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2015年4月24日 (金)

映画『ずっとあなたを愛してる』

急に涼しくなった木曜日のニューヨーク。今日からニューヨークで働いている友人は、フロリダでのタンクトップ生活とのギャップに文句たらたら。でも、綺麗な春の花が見れる事にはご満悦の様子です。

来週(2015年5月1日(金))とうとう新しいホイットニー美術館がオープンします。新たなホイットニーはハイラインの南端、ガンズボールト通りに面しており、美術館からハドソン川やハイラインの景色を臨める造りになっています。

ホイットニーは、大好きなオキーフ作品が一番多く展示されていましたし、興味深い展示も多かったのですが、遠いし高いし混んでるしでなかなか訪れる機会を作れなった美術館。でも、今回のロケーションは大好きなハイラインの脇にあるので、週末等に散歩がてら訪れやすくなったので楽しみです。

でも、これでミートパッキング地区がもっと高級志向に変わっていきそうですね。
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さて、今回もDVDで鑑賞したフランス映画『ずっとあなたを愛してる』(英題:I've Loved You So Long、原題:Il y a longtemps que je t'aime)の感想です。
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最近体調がどうにも悪く勉強ができないので、せめてもと観る映画の量を増やしました。この映画はスタッフお勧めサインが付いていたので興味を惹かれて観ました。

2008年のフランス映画ですが、主演はイギリス人のクリスティン・スコット・トーマス(Kristin Scott Thomas)氏です。今回初めて知りましたが、彼女は19歳でフランスに移り住んだため、フランス語が堪能。フランス人医師と結婚して3児を儲けたそうです。どうりでペラペラ話していると思いました。でも、映画の中ではイギリス人とのハーフなので、フランス語に英語訛りがあると言われています(が、よく分かりませんでした)。

物語の舞台はフランスの学園都市ナンシー( Nancy)。空港で姉であるジュリエットと妹であるレアが久しぶりに再会するシーンから始まります。殆ど会話がなく、ぎこちない2人。物語が進むにつれ、何故2人が長い間顔を合わせていなかったのかが、徐々に分かってきます。
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ジュリエットが15年間服役していた事。刑務所を出て行く所がなかったので、妹であるレアが夫と2人のベトナムから引き取った養女、そしてろうあ者である夫の父親とで暮らす家に招いた事。ジュリエットが犯した罪は殺人だった事。そして殺したのは自身の6歳の息子だった事。

ジュリエットが犯した罪に関わらず、レアは姉を愛し、気にし続けていたと言います。母親が姉との一切の関わりを禁じた為に面会に行けなかったけれど、面会を望んでいた事。姉の事を考えない日は無かった事。その証拠に毎日つけていた日記の最初の一言はジュリエットの名前だったこと。

でも、ジュリエットはなかなか妹をはじめとする人々に心を開くことができません。唯一心情を吐露できるのは、全く喋れないおじいさんの部屋でのみ。その理由を長い間刑務所で過ごしていたからだろうと考えていたのですが、最後の最後に医師であり母親であったジュリエットの最大の秘密が明らかになり、全ての謎が解かれます。
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そのシーンが悲痛に満ちていて、それまで比較的静かなシーンの多い映画にあって感情が爆発して叫びまくるのでインパクトが大きく。一人で観ていたのですが、泣き過ぎて呼吸困難になってしまうかと思う位、涙が出て止まりませんでした。

ラストには、幸せそうに笑うジュリエットの姿がありますので救いがあります。人生の容赦の無さ、世間の無理解や偏見、人々の抱える孤独がこれでもかと描かれている割には、観終わった後温かい心持になりました。痛みを理解しようと努力する心優しい大人と、純真な子供達の存在のお蔭かもしれません。

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