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2015年3月 4日 (水)

映画『小さな山のまわりで』

1日小雨が降る予報の水曜日のニューヨーク。もやも出ていて、全ての輪郭がぼんやりとしています。夜には雨に雪が混じり、明日にはまた雪が降る予報。明日の雪はこんこんと降るらしいので、通勤・通学には注意が必要そうです。

PATHというニュージャージーとマンハッタンを結ぶ通勤電車の社内で人が刺されるという事件が起こりました。まだ犯人は捕まっていないとの事。刺された人は命に別状がないようですが、怖いですね。

またイーストハーレムでは、補助警察隊(市民のボランティアで治安維持に当たる。NYCでは銃器は携行していない)に属する2人が食べ物をデリバリーしていた男性からお金を奪い取った上で手錠を掛けるという事件を起こしたそう。まったく何のために補助警察に志願したのやら…。
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さて、今回はDVDで鑑賞した映画『小さな山のまわりで』(原題:36 vues du pic Saint-Loup、英題:Around a Small Mountain)の感想です。
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この映画を選んだのはロマンスに分類されている映画の方が会話が楽しめるのではないかと思った為。英語を学び始めたばかりの頃はラブコメが見やすかったので、同じことがフランス語にも言えるのでは?と思ったのです。

まぁ、まだケースに書かれている説明書きもその場では理解できないので、ラブコメを探し出すことは至難の業。そのため、ただ単にロマンスに分類されている映画から良さそうな物を適当に選んでいる訳です。この映画はコメディ要素はなさそうだとは分かっていたのですが、山の景色が好きなのでそこに期待して選びました。

舞台は映画の中では特定されていませんが、パリと電車や車で行き来できる距離であることがわかります。そして原題には『Pic Saint-Loup』という山の名前が出てきますので、フランス南西部にある山の麓であることが分かります。のどかで美しい田舎町の風景が沢山出てきます。
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主演は女優・歌手のジェーン・バーキン(Jane Birkin)さん。このブログの為に調べるまで、全然気づきませんでした。髪が長かった若かりし頃の印象で止まっていたので、観ている間はフランス人の女優さんだとばかり思っていました。

物語は本人曰くミラノからバルセロナに用事で移動中のイタリア人ヴィットリオ(Vittorio)が、田舎道で車が故障して立ち往生していたケイト(Kate)を助けるところからスタート。どうやらケイトに惹かれたらしいヴィットリオは、ケイトがその夜サーカスに出演することを知り見に行きます。

サーカスは昔ながらの(少々古臭いと思われる)演目を組み立てたテントで演じる移動サーカス。お客さんはまばらにしかおらず、お皿を使ったピエロの演目では誰もクスリとも笑わない中、ヴィットリオさんは大笑い。それに気をよくしたピエロに気に入られ、禅問答のようなやり取りを繰り広げます。
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そうして暇人なのか何なのか、それから数日ヴィットリオさんは移動サーカスと共に新たな街へと移動して、毎晩サーカスを鑑賞し続けます。それに従い、サーカスの団長だったケイトのお父様が亡くなったためケイトが15年振りにサーカスに戻ってきたこと、15年前に彼女がサーカスを去ったのは演技中の事故で人が亡くなったのがきっかけだったこと、ケイトさんと亡き団長であるお父さんとの間には深い確執があったこと、ケイトさんが追われるようにサーカスを去って後15年間ケイトさんの娘さんはサーカスに残され団員として成長したこと、が分かります。

事情を知ってヴィットリオさんはケイトさんを救いたいと思うようになり、15年前事故が起きてから上演が禁止されていた鞭を使った演目を復活させ、ケイトさんを事故の呪縛から解き放つことを団員達と計画する、というお話でした。途中舞台の様に登場人物が心情や状況を代わる代わる説明するシーンが挿入されたり、短い言葉でヴィットリオさんが団員達と交わす禅問答のような会話がスパイスとして使われていたりと、面白い手法でした。
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が、最後は如何にもフランス映画らしいというか・・・え?結論は?みたいな唐突なエンディングでした。2人が恋に落ちるでもなし、ケイトさんが回復する姿を見れるでもなし、何故ヴィットリオさんが何日もサーカスを追い回していたのか分かる訳でもなし。ほんと、フランス映画って理由も理屈も前後の整合性も実はない人生そのものの様な作りになってるんですね…。

『YoYo』を観た時も感じましたが、フランス男性には『いつか好きな女性とサーカスを結成して、腰を落ち着かせずに街から街へと気ままに旅する生活がしたい』、『ピエロになって色んな国・街の人々を笑顔にする事を仕事にしながら、好きな女性とシンプルでも美味しい食事を作り、身の回りの事も協力し合いながら質素に幸せに暮らしたい』という願望があるのでしょうか。
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『YoYo』を見た時も、田舎町で川から汲んだお水で質素な食事を作り綺麗な野原でピクニックの様に食べるシーンがとても印象に残りましたし。今回の映画でも、ケイトさんが綺麗な湖の畔で天然染料で布を染めるシーンが非常に美しく印象に残っています。

静かで不思議で素敵な映画でしたが、映画館で観ていたらちょっとがっかりしたかも。DVDで週末にのんびり観て正解でした。

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