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2015年7月23日 (木)

フランス映画『五月のミル』

雲一つない快晴の水曜日のニューヨーク。今日は最高気温は約29℃。湿度も低めで雨の心配もなく、気持ち良い1日になりそうです。

今晩10時にJFKで、明日の午後6時にラガーディアで、其々デルタ空港の職員が一斉にストライキに入るそうです。セキュリティーや荷物を取り扱う人達約1,000人がストライキをするそうなので、デルタで移動予定の方は事前に確認を取った方が良さそうです。
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さて、今回は昨日観た映画『五月のミル』(原題:Milou en mai、英題:May Fools)の感想です。
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以前も書きましたが、60丁目にあるフランス語圏の文化を紹介する団体『French Institute Alliance Française』に併設されている劇場『Florence Gould Hall』では、毎週火曜日の午後4時と午後7時半の2回、映画が上映されています。FIAFのメンバーであれば無料で観ることが可能ですが、そうでなくともチケットを購入すれば普通の劇場と同じように映画が鑑賞できます。

8月から9月の頭にかけて夏休みで映画の上映が一時中断されるそうなので、来週がシーズン最後の上映となります。今月はルイ・マル(Louis Malle)監督作品の特集が組まれています。
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昨日の上演作品は、1990年のフランス映画である『五月のミル』。1968年に起きたフランスの五月革命の最中にプロヴァンスのジェール県という片田舎で起こる人間模様を約4日に渡って描いている作品です。

たった4日間で、舞台もほぼ映画の冒頭で亡くなるヴューザック家夫人の邸宅とその周辺に限定されており、人間模様が濃密に描かれています。故人の亡骸の前で相続争いを繰り広げたり、邸宅を残すかどうかで揉めたり、故人の持ち物を他の人が到着する前に盗んだり、配偶者や恋人の目の前で他の人と親密になったり、かと思えば飲めや歌えや踊れやのりたい放題。
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閉鎖空間の中での濃密な時間に加えて、1968年の5月革命の様子がユーモアを交えて描かれてもいて、世界中の学生運動の引き金となった5月革命を知らなかった私には非常に興味深く感じられました。

博愛主義で性に大らかなヒッピームーブメントもフランスが発祥だったのが感じられますし、その頃の社会主義・スターリン主義・毛沢東主義に感化された学生の熱意や、自由と平等を謳いながらその実それを口実に働くことを拒否する愉悦を覚えたように見える労働者の様子が、皮肉とユーモアを交えて描かれていてとても面白かったです。
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会場からは絶えず笑いが起きていましたが、それだけに終わらず他国の歴史や文化を楽しみながら学べる良作だと感じました。機会がありましたら、お勧めしたい映画でした。

毎週火曜日のシネサロンのご案内はこちら

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