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2015年2月16日 (月)

映画『パリ・ルーヴル美術館の秘密』

朝から-12℃と冷え込んでいるワシントン誕生日の休日である月曜日のニューヨーク。3連休なのでバレンタインにロマンチックな小旅行と洒落込んでいるカップルも多いのではないでしょうか。

ワシントン誕生日(Presidents Day)は連邦政府が定めた祝日ですが、なんだか印象が薄くて毎年忘れてしまいます。例年ボランティアがあるので休みの気がしないということもあり。でも、本日は最高気温が-7℃と冷え込んでいますし、体調も万全ではないので、家で大人しく過ごすつもりです。

とは言え、こんなに寒いのは東海岸のみ。カルフォルニアやオレゴンに住む人々は穏やかな天候を満喫しているようで、バレンタインのハイキングをしたり、ビーチに出掛けたりとアウトドアを満喫している様。

社内転職をしてカルフォルニアに移り住むためにアメリカ大陸横断ドライブをしていた知り合いの女性はとうとうLAに着いたらしく、「こっちにおいでよー」と優越感にまみれたコメントをしてました。なんでも彼女はドライブ中ずっとスウェットを穿いて土地の名物料理を食べていたら、LAに着いたらNYCでゆるゆるだったジーンズがタイトジーンズになってた、との事。

皆さん、なんだかんだで人生を謳歌していらっしゃいます。
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さて、今回は先週DVDで鑑賞した映画『パリ・ルーブル美術館の秘密』(原題:LA VILLE LOUVRE、英題:THE LOUVRE CITY)についてです。
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この映画はルーヴル美術館の1日を描いたドキュメンタリー。1990年の作品で、既にルーヴル美術館には疑義を醸した1989年に完成のガラスのピラミッド(ルーヴル・ピラミッド)も存在しています。

作中には殆ど台詞も出てこず、淡々と迷路のように広い美術館内で働く沢山の従業員の日常を写し取っていきます。夜に見回りをする守衛さんから始まり、巨大キャンバスを搬入する作業をする人々、丸められたキャンバスを貼る人々、刷毛で彫像の埃を払う人々、美術館に点在する数多の時計のぜんまいを巻いていく男性。驚くほど沢山の職業の人々が居て、見ていて飽きません。

お客さんが居ない時間帯のルーヴル美術館の静寂に包まれた美しさを、色んな角度から、色んな日の光で楽しめるのも魅力ですし。普段は絶対に見ることができない、地下の延々と続く廊下や絵画の修復を行う数多の小部屋、展示されていない美術品を収納してある引き出しや棚を見ることができるのも面白いです。
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職員が昼食をとるカフェテリアとランチを作るキッチンも登場。色とりどりのサラダやフルーツ、パスタや副菜が豊かに並ぶ様子に、夫と2人で「こんな所で働きたい~」と言い合いました。

個人的には展示内容を決めるディレクターさんと補助の女性のやり取りが好きでした。「なんだかこの絵だけテーマから外れてるよね・・・。」とか、「なんか色が足りない気がする・・・何が足りないんだろう?」「・・・赤、じゃないですか?」とか、「○○の絵が倉庫にあったはずだよね?あの絵の方がこの一角に合うんじゃないだろうか?」とか、ぼそぼそと話しながら絵を壁に立てかけ直していくのですが。星の数程ありそうな収蔵品が頭にインプットされている事や、多くの言葉を交わさないのに通じ合っている感じが、圧巻でした。

かと思うと、地下で収蔵品を整理する人々が、「あれ?あの作品どこ行った?」、「さぁ?どこでしょう?」とか言っていたり。作品に説明板を付ける人が間違えていて、「あれ、この作品の説明ってこれじゃないんじゃない?」、「え、そう?あとでディレクターに聞いてみよう」と言っていたり。作品を運ぶ時には木でできた手押し車のような物で大人数で運ぶのですが、角を曲がる時に「ここ曲がるときにぶつけないように気を付けろよ」と言ってるそばからがっとぶつけていたり。なんだか、権威ある美術館に持つイメージに沿わない適当さが漂っていて、それがユーモアになり笑いを誘っていました。
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作品を壁に取り付ける作業も、私はメジャーで図って印を付け固定具を打ち込むイメージを持っていたのですが、実際は2人で絵を壁に掲げている様を離れた所から見ている人が「うーん、右側ちょっと下げてー。あ、そこ!」とか指示を出し、絵を持っている人が鉛筆で印を付けておいて固定具を打ち込むという、完璧なる目分量で位置決めをしていて驚きました。なんだか全体的にいい加減なのが良い加減、なのでしょうか。

DVDで鑑賞する分には非常に楽しめる作品でした。1,800円とか支払ったら微妙かもしれません。

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