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2015年4月

2015年4月30日 (木)

春のニューヨーク

朝から曇っている木曜日のニューヨーク。今日は1日涼しく雲の多い日になるそうです。明日は時々雨が降るよう。

昨日は安倍首相が上下院合同会議の演説を日本の首相として初めて行いましたね。あまりこちらではニュースになっていないようですが(TVは無いのでラジオのみ聞いて判断しています)、歴史的な事なので昨晩は2人で聞き入りました。40分程の長い英語の演説ですが、皆様も是非。

ケーブルチャンネルであるコメディーセントラルで放送されている政治風刺コメディーの『The Daily Show』でボルチモアの暴動について取り上げていました。友人・知人も今回の事件の報道ぶりには疑問を投げかけていましたが、このエピソードを見ると批判の論点がはっきりと解ります。色々な問題に面白おかしく触れていますので、お時間が許す方はご視聴なさってはいかがでしょうか。

最近ニュースでもニューヨークやニュージャージーでコヨーテが出現していることが取り上げられていますが、在ニューヨーク日本国総領事館からも注意を喚起するメールが届いています。以下内容を貼り付けます。
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平成27年4月28日
在留邦人の皆様及び旅行中の皆様
                            在ニューヨーク日本国総領事館

※本メールは,安全対策情報を含む総領事館からのお知らせとして『パークアベニュー299』の名称で皆様に情報を発信しています。

               パークアベニュー299 第16号

~領事部より~
●コヨーテなど野生動物にご注意ください!
最近,ニュージャージー州バーゲン郡で野生のコヨーテに複数の人が噛まれた事案やニューヨーク市マンハッタン区でコヨーテが出没していることが報道されています。元来,コヨーテは人間との接触を避ける傾向がありますが,最近は人間をあまり恐れなくなり,食べ物が豊富にある町中にも出没するようになったと言われています。
ニュージャージー州の事例では大人が被害に遭っていますが,小さなお子様や小動物がコヨーテに襲われた場合に重大な怪我に繋がる可能性がありますので,お子様のいるご家庭や小動物をペットとされている方は特に注意が必要です。もしコヨーテらしき動物と遭遇した場合には,決して近づかず,石や小枝などを投げたりして追い払うようにしてください。
(参考)
ニューヨーク州環境保護局ホームページ(英語): http://www.dec.ny.gov/animals/6971.html
また,コヨーテに限らず野生動物と接触することによって,狂犬病に感染するリスクがあります。狂犬病は,発症すると死に至る病気です。暖かくなり,公園など野外で休日を過ごすことが多い季節になってきましたが,リスなどの小動物を見かけたとしても接触することは避けてください。万が一,動物に咬まれた場合には,すぐに傷口を石けんと水でよく洗い,医療機関で受診して下さい。
(参考)
ニューヨーク州保健局ホームページ(英語):
http://www.health.ny.gov/diseases/communicable/rabies/fact_sheet.htm
厚生労働省ホームページ(日本語):
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html

●ポイズンアイビー(Poison Ivy:ツタウルシ)による接触性皮膚炎
長かった冬も終わり,暑い夏がやってきます。野外活動も増えてくると思われますが,公園などに生えているポイズンアイビーによる接触皮膚炎にご注意ください。ポイズンアイビーは身近にある植物で,毒性は強く,ウルシと同じUrushiolという物質が原因でかぶれます。
この葉に触ると,最初は触れた手足や顔に薄くブツブツができ,次第に広がり,水泡を作ります。ポイズンアイビーに触れたと思われた場合はできるだけ早く水洗いしてください。Urushiolは水と中和するので触れてから5分以内に洗い流せば他のところへの拡散を防ぐことができます。かゆみが出たら冷やしたり,冷たいシャワーを浴びることでかゆみを和らげることができます。中には感受性が強く重症化する場合がありますので,このような場合はできるだけ早く皮膚科の診察を受けてください。
ポイズンアイビーについて詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/06.html#pIvy

●パスポート管理は大丈夫ですか?
4月下旬から5月初旬のゴールデンウィークを利用して,在留邦人の皆様のご家族やご友人がアメリカに来られるという方も多いのではないでしょうか。ゴールデンウィークのみならず,夏休みや年末年始など多くの日本人がニューヨークを訪れる時期に当館の領事窓口も混雑します。なぜかというと,パスポートを紛失する方,盗難にあう方が増えるからです。今年の春休みには1日に10名もの人がパスポート紛失・盗難の手続きのために来館した日がありました。
短期滞在者に多いのは,タクシーに置き忘れたり,観光中にスリにあったりするケースです。在留邦人の場合には,自宅にあったはずなのに気づいたら所在が分からなくなっていたというケースが目立ちます。
パスポートを失ってしまうと,再発行しなければなりませんので,予定どおり旅行ができなくなったり,帰国予定日に帰れなくなったり,折角の旅行が台無しになってしまいます。また,紛失・盗難にあったパスポートが,不正な出入国や国際的な犯罪に悪用される場合もあります。
パスポートの紛失・盗難は自分がきちんと注意すれば防ぐことができます。皆様におかれては,ご自身のパスポートの管理状況を今一度ご確認いただくとともに,ご家族やご友人などが来られた際には,皆様から紛失したり,盗難にあわないよう注意を促していただければと思います。

●外務省渡航情報
○【広域情報】海外に渡航する皆様へ(動物検疫に関する注意)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C104
○【広域情報】ゴールデンウィークに海外へ渡航される皆様へ(海外で注意すべき感染症について)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C110

●ニューヨーク市身分証(IDNYC)について
ニューヨーク市が14歳以上の同市居住者に発行する身分証IDNYCについては,本メールマガジン第13号でもお知らせしましたが,本年1月の受付開始以降既に10万人以上の申請がなされており,現在申請するにも予約が必要な状態です。
IDNYCは身分証としての機能のほか,図書館カードとしても使え,市内の33文化施設(博物館,植物園,動物園等)での1年間無料メンバーシップや処方薬,映画チケット,健康・フィットネスクラブ等の割引など各種特典が受けられます(12月末まで)。
IDNYCの取得には米国滞在資格の有無は問われませんが,申請の際は,本人確認と住所確認のための書類が求められます。ニューヨーク州発行の運転免許証があれば,本人確認と住所確認が同時にできるため,その提示のみで申請が受け付けられます。ニューヨーク州発行の運転免許証が無い場合でも,本人確認書類として有効なパスポート,住所確認書類として住所が記載された公共料金の請求書を提示すれば申請できます。
当館から同市に,日本の運転免許証や戸籍謄本など日本語で記載された文書を受け付けるかどうかを照会したところ,受け付け可能とのことでした。ただし,IDNYCの取得は証明書類のポイント制となっており,これら日本語の文書のポイントだけでは不十分ですので,自分が用意できる証明書類のポイントを予めご確認ください。
申請窓口の所在地,予約方法,証明書類のポイント等詳細については,以下のニューヨーク市ウェブサイトをご参照ください。日本語の申請書も用意されています。
http://www1.nyc.gov/site/idnyc/index.page

●平成27(2015)年度領事手数料のお知らせ
当館で発行しているパスポート,主な証明書の手数料は,平成27年4月1日受理分より以下のとおり変更となります。
このほかの証明や日本国ビザの手数料は当館ホームページをご参照ください。
○10年有効パスポート      145ドル
○5年有効パスポート       100ドル
○5年有効パスポート(12歳未満) 55ドル
○記載事項変更パスポート      55ドル
○在留証明             11ドル
○出生、婚姻、死亡等身分事項の証明 11ドル
○翻訳証明             40ドル
○署名証明(官公署に係るもの)   41ドル
○署名証明(上記以外)       15ドル
○自動車運転免許抜粋証明      19ドル
○旅券所持証明           19ドル

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■本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。
 http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
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さて、今回は春のハイラインおよびセントラルパークの様子をご紹介します。
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昨日は体調がかなり回復したので、散歩を兼ねてセントラルパークへと読書に出掛けました。ボウ・ブジッリに面したベンチは最高の読書スポットの1つ。

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日曜日には満開だった桜も概ね散って葉桜になっていました。が、本の上にはらりと桜の花びらが落ちたりして情緒満点。

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シープ・メドウの一重の桜は散っていましたが、八重桜が見頃を迎えていました。

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暖かい1日だったのでピクニックを楽しむ人多数。

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春爛漫。

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メリーゴーランドもチューリップと色とりどりの風船で華やか。

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日曜日には記念撮影をする新郎・新婦が沢山いました。

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ハイラインを訪れたのは先週。春には日ごと景色がグングンと変わるので、ハイラインも今頃は緑に覆われているでしょう。が、先週はまだ裸のままの木々が多かったです。

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それでも、そこかしこで春を感じられました。

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とうとう明日オープンする新生ホイットニー美術館。楽しみです。

2015年4月29日 (水)

インド風カレーのルー

朝から美しく晴れ渡っている水曜日のニューヨーク。既に16℃もあり、日中は22℃まで気温が上がるそうで、1日ビューティフルになるとラジオでも高らかに宣言していました。

ネットで調べたり、周りの人に聞いたりする内に、今回の症状は首の骨がずれたことから起こっているのではないかと考えるに至りました。眩暈が酷く、吐き気がして、左手が痺れ、白い小さな光が見えて目がチカチカし、耳鳴りがする、という症状が当てはまるのです。そして耳の問題にしては長引き過ぎている。そこで夫に付き合ってもらってなるべく散歩をし、毎日首に良いという運動を地道にしていたら、昨日から大分症状が改善してきました。腰といい首といい、骨が少しずれただけで随分と酷く症状が出るから怖いですね・・・。ご心配をおかけしましたが、今度こそ徐々に回復するのではないかと期待しています。

ボルチモアでは全市民に門限が設けられ、学校が休校になりました。どうやら今日から学校は再開され、民家が焼かれたり、略奪したりといった混乱は収まっているようですが、いつニューヨークでも同じ状況が生じてもおかしくないと警戒する声が上がっているようです。

でもボルチモアでは、通学する生徒が沢山使用する主要駅で帰宅時間に警察が重装備で待ち受けていて生徒を小突き回したり、挙句、催涙弾やらゴムでできた弾やらを打ち込んだりという対応が悪かったという意見が上がっています。交通機関を止めてしまったので、帰るに帰れず人が溜まっているところに、警官が押し寄せたのが混乱のきっかけだったという話も。

最近毎週の様に発砲による死者が出ているニューヨーク。警察官の命が大切なのはわかりますが、過剰な装備を持った警官による攻撃的な自己防衛は事態を悪化させるばかり。このまま事態が沈静化し、警察の在り方について対策が取られることを期待します。
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さて、今回はスーパーで売られているインド風カレーのルーの話題です。
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前回夫がイギリスに出張した際に、お土産として頼んだのがインド風のカレールー。以前義母がイギリスでよく作っていたという瓶に入ったカレールーを使った玉ねぎたっぷりのインド風カレーを作ってくださり、それがとても美味しかった事を思い出したのです。

先日そのルーの存在を思い出し、瓶に書かれたレシピに大まかに従って作ってみました。玉ねぎと鶏肉だけのレシピでしたが、ひよこ豆、玉ねぎ、マッシュルーム、トマトを入れ、鶏肉の代わりにひき肉を入れましたが。ルーを入れて炒めてから、水とアーモンドミルク(牛乳の代わり)を入れて出来上がり。
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これが日本のカレーとも、たまに作るオリジナルなんちゃってカレーとも違い、スパイスが効いていつつも辛すぎず美味しい。そこで近所のスーパーにも和食コーナー、タイ料理コーナー、中華コーナーがあり、のり、醤油、みりん等大抵のものが地元の普通のスーパーで手に入ることを思い出し、インド風カレーのルーもこちらで売っているのではないかと買い物のついでに見てみると。

タイ料理のコーナーの一角に、インド風カレー(タイ風かもしれませんが・・・)のルーが入った瓶がずらりと並んでいました。そこで早速購入。作ってみると、イギリスで夫が購入してきたものよりもペースト状で、瓶に書かれているレシピも全然違いました。が、今度はレシピを無視して、適当に作ってみたらやはり美味しくできました。
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体調が悪い時や用事が立て込んでいる時に便利なカレー。これでレパートリーが増えて、来月から忙しくなるボランティアを前に少し安心です。

2015年4月28日 (火)

夕焼けのワシントンスクエア・パーク

朝から快晴のニューヨーク。昨日は風も強くて寒い(8℃)域まで気温が下がっていましたが、今日は日中は19℃迄上がるよう。ですが、最低気温は11℃なので、涼しいことには変わりなさそうです。

安倍首相がオバマ大統領とワシントンで会談することが朝のラジオでニュースになっていました。会談が上手くいくと良いですね。2人がワシントンを闊歩している写真はとても様になっていました。

ネパールの救助活動が政府が混乱していたり、首都から離れた小さな村が沢山被害にあっているにも関わらず交通が絶たれていたりといった諸事情で、遅々として進まぬ状況になっているようで心が痛みます。知り合いの友達がネパールに居住されているようで、彼女の撮影したカトマンズの様子があまりにひどくて言葉を失ってしまいます。

そんな中、ホワイトハウスからもネパール支援のため寄付を募るE-mailが届き、各地で寄付を募る為の行事が行われているようです。シカゴではネパール系住民が道でネイルケアを行い、心ばかりの募金をお願いするという活動をしているそう。

できる事から少しずつ。我々も今日中に活動内容を比較検討した上で少しでも寄付をしたいと思います。
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さて、今回は夕景のワシントンスクエア・パーク(Washington Square Park)で友人とお喋りした徒然です。
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只今たまたまウィーンとフロリダに住む友達が同時にニューヨークを訪れており。なんとか彼女達と会ってお喋りしようと夫に協力してもらい出掛けています(眩暈が酷く1人で出歩くのは少し不安だったので)。

昨日はフロリダから戻ってきている友人とその同僚とのディナーに出掛けました。同僚の方とも以前一緒に食事をしたことがあるので、ご一緒させていただいた訳です。友人とは前日もセントラルパークで会っているので、「24時間も経ってるのに新しいニュースが無いなんて!」とか冗談を言い合っていました。

が、同僚の男性は去年の年末以来なので近況を伺うと。働きながら通っていた大学院の授業がとうとう今週終了すると嬉しそうでした。彼は去年の暮れに組織内異動でフィラデルフィアの支部からニューヨーク支部に来たのですが、大学院はフィラデルフィアのまま。そのため週に2回、授業の為にフィラデルフィアとニューヨークを車で往復するという大変な生活を丸4か月送っていました。タフさに驚いてしまいます。
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専攻を伺うと『NGO団体の組織マネージメントとリーダーシップ』という凄く専門的で汎用性が狭く感じる専攻の回答が。彼らは人権保護NPOに勤めているのでドンピシャな内容ですが、大学院でそんな特化した専攻があるなんてと驚きコメントすると。「でも今注目を集めている分野で人気もあるんですよ」との回答が。そこでツラツラ思い出してみたら、ボランティア先で昇進した職員の方がやはり「NGOマネージメントで修士号を取得した」と仰っていた事を思い出しました。

「じゃあ今は卒業論文(thesis)を書いてるんですか?」と質問すると、「この分野は研究というより実践的な学問だから、卒業論文を書くか実地経験を1年積むか選べるんです。僕は既にNPOで働いているから要件を満たしてるんです。」という回答でした。
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それから皆で「勉強をするのは楽しいんだけど、働きながらとなると大変なんだよねー」と一頻り話しました。しかし改めて、ニューヨークの人達は日本に比べると仕事に追われて長時間オフィスにいるという人が少なく、結果として働きながら学ぶ人が多いことを羨ましく思いました。そんな風に働きながらも新たな知識を身につけて、同じ興味を持つ社外の人達と意見交換しながら生活できるのは、結果的に仕事にも非常に良い影響を及ぼすだろう、と。

友人とその同僚は作業の効率化と情報の共有をするためのデータベースとアプリケーションの開発をすることを次の仕事上の課題としているようで、そのためにニューヨークを訪れているソフトウェア会社の創始者とお茶かランチができないかと画策していたり。夫も話を聞いて随分勇気づけられたようでした。ストレスフルな1日だったようでしたが、「彼女達に会うとストレスが軽減されてリフレッシュできる」と嬉しそうでした。
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その後は、夕焼けの美しいワシントンスクエア・パークに散歩して、ボルチモアで起こった警察官による黒人青年への暴力による死亡事件とそれに伴って起きている暴動について話ました。酷い状況で皆で溜息が止まらない気分でしたが、桜・チューリップ等が咲き誇り、美しい夕焼けをバックにした公園は見惚れるほど美しく、憂鬱な気分が救われました。
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美しい夕焼け。

2015年4月27日 (月)

ローワーイーストのフードマーケット

朝からどんよりと雲が垂れ込めている月曜日のニューヨーク。昨日が本当に美しい1日だったので、まいっかといった感じです。今日は午後から夜にかけて所により雨の予報ですので、折り畳み傘を携帯した方が良さそうです。

どうにもこうにも体調が完全に回復しません。休み、休み家事はやっていますが、眩暈が酷くて外に出るのが怖く感じてしまいます。お蔭でウィーンから訪ねている友達が主催のディナーにも参加できず・・・。

でも昨日は夫に付き添ってもらって、フロリダから来ている友達とセントラルパークで花見を楽しみました。1時間程話しただけでしたが、新生活について色々話が聞けて楽しかったです。散り始めの桜も美しかったですし。

私達が話していた周りは日本人や韓国人の人だらけ。皆さんお花見を楽しんでいらっしゃいました。着物で花見弁当を楽しんでいる方までいらっしゃって、あたかもその一角だけ上野公園かのような様相を呈していました。友達と記念写真を撮ったら、後ろに綺麗に桜が映り込んでいてお気に入りの1枚になりました。

ネパールの大地震は痛ましいですね。ニューヨークのネパール人コミュニティーも追悼の集会を行ったようです。どうにもPCに向かって作業をするのが辛くて後回しになっていますが、活動内容を調べて細やかでも寄付をしたいと思います。
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さて、今回はローワーイーストサイドにある食料品市場『Essex Street Market』についてです。
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ニューヨークに6年住んでいるとはいっても、どうしても同じ場所にばかり行ってしまうのでいつまで経っても自分の居住しているエリア、友達の住んでいるエリア、ボランティアする場所、学校の場所以外はよく知らぬまま過ぎてしまいます。特に未だにガタガタ揺れる地下鉄に乗るたびに乗り物酔いに苦しむので、徒歩で行くには遠すぎるエリアは未知の領域に。

ましてや数か月で店が入れ替わってしまう変化が激しいニューヨークでは、いつまで経ってもこの街を知っているという気になれません。でもそれは、人と話すと新しい発見があって面白いという事でもあり。最近の新たな発見がこの食料市場でした。
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そもそもの発端はフランス人の知り合いと話していた時、彼女が新鮮な魚を何処で購入しているかと質問してきたことでした。私は静岡出身で新鮮な魚に慣れていたこともあり、魚の臭いが大の苦手。結果としてあまり魚を食していないと白状。

でも、購入するのであればなるべく高いながらもグリーンマーケットに行っていること。でも、最近は時間がなくてグリーンマーケットに行けないので、鮮魚コーナーでさばいてもらえるところで購入する様にしていること。時間が許すのであれば、スーパーマーケットの『Citarella』の魚介が比較的新鮮なことが多いと思うこと。等々を話しました。
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逆に彼女に何処で魚介を購入しているのかを聞いたらお勧めしてくれたのが75年の歴史を持つDelancey StreetとEssex Streetの角にあるこのマーケットでした。始まりは街角で商売をしている人達を取り締まり、機会を与える為に始められたというここは、最近沢山出現しているようなファンシーなマーケットではなく、市場といった方がピッタリきます。

並んでいるお店も住んでいる人が持ち帰って料理をする材料を売るものが殆どで、その場で食事ができるのはアイスクリーム屋さんとスムージースタンド位な印象でした。が、住人が晩御飯の材料や翌朝の朝食のパンとチーズ等を買うために訪れるには適した品揃え。
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75年前は移民の街だったローワーイーストらしく、イタリア人とユダヤ人の移民がやっているお店が多かったそう。ですが、現在はプエルトリコのコーヒー豆を売るお店や韓国系と思われる店主の経営する魚屋、イタリア系と思われる肉屋と魚屋、ユダヤ系と思われるパン屋、フランス風と思われるパン屋、和風お総菜屋、等々エスニック色豊かなラインアップでした。

私は用事のついでに歩いて訪れたのですが、お勧めされた魚屋さんを冷やかし。確かにニューヨークにしては新鮮そうに見えたレッドスナッパー(red snapper:スズキ目であるフエダイの一種らしい)を購入。煮付にするため内臓のみ取り出してもらいました。そしてまぁまぁ大丈夫そうに見えたサバ(mackerel)も購入(サバが大好きなので)。こちらは3枚に下ろしてもらいました。とっても新鮮!という訳にはいきませんが、ニューヨークにしては良い鮮度だと思いました。
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加えてコーヒー豆が無くなりそうだったので、プエルトリコから輸入されているコーヒー豆も購入。お店の人は最高潮に愛想が悪いですが、安い豆が量り売りで購入できます。少しだけ膨らんだので、そんなに新鮮でもないけれど古くもないといった豆だと思われます。お店の人に酸味が苦手だと相談したら、オリジナルブレンドをお勧めしてくれました。好みを伝えれば相談にのってくれるものと思われます。

朝食用のバゲットはフランス風のベーカリーで購入。格別美味しいという訳ではありませんでしたが、普通に美味しい地元の味という感じでした。地に足着いた、ニューヨークの胃袋を支える存在なのだと思います。

Essex Street Market

120 Essex St

New York, NY 10002
営業時間や店舗の詳細についてはHPにてご確認ください。

2015年4月24日 (金)

映画『ずっとあなたを愛してる』

急に涼しくなった木曜日のニューヨーク。今日からニューヨークで働いている友人は、フロリダでのタンクトップ生活とのギャップに文句たらたら。でも、綺麗な春の花が見れる事にはご満悦の様子です。

来週(2015年5月1日(金))とうとう新しいホイットニー美術館がオープンします。新たなホイットニーはハイラインの南端、ガンズボールト通りに面しており、美術館からハドソン川やハイラインの景色を臨める造りになっています。

ホイットニーは、大好きなオキーフ作品が一番多く展示されていましたし、興味深い展示も多かったのですが、遠いし高いし混んでるしでなかなか訪れる機会を作れなった美術館。でも、今回のロケーションは大好きなハイラインの脇にあるので、週末等に散歩がてら訪れやすくなったので楽しみです。

でも、これでミートパッキング地区がもっと高級志向に変わっていきそうですね。
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さて、今回もDVDで鑑賞したフランス映画『ずっとあなたを愛してる』(英題:I've Loved You So Long、原題:Il y a longtemps que je t'aime)の感想です。
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最近体調がどうにも悪く勉強ができないので、せめてもと観る映画の量を増やしました。この映画はスタッフお勧めサインが付いていたので興味を惹かれて観ました。

2008年のフランス映画ですが、主演はイギリス人のクリスティン・スコット・トーマス(Kristin Scott Thomas)氏です。今回初めて知りましたが、彼女は19歳でフランスに移り住んだため、フランス語が堪能。フランス人医師と結婚して3児を儲けたそうです。どうりでペラペラ話していると思いました。でも、映画の中ではイギリス人とのハーフなので、フランス語に英語訛りがあると言われています(が、よく分かりませんでした)。

物語の舞台はフランスの学園都市ナンシー( Nancy)。空港で姉であるジュリエットと妹であるレアが久しぶりに再会するシーンから始まります。殆ど会話がなく、ぎこちない2人。物語が進むにつれ、何故2人が長い間顔を合わせていなかったのかが、徐々に分かってきます。
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ジュリエットが15年間服役していた事。刑務所を出て行く所がなかったので、妹であるレアが夫と2人のベトナムから引き取った養女、そしてろうあ者である夫の父親とで暮らす家に招いた事。ジュリエットが犯した罪は殺人だった事。そして殺したのは自身の6歳の息子だった事。

ジュリエットが犯した罪に関わらず、レアは姉を愛し、気にし続けていたと言います。母親が姉との一切の関わりを禁じた為に面会に行けなかったけれど、面会を望んでいた事。姉の事を考えない日は無かった事。その証拠に毎日つけていた日記の最初の一言はジュリエットの名前だったこと。

でも、ジュリエットはなかなか妹をはじめとする人々に心を開くことができません。唯一心情を吐露できるのは、全く喋れないおじいさんの部屋でのみ。その理由を長い間刑務所で過ごしていたからだろうと考えていたのですが、最後の最後に医師であり母親であったジュリエットの最大の秘密が明らかになり、全ての謎が解かれます。
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そのシーンが悲痛に満ちていて、それまで比較的静かなシーンの多い映画にあって感情が爆発して叫びまくるのでインパクトが大きく。一人で観ていたのですが、泣き過ぎて呼吸困難になってしまうかと思う位、涙が出て止まりませんでした。

ラストには、幸せそうに笑うジュリエットの姿がありますので救いがあります。人生の容赦の無さ、世間の無理解や偏見、人々の抱える孤独がこれでもかと描かれている割には、観終わった後温かい心持になりました。痛みを理解しようと努力する心優しい大人と、純真な子供達の存在のお蔭かもしれません。

2015年4月22日 (水)

映画『Love Is in the Air』

朝は晴れている水曜日のニューヨーク。これから所により雷雨になるそうなので、準備をお忘れなく。

昨日イーストハーレムでバスに発砲される事件が起こりました。幸い怪我人はでなかったようですが、怖いですね…。そしてブルックリンでも2件の発砲事件が起こり、死傷者が出たとの事。安全になったとはいえ、ここはニューヨーク。今週末は方々に出掛ける予定なので、気を引き締めて行動します。

今日フロリダに移り住んだ友人カップルがニューヨークにやってきます。そして明日、ウィーンに移り住んだ友人カップルがニューヨークを訪れます。今週末は久しぶりに友達と集まれるので楽しくなりそう。体調がもって参加できるように祈るばかりです。
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さて、今回はDVDで鑑賞したフランス映画『Love Is in the Air』(邦題:ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー、原題:Ma vie en l'air ←このタイトルを直訳するとMy Life in the airの様な気がするのですが、グーグル翻訳をかけてもLove is in the airと訳されます。何故なのでしょうか?フランス語は難しいです・・・)の感想です。
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相変わらず体調がイマイチなので、気楽に見られそうな映画を…という事で選んだラブコメ。2005年のフランス映画で、この作品が初長編だというレミ・ブザンソン(Rémi Bezançon)氏が監督・脚本を担当しています。

主人公はフランスの郊外に住んでいると思われる30代のヤン。航空会社でパイロットの養成をする試験官をしています。でも、彼は極度のフライト恐怖症。なんでも母親がフライト中に急に産気付き、彼を空の上で産み落とした際に命を落とした事がトラウマとなってしまったそう。でも、空の上で生まれた彼に、航空会社はいつでも無料で飛行機に乗れる権利をプレゼントしたため、彼さえ望めばいつでも気軽に空の旅を楽しめる境遇です。
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彼には小学校からの腐れ縁の悪友リュドが居て、アパートになし崩しで居候されています。リュドは酒癖は悪いし、実家の葬儀屋を継ぐのが嫌で治験の検体になって小銭を稼ぐ日々を送っているし、パーティーに出掛ければ例外なく拳の喧嘩を始めるし、とできない男の代表みたい。でも、ヤンは「お前には呆れる」とぶつくさ言いつつ、楽しく生活しています。

ヤンには若い頃から信じている恋に関する信仰の様なものがあります。それは助手席にエスコートした後に、自分が車を回り込んでいる間に運転席側のロックを外してくれる女性が運命の女だ、というもの。たまたまパーティーに向かうエレベーターの中に閉じ込められた際に一緒だったシャルロットがこの条件に当てはまったので、彼女こそが運命の女と思い定めます。
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が、彼女は3週間付き合った後、オーストラリアに旅立ってしまいます。ヤンはクリスマスを彼女と過ごすためにオーストラリア行きの飛行機に乗りますが、着陸直前に恐慌を来し飛び降りてしまいます。結果、シャルロットに振られてしまい、以降は適当に女性と関係を持っては別れることを繰り返します。

そんなヤンとダラダラと目的無く暮らすリュドが、理想ばかりを追い求めて目の前の生活に完全に向き合わない生き方から脱し、たった一人の相手と真剣に向き合い、そのために仕事にも向き合うようになる過程をコミカルに描いていました。

軽いタッチのコメディーですが、駄目な男代表のようなヤンとリュドが面白いキャラクターなので笑いながらも惹き込まれて最後まで観れました。なんとなく、『あー、こういう人、居そうかも』と思わせる人物設定なのです。
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ヤンの過去の女性を理想化してしまうところとか、理想の生活を思い描いて満足していない現在の生活を何となく環境のせいにして逃げてしまうところとか、本当に欲しいものの為でもあと一歩の所で頑張れないところとか。女性の押しに弱くて、何となく「No」と言いそびれている内に疑問に思っている方向に流されてしまうところなんかは、夫と「あー、居そうだよね」と笑ってしまいました。全てにおいて判断が遅すぎて、色んな事が全て裏目に出るヤンのついて無さも、なんかありそうと思わされましたし。

くだらない、ヤンとリュドのうだうだとした会話がフランスっぽくて、2人が画面に出てくるたびに笑っていたように思います。そしてリュドみたいな友達がいたら頭が痛いだろうなぁと思う反面、そもそも友達って感じが良いとか、プラスになるとか、気を使ってくれるとか、付き合いやすいとかではなく、多くの欠点を知り、一緒にいるとイラつき、全くなんなんだとうざく思いながらも一緒に居る・・・というような存在だよな、と少し羨ましく感じました。
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軽いタッチで描かれる駄目男2人の成長記。夫と2人で思いがけず気に入った作品でした。

2015年4月21日 (火)

貯水池近くのイーライズのデリ

朝から曇っている火曜日のニューヨーク。午前中ははっきりしない天気のようですが、段々と回復するそうです。朝方は雷で目が覚めましたが、明日までは雷は鳴りを潜める予報です。

2015年4月15日~26日迄トライベッカ・フィルム・フェスティバルが開催されていますが、その中で女優のメリル・ストリープさんが映画産業内で女性の地位がまだまだ低い事を受け、8人の女性脚本家がニューヨーク州の北にあるリゾート地で集中的に本職の脚本家から学べる機会を作る試みに出資することを発表しました。応募要件は脚本家を目指す40歳以上の女性。面白そうな試みです。

彼女は女性の地位を向上させるような辛口スピーチでも有名ですが、後続の女性たちの為に戦い続ける姿は心底美しいと感心します。これから女性が共感できるような、幅広い年代の女性が主人公の興味深い映画が数多く誕生すると良いですね。**************************************
さて、今回は貯水池に花見に行く際に便利なイーライズのその場で食事もできるデリ『Eli’s Essentials』のご紹介です。

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週末に貯水池まで花見の為に散歩した際、教会に併設された『Heavenly Rest Stop Cafe』で軽くランチがてら一休みするつもりだったのですが、なんと閉店していました。『カフェ・サバスキー』は、建物の中に止まらず、ブロックをぐるっと取り囲むほどの大行列。食事の為に並ぶなんてことは考えられない私達には論外。

そこで仕方なくマディソン街に歩いたら、直ぐ見つけたのがゼイバーズで有名なイーライ兄弟が営むイートインのできるカフェ『Eli’s Essentials』でした。ここは向かって左側にビュッフェスタイルの温かい惣菜、野菜バー、フルーツバー、パン類やサンドイッチが並ぶショーケース、ヨーグルトや野菜&フルーツジュース類が並べられたケースがあり、右側にテーブルが並んでいるスペースがあります。
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イートインスペースにはロフトもありましたが、私達が訪れた週末の昼過ぎには余裕があったのでロフトスペースは立ち入り禁止になっていました。が、混んで来たら入れるのでしょうから、いつ訪れても比較的席を確保しやすいのかもしれません。

マディソン街の91丁目の角と便利な場所にあるからか、イーライズの系列だからかデリにしては非常にお高め。ですが、貯水池の入り口から2ブロックという地の利ですし、美味しいので観光のついでに寄るにもお勧めです。
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トイレは男女共有の個室が1つだけでしたが、非常に清潔に保たれていたのも印象が良かったです(ニューヨークのトイレは入るのを一瞬ためらうような状態の物が多いですから・・・)。店員さんがさっさと出ていけといわんばかりに済んだ食器を片づけていきますが、気にせず長居していた人達もいましたので、じっくり話し込みたいとかじゃなければ問題ないと思います。

私はスープバーからスープとスモールのコーヒー1杯を選び、$11弱払いました。スープにはたっぷりの野菜が入っていてとても美味しかったです。夫はサンドイッチを温めてもらったら、支払いを済ませてから長時間待たされていましたので、お急ぎの際にはサンドイッチの温めは断った方が無難かもしれません。

Eli’s Essentials

1270 Madison Ave
New York, NY 10128
TEL: (646) 755-3999
イーライズ・エッセンシャルズの情報は見当たりませんが…。イーライズのHPはこちら

2015年4月20日 (月)

セントラルパークの春

朝から雨がぱらつく月曜日のニューヨーク。今日は1日強風&雨の予報で、夕方から夜にかけては所により雷の予報です。横殴りの雨でも濡れないように支度が必要かもしれません。

今朝は不法移民を乗せたとみられる漁船が地中海のリビア沖で沈没した事故が大きなニュースとなっていました。違法行為の為きちんとした乗船者名簿がなく、何人の人が行方不明となっているのか詳しい数字が分からないそうですが、700名以上が死亡した恐れがあるとの事。

北アフリカからイタリアへの不法移民が急増する中で、海難事故も相次いでいるそう。シリアの内戦を逃れる為に逃げるシリア人が多いとの事ですが、アフガニスタンとエリトリアで貧困が深刻化していることも影響を及ぼしているそう。命をかけて違法に他の国に逃げなくても良いような世の中を作りたいものです。
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さて、今回はセントラルパークの春の景色をご紹介します。
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なかなか眩暈がすっきりと治らない中、眩暈について調べていたら適度に運動した方が良くなるという記載を見つけ。夫に付き合ってもらい、週末のうららかに晴れたセントラルパークに散歩に出掛けました。
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週末は両日ともよく晴れて気持ちの良い天気。同じように春を楽しみに来た人々でセントラルパークは賑わっていました。
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セントラルパークのあちらこちらで桜が開花。皆さん、桜をバックに記念写真を撮ったり、花弁をアップで撮影したりしていました。

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『春といえば桜』という考えはニューヨークに住む多くの人に定着しているようで、金曜日にエレベーターで一緒になった男性も花見に行くと張り切っていました。

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その会話中、彼が「チェリーブロッサム」ではなく、「SAKURA」といったのにも驚きました。「UMAMI」なんかと同じように、英単語になりつつあるのかも?

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うららかな陽気をのんびりと楽しむ人も沢山。

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白やピンクの木蓮も美しく咲き誇っていました。

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枝垂桜はこれから。

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芝生の緑も目に眩しい。

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ベンチで寛ぐだけでも特別な気分。

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貯水池(Reservoir)の周りの桜は東側のみ開花中。

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桜の他にも水仙、ムスカリ等の春の花も楽しめます。クリスマスローズもまだ咲いていました。

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色鮮やかなショウジョウコウカンチョウ(Northern Cardinal)も日向ぼっこを楽しんでいました。

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この日は飛行機雲が綺麗に残る青空でした。

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西側の花は咲いていませんでした。

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八重桜や枝垂桜はこれから。来週末も花見が楽しめそうです。

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2015年4月17日 (金)

クラスメイトとコーヒーブレイク

朝から小雨のぱらつく金曜日のニューヨーク。でも段々と天気は回復に向かうそうなので、夜出掛ける分には問題ないかもしれません。

ニューヨークでは歳の差がある友人を持つ人が沢山いて、お互いに自然に助け合っています。私自身も年上の方と親しくお喋りする機会を沢山得られて、精神的にとても助けられています。

そんな中、ボランティア仲間とスケジュール調整をしていたら、彼女は最近とても忙しくボランティアできる時間が非常に限られると話しており。理由を伺うと、友人の女性が強風にあおられて転倒、骨折してしまったためだそう。

怪我をした女性は86歳で現役の舞台女優さん。週2回の運動を欠かさず、1人で自立して暮らしており、年に1回程の仕事の際にも台詞を問題なく覚えて演じるはつらつとした女性だそうです。

しかし女優さんだけあってスリムで華奢な体格が災いし、アパートの隣にあるスーパーに買い物に出掛けただけなのに風で飛ばされて歩道で骨折してしまい、非常にショックを受けているとの事。それはそうですよね。躓いて転んだのでもないので、自分ではどうしようもないですものね。

入院してはいないものの週2日病院に併設されたリハビリセンターに通わなければいけないため、ボランティア仲間はお供をしており。また、買い物や家事を手伝っているので、自分の時間が大幅に削られているのだそうです。

怪我や病気の際にお互いに助け合う様子を日常の風景としてよく耳にしては、ニューヨークの温かさを思います。行政機関が困った人を助けるシステムを構築すべきですが、そんなものに頼らなくとも隣人や友人・知人がお互いに助け合えるという関係性も併せて機能していると安心だとつくづく思います。
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さて、今回は日々の徒然事です。
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私が家でじっとしていることができない性分であることをよく理解してくれ寛大な夫に甘え、去年の秋から習い事を始めました。長らく真面目に勉強していなかったので全然頭が追いつかなくて大変でしたが、やはり新しい事を学ぶのは非常に楽しく満喫していました。

が、最近どうにもこうにも体調が悪く全く勉強ができず。予習・復習をしないと折角クラスを受けても学びが少ない上に、他の生徒の足を引っ張ってしまうため、この秋のクラスは休むことにして、今週申し込んだクラスをキャンセルする手続きを取りました。本より進みが早いクラスについていけず、もっと復習をと焦っていた折でもあったので、夏のクラス迄は今までの復習をみっちりする良い機会かとも思い。

でも、過去2回のクラスで同じ先生に学び、一緒のクラスだったクラスメイトにお世話になっていたので、E-mailで事情を説明するだけでは如何にも不義理だと感じ。昨日クラスが終わる時間を見計らって学校に行き、先生とクラスメイトに挨拶をしてきました。
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先生は娘さんの洗礼の儀式が行われるのに合わせて大規模なパーティーを企画中で、ただ今多忙。でも、それが落ち着いたら連絡するね!とこれからも連絡を取り合う約束をしてくださり。

ウエディングシャワー用のプレゼントや誕生日プレゼントを買いにデパートに行かなければならないというクラスメイトとはもう少しお話したかったので、一緒に買い物に出掛けました。彼女は、「丁度今日帰ったら連絡しようと思ってたのよ!来てくれてとっても嬉しいわ!」と熱烈にハグ&両頬にキスして歓迎してくれ。

買い物の後、デパートのカフェコーナーで1時間話し込みました。「クラスは離れてしまったけれど、貴方とはこれからも友達でいたいと思ってたの!」と色々話してくれて、これからは彼女のニュージャージのお宅に遊びにったりして遊ぼうと約束し合いました。
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クラスで一緒になると同じ事に興味がある者同士なので、仲良くなりやすいのかもしれませんが。やっぱり、何処に行っても良い出会いに恵まれるなーと感謝の念で一杯になりました。

新しい事を学ぶ際に励まし合える友人が居るのが助けになるのは経験済み。一緒にライティングを楽しむ友達の存在のお蔭で、ショートストーリーを無事に書き終わりましたし。これからは励まし合って一生懸命勉強したいと思います。

そして可能であれば、2人のお子さんの子育てを終えて新たなチャレンジの為に猛烈に勉強に励む前向きで優しいクラスメイトからも沢山の事を吸収したいです。

2015年4月16日 (木)

ノリータのフレンチビストロのテイクアウト

よく晴れている木曜日のニューヨーク。今晩から明日にかけて天気が崩れるようですが、週末晴れて暖かくなるそうなので、楽しみですね。

昨日ブルックリンブリッジ・パークのピア2(運動場みたいになっている場所)で小さな子供達に向かって発砲という騒ぎがあったようです。正式なニュースになっていない所を見ると誤報だったと思われますが、子供達が非難し、警官が多数訪れて一時騒然としたとの事。

平日の昼間から子供達に向かって発砲なんてことが現実に起こらなくて良かったですね。でも、いつ起こってもおかしくないと思うからこそ、何かが爆ぜるような音がすると発砲だと誤解が生じたりするのでは。銃の規制についてマスコミでも騒がれなくなってしまいましたが、一体どうなっているんだ!と腹立たしい気持ちになります。
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さて、今回は去年ラファイエット通りに登場したお洒落なフレンチ・ビストロ『Lafayette』に併設されたベーカリカフェの話題です。
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SoHoの辺りに用事で週1回出掛ける度に気になっていたこちらのビストロ。外観がお洒落で、暖かい季節には歩道に並べられたテラス席で食事を楽しむ人達で溢れています。

とは言え、座って食事するには少し高そうなので訪れたことがありませんでしたが、ある時入口を入って右側にベーカリーカフェセクションがある事に気付きました。そこで土曜日のブランチにパンで簡単に済ませる時に入り用となるパンを購入しようと利用しました。
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ベーカリーカフェセクションにはテーブルやカウンター席が用意されていて、1人で簡単に食事を済ませたり、観光のついでにちょっとお茶をしながら休憩するのに便利そうなつくりでした。が、私はショーケースに並べられているパンやデザート類の中からバゲットとマドレーヌを購入。

バゲットは通常よりもひとまわり小振りで立派な値段でしたが、香ばしくてとても美味しく。気に入って以来頻繁に購入しています。商品を入れてくれる袋もとてもお洒落なのですが、バゲットが全て入りきらないサイズ。購入してから地下鉄に乗ったり、街中を結構な距離歩いたりして帰宅する私はバゲットが外気に触れる事に抵抗があり、持参の袋でカバーしています。
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季節を意識したスイーツ等も並ぶので、お買い物が楽しいベーカリー。ちょっとした自分へのご褒美にぴったりのお店です。

Lafayette

380 Lafayette St

New York, NY 10003
TEL: (212) 533-3000
お店のHPはこちら

2015年4月15日 (水)

本『さよなら、私のクィンターナ』

朝から快晴の水曜日のニューヨーク。昨日、ボランティア仲間が「明日は美しい1日になるそうよ!」と晴れやかに言っていましたが、正に!という綺麗な陽気です。

ニューヨーク・チーズケーキの代名詞のような存在である『ジュニアーズ』が、そのオンラインオーダー等を担当する工場ををクイーンズからニュージャージーに移転することを発表し物議を醸しています。ジュニアーズ側は家賃が切れるのを機にもっと広いスペースに移る必要があったと説明しているそうですが、「ニューヨークを裏切るのか!」みたいな空気になっています。

最近名物店や昔からある地元密着型のお店やバーが次々と廃業に追い込まれているため、只でさえ皆さん敏感になっているところにこのニュースだったので余計に大きく報じられているのでしょう。とは言え、タイムズスクエアの大きな店舗をはじめとするジュニアーズのお店は依然としてニューヨークにある訳で、税金収入や雇用について考えなければ大きな違いを生まなそうですが。
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さて、今回は療養中にぼつぼつ読んでいた本『さよなら、私のウィンターナ』(Blue Nights)の感想です。
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この本は2011年に出版された自叙伝(memoir)で、著者はジョーン・ディディオン(Joan Didion)氏です。ニューヨークに別れを告げることを決めた著者達のエッセイを集めた本『Goodbye to All That: Writers on Loving and Leaving New York』を読んだ時から、その出発点となったディディオン氏の作品を読みたいと思い続けており。

近所のお気に入りの独立系書店で扱われていた唯一のディディオン作品がこの自叙伝でした。薄く、難しい言葉が然程出てこず、少ない言葉で多くを表す書き振りの本だったので、眩暈で活字を追うのが難しい状態でも読みやすかったために読み終わりました。

ディディオン氏はアメリカでは名の売れた小説家、脚本家、エッセイニストです。軍人の父親に伴われ移動ばかりの幼少期を経て、学生時代応募したエッセーコンテストで入賞したことから雑誌『ヴォーグ』で働き始めて華やかな世界に足を踏み入れ。
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その後はお金持ちの男性と結婚し、二人三脚で脚本を書き映画を製作する傍ら、執筆を続けました。その生活はエッセイや自叙伝にも登場し、インターネット上にも沢山の写真が溢れていますので、完全にプライベートな人生を歩んだわけではないようです。

この随筆の原題は『Blue Nights』。夏至の頃、ニューヨークの夕暮れに現れる怖い位に蒼い静謐な空の色を、夫と娘を失って生きる希望を無くした奈落のどん底の様な心持に例えたタイトルです。言われてみると、あの夕焼けの後に現れる怖い位の蒼い空って東京ではあまり見ない現象な気がします(北海道の空は似ているような気がしますが…)。

日本での発表タイトルから分かるように、殆どは娘さんであるクィンターナを亡くした悲しみを綴った内容。クィンターナさんは、ディディオン氏が養子にした女児で、どういった理由でご自身で生まずに養子を選択したのかはこの本では説明されていないので解りませんが、子供が欲しくて堪らなかったディディオンさんにもたらされた宝物だったようです。
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しかし、クィンターナさんは事情があり生物学的なご両親が育てられなかっただけで誰の子供かは最初から分かっていたお子さんで、正式な養子とするには大変な苦労があったよう。しかも、正式な養子としてからもいつ取り戻しに来るかもしれないと怯え続けていたようです。

クィンターナさんには小さい頃から養子であることを告げていたため、彼女にも葛藤や不安が常に付き纏っていた事が短い文で端的に記されています。そして、その不安定さがクィンターナさんが39歳という若さで亡くなる遠因となったのではないかと思い悩む気持ちも。

短く、簡潔に記されていると書きましたが、ディディオンさんの苦悩は苦悩するままグルグルと頭を渦巻くように綴られていて、読んでいると辛くなってきます。何回か苦しくなってしまい、休憩しなければなりませんでした。文章のお手本となりそうな、美しい文章だと感じました。
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その一方で、固有名詞がバンバン登場するので、ハリウッドや有名人に疎い私には何が何やら分からない描写も多く。またご本人も自覚して先手を打って文章中で『これを貴方は特権階級のたわごとだと思うかもしれない』とか『無知から来る対応』とか言っていますが、到底自分の生活として思い描けるような日々ではなく。

世界中の一流ホテルを娘さんを連れて転々とする日々や、シャネルを着てシャンパンを飲み煙草を嗜む日々、そもそも言葉を喋るようになったばかりの娘さんに養子であることを告げる事の是非、等々議論や反発が多く予想される内容です。彼女の心情ではなく、日々の生活や人生における選択に目を向けて読むと、人によってはなかなかイライラさせられる内容かもしれません。

ただ、1人の女性の孤独や老いの物語として読めば身につまされるものがあり、共感できる部分が多々あると個人的には感じました。

2015年4月14日 (火)

ウィーンからの絵葉書

朝からどんよりと曇っている火曜日のニューヨーク。今日は午前中から小雨がぱらつく予報です。

原因不明の眩暈に悩まされています。今日はちょっと改善して、PC画面を見られるようになったので少しだけブログの更新です。早く完全復活して、毎日書けるようになると良いのですが…。
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そんなこんなで、またまたボランティアも学校もお休みして、少し家事をしてはベッドで休み…という生活をしていました。家から出られず、満足に本や画面を見られない生活はストレスが溜まります。

そんな折、ウィーンの友人から絵葉書が届きました。よく見るとウィーンの町が上手にデザインされていて、主だった建造物や地形が上手く描き込まれています。『桜の風味付されたお茶を飲んで貴方達の事思ってたの!やっと暖かくなってきたので、週末に少し散歩してきたよ!』という内容。

フェイスブックで同じ『散歩』について、アウトドア派ではない彼女のパートナーが書いていたのですが。その内容が『オーストリア人の「ちょっと歩こうよ」って言葉を信じちゃ駄目!気付けば林の中を歩いてるから!!』と嘆き節だったのを思い出して笑ってしまいました。
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なんでもオーストリア人はハイキングが大好きなのだそうで、ディナーを食べ終わった夜10時とかから「ちょっと散歩しようよ」とか言って、林の中を1~2時間歩くそう。真夜中に林の中でキャンドルライトのピクニックなんてことも。それがオーストラリア人の友人には信じられないようです。

日本人の私もその感覚は持ち合わせて居ないものの、いつ読んでも羨ましく思います。友人は「足が痛い!」とブーブー言っていますが、私から見れば贅沢な悩みに感じてしまいます。

電子の世界にあって、時を経て届く便りには心を温め励ます効用があります。

2015年4月 6日 (月)

ニューミュージアムのトリエンナーレ

薄曇りの月曜日のニューヨーク。今日は1日晴れて過ごしやすくなりそうです。

最近地下鉄の線路に金属を置いて、電車が上を走った際に火花が散るのを楽しむ悪戯が横行しているそうです。電車が入ってくる際に、小さな爆発のようなものが起きるのですが、その様子を自分達で動画に撮影してソーシャルメディアにアップしたりしているようです。

なんでも古い地下鉄に積まれている行先表示の板を盗んで置いているとか。結構な火花が散るので、ホームに居たら驚くと思いますし、運転手さんも吃驚するでしょう。動画をアップしているという事は、悪戯している人達を特定するのは難しくないのではないでしょうか(たまた居合わせて撮影しただけだと主張もできそうですが)。一刻も早く悪戯が止むことを祈ります。

先日イーストヴィレッジで起きた爆発事故の際にも、燃え上がる炎を前にニコニコ笑ってセルフィーを撮る人々が自分でソーシャルメディアにアップした写真の数々が物議を醸していましたが、自分達の恥じや罪を堂々とアップするのはなんでなのでしょうか?
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さて、今回はローワーイーストにあるニューミュージアムで開催されている『トリエンナーレ』(Triennial)についてです。
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ニューミュージアム(the New Museum)は現代美術を紹介する美術館で、バワリーに建つモアイ像の様な不思議な形をした建物が有名です。私はモダン・アート(modern art)は好きなのですが、コンテンポラリー・アートはあまり好きではない事が多く、従ってニューミュージアムにも足を運んだことがありませんでした。現代芸術家の作品は、ギャラリーやパブリックアートで無料で楽しめる事が多いですし…。

ですが、先日クラスメートと週末の予定について話していたら、コロンビア大学で美術史のPHDを取得すべく勉強している女性が「ニューミュージアムのトリエンナーレがお奨め。今回のはレベルの高いセレクションが揃っていて面白いよ」と教えてくれ(因みにMoMAで開かれているビョーク(Björk)の展示はお奨めしないとの事)。
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最近美術館に足を運ぶ機会が減ってしまったのでそろそろ楽しみに行こうと夫と言っていたので、週末を利用して観に行きました。トリエンナーレと銘打っているので、年に3回開催されている内の1回なのでしょう。今回のテーマは『観客を包囲せよ』(Surround Audience)で、世界中のアーティストから作品を募ったようです。

作品数が多いので、じっくり全部を鑑賞すると1日掛ると思いますが、私達は殆ど説明を読まずさーっと流し観たので計2時間程で鑑賞し終わりました。多分説明書きを読んでアーティストの意図を汲み取った方が楽しめるのですが、長い時間鑑賞する体力はなく。
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説明を読まずに鑑賞すると意図するところが分からないアートもそれなりにありましたが、コンテンポラリーにしては割と意図が分かりやすい作品が多い印象でした。抑圧や鬱屈を感じる作品が多い中で、水槽にサンゴやヤドカリが生きていた作品が美しく、夫婦ともども一番気に入りました。やっぱりどうしてもアートには癒しや美を求めてしまいます。

訪れた日は青空が広がり、テラスから眺めるダウンタウンの景色がニューヨークらしくて楽しめました。ウォータータンク越しのブルックリンブリッジなんて、非常にニューヨークらしい風景です。
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この展示は2015年5月24日(日)迄です。

New Museum

235 Bowery

New York, NY 10002

TEL: 212.219.1222
開館時間等の詳細はHPにてご確認ください。

2015年4月 5日 (日)

映画『フレンチなしあわせのみつけ方』

薄曇りの日曜日のニューヨーク。天気予報では小雨がぱらつく可能性があるようですが、今のところ青空が覗いていて、ほんとかなぁ…という感じです。最高気温は15℃。上着は必要そうですが、もう厚いコートはクリーニングに出しても良い頃かもしれません。

と、まだまだ寒いニューヨークで少しの暖かさに一喜一憂しているのに、フロリダの友達は初めての週末を満喫中らしく、タンクトップでビーチを散歩している写真をアップしていました。見るからにのんびりしていそうで、どの写真にも人っ子一人写っていないのが、ここに居ると信じられません。お年寄りが多い地域みたいなので、皆さんわざわざ出かけないのでしょうか。

ウィーンの友達は家族でフォーマルなディナーを楽しんだよう。ニューヨークに住むフランス人の知り合いは、イースター休暇を利用して友達が2週間程訪ねて来ているそうで、夕飯を振舞うと張り切っていました。ヨーロッパは休暇が沢山ある上に、バケーションをきっちり取るからすごいですよね。どうりで最近ニューヨークの街が人で溢れている訳です。
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さて、今回はDVDで鑑賞した映画『フレンチなしあわせのみつけ方』(仏題:Ils se marièrent et eurent beaucoup d'enfants(彼らは結婚し、沢山の子をもうけた)、英題:Happily Ever After)の感想です。
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この映画は軽そうなラブコメで、お疲れモードの今週に観るにも負担にならなそうだという理由で選びました。2004年のフランス映画で、シャルロット・ゲンズブール氏やジョニー・デップ氏等、有名どころが出演しています。

ストーリーは、シャルロット・ゲンズブールとイバン・アタル演じる夫婦の関係を軸に、喧嘩が絶えない夫婦、遊び人の独身男性の3組の夫婦・カップルの生活を描いています。車のセールスマンであるヴァンサン(アタル)は不動産エージェントの妻ガブリエル(ゲンズブール)との間に1人の男の子が居ます。

2人はパリのアパルトマンで幸せそうに暮らしています。時々喧嘩もしますが、お互いに愛し合っていて、たまにベビーシッターを雇って2人でデートしたり、仲間と映画を観に行ったり。ふざけてケチャップやら小麦粉やらを投げつけあって大騒ぎしたり、バーでナンパする振りして情熱的なキスをしながら帰宅したり。熱烈なセックスをしたり、相手を驚かせてふざけ合ったり。
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その実、ヴァンサンはホテルのスパでマッサージをする女性と長期に渡り肉体関係を持っていて、ガブリエルはそのことに気付きながら夫に問いただすことなくじっと耐えています。そのためヴァンサンが友達とカードをするので出掛けると言ったりすると不機嫌になったり、子供が口にした「何で愛せるのは一人だけなの?」という無邪気な質問に悲しくなってしまい、カフェで一人でしくしく泣いたり。

仕事の振りして友達とディナーに出掛けたり、子供を連れてリゾートにバケーションに出掛けたり、「私知ってるのよ」と匂わせたりして、夫に無言のSOSを送り続けますが、ヴァンサンは妻が自分の浮気に気付いていることに気付きません。

喧嘩が絶えずに妻にうんざりしているヴァンサンの友達も、独身貴族を気取り「結婚の何が良いんだ?君たちを見ていると全然幸せそうじゃないじゃないか!離婚率だって50%に迫る勢いなんだぞ。」とうそぶく友人も、最後は自分の選んだ相手とそれなりに幸せに暮らしているように見えるエンディングでした。
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この映画は、筋書だけだとなんてことない、他愛のない内容なのですが、ヴァンサンを中心とする男3人のぼやきが面白く。「ほんっとに馬鹿だねー」とか、「アホすぎる…」とか笑いながら夫と楽しみました。

夫も私も以前から『妻が何にも云わなくとも、夫の浮気はほぼ100%相手にばれている』という考えの持ち主で、世の男性陣が浮気(とか、本気で他の人が好きになってしまった事)に相手が気付いていないと大抵の場合考えているのが不思議でならないと言い合っており。なんだかこの映画はそんなよくあるパターンを面白おかしく描き出していて、大いに楽しめました。

深みがあまりない映画ですが、春の夜長に気楽に笑いながら見るにはピッタリの映画でした。映画館で観るというより、家でのんびりDVDがあっている気がします。

2015年4月 4日 (土)

イーストヴィレッジの台湾風味付きかき氷

雲が段々畑のように連なっている土曜日のニューヨーク。今日は1日晴れるようで、暖かくなりそうです。現時点で8℃もあります。

昨日も1日暖かくて、ボランティアをしていたら汗だくになりました。夕方になると涼しいし、着脱が可能な格好がマストな日々です。

騒音による寝不足が祟ったのか、はたまた急に暖かくなった気温に体が上手く調節できていないのか、昨日は体がだるくてだるくて。ボランティアには何とか行ったものの、夕方帰宅したら何もする気が起きず。結局夕食は近くのタイ料理屋に麺を啜りに出掛け、勉強もせずにバタンと寝てしまいました。季節の変わり目は何となくだるいですよね…。

フロリダに移り住んだ友達はやっと落ち着いたらしく、「NYCと正反対の静かな所だよ」、「アパートが広くって、寝室だけでもNYCのアパート全体より大きいの!」と近況が送られてきました。アパートにはベランダもついていて、そこから湿地帯を眺められる、静かで綺麗な場所との事。何とか訪れたいものです。

ウィーンに住む友人は、イースターのリングケーキの写真をアップしていました。真ん中に卵に模した物が入れてあったのですが、一体なんだろう・・・と凝視。ヨーロッパには休日ごとに名物料理のようなものがあって、伝統を感じます。でも、ニューヨークでもベーカリーでバゲットを買ったらカウンターにリングケーキが置いてあったので、真似して購入してきました。イースターの気分だけでも味わっています。
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さて、今回はイーストヴィレッジにある台湾風かき氷のお店『Snowdays』です。
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友達カップルがはまって連れて行ってくれたこちらのお店。彼女たちはそもそもかき氷(shaved ice)が大好きで夏になると屋台で毎日の様に食べていたのですが。イーストヴィレッジに味付きかき氷(Shaved cream)屋さんがオープンしたと知り、早速食べに行ってはまったようです。

シェーブド・クリームと呼ばれている味付きのかき氷は、台湾や韓国で流行した後先ず西海岸に紹介され、大人気を博した様です。このお店のオーナーはロス・アンジェルスに住んでいる時に食してその美味しさに目覚め。東海岸にはまだお店が無い事に目を付けて、『スノーデイズ』を開店したとの事。
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ニューヨークに来る前、日本でも台湾かき氷が話題になっていた折に食べてみたいと思いつつ機会に恵まれぬままこちらに来ていたので、友人の誘いに二つ返事で乗り。初めての食感を楽しんできました。

シェーブド・クリームは、食感としては日本のふわふわした軽いかき氷の様です。ただ、凍らせているのがアイスクリームの様に元々味の付いたクリームなので、融ける時の舌触りがかき氷よりはトロットしていました。
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ベースとなる氷の味がミルク、胡麻、チョコレートっぽい味、チーズケーキ、抹茶およびココナッツから選べ。その上にトッピングやソースを選んでいくシステム。大きさが3段階あるのですが、私は1番小さなサイズ(レギュラー)で丁度良かったです。が、殆どの人がミディアムサイズ(名前はLarge)を頼んでいました。

氷とトッピングを自分で選んでカスタマイズできるのですが、私は面倒だったのでお店側で用意してあるコンボを頼みました。注文が面倒くさい方は、コンボを頼めばコンボ名とサイズだけで済むのでお勧めです。

確かに軽くて、甘くて、トッピングとのバランスも良く、とても美味しかったです。近くに出掛けたら、ついでに寄りたいと思います。ただ、とても混むようでしたので、席に座って食べるのは少し難しそうでした。

Snowdays

241 E 10th St

New York, NY 10003
TEL: (212) 982-8881
メニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2015年4月 3日 (金)

マディソンスクエア・パークのパブリックアート

朝からどんよりと曇っている金曜日のニューヨーク。聖金曜日(Good Friday)なので教会に足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。明日の過越に向けてマッツァなんかを買い込む人も。現在既に16℃と1日暖かくなりそうですが、生憎雷雨に見舞われる可能性があるそう。夜まで雨が残るそうなので、なるべく早く帰宅するが吉かもしれません。

昨日はパスオーバーとイースターを家族と祝うためか、はたまた休みだから遊びに行くためか、マンハッタンから脱出する人たちがトンネルの大渋滞にイライラして鳴らすクラクションがうるさ過ぎ、結局午前1時近くまで眠れませんでした。クラクションを鳴らしたって進めないのは百も承知だと思うのに、なんだってあんなに鳴らすのかいつも不思議です。

クラスメイトは親族にカソリック信者とユダヤ教信者がいるそうで、土曜日は過越、日曜日は復活祭のお祝いでそれぞれの親族と集まるのだとか。忙しいと嘆き節でした。旦那様がイタリア系移民を祖先とするクラスメイトは、イースターのお祝いの為に義理の弟さんの家に出掛けるそうで。毎年供されるイタリアの復活祭伝統のお菓子が不味いので、今から気が重いとこちらも嘆き節でした。友達と違って、クラスメイトには行事を重んじて行事ごとに親族で集まる人達が多く、話を聞いていると興味深いです。
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さて、今回はマディソンスクエア・パーク(Madison Square Park)に展示されているパブリックアートのご紹介です。
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今回の作品は『GAZING GLOBES』というタイトルで、アメリカ人アーティストのPaula Hayes 氏の作品。
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名前の通り透明な球体の中には少し前のテクノロジーであるラジオの部品、現在のテクノロジーであるチップ、等様々な部品が封じ込められています。
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それらを眺めることによって、将来がおぼろげながら見えてくるという思いがタイトルに込められているようです。
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私は朝の光の中で見たのですが、夜になるとライトアップされて違った美しさが楽しめます。
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現在の生活を支える物質をアートという形で提示する=時代を表すというアートをパブリックアートではよく見かける印象がありますが、これは見た目にも綺麗で目に優しいのが嬉しいです。
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この展示は2015年4月19日(日)まで行われています。
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グリーンマーケットの春

とっても暖かい木曜日のニューヨーク。朝はそれなりに寒くて冬用のコートを着込みましたが、帰りは長袖一枚で十分な暖かさでした。明日はもっと暖かくなるようなので、イースター(Easter:復活祭)やパスオーバー(Passover:過越)のお祝いの為に親族で集まる人の多い今週末に相応しい気候になりそうです。

今日は無事テストに合格。次のクラスに進める事になり、ほっとして脱力中です。あー、疲れた。来週からのクラスに向けて復習に力を入れるべきですが、今日だけはちょっとお休みしています。
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昨日は健康診断で引っかかった項目の精密検査の為にユニオンスクエア近くまで出かけたのですが、担当医からの紹介状を持参するのを忘れ…。結局2か月も待たされた検査を受けることができず、再度2か月後の予約をしてすごすごと帰宅しました。日本では検査に紹介状とかいちいち必要ないので、お医者様から手紙を貰ってから検査まで何か月も間が開くとついつい存在自体を忘れてしまいます。

ただ帰宅するのも悲しすぎるので、久しぶりにユニオンスクエア(Union Square Park)のグリーンマーケットで夕飯の買出しをしました。大好きな水耕栽培のサラダ菜類やキノコ類、トマトを購入したのですが、春色が溢れているのに目を奪われ。
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がっかりしていたし、イースターのお祝い気分だけでも味わいたい気がして、少し贅沢してニュージャージー州で育てられたチューリップも連れて帰りました。一番固い蕾の物を選んできたのですが、部屋が温室のようなので1日でこんなに咲きました。
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夜には食用花の入ったグリーンも添えてキノコ、トマトなどを入れたサラダをメインに。春気分を満喫しました。

2015年4月 2日 (木)

演劇『夜中に犬に起こった奇妙な事件』

1日雲は出ても青空は覗きそうな水曜日のニューヨーク。気温も10℃近くまで上がりそうで、花粉が辛くなりそうです。

インディアナ州で信仰を理由に顧客へのサービスを拒否できる法律が通って大議論になり、フェイスブック上では「なんだか最近アメリカが怖い」、「自分の国をこんなに恥ずかしく思った事は無い」等の書き込みが大量に見られました。そして今週、ニューヨーク州の州知事とニューヨーク市長が揃って職員のインディアナ州への出張を原則的に禁止するお達しを出して反対の意を唱えています。そうこなくっちゃ。コネチカット州とワシントン州も既に同様の抗議手段に出ているそうで、今後の動きに注目です。

まだ雪がちらついたりしているのに、今週から花粉症の症状がかなり顕著に出てきました。お蔭で薬を飲んでもくしゃみや咳が止まらず。ボランティア中くしゃみばかりしていたら、パートナーのご婦人がふざけて「Stop that!」と声を掛けてきました。これから暫く辛い季節ですね。
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さて、今回はブロードウェーで上演されている劇『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(The Curious Incident of the Dog in the Night-Time)です。
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先週と今週に分けて少しずつ春休みを取っていた夫。とは言え、出社しないだけで殆ど家で仕事をしていたのですが、朝寝坊できたり、コーヒーとか飲みながら仕事できただけで少し気分転換になったようです。

が、先週は私が寝込んでいて全く何もできませんでしたし、今週も溜まった家事や勉強、ボランティアでバタバタしているので、休みらしい事を全くせずに申し訳なく思い。何か短時間でできる特別な事を…と考えて、観劇することに。

そこで選んだのが友人が絶賛していた劇『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でした。観劇当日の朝に劇場のボックスオフィスを訪れたのですが、安い席は2人一緒に座ることはできないようでしたが、全ての席をまだ販売しているようでした。
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この劇は、2003年にイギリス人作家マーク・ハドン(Mark Haddon)氏が発表した小説を基に2012年8月にイギリスで開演。ブロードウェイで開演したのは去年の10月頃の様です。長さは2時間25分。間に20分の休憩を挟んだ2部構成でした。

歴史のありそうなバリモア劇場の扉が開いたのは開演25分前。中サイズの劇場には結構な数のパーシャル・ビュー席(舞台の全体が見渡せない席)があるようでしたので、チケットを購入する際には詳しく聞いた方が良さそうです。私達の席は購入時「端の方だけど舞台全体が見渡せます」と言われましたが、端っこを頻繁に使う演出のため一部見えない場面がいくつかありました。元々パーシャル・ビューの安い席は見えない場面が多いかもしれません。

舞台は床、壁、天井にLED電飾を埋め込み、映像や光がプログラミングされて現れます。主人公がチョークを使って床に書き込みをすると、それが3面の壁にも同時に表示される仕掛けになっていて、電飾やチョークによる書き込みがとても効果的に使われているのが非常に面白く。
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決して広くない舞台上で、いくつかの箱と玩具の線路、街と汽車の模型、壁に付けられた梯子と階段という最低限の装置を使って、床の一部を落としたり、光で場面転換をあらわしていたのも、視覚的によく出来ていました。他の演劇に比べて観客に若い世代が多い印象を受けましたが、休憩中に「I LOVE it!!」等とべた惚れコメントが多数飛び交っていました。

物語は15歳の自閉症と思われる(原作者も劇中でも特定の症例名は使っていません)少年が主人公。彼が近所の犬を農作業用の熊手で串刺しにして殺したと疑われ、警察官に職務質問を受けた際にパニックを起こして乱暴を働いた罪で警察に保護される場面から始まります。

その疑いを晴らすため真犯人を探し始めたのですが、思わぬ事実を次々と知り…というストーリー。全ての物語が主人公の少年の声を通して語られます。彼は他人との関わりを嫌い両親といえども体を触られる事が我慢なりません。
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そして抜群の記憶力を持ち、数学の天才的才能に恵まれています。が、凡人であればわざわざ取り入れない情報も彼は全て取り込んで処理してしまうので、騒音と視覚的刺激に溢れた都会は彼を恐怖に陥れます。また、彼から言わせれば我々が普段している会話は曖昧過ぎて意味が解りません。

そんな眺めたことがない角度から彼と一緒に世界を眺め、理解しようと努力し、彼の思考を通して理解する世界の整然とした美しさや壮大なスケールに息をのみ、新鮮な驚きと畏怖と喜びに満ちた2時間半の観劇経験でした。主人公の少年役を演じた役者さんの演技も圧巻です。

私はイギリス英語の聞き取りが苦手なので、最初少し苦戦しましたが、台詞自体は短く難しくない事が多かったので、暫くしたら問題なく理解できました。できればもう1回観に行きたいほど面白い劇でした。

Barrymore Theatre

243 West 47th Street (Between Broadway and 8th Ave)

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