン宮殿を案内してもらいました。中年夫婦の我々は朝から晩まで元気に観光することは難しいので、午前中はホテルでのんびりして午後1時に友人と待ち合わせ。
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先ずはランチをという事で、ウィーンの中心部にあるナッシュマルクト(Naschmarkt)という市場を見物しながらお勧めのレストランでゆっくりと食事を楽しみました。ウィーンの人々は冷房を使わない生活に慣れているのだそうで、レストランもオープンになっている場所が多いようで。
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友人お勧めのレストランもガラス張りの開放的な空間が開け放たれており、市場の通路にもぐるっとテーブルが設置されていました。ほとんどのお客さんは通路に置かれたテーブルに座って食事を楽しんでいて、私達もウィーンっ子に倣って外で食事。

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昨日は30℃近い暑い日だったのですが、日陰に座っていれば風が通って涼しく、ミントとオレンジの香りのするアイスティーを飲みながら食事をすればご機嫌な気分でした。食事も美味しくて、結局3時までのんびりと話し込み。
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その後、地下鉄に乗ってシェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn )に案内してもらいました。とは言え、余り豪華な王宮に興味がない私達。友人も色んな人を案内して何回も訪れている訳で、結局のんびりとお庭を散歩しながらお喋りを続行(庭だけなら無料で見学できます)。

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見事に手入れされて一枚の壁の様になった木立やアーチ形に刈り込まれた並木、美しい絵の様に配置された花壇等を眺めつつ、広大な敷地の半分程(かな?1/3位かもしれません)にある噴水迄散歩。動物園や木で作られた巨大迷路等があって、非常に広くて端が見えない敷地を少しだけ歩いてみました。
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そうこうしている内に空模様が怪しくなってきたので地下鉄とバスを乗り継いで中心部と呼べるような場所にある友人の自宅へ。私達より若い友人は既にそのアパートを所有しているのですが、古い建物にあるアパートはニューヨークの私達からは考えがたい程広く。

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石の階段を上っていくと、ガラスと鉄の飾りでできた素敵なドアが現れて。中に招かれると古い建物なので少し暗いものの、3つの建物共有の中庭に面した広いリビングルームがありました。2つある窓を開け放てば涼しい風が通って冷房要らず。

ウィーンの人々の終業時間は午後4時であることが多いらしく、仕事を終えた友人のパートナーと一緒に旬のメロンをつまみつつ、お水にライムを絞ったすっきりしたドリンクを飲みつつまたお喋りを続行。
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ディナーは友人カップルが夏の食事で一番好きだという市庁舎前の広場で行われているフィルムコンサート・フェスティバル(Music Film Festival 2014 )に連れて行ってくれました。これは毎年7・8月に開催されているお祭りで、広場に巨大な野外スクリーンが設置され、映画が上映されたり、生コンサートが開催されたりしている周りで、屋台の食事が楽しめるというもの。

このフェスティバルに屋台を出すためには厳正な審査を通過しなければならないため、食事に外れがない、というのは友人評。確かに私達が選んだウィーン料理のお店の食事もドリンクも美味でした。昨日は途中で大雨が降ってきて、傘を差しながら食事をしなければならなかったりで大変でしたが、それでも満席の大盛況でした。
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週末は混んでテーブルを確保するのが大変なのだそうですが、平日もなかなかの競争率ではありました。トイレは少し離れた地下にあり、使用に0.5ユーロ必要ですので、コインをお忘れなく。
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今まで友人のフェイスブックにアップされる写真でしか見たことがなかった景色に実際に友人と身を置くことができて、不思議な気分になった1日でした。

2014年8月11日 (月)

ウィーンで友人と

土曜日の夕方ニューヨークのJFK国際空港を飛び立ち、約7時間のフライトを経てベルリンに降り立ち。乗り換えて約1時間のフライトで現地時間の日曜日の朝10時にオーストリアのウィーンに到着しました。
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去年結婚式&披露宴に参列させてもらった友達に久し振りに会うために、夏休みを利用して再度ウィーンを訪れた訳ですが、約10か月振りなので結構街の様子を覚えている自分に驚きつつ、今回は空港からリムジンバスを利用して街の中心まで出てきました。
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友人カップルとは夕方待ち合わせ。2人ともバケーションから戻ったばかりで日に焼けて、健康+幸せそうな様子で待ち合わせ場所に現れました。生粋のウィーンっ子と結婚を機にウィーンで暮らし始めた組み合わせの友人カップルは、再びウィーンを訪れた私達をお勧めの場所に案内してくれると張り切ってくれており。

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昨日はウィーンの街が見下ろせる丘にある展望台カーレンベルク( Kahlenberg )で先ずは記念撮影。
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その後観光列車で歴史のある小さな町グリンツィング(Grinzing:ドイツ語のみ )まで下る予定だったみたいなのですが、訪れたのが遅すぎて最終列車が目の前を通り過ぎてしまい・・・。

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余り歩くのが好きではない友人はブーブー言っていたのですが、ハイキングが大好きな私達夫婦が二つ返事で賛成したため、ブドウ畑を抜けながらグリンツィングの街まで40分程掛けて散歩することに。
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美しいブドウ畑を縫うように歩き、アーティストがコツコツと作り上げた庭を眺めたり、若者に人気だというホイリゲよりも自然に近いセッティング(ブドウ畑の真ん中にテーブルが置いてある)で作りたてのワインを飲む人達を眺めたり。
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遠くウィーンの街を眺めつつ美しいブドウ畑、林、小川の作り出す景観の中をプラプラ歩きつつ、久しぶりに会う友達と語らう時間は非常に贅沢でした。

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その後可愛らしい家が並ぶグリンツィングにあるホイリゲ(Heuriger)で夕食。ウィーンっ子である友人にお任せして、ウィーンらしいドラフトビール+作りたてのホイリゲオリジナル白ワイン+これまた作りたてのブドウジュースと炭酸水を半々で割って作ったドリンクで乾杯。

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仕事で使って気に入ったので連れてきてくれたのですが、ライブミュージックを奏でるバイオリン+アコーディオン+歌手からなるグループが楽しい音楽を奏でる中、美しい庭で飲み食いするのは最高の気分でした。
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おつまみも友人にお任せしたら、色んな豚の部位をローストした物、きゅうりのサラダ、コーンのサラダ、ザワークラウトとパン(本当はウィーン名物の小麦粉団子を食べたかったようですが、売り切れていたそう)という豪華な料理をデリのようなショーケースから両手一杯に運んで来てくれました(おつまみはセルフサービスです)。
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結局夜10時位まで段々暗闇に包まれていく庭で、飲み食いしながら話し込み。最後はホイリゲの〆には食べなければいけないと決まっているというチョコレート菓子を食べて終了。

ウィーンの人達も何故このチョコレート菓子を食べるのか既に解らないけれど、そういう決まりだから食べているそうですが、ワインの後の冷えたチョコレート菓子は美味しかったのでなんででもいっか、となりました。

2014年8月 9日 (土)

雑談するだけで

朝から快晴の土曜日のニューヨーク。昨日は快晴で乾燥した空気で、皆さん口々に「ゴージャスな天気ね!」と挨拶してご機嫌でした。

今日は友達に会いに飛び立つ日。なので昨日はお医者様やらボランティア仲間やら皆さんに「良い旅を!」と声を掛けてもらいました。なんとなくそうやって声を掛けてもらうと、余計旅行が楽しみになる気がします。

という訳で、荷造りや家の片づけをしなければいけないので、本日のブログはさくっと。
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さて、今回はボランティア中の雑談についてです。

昨日ボランティアをしていたら、一緒に働いていたボランティアパートナーがビジターに「何処からいらっしゃったんですか?」と質問しました。彼は会話の起爆剤としてその質問を色んな方にしていたのです。

質問を受けた白人の女性は最初言葉を濁していたのですが、もう一回聞かれると「ワシントンから」と答えました。でもアクセントがあり、英語が母国語の方じゃないな~と思っていたら、質問した彼がいきなり外国語で質問を始め、ビジターの女性は答えてから離れて行ってしまいました。
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不思議に思い、「今何語を話したの?」と質問すると「ヘブライ語だよ」と。以前一緒にボランティアした際に、彼は電話のオペレーターをしていたことがあり、「もしもし」、「こんにちは」、「コレクトコールにしますか?」等のフレーズは各国語で話せると仰っていて、日本語も披露してくれました。

それを思い出し、「ヘブライ語は沢山喋れるんですね?」と言うと、「イスラエルに10年住んでガイドの仕事をしてたからね」との事。「何で沢山ある国の中でイスラエルを選んだんですか?」と聞くと、「俺も若かったからね~。自分の出自であるユダヤ人の国というものを必要以上に理想化してたんだよね。自分の出自を知るために、ヘブライ語を操り、イスラエルを知らなきゃいけない、みたいにさ。現実と理想は違う事を直ぐに学んだけどね。」との回答。

それから、イスラエルに住み始めてから自分の命を守るために毎日世界情勢を欠かさずチェックする癖がついた事、西側メディアの偏りに初めて気付いた事、イスラエルは住んでみれば非もある普通の国だと思った事、アメリカを離れて初めて自分はユダヤ人ではなくアメリカ人であることに気付いた事、なんかを話してくださいました。
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彼が「それにしてもあのビジターさんは何でイスラエルから来たことを隠そうとしたんだろ?」と不思議がっていたので、「いやー、それは隠したくもなるんじゃないですか?42丁目のNYタイムズビルの周りなんて凄い緊迫してますから。イスラエルから来たなんて言ったら、何されるかわからないみたいに思っても不思議じゃないと思いますけど。」と言ってみたら。

「NYタイムズはイスラエルの広報誌みたいなものだから。彼らを反イスラエルだ、反ユダヤだなんていう人達が居るとしたら、それはその報道が中立だっていう証拠だと思う位だよ。20年前なんてニューヨークに反イスラエルを唱える人なんて存在しないっていう感じだったよ。それに比べたら、今は議論があるだけでも良くなったよね。」と。
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ちょっと雑談しただけで、興味深い話が聞けるのもニューヨークの魅力だと思った次第です。

2014年8月 8日 (金)

死者を悼むストリート・アート

今日も晴れて暑くなりそうな金曜日のニューヨーク。先日結婚した友人がハネムーンから帰り、職場で部屋一杯のカラフルな風船でお祝いを受けていました。素敵な同僚に囲まれて働ける彼女は幸せ者ですね。

今週は地下鉄Nラインがベッドバグ(トコジラミ)で汚染されている事が大きな話題になっています。最初は3車両が問題とされ運行から外されましたが、その後調査をしたら他の車両でも見つかっているようです。

こうなってくると、他の路線でもあやしい気がしてしまう訳で。最近気が緩んで帰宅したら直ぐ部屋着に着替えて外で着ていた服は直ちに洗濯する癖が無くなってしまっていましたが、夫と気を引き締めて復活させました。

外に出て椅子に座ればゲッドバグが心配だし、ボランティア先に行けばネズミが走り回っているし・・・。ニューヨークの街が清潔になってくれると嬉しいんですが。
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さて、今回は街角で見かけたストリートアートの話題です。

ニューヨークでは至る所でストリートアートに出会います。パブリックアートとストリートアートを合わせれば、全てのブロックにアートがあるのではないかと感じるほどの頻度でアートと触れ合うことができます。

が、先日見掛けたアートはよく見るとその場所で亡くなった人を悼んで捧げられた花束の代わりだという事が解りました。
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調べてみると、このアートは市内の至る所に描かれたそうで、全て交通事故によって命を奪われた歩行者もしくは自転車に乗っていた人の名前が記されているそうです。大切な命が奪われた場所にアートを設置することで、交通事故を減らす取り組みを市に促すために、犠牲者の家族と交通事故を減らす活動をしている市民団体が主体となって行ったとの事。

よく解りませんが、確かに民事の訴訟で多額の賠償金を支払うのだとしても、公的な罰則が緩すぎる様に感じます($60のスピード違反の罰金を払うだけだったり、タクシーの営業免許が剥奪されなかったり)。

これを機に行政が動いてくれると良いのですが。

2014年8月 7日 (木)

グルテン・フリーなベーカリー

青空の広がる木曜日のニューヨーク。今日も暑い1日になりそうです。

昨日はまたまたボランティア先で働いていたスタッフさんが仕事を辞める為、お別れ会が開かれていました。私はちょっとお疲れ気味でしたし、まだアルコールが飲めないしでパスしましたが寂しい限り。

非常に頭が良く、常に穏やかで、真剣に仕事と向き合っていたし、冗談のセンスもあって好きなスタッフさんだったので、個人的には残念。ですが、彼にとっては次のステージに進むことは素晴らしい事なんだから喜ばなきゃとも思う訳で複雑な気分でした。

理想を持って仕事に取り組んでいても、ある程度の年齢になると収入が少なくて安定しない事に限界がくるのだろう・・・と考えると寂しくもあります。アメリカではNGOや公共の為になる仕事でもきちんと収入を得られ、キャリアを確立することができる、と日本では聞いていましたし、日本と比較すれば確かにそうなのだと思いますが、まだまだなんだなぁ~とも感じてしまいます。
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さて、今回はニューヨークで何故か大人気のグルテン・フリーの製品のみを扱うベーカリー『Pip's Place』のご紹介です。
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WEBマガジンでは、『グルテン・フリーを実践している人達にグルテンとは何かを質問したら殆どの人が回答できなかった』と揶揄されていましたが、確かにニューヨークではグルテン・フリーの製品が大人気。ウォールストリート・ジャーナルでも、『本来グルテンとは無関係なヨーグルト等にも『グルテン・フリー』を謳う製品が出てきており、『グルテン・フリー』を謳う前よりも売り上げを伸ばしている』という記事も出ていたほど。

何じゃそりゃ?!という感じですが、でも実際にグルテンにアレルギーがある方が居るのも事実。酷い方は気を失ってしまったりするそうで、気付いていないけれど軽度のグルテンアレルギーを持っている人も一定割合いると考えられているそう。

友人の結婚式でお会いした同僚の方も、「気のせいかもしれないんだけど、試しにグルテン・フリーの生活をしてみたら、調子が良くなった気がする」と仰っていました。なんだかお腹の調子が悪いことが多い、頻繁に吐き気に悩まされる、お腹が重い気がする、というような方は試してみる価値があるのかもしれません。
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そんなグルテン・フリー・ブームに乗ったのか、『Pip's Place』はアッパーイーストとミッドタウン・イーストに2店舗を構えています。レビューを読むと、グルテン・フリーの割には美味しい!と高い評価をする人が多いように見受けられます。

可愛い店舗で、見た目にも可愛らしいお菓子が売られている様は確かにテンションが上がりました。が、個人的にはやっぱり味に違和感が拭えませんでした。味が足りないのを砂糖でごまかしているのか、膨らみや口当たりが足りないのを砂糖でふんわりさせているのかよく解りませんでしたが、お砂糖が必要以上に入っていて甘すぎると感じました。

が、グルテンにアレルギーがある方が、焼き菓子を楽しみたい時にはとっても便利なお店なのでは?とも思いました。普通のベーカリーに比べて少し高価に感じましたが、これもグルテン・フリーの製品にはよくある事みたいです。

Pip's Place
1729-31 1st Ave
New York, NY 10128
メニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2014年8月 6日 (水)

ハイラインの植物ツアー

朝から曇っている水曜日のニューヨーク。午後から夜に掛けて雷雨になる可能性があるという予報ですが、なんとなく今日は本当に来そうな雲行きです。湿度も高いそうなのでお気を付け下さい。

昨日の夕方医者からの帰り道、7番街がパトカーによって封鎖されていたので不思議に思いながら帰宅すると、タイムズスクエアで2階建て観光バス同士が追突する事故が起こっていたのだと判明。18人の方が怪我を負ったそうです。

一番酷い怪我を負われた方は歩道を歩いていただけなようで、頻繁にその周辺を歩き回っている私にとっては怖い事故でした。こうなると気を付けようがないですしね・・・。
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さて、今回はまたハイライン(High Line)で植物について学ぶツアーにのった話題です。
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季節が変わるごとに咲く花が変わったり、木や植物の様子が移り変わって、訪れれば訪れるほど楽しめるハイライン。私は元来記憶力が悪いうえに、元々の植物の知識がゼロのため、なかなか植物の名前を覚えることができません。

そのためボランティアの訓練の一環として植物ツアーを開催するというお知らせに飛びつき、またまた植物ツアーにのってきました。今回のツアーは訓練用だったため、普段催行されている無料ツアーとは違い、ガイドとガーデニングのボランティアをされているボランティアさんがガイド役を務めてくださいました。
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結果的には普段のツアーよりも沢山の植物を紹介されたので、余計に名前が覚えられずに終わってしまいましたが、説明を聞けただけでも良しとしようという感じでした。あとは写真と植物リストを見比べて、名前を地道に覚えていくしかなさそうです。
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下草のような植物も心底感心したように愛でているのが印象的でした。ガーデナーさん達は目立たない草も大好きなんですね。

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ハイラインには多くのミント系の下草が生えているそうです。葉っぱを擦ると良い香りがするのだそう。ですが、勿論ハイライン上の植物は触ったりちぎったりすることは禁止されています。最近植物を傷める人を沢山見掛けるようになってしまったのは残念です。因みに、もう既にどれがミント系の植物だったのか解らなくなってしまいました・・・。写真の植物ではない気がします…。

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まだ青いですがどんぐりがなっていました。

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小さな蕾が一杯。まだこれから咲く花もあります。

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紫陽花もハイラインで見ると日本で見るのとなんだか雰囲気が違うように感じます。柳の木や桜なんかも、こちらで見ると雰囲気が違うと感じますが、なんででしょうね…。

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ハイラインから見えるアート。よく見ると正式なアメリカ国旗よりボーダーが太く、ちょっと違います。

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相変わらずハイラインからは綺麗な夕焼け&夕日が眺められます。

2014年8月 5日 (火)

贈り物

朝から快晴の火曜日のニューヨーク。今日は久しぶりに真夏の暑さになるようですし、夕方から夜にかけて局地的に雷雨に襲われる可能性があるそうです。

先月西アフリカに旅行に出かけた男性がニューヨーク市内の病院にエボラ出血熱の疑いで収容されていることが騒がれていますが、今朝の報道ではどうやらエボラ出血熱ではない可能性が高いとの事。それにしてもこんな時期にわざわざ西アフリカに旅行で行かないで欲しい・・・と思ってしまいます。

医療行為に従事している方々が渡航される事には頭が下がる思いですが、旅行で遊びに行って感染を広げるなんてとんでもない!と思ってしまいます。まだバケーションシーズンが続いていますが、行先は慎重に吟味したいものです。

知り合いの女性がニュージャージー州にご自身のアジアンフュージョンのレストランをオープンすることがフェイスブックで発表されていました。彼女自らタイルを貼ったりして、お店の準備に全力投球しているよう。

ちょっと遠くて車がない私達には大変ですが、オープンした暁には訪れたいと思います。
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さて、本日も朝イチでお医者様の予約が入っているので、嬉しかった徒然事を。

毎年誕生日を祝ってプレゼントを贈ってくれる友人から今年もプレゼントが届きました。沖縄からの贈り物に相応しい、涼しげなトップスです。
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私は何故か穴を開けたり破いたりして、直ぐに服を駄目にしてしまう性質なのですが、彼女の贈り物のお蔭でここ何年も夏のトップスは購入せずに済んでいます。心のこもったお祝いメッセージと共にとっても嬉しかったです。どうもありがとうございます。

もう何年も会っていないけれど、彼女がセミナーを精力的に受けて努力を重ねている様を手紙で読むと見習わなきゃなーと思います。そんな風に思わせてくれる友人を持てた私は幸せ者です。

毎年変わらず。そんな関係がこれからも続くと良いな、と心から願っています。本当にありがとうございました。

2014年8月 4日 (月)

MoMAのロートレック展

月曜日も朝から白く霞んでいるニューヨーク。昨日の日曜日も1日中ぱっとしない天候でしたが、雨が降ることもありませんでした。

夏の間はボランティアのスケジュールが変わります。が、毎週の様に一緒に働いているボランティアのパートナーと会えないのは寂しいため、彼女達がシフトで働いている時にちょっと顔を出して話しています。

先週顔を出したら、85歳の女性の顔が腫れあがっていました。吃驚して尋ねると、「ちょっと転んじゃったの。目の横を打ってそこを3針縫ったんだけど、血の塊が広がっちゃって腫れちゃったのよ」との事。ゴルフボールでも入っているのではないかという位頬が腫れていて、首のあたりまで赤黒くなっていました。

もう一人のご婦人も乳癌の恐れがあるため現在検査中という事で、なんだか沈んでいて。彼女たちはチャキチャキしているし、頭もシャープで記憶力も抜群、新しいPCとかも簡単に使いこなすし、耳も遠くないしで、普段はお歳を忘れて接しています。

でも、こういうことがあると、こまめに電話連絡して、協力できる所はしなくては、と思い知らされます。別のボランティア仲間が毎日電話してチェックしていたようですし、近くに住む知り合いの方が毎日ご飯を運んでくれたそうなので全く困らなかったそうですが、手は多い方が良いでしょうし、気弱になっている時には電話があるだけでも気休めになるでしょうし。

周りの方達の話を聞いていると、年上の友人の通院に付き合ったり、ご飯を作りに行ったり、話し相手になりに毎週訪れたりしている人が多い事に気付きます。ニューヨークは助け合い精神が根付いた街だと度々感じる所以の1つです。
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さて、今回は2014年7月26日~2015年3月1日迄ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)で行われている『The Paris of Toulouse-Lautrec: Prints and Posters 』展についてです。
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医者の予約時間の間が空いてしまうと、いちいち自宅に帰るのは面倒くさいため、公園でNew Yorkerを読んだりして時間を潰しているのですが、先日はMoMAでロートレック展が行われていることを思い出し、見ながら時間を潰すことにしました。メンバーになっていると、気負いなく訪れることができて有難い限りです。

ロートレック展は2階の小さ目の展示室で行われています。入口にはロートレックが病弱で思うように体を動かすことができなかった等と生い立ちが綴られており。

奥に行くに従って、日本に憧れていつか旅行をしたいと思っていた事、浮世絵に影響を受けた事、そのためサインを日本の印影風(落款印風)にデザイン化していた事、等のエピソードと共に浴衣でポーズをとった写真が飾られていたり。
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医者に通うのと同じように定期的にキャバレーにも通っていた事、沢山の女性友達がいたけれど深い仲にならないように距離を取っていた事、その代わりに売春宿に入り浸っていた事、多くのレズビアンの友達がおり、通常は男性禁制の女性のみのキャバレーにもロートレックは顔パスできた事、等ちょっと精神的に問題があったのか?と思わせるエピソードと共にキャバレーの女性たちが描かれたポスターが飾られていたり。

美術館や画廊で自身の絵が飾られる事よりも、市中でポスターなどとして飾られる方が芸術として格が上だと認識していたというエピソード等、面白いエピソードが沢山語られる傍らにデッサンやポスター等が飾られていました。
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全体を1時間半で観終わりましたが、大変興味深かったですし、私にとっては多すぎず少なすぎずの丁度良い塩梅の展示で満足でした($25出してこれだけ見たら満足するかは微妙ですが・・・)。デッサンなんかを見ていて『芸術って技術だけじゃないんだなぁ…』と感じました。

技術が卓越していない、少し崩れたバランスの悪い感じが何処かに引っかかって心惹かれる、というのが私のロートレックが好きな理由な気がしました。

2014年8月 3日 (日)

花開いたジェフ・クーンズのアート

週末は2日共にぱっとしない天気が続く予報のニューヨーク。土曜日も朝からどんよりと曇っています。

今朝フェイスブックをチェックしたら、友人が今度はスペインのマヨルカ島の目の覚めるような美しいビーチの写真をアップしてくれてました。ビーチが別に好きではない私も、写真で見る分には海は大好きで心が癒されます。

ニューヨークの友人ご夫婦も「今年の夏はギリシャ辺りの地中海の海でのんびりしたいんだよね~」と仰っていましたし、皆さんビーチが大好きだなとつくづく感じます。日の光に当たりすぎると疲れてしまうし海より山が好きな私は、暑い最中に海に行くというのがどうにもしっくりこないわけですが。

その後、WEBマガジンの『Gothamist』をチェックしたら、生まれも育ちもNYCの生粋のニューヨーカーに質問するコーナーで、「夏中ミッドタウンのオフィスで仕事に追われています。インスタグラムやフェイスブックにアップされるバケーションの写真や、友達から送られてくるメールにいちいち嫉妬する自分が嫌になってしまいます。どうしたらバケーションを楽しむ友達に嫉妬しなくて済みますか?」というお悩みがアップされていて、なんだかタイムリーで笑ってしまいました。

私もバケーションを心待ちにしてはいますが、夏のニューヨークはフリーイベントも盛り沢山ですし、週末小旅行に行ける場所も沢山あるので、わざわざ旅行に行かなくても十分楽しいとも思います。
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さて、今回は以前ご紹介した2014年6月25日(水)~9月12日(金)迄ロックフェラーセンターに展示されているパブリックアート『Split-Rocker 』の現在の様子です
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前回ご紹介した際にはまだオープンしたてだったこのパブリックアート。現在は既に1か月以上が経ち、久しぶりに訪れると予想した通り花が咲き乱れて華麗に変化していました。
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変化していく、環境と呼応し合う、というのもインターラクティブと並んで、モダンアートのキーワードになっているのでしょうか?よくそのような思想のアートを見掛ける気がします。
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近くで見ると満開の花が楽しめます。

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両耳(角?)とも黄色の花で可愛い感じ。

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よく見ると種類豊富な花がびっちり。

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緑の少ないミッドタウンにはうってつけのアートです。

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2014年8月 2日 (土)

タイムズスクエアのパブリックアート

フェイスブックを見ると旅先の情報で埋め尽くされているように感じる今日この頃。とうとう今日から8月ですね。早くて驚いてしまいます。

フェイスブックは時々嫌になってしまいますが、大ニュースにならないけれど知っておくべきニュースや、知らなかったり余り興味を持ったことが無い場所について少しでも知ることができたりするのが有難く感じます。現在友達カップルがバケーション中で、昨日は美しいボーデン湖の写真をアップしてくれました。

西洋人の美しい自然の中でのんびり過ごすバケーションには憧れてしまいます。が、それって1か月近く毎年休めるからこそできるんだよな~ともしみじみと思う訳で。

1か月のバケーションとは別に、年間何回も旅行に出かけて観光もしている友人達。「日本人は休みというとせかせか観光して・・・」という日本人評を日本ではよく耳にしていましたが、日本人だってアメリカやヨーロッパの人達みたいに1か月近いバケーションがあり、それとは別に2~3回1~2週間ほどの旅行に出掛けられるのであれば、綺麗な景色の中でのんびり本を読んだりして過ごすのでは?と最近は考えています。

イタリア北部でトレッキングを楽しんだり、カリブ海の島でビーチを満喫したり。皆さん楽しそうです。
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さて、今回は2014年7月8日(火)~8月18日(月)までタイムズスクエアで展示されているパブリックアート『Nearness』のご紹介です。
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キューバ出身のアーティストArlés del Rio氏の作品。社会的、政治的、文化的および個人的なバリアを破って、お互いに近づくことを表現したアートなのだそう。
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アーティストは、鑑賞する人に実際にバリアをくぐったり、中に立ってみたりして楽しんでほしいと希望しているそうです。
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その通り、沢山の人が中に立って写真を撮り合っていました。
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この注意書きがあるのがニューヨークらしいとちょっとクスッとしてしまいました。

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