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2015年1月22日 (木)

『女は女である』鑑賞

朝から曇りの水曜日のニューヨーク。現在の気温は-2℃。午後には少しだけ気温が0℃を上回る予報ですが、所により雪がちらつくかもしれないそうなので、冷やさないようお気を付け下さい。

昨日はブルックリンのウィリアムズバーグで2人の若者が銃で撃たれた事件がニュースになっていましたが、今日は昨晩9時半頃ミッドタウン・ウエスト(40丁目の7番街近く)にあるデリで男性が刃物で刺されて死亡した事件が取り上げられています。口論の末という事らしいですが、犯人はまだ捕まっていないようです。全く物騒だったら。

昨晩は午後9時10分から約1時間に渡ってオバマ大統領が一般教書演説(State of the Union Address)をおこないました。そのため夫とPCでホワイトハウスのHPにアクセスして生放送を見たのですが、1時間飽きさせずに聞かせる技術は流石です。

実現したら素晴らしいと思う提案が多かったと感じましたが、問題は財源ですね。今朝のラジオでは早速共和党の議員さん達が富裕層への増税に大反対を唱えていましたし、民主党の議員さん達も支出を増やす事には反対。これから議会運営の手腕が問われる事になりそうです。

フランスのラジオ局では、昨晩のオバマ大統領の一般教書演説とイスラム国によって日本人2人が拘束されたニュースを半分ずつ取り上げているようでした。年が明けてから酷いニュースばかりですね。アメリカ人やイギリス人の方々の様な運命が待ち受けていないよう祈るばかりです。
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さて、相変わらず殆ど家に籠ってばかりいるので、今回は最近見たDVDの感想です。
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今年に入り、文化や言語を学ぶためにDVDも見るように心がけています。通わせてもらっている学校には図書館が併設されているので、クラスを取っている間は無料で雑誌、本、CDおよびDVDを借りることが可能。そのため週に1回クラスに通う際に、ついでにDVDを1、2本借りてきては視聴しています。

今回は『Une femme est une femme』(邦題:女は女である、米題:A Woman Is a Woman)を夫と週末の楽しみに鑑賞しました。この映画は昨年MoMAの映画館でリバイバル上映されており、知り合いの映像作家さんがとても気に入ったようだったので、気になっていたのです。

そもそも古い映画には苦手意識があり、日本に居た頃は週に1本は映画を見ていたにも関わらず古い映画は殆ど見たことがなかったのですが。ニューヨークで親しくなった友達の多くが古い映画が大好きで、一緒に見に行ったり、勧められたりして見ている内に、古い映画の中にも楽しめるものがあると気付いて苦手意識が薄らいできました。
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『女は女である』も私が苦手な古い映画の部類。発表は1961年。フランスで公開されて3か月後には日本で公開されたようなので、ジャン=リュック・ゴダール監督はその頃から日本で人気があったのでしょうか。

意図的にそうしているのか、古い映画ならではの技術的な問題なのかいま一つ解りませんでしたが、音がぶつ切れたり映像がぱっと変わったりするのが面白く。ジャンルはラブコメ・ミュージカルの様な感じなのですが、歌唱もそれ程多くは無く。軽妙で所々笑えるのですが、ウィットに富んでいてせりふ回しも面白く。それでいて男女の愚かしくも愛おしい様がよく表現されていて楽しんで見ることができました。
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夫は殊に画面の使い方や、光の使い方、映像の面白さが気に入ったらしく。私はシンプルな言い回しで深い意味を読み取らせる台詞が好きでした。「私は日本人です」程度のフランス語しか解らない私でも聞き取れる台詞が結構あったので、全然聞き取れないラジオやニュースに毎日げんなりしている私にはやる気を貰えるという作用もありました。

主人公の女性がコペンハーゲンから移住したのでフランス語が堪能ではないという設定が、フランス語を学んでいる人に優しい映画を生み出しているのでしょう。彼女がフランス語の「R」が発音できなくてからかわれているシーンは、殆どのフランス語を学ぶ人たちに共感を持って受け入れられるのではないでしょうか。

寝室で1つしかないフロアランプを肩に担いで本棚を漁りに行き、喧嘩中で口をきかないとお互いに啖呵を切った恋人同士が本のタイトルで罵り合うシーンは夫も私も非常に好きでした。「アホだねー」と笑い合って見ていたのですが、『愛し合う者において、馬鹿だと思う気持ちと愛しいという気持ちは限りなくイコールに近い』という何処かで読んだ言葉を思い出していました。そんな「まったくもう!」と口で言いながら、その実相手をぎゅーっと抱きしめたくなる様な気持ちが溢れている映画だと感じました。
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アート系の方は映像美や音楽の使い方が楽しめると思いますし。パリが好きな方は雑然としたパリを味わえると思いますし。台詞が面白くて映画好きの方も勿論楽しめると思いますし。フランス語を学んでいる方は聞き取りやすい台詞でフランス語の勉強をできるとも思います。機会がございましたら、是非。

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