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2016年5月

2016年5月31日 (火)

ブライス・キャニオン国立公園からの絵葉書

雲が重く垂れ込め高いビルの上が隠れている火曜日のニューヨーク。本日は午前10時から雲が切れ始め、午後3時からは晴天になる予報です。最高気温は29℃。また暑くなりそうです。

碁盤の目状になっているマンハッタンの道路ですが、その道路と日が沈む場所がぴったりと合うマンハッタンヘンジ(Manhattanhenge)が日曜日と月曜日に見られました。マンハッタンヘンジの日は建物の切れ目に真ん丸の太陽が沈んでゆく様を撮影しようと大きなストリートには黒山の人だかりができます。次にマンハッタンヘンジが見られるのは7月とのこと。

昨日は戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)でお休みでした。メモリアルデーは、その名の通り過去の大戦をはじめとする戦争でお亡くなりになった兵士の方々に敬意を払うための休暇です。そのため亡き兵士達を称える行事が各種行われたのですが、新聞には「いつからBBQをして、セールに走り回る日になってしまったんだ。少しでも良いので亡き兵士達、退役軍人および現役の兵士達に思いを馳せよう。」というようなコラムが掲載されていました。祝日の意味が失われていってしまうのは万国共通なのかもしれません。
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さて、今回は冬から春に掛けて友達から届いた絵葉書自慢です。
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元同僚から届いたサントリー美術館の絵葉書。何気なく近況を知らせて貰えるのもとても嬉しいものです。E-mailと違って直ぐに返事を書かなければならないプレッシャーが生じないので、私は次に自分が旅行をした時まで返事を書かないことがよくあります。

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こちらも元同僚から届いた十勝・帯広の便り。ばん曳競馬(漢字が出てきません!)の迫力ある写真。日本にも全然知らない場所や物事があると皆さんから葉書を頂くと改めて思います。

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こちらはウィーンの友達カップルから届いた冬の便り。ツェル・アム・ゼー(Zell am See)は、オーストリアのザルツブルク州、ザルツブルクの近くにあるツェラー湖(Zeller See)湖畔にあるスキーリゾート。ウィーンっ子の友人はスキーが大好き。彼女にはスイスに別荘を持っている友人がいて、毎年スキーに出掛けるのを楽しみにしているようなのですが、今年は計画していた時期に気管支炎を患い断念。代わりに電車で行けるこのリゾートに週末を利用して滞在したそう。スロープの上からの景色をフェイスブックにアップしてくれましたがとても美しく、スキーが好きでない私も羨ましく感じるほどでした。因みにオーストリアの人達は定期的に自然と触れ合っていないと駄目な人が多く、山も大好き。永住権獲得の必須要件だったのでドイツ語を必死で勉強していた友人は、「例題に山に登る、林を歩くが頻繁に出てくる。あー、オーストリアン。」とシティーガールっぷりを発揮して嘆いていました。

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3か月毎にアメリカ各地を転々と移動する生活をしていた友達カップル。ラストストップはラスベガスで、これから暫くは一所に定住して暮らすことに決めたよう。そこでラスベガスを後にする前に、ブライス・キャニオン国立公園とザイオン国立公園を巡る1週間の旅に出ました。ザイオン周辺は一度行ってみたい場所なので、一緒に行けないのをとても悔しがっていたら葉書を送ってくれました。車が運転できればなぁ…。

2016年5月30日 (月)

薔薇が盛りのブルックリン植物園

朝から雨の戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)のニューヨーク。雨は午前中に止み、午後からは曇りの予報です。本日の最高気温は26℃。過去2日よりは涼しそうですが、ムシムシするかもしれませんね。

日曜日の午後4時からJFK国際空港のターミナル7(主にブリティッシュ・エアウェイズ)のコンピューターシステムがダウンし、全ての乗客を手動でチェックインする事態に陥ったとの事。その影響が他のエアラインにも及び、大幅な遅延が発生したそうです。現在システムは復旧しましたが、まだまだ昨日の遅延が残っているため、本日JFKから出発する人は事前にフライトに変更が無いかを確認し、遅延に備えるよう呼びかけられています。移動する人が多いであろう今日にこんな問題があると苦労する人が多そうです。

昨晩午後8時~真夜中までの間に少なくとも8人が発砲により負傷したと報じられています。内3人はクイーンズでBBQを楽しんでいた人達だとのこと。ライフル協会がどれだけの政治力を持っているのか知りませんが、こんなに問題があるのに政治が動かないなんて一体どういうことなんでしょう。我々の声を届けようという努力が足りないのか、政治設計が悪いのか、両方なのか、他に問題があるのか…。
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さて、今回はブルックリン植物園(Brooklyn Botanic Garden)の薔薇園のご紹介です。
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先日ブルックリン植物園のフェイスブックに『薔薇が咲き始めました』という投稿がされていました。その後暑い日が続きハイラインの薔薇が急激に満開になったので、ブルックリン植物園の薔薇も見頃ではないかと、かんかん照りの3連休の中日を利用して見てきました。
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蔓バラはまだまだの物もあり、まだ咲いていない薔薇もあったのでこれからしばらくは楽しめそうでしたが、既に盛りを過ぎた薔薇もあったのでピークと言っても差し支えない位でした。以下風景をお楽しみください。
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沢山の薔薇が咲き乱れています。

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薔薇園の周りには青い綺麗な青い花が一列に咲いていて圧巻です。セージ?ラベンダー?

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薔薇園の中には3本の通路を囲むように薔薇が植えられています。通路にはいくつもの蔓バラのゲートが設置されており、あちこちから芳香が。

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通路から花壇が近いので、薔薇に顔を近づけて香りを楽しんだり、近くで写真を撮ったり。

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薔薇園の中に東屋があり、その周りはブルーの花が植えられていて華やかです。

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この窓から顔を覗かせ記念写真を撮影する人多数。

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ハニー・パフュームというこの薔薇は名前の通りとても良い香りでした。

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まだらな薔薇や…

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花びらの縁に向かって色が濃くなる、グラデーションが綺麗な薔薇や…

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花びらがとんがって面白い形の薔薇や…

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優しいオレンジ色の薔薇や…

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確か面白い名前だった淡いピンクの薔薇や…

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淡い黄色の薔薇。

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淡い紫の薔薇が大好きなのですが見つけられず。紫色の薔薇自体がとても少なかったです。

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蔓バラが青空に映えていました。

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桜並木の奥にある噴水の周りにもちょっとした薔薇のセクションがあります。まだ蔓バラのゲートは咲いていませんでしたが、赤いバラは満開でした。

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シャクヤクも綺麗です。

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水連が咲き始めたこともフェイスブックに投稿されていたので、Lily Pool Terraceにも足を延ばしました。

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ついでにシェイクスピア・ガーデンも花盛りで綺麗でした。

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レタスとキャベツがこんなに綺麗なガーデンになるなんて驚き。

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門脇の鉢植えにネギが植えられるなんて珍しい。

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2016年5月29日 (日)

ハイラインのファミリープログラム

朝は快晴の日曜日のニューヨーク。ですが11時頃から雲が出始めて、夜9時頃から雨が降り出す予報です。日中の降水確率は15%くらい。傘を持たなくても大丈夫な気がしますが…急に降ったりしますからねぇ~。最高気温は28℃。今日も暑くなりそうです。

昨日から海・プールがオープンし、夏が始まりました。そんな中、コニーアイランドで創業した有名なホットドッグ店ネイサンズ(Nathan's Famous)が100周年を祝い5セントでホットドッグを販売。大行列ができたそうです。今年こそコニーアイランドに花火と壁画を見に行くぞ!

明日は戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)。メモリアルデーと言えば、ニューヨークではフリートウィーク(Fleet Week)が開催される事でも有名です。2016年5月25日(水)から既に各種イベントが行われており、街中は水兵さん達で溢れています。上陸している間に結婚される方もいるようで、サーベルまで差した正装でウエディングドレス姿の花嫁さんと記念写真を撮影しているコーストガードの若い男性を見掛けました。バーも制服姿の海兵隊や海軍、沿岸警備隊の兵士たちで溢れています。
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さて、今回は今年も開催されているハイラインのファミリープログラム『Make It!』シリーズのご紹介です。
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去年までは夏の間毎週開催されていたファミリープログラム。ですが、今年からは毎月1回、最終土曜日にまとめて開催されるという変更が行われました。

ハイラインではプログラムに参加された親御さんからアンケートを取りその結果を真剣に検討しているそうですが、去年までのプログラムは平日に開催。読み聞かせ(Storytime)や自然に触れるプログラム、参加型アートのプログラムがバラバラに行われていたのでリピーター率が低くなる傾向があり。また、全て平日の昼間に開催されていたので、働くご両親が多いニューヨークでは、どうしてもナニーが連れてくる率が高かったという結果を鑑み、今年から週末に全てをまとめて開催することによって、近隣に住むご家族が揃って参加してくださることを目指したとの事。
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そんな経緯で変更が行われたファミリープログラムの第1回目が昨日午前10時~午後2時まで開催されました。会場は14丁目近くの通路とスタンダードホテル下の通路。タイトルは『MAKE IT GROW!』。

プログラムの内容は、午前10時から1時間、図書館で読み聞かせをされている司書の方が読み聞かせおよび歌を歌うプログラムを行い。正午および1時から30分ずつ、TV番組を撮影しているかのように子供達を巻き込んで舞台で番組を作っていくパフォーマンス集団『Whoop Dee Doo』がパフォーマンスを行いました。
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加えて午前11~午後2時まで、大きな積み木を使って自由に乗り物や建物を作れるコーナー、小さな庭に種を植えて夏中その成長を見守ることができるコーナー(ミミズが入った入れ物も用意され、小動物が果たす役割等も学べたよう)、アートのコーナー(今回はWhoop Dee Dooが舞台で使う小物の葉っぱを紙や布を使って作るプロジェクトだったようです)が用意されていました。

いつもの如くお子さんが一緒の方しか入れない規則だったので、私は通りがかりに通路から覗いただけでしたが、子供達がとても楽しそうにしていました。
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全てのイベントは無料で参加が可能。事前にWEBで登録しておくとスムーズですが、当日飛び入り参加も可能です(その場合は、入場時にiPadで情報登録をする必要が生じます)。

あと4回ある『Make It!』シリーズ。ハイラインのスタッフさんや他のご家族と交流できるチャンスですし、無料で楽しめるイベントですので、参加されてはいかがでしょうか。

Saturday, June 25, 2016 - Make It Slow!
Taking inspiration from High Line Art's group exhibition Wanderlust, families will think about how to do things very slowwwwly.
Saturday, July 23, 2016 - Make It Sweet!
In conjunction with High Line Honey Day, we'll learn about bees, taste sweet plants, and more.
Saturday, August 27, 2016 - Make it Splashy!
This program will make a splash, literally, with the surprise of water at every turn. Discover High Line design features including the Diller – von Furstenberg Water Feature, learn how plants absorb water, and more.
Saturday, September 24, 2016
Our last program will go out with a bang and get wild! Explore the wild side of the High Line, from its earliest self-seeded plants to the animals that call it home.

2016年5月27日 (金)

今週のハイライン

朝から雲に覆われた金曜日のニューヨーク。来週月曜日は戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)でお休みなので今週末はロングウィークエンド。金曜日から休みを取って何処かに出掛ける人も多いようで、ボランティア先は働いてくれる人を探すので大変そうです。そんな訳で昨日からボランティア漬です。

朝ラジオをつけたらオバマ大統領が広島を訪問したニュースがトップニュースとして流され15分に亘って議論がなされていました。日本が戦争の加害者である、アジア諸国とりわけ韓国は不快感をあらわにしている等と釘を刺すことは忘れていませんでしたが、概ね今回の訪問を評価する内容でした。オバマ大統領のスピーチもそうですが、安倍首相のスピーチが心を打つものだったと報道されていたので、日曜日にでもゆっくり聞いてみたいと思います。

今回体調を崩して吐くはなんだで(汚くてごめんなさい)大変だった時、食べれなかったものの少しでも口にできたらと夫がおじやを作ってくれました。昨日やっと回復して食べ物が口にできるようになり、1日夫のおじやのみで過ごしたら随分お腹の調子が戻ってきたようです。仕事が忙しくて大変な夫に料理までさせて申し訳ないことこの上ないですが、やっぱり体調が悪い時にサポートしてもらえると心強いし、とても有難く感じます。持つべきものは思いやりがあって家事ができる夫です。いつもありがとうございます。感謝、感謝です。
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さて、今週は病に臥せってばかりで新しいネタも無いので、今週のハイラインの風景をご紹介します。
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15丁目付近にある水場が先週から復活しました。裸足で足を浸す人、水遊びをする子供達で早速賑わっています。

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水と言えば、サンベイザーズの霧の噴射も始まりました。水に当たって涼む人や、霧を浴びながら写真を撮る人で人気のアートになっています。

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ハイラインではちょっとしたアートが残されている事が多々あります。今回見つけたのはベンチに残された花が描かれた石。

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ネギ坊主に似た植物(Mount Everest ornamental onion)も開花しました。高さがある丸みを帯びた花はポンポンとリズムが出て楽しいです。

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蝶々が大好物だというbutterfly milkweedも顔を出しました。

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beardtongueかな?レイルヤードも随分賑やかになってきました。

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silver cinquefoilでしょうか?こちらもレイルヤードで開花中。

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お子さん用のプレイグラウンド横にMunstead English lavanderが咲き始めました。ラベンダーが咲くと初夏気分が高まります。

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Rhapsody in Blue meadow sageという綺麗なブルーのセージが南端のホイットニー美術館前に咲いています。ラプソディー・イン・ブルーなんて素敵な名前です。

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近くにはこんなに愛らしい星形のブルーの花。Blue Ice bluestarなんて名前もぴったりです。

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ハイラインの南端にある手すりから身を乗り出して道路を覗くと、小さな藤を楽しめます。Amethyst Falls American wisteria(アメジストの滝?)なんてこれまた素敵な名前です。成長したら立派な房が垂れ下がるのでしょうか?それまでニューヨークに居るかは疑問ですが、楽しみです。この時期になるとスタンダードホテルの入り口付近とかビアホール付近とかが例年藤で飾り付けられるのも小さな楽しみです。今年はどうでしょう?近いうちにチェックしたいと思います。

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ブルックリン植物園から「薔薇が開花を始めました」というお知らせがありましたが、ハイラインの薔薇も咲き始めました。こちらはredleaf rose。

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Mortimer Sackler® rose(かな?)もここ2日の暑さで急に満開に。

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Sally Holmes roseもご覧の通り。

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花水木がまだ咲いている向かいにNatchez sweet mock orangeも咲き始め、チェルシー付近は花盛り。

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チェルシーの通路は咲き乱れる花と勢いを増した緑で賑やか。

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Mars Midget pincushion plantを咲きました。

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black garlicの花も蕾から顔を出しました。

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eastern beebalm(モナルダ?)も開花。不思議な姿です。

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白くもさもさとした不思議な花。どれかよく解りませんでした。

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2016年5月26日 (木)

最近見掛けたストリートアート他

少しだけ雲が出ている木曜日のニューヨーク。今日は晴れ時々曇りのまま推移するようです。本日の最高気温は29℃。夏みたいな暑さになりそうですね。明日は雨が降るようなので、済ませられる用事は今日中にやっつけておくと安心そうです。

昨晩はユニオンスクエアの近くにあるコンサートホールで発砲事件が起きたとの事。1人が死亡、2人が怪我を負い、犯人は逃走中です。銃の規制は進まないんでしょうか…。

今年の夏は酷暑&高い湿度になるという予想が出されました。暑さはまだ耐えられますが、湿度が高いと少し移動したりボランティアをするだけで汗だくになって、風邪をひきやすくなるんですよね…。夏の間はアウトドア用品を身に着けて体調管理には気を付けているつもりなのですが、直ぐ風邪をひいてしまう私には難しい夏になりそうで気が重いような…いや、いい夏になりますよね!

どうにも体調が戻らず、2日間基本的な家事しかできませんでした。本日もどうにも体調が…。
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さて、今回は最近歩いていて見掛けたストリートアートやパブリックアート、お店の壁画のご紹介です。
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マンハッタンには沢山ある一方通行の道路標識もこの通り。

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アートではありませんが。ニューヨークのデパートや大きなホテルの前にはずらーっとアメリカ国旗が掲げられていることがよくあります。この日は何故かカナダ国旗と交互になっていました。日本でこんな風にデパートの前に日の丸が勢揃いなんて光景見た記憶が無いのですが、これもお国柄でしょうか。

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ハイラインの周辺は現在建設ラッシュ。周りにあった壁画等も観れなくなってしまいました。この絵好きだったんですけどね。

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随分前ですが3月17日は聖パトリックの祝日でした。今年も賑やかでした。

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ストリートアートではなくパブリックアートですが、情報を見つけられませんでした。ユニオンスクエアの北西に面した道路に設置されています。

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同じくユニオンスクエアの南東に面した道路に設置されているパブリックアート『My Circle』。アーティストBeverly Pepper氏の93歳の誕生日を祝して設置されているそうですが、2016年5月31日までしか展示されていませんので、ご覧になりたい方は急いだ方が良さそうです。

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ニューヨークの道をイエローキャブが走っている。それだけでアートみたいとたまに思います。

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最近彼方此方で見掛けるハートのお花。工事現場の囲いでよく見掛けますが、お店の看板やちょっとした隙間などにも描かれています。何かのメッセージなのでしょうか?

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パーク街に常設されている唯一のパブリックアートである『Night Presence IV』。Louise Nevelson氏の作品です。

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グッゲンハイム美術館前の歩道に展示されていた建物の模型。情報が見つけられませんでした。

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お店の周りを彩るアート。お店が依頼したのか、はたまた勝手にアートが施されたのか?

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Invaderの作品でしょうか?フランス人アーバンアーティストのインベーダーらしきアートはあちこちで見掛けます。

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こちらはヘルズキッチンで見掛けた壁画。綺麗です。

2016年5月23日 (月)

鳩時計

晴れているものの春霞の月曜日のニューヨーク。これから段々と雲が多くなってくる予報です。最高気温は23℃。明日は雨が降るようですので、済ませられる用事は今日中にやってしまった方が良さそうです。

去年イーストヴィレッジで起こったガス爆発で店舗が全壊してから閉店していたベルギー風ポテトフライ専門店『Pommes Frites』が本日ウエストヴィレッジに開店するとの事。まだソフトオープニングなので、営業時間も短く従業員も少ないのでそれを踏まえてお越しくださいと注釈がつけられていますが、有名なお店だったので嬉しいです。イーストヴィレッジから離れてしまったのは寂しい気もしますが、店長さんは開店当初からウエストヴィレッジで営業することが夢だったそうなので、念願叶って良いことなのでしょう。個人的にもウエストヴィレッジの方が利便性が高いので嬉しい限りです。

昨日は久し振りに体調を崩して1日ダウンしていました。本日も咳が止まらず胸がゼーゼーいってますが、夫が朝からハーブティーを淹れてくれたりと何くれと看病してくれたおかげか、休み休みであれば家事ができる位になりました。が、ボランティアはお休みをいただいてのんびりと療養するつもりです。

花粉が飛ぶこの季節は体調を崩しやすいので、皆様もお気を付け下さい。
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さて、そんな訳で長くデスクに座れないので本日は最近購入した鳩時計の徒然です。
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私はどうにも時間が気になるタイプで、目に入る場所に時計が無いと気が済みません。夏になると平日はほぼ毎日、たまに週末にもボランティアが入り、時間や場所がまちまちなので、遅刻しないように予定を組み立てて時間を気にしつつ移動することがとても多くなります。結果、常に時間を気にしながら家事や用事をすることに。

狭いワンルーム(こちらではStudioと呼ばれています)アパートに住んでいるので今まではリビング・ダイニング・寝室のスペースに一つだけ壁掛け時計を掛けていたのですが、台所で作業をしていない限り、振り向かないと時計が目に入らない位置にあり。どうにももどかしかったので、夫に強請ってもう一つ壁掛け時計を購入してもらいました。
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そうして購入したのは鳩時計。実は祖父母の古い家には鳩時計があり、その時計が大好きだった私はいつか自分も鳩時計を家に置きたいと思い続けていたのです。でも祖父母の家にあった柱時計は巨大で毎日螺子で巻くタイプ。振り子が動くたびにカチカチと音がしましたし、何かと不便だよなーと思っていたのです。

でも、今回時計を購入するに当たって調べていたら、イギリスで鳩時計を手作りしている男性を発見。木を使ったシンプルなデザインながらも振り子があり、鳩も時を告げてくれると知り大変気に入り購入しました。
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元のデザインでは針は黒だったのですが、リクエストを出してみたら白く塗ってくださり。鳩の色も青・赤・黄色・緑等沢山の選択肢がありましたが、シンプルに白をチョイス。届いた時計はとっても素敵で毎日眺めてはウキウキしています。

私が子供から大人に成長する間に鳩時計も進化したようで、この鳩時計は光センサーが付いており暗くなってからは時を告げないので就寝中に鳴かれる事もなく。また振り子も全然音がしないので、時の経過が気になり過ぎません。でも、起きている間は毎時時は告げてくれるので、必要以上に時計を気にすることが減り精神衛生上も大変よろしいです。
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引っ越しが多い我が家の事なので壊れたりしないか心配ですが、これから末永く付き合っていきたい時計です。

2016年5月21日 (土)

ハイライン近くの衣料品店のカフェ

少し雲が出ているニューヨーク。今日は段々と雲が多くなり、1日曇る予報です。降水確率が午後は15%なので、少しぱらつくかもしれませんね。最高気温は18℃。昨日の夏のような気候からすると、ちょっと涼しく感じそうです。

昨晩ブロンクスのマクドナルドの前で銃撃が起こり、3人が負傷しました。ブロンクスの治安は良くなりませんね…。毎週のように事件が起こるのに、銃を規制できないのが不思議でなりません。

アメリカ疾病予防管理センター(the Centers for Disease Control and Prevention)がワシントンD.C.等各地でイベントを開催して、ジカウイルスへの感染を予防する方法の周知徹底を図っているとの事。既にプエルトリコ等の属州を中心に約150人の妊婦さんがジカウイルスに感染した疑いが持たれているという統計が発表され、これ以上の広がりを防ごうと必死の努力が続けられています。これから旅行先を決定される方は、ご自身の感染およびジカウイルスを持ち帰り地元での感染を広げてしまう可能性を排除する為、注意深くなって頂きたいものです。
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さて、今回は10番街の22丁目と23丁目の間にできたカフェ『Woodstock General Supply』です。
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冬でしょうか。いつからか10番街のハイラインからほど近い場所にカフェがオープンして気になっており。先日夫と散歩の途中で立ち寄ってみました。

お店に入るとそこはカフェではなく、服や小物を販売するお店だと判明。お店の入り口付近にいくつか丸太の椅子やベンチが置かれていて、簡単なカフェスペースになっていました。
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マフィン等の軽食も置かれていますが、テーブルは無いので食べるのは難しそう。コーヒーはきちんと淹れた本格派でした。殆どの人が犬の散歩やランニングのついでに立ち寄って、テイクアウトしていました。

これからの季節、ハイラインをそぞろ歩いたり、チェルシーのお洒落なブティックでショッピングを楽しむ際のお供に良さそうです。

Woodstock General Supply

205 10th Avenue

New York City, New York 10011
お店のHPはこちらですが、カフェに関する記載は全くありません。

最近の街角風景

久し振りの快晴に恵まれた金曜日のニューヨーク。本日は1日晴れて最高気温は25℃まで上がる予報です。街がウキウキしそうですね。

今朝はこれから直ぐにボランティアに出掛けるので、最近のニューヨークの街角風景をお届けします。(と書きながら、時間切れになりました。夕方帰宅後のアップです。)

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ブライアントパークの芝生も解放されました。今週からヨガのクラスも始まり、ブライアントパークで寛ぐ人も増えることでしょう。

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いつか友人が「グランドセントラル駅はいつまでも私にWOW!と言わせる美しさを持っている」と言っていましたが、久しぶりに見ると確かに壊されずに保存されて良かったと感じます。

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今週は昼間の月が綺麗でした。

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先週末はヘルズキッチン部分の9番街で毎年恒例の『The 9th Avenue International Food Festival』が開催されました。凄い人出ですごすごと退散。

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暖かい日が続いたので、道端の薔薇が咲き始めました。ブルックリン植物園の薔薇園もそろそろ楽しめそうです。

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ウエストヴィレッジを散策するとよく手入れされた花が楽しめます。

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『商い通り』なんて歴史のありそうな名前ですよね。実際古い建物が並んでいる良い雰囲気の通りで、歴史もあるとの事。

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この通りのお祭りを知らせるポスターまでお洒落。

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碁盤の目状になっているマンハッタンにおいて、ヴィレッジ周辺に存在するL字型の道はそれだけで目を惹きます。

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ニューヨークでは安全の為にもたまには上を向いて歩こう。こんな素敵な建物に出会えます。

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30丁目のハイラインへの出入り口前にある建物の大規模な改修工事も大分進んできました。立派なガラスのファサードです。

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知り合いの方達が一生懸命資金を集め、手入れをしているクリストファー公園(Christopher Park)も少し前までチューリップが満開で綺麗でした。LGTB運動のきっかけとなった場所なので史跡化しようという動きがあるようですが、どうなるのでしょう。

2016年5月19日 (木)

ウエストヴィレッジの教会の庭

晴れ時々曇りの予報が出ている木曜日のニューヨーク。午後は15%の降水確率になっていますが、昨日のようにパラパラっと雨が降ったりするのでしょうか?パーカを羽織っておくと安心かもしれません。最高気温は20℃まで上がる予報なので、ムシムシした気候になるのでしょうか。

メトロノース鉄道は今日も土曜日の運行スケジュールですが、復旧が進むにつれ本数を増やしてゆく予定との事。通勤・移動で利用される方は、きょうも余裕を持ったスケジュールで行動する必要がありそうです。

ニューヨークのあちこちに開店している人気ハンバーガー店のシェイクシャック(Shake Shack)が14番目となる支店をブロードウェイと36丁目の交差点にオープンしました。7年滞在しながら長蛇の列が嫌で一度も食べたことがないのですが、これだけできればそろそろ並ばずに食べれるのかも…。近々トライしてみようかと思います。

昨日の朝8時半頃、ミッドタウンウエスト(8番街と48丁目)で男が警察官に射殺される事件がありました。男は49丁目と8番街にある食品店で暴れたので警察が呼ばれ。警察官と押し問答になり。道に出されたところで、ナイフを出して命令に背いて警官に向かってきたので射殺されたとの事。道で喚いていたり、店員さんに絡んでいる人達はたまに見かけますが…。流れ弾に当たってしまう事がありますから、警察官と揉めている人を見掛けたら、なるべく早くその場を離れた方がいいですね。
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さて、今回はウエストヴィレッジにある教会『Church of Saint Luke in the Fields』のお庭です。
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静かで花と緑に囲まれた美しい教会の庭。大好きな庭で毎年桜を見るのを楽しみにしている場所の1つなのですが、今年は冬からずっと隣のアパートが改装工事。庭自体も新しい通路を作るべく工事をしているため、騒音が酷く、桜の並木は封鎖して近寄ることができなくなっています。
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そのため花見の時期は訪れなかったのですが、今の時期であれば薔薇が咲き始めたかもしれないと考え、用事で近くに行ったついでに回り道をして散策してきました。工事の騒音は相変わらずでしたが、お庭は花が沢山咲いて綺麗でした。以下様子のご紹介です。
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入口にある植木鉢は季節の花が植えられて、いつも綺麗です。

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蔓バラはまだ咲いていませんでした。

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1つだけ咲いていた薔薇。他の薔薇も大分蕾ができていたので、もう少しで咲きそうです。

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ここにも大好きなスズラン。工事の埃を被ってます。

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名も知らぬ綺麗な花が沢山。

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教会の庭らしく雨水を貯めて利用したりと資源の有効活用もしているようです。その雨瓶で鳥が水浴びをしていて可愛らしかったです。花壇では砂浴びも盛んでした。

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花菖蒲(?)は白、青、紫と散見できます。

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ライラックも咲いています。奥の庭には沢山のライラックが咲いていたと記憶していますが、芝生と共に閉鎖中です。

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チューリップは盛りを過ぎていました。

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Church of Saint Luke in the Fields
487 Hudson St

New York, NY 10014

b/t Grove St & Christopher St

2016年5月18日 (水)

ご家族が営むドーナッツ屋

朝から重く雲が垂れ込めている水曜日のニューヨーク。本日は1日曇りの予報ですが、昨日と違って小雨が降る確率は低そうです。最高気温は19℃。少しムシムシするのかもしれません。

イーストハーレムで火災があった影響で、本日のメトロノース鉄道は週末ダイヤで運行中です。郊外とマンハッタン間を移動する方は混雑と遅延が予想されるので余裕を持って移動するよう呼びかけられています。

ブルックリンのウィリアムズバーグで頑張ってきたブルックリン・ブリューワリーがとうとう本社&工場をイーストリバー沿いにある旧海軍造船所(Navy Yard)に移すことが発表されました。新社屋の屋上には大規模なビアガーデンが出現するとのことで、マンハッタンを一望する絶景を肴に地ビールを楽しめる日が来るようです。予定では2018年にオープンするとの事。なんだか楽しみなような寂しいような複雑な気分です。移転してしまう前に、ウィリアムズバーグにビールをひっかけに行こうかな…。

腰を痛めてブログを短く書いている間に、ホワイトハウスからジカウイルスに関するお知らせがE-mailで送信されました。注意点や情報が沢山載っていましたので、これから旅行を計画する際に行先からジカウイルスの感染地域を外したりするのにも役立つと思いますので、CDCのサイトと併せて是非ご確認を。
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さて、今回は14丁目にある古き良きドーナッツ屋『The Donut Pub』です。
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何回も前を通っていたにも関わらず入った事がなかったこのお店。友人が「昔懐かしい感じのmom and pop shop(家族経営の小さなお店)で目新しさは無いけど外れがない美味しさ。一回行ってみると良いよ、ニューヨークっぽいから」と薦めてくれたので、夫が出張で不在の折、ブランチのため移動中に立ち寄りました。

24時間営業のお店は映画か何かに出てきそうなザ・アメリカという感じ。ホッパーの絵から抜け出てきたみたいです。お洒落でもなく、格段清潔そうでもありませんが、なんとなくほっとできる感じ。
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ドーナッツも全然お洒落じゃなくて、1つずつが大きく。種類は揃っており、質問すると教えてくださいますが、私は従業員の女性が何を言っているのかイマイチ聞き取れませんでした。ドリンク類も一通り揃っていますし、どうやらサンドイッチやスープ等食事もとれるみたいでした。誰も頼んでいませんでしたが。ドーナッツが置いてあるダイナーみたいな雰囲気です。

1964年にブルックリン出身のご兄弟が始めたというお店は、店員さんもぶっきらぼうですが嫌な感じではなく、そんな所も一昔前のニューヨークみたいでした。私はカウンターでコーヒーを飲みつつ、マーブルドーナッツ(チョコレートとプレインがマーブル状になったケーキドーナッツ)を食べたのですが、普通に美味しかったです。1つで満腹になりましたので食事代わりになりました。食事後のデザートであれば2人で半分ずつとかで十分だと思います。
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人気のミートパッキングディストリクトやハイラインから3ブロックなので観光のついでに休憩するのにも便利な立地。ユニオンスクエアからも3ブロックなので、ちょっとあるものの遠くはありません。トイレもありました(利用しなかったので清潔かは不明)。

近年とみに街全体が高級化しているニューヨーク。そんな変化が訪れる前の懐かしいニューヨークを感じられるスポットです。

The Donut Pub

203 W 14th St

New York, NY 10011
メニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2016年5月17日 (火)

本『The Only Street in Paris』

朝からどんよりと曇った火曜日のニューヨーク。今日はずっと曇りの予報で、午後には小雨がぱらつく可能性もあるようです。最高気温は18℃。昨日みたいに動くと汗ばむような1日になりそうな気がします。温度調節ができて、小雨に対応できるような格好をした方が良さそうです。

先日作家さんのインタビューを読んでいたら、「ニューヨーカーにこんな事を言ったら絶対憤慨すると思うんだけど、今のニューヨークのベーグルは美味しくないよね。妻がカナダのモントリオールに暮らしてるんだけど、あそこのベーグルの方が美味しいんだよ。だから2週間に1回、妻がNYCに会いに来る時にはベーグルをまとめ買いして持ってきてもらっているんだ。」と言っていて、途端にモントリオールに行きたい熱が高まりました。モントリオールはケベックからバスで帰宅する途中で、バス停で1日並んでいた際に少しだけ散歩しただけなので、元々再訪したいとは思っていたのです。

味音痴の私が言っても信憑性が低いですが、確かに最近のニューヨークのベーグルは昔に比べてイマイチな気がしてなりません。もっちりした弾力が無くなってきてなんだかふわふわしていたり。粉の味がしなかったり。食べ終わった後に顎が疲れる感じがしないんですよね…。ふわふわしてるなんて、ベーグルじゃない!と思ってしまいます。

周りの人達も「ベーグルが美味しくなくなった!」と口を揃えて言っています。皆さん、「代々受け継がれている家族経営の店が無くなったからだ」、「水が不味くなったからだ」、「移民一世がやっている店がなくなったからだ」と様々な説を唱えていらっしゃいますが。本当のところはどうなのでしょう。

今はマーブル状に色んな色を練り込んだベーグルが流行っているらしいのですが、とうとうそれから派生したオレオベーグルが登場。なんでもチョコレートとプレインの生地がマーブル状になったベーグルに、オレオのクリームをサンド。それでは飽き足らず、本物のオレオクッキーをそのまま挟んであるそうです。健康志向もへったくれもありません。

ニューヨークは常に新しい食のトレンドを作り出していないと気が済まないんですね、多分。
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さて、今回は先月読了したアメリカ人ジャーナリストが書いたエッセイ本『The Only Street in Paris: Life on the Rue des Martyrs』の感想です。
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この本はたまたま本屋を訪れた際に目に留まりました。そして参加したリーディングで開会の挨拶をした方が少しだけこの本に触れていて、そんなに面白いのかと興味を持ちました。でもジャケ買いならぬ装丁買いに近いものがあります。Rue des Martyrsと思しき通りを映した写真がとても魅力的だったのです。

著者はニューヨークタイムズの支局長として活躍していた女性Elaine Sciolino氏。支局長就任の為に家族でパリに引っ越し、旦那様はフランスの法律事務所で弁護士として活躍。2人の娘さんは高校を卒業して大学進学する時点で其々アメリカに戻ったようです。
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最初は3年位の予定で支局長として洗練された7区のRue du Bac沿いに住み。でも旦那様がフランスの司法試験に合格。下の娘さんが高校を卒業するまではパリに居よう…と言っている内に、気付けば8年も住んで、フランス語も堪能になり、街にも慣れ。娘さん2人が大学に巣立った後もこのままパリに住もうかとなった折に、もう少し狭くて市井の人々と交われる場所に住みたいと考え始め。1年間新居を探し続けた後に住みついたのがRue des Martyrs(マルティール通り?)だったとの事。

マルティール通りは、昔ながらの個人経営の小売店が立ち並ぶショッピング通り。大通りを挟んだ坂の上はモンマルトルで多くの観光客が訪れる場所ですが、マルティール通りはどちらかというと地元の人達の為のお店が多いようで。著者にとってはパリで唯一パリらしいと思える面影を残している通りということです。
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本を読む限りでも2015年の初め迄で、有名な高級店がオープンしていたり、チェーン店である『Le Pain Quotidien』がオープンしたりと、ニューヨークでも大議論の的となっている高級化( gentrification)が現在進行形で着々と進んでいたので現在は人気の観光地となっているのかもしれませんが。

パリには景観保全のためか、市井の人々の生活を守る為か、はたまた文化を守る為かイマイチ判然としませんでしたが、お店の入れ替わりを制限する法律があるそうで。またマルティール通りがある第9区の区長さんが街の歴史保全に熱心な方で、個人経営の魚屋があった場所には魚屋をというように、通りを構成する店舗の種類を変えないよう努力されていたので、パリの他の区に比べるとまだ個人経営のお店が多い通りなのだそうです(ここ1年で激変していなければ)。
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そんな通りに魅せられて夫婦で物件を購入して住みついた元ジャーナリストの女性。この通りについての本を書こう!と決めたからか、それとも持ち前の好奇心旺盛な性格故かは不明ですが、通りの個人事業主さん達と喋る喋る。彼女曰く「毎日用事はなくとも立ち話をするのがこの通りの不文律、それがこの通りの習わし」という事らしいですが、それは大いに疑問な気がします。勿論挨拶位は顔を合せたらするとは思いますが。

この本には短いエッセイが沢山詰め込まれており、其々の章が個々の個人事業主を取材したお話になっており。1つ1つが野菜や果物、水銀を使った温度計の修理師や本、チーズ等を商う人達の人生を垣間見る内容です。
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読後の感想は、軽い読み物としてピッタリで面白かったという感じ。凄く熱心に薦める気にはなれませんし、内容の割には少し高かったかな?と感じたのも事実でしたが、読んで後悔はしませんでした。パリを訪れてみたいという気分になりましたし、パリに旅行をすることがあったらマルティール通りには足を運ぶと思いますし、思わず八百屋や魚屋等用が無い小売店にも注目してしまうでしょう。個々の章が短く読みやすいので、移動中に読むのに適していそうです。ビーチで寝そべって読むにもぴったり。

個人的に興味深かったのは、パリが移民の国であることが凄くよく解ること。知識としてパリには多種多様の移民がなだれ込んでおり、白人の街ではないと知ってはいても、パリに馴染みがない私のイメージはまだ白人さんがバゲットを街角のベーカリーに買いに行っている…みたいなままでした。でもこの本に登場する個人店主さん達は殆どが移民。フランスが宗主国だった元植民地の国から移民した人が多い印象でした(通りに一目ぼれしてチョコらティエを開いた日本人ご夫婦も登場しますが)。それらの人々の生活を読むことによって、ニューヨークのような雑多な人種が混じり合って生活する街の様子が少し感じられました。
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そして高級化が進むパリの様子を読むのも興味深かったです。友達や知り合いから、「ヨーロッパは何処も中産階級の若い夫婦が都市に物件を購入することができなくなっている。不動産価格が上がり過ぎ」、「書店が次々消えてゆく」、「高級店ばかりになって、庶民が買い物できるお店がどんどん減っている」、「シドニーでは物件が高すぎて買えないので、1時間も離れた場所を検討している」等と、世界各地で進むジェントリフィケーション(高級化)問題の話は聞いていたものの。こうやって刻々と個人事業主の店舗が潰れていく様を読むとニューヨークだけの問題ではないと実感できました。
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海外に住む一女性としても見習いたい部分があるとも感じました。お店の人達と積極的に会話したり、自分が共感できる取組に関わったり、必要以上に同化しようとせず自分の文化や考えを適宜共有していく姿勢とか。勿論ジャーナリストだからできたことも沢山あるはずですが、学ぶべき点もあるとも感じました。海外での暮らしに悩む女性は、気晴らし程度に読んでみるとちょっとしたヒントが見つかるかもしれません。

2016年5月16日 (月)

先週のハイライン

月曜日のニューヨークは快晴。昨日はとても寒くて風も強く、散歩に出たものの直ぐに諦めてカフェでコーヒーだけ飲んで帰宅しました。今日の最高気温は18℃と昨日よりは少し高そう。とはいうものの、日中は雲が出たり強風が吹いたりするようですので、温かめの格好で出た方が良さそうではあります。

ブロンクスにあるニューヨーク植物園(New York Botanical Garden)は少し遠いので足を運び損なってしまう事が多いですが。今年もアメリカ人アーティストの創作意欲を刺激した花を絵画と共に紹介する展示会『IMPRESSIONISM:AMERICAN GARDENS ON CANVAS』が始まりました。無料券を貰ったにも関わらず去年は行きそこなったので、今年こそ無料券を利用したいと思います。メモリアルデーが好天に恵まれたら出掛けてみようかな?と考えています。
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さて、今回は先週のハイライン(the High Line)の様子をご紹介します。
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16丁目にある昔は冷蔵施設だった建物に直接電車が乗り入れられるように敷かれていた線路が10番街を跨るようにそのまま残されています。この小さな庭はこれからの季節花に溢れて綺麗なのでお見逃しなく。

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雨が降ると色がくっきりとしてハイラインに植えられたグリーンや花が鮮やかに浮かび上がるようです。晴れの日とはまた違った美しさ。

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ハイラインで人気の高い花であるマグノリアも開花しました。umbrella magnoliaかな?

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Ashe’s magnolia(?)も咲きました。

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bigleaf magnolia(多分)は例年より元気がなく見えました。

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この鮮やかな青の綺麗な花は第3セクションに咲いていましたが、ブルームリストに掲載されていない気がします。

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Major Wheeler coral honeysuckleも咲き始めました。目の前のベンチに座ると花に囲まれて幸せ気分。

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水仙(pheasant’s eye daffodil)も味気ない工事用の覆いの向こうで健気に咲いています。

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willowleaf bluestarも工事が行われているセクションで咲き始めました。

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何故か一本だけチューリップが咲いていました。

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この花もブルームリストで該当する花が見つけられませんでした。目立ちませんが綺麗な花です。

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1つ1つは派手ではない花も群生していると華やかです。

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花水木(Aurora© dogwood)は満開。

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チェルシー通路はサルビア(Pink Delight meadow sage)で一杯。ピンクと紫で色鮮やかです。

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光の加減か広告写真みたいな写真が撮れました。加工もせずにこんな風に撮れるなんて春ですねぇ~。なんとなく柔らかい光なのでしょうか。

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blue-eyed grassでしょうか?

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濃いピンクの花はおしべがぴょんぴょん飛び出ていて賑やかです。

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色は違いますが、上のピンクの花と色違いの同じ花の様に見えます。Spessart geraniumでしょうか?

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dwarf fothergillaかな?白いほわほわした感じが春らしいです。

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咲く前の蕾や枯れた後の姿も楽しめるのがハイラインの魅力の1つ。

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ドデカテオン(shooting star)は見たことがあるようなフォルム。

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Purple Smoke false indigoももう直ぐ開花。

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foamflowerはよく見ると沢山の小さな星のようで可憐な印象。

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Blue Ice bluestarは名前の通りの花姿。

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夏の朝早くハイラインを訪れるとガーデナーの職員さんが水やりをしています。そのため葉っぱが露を結ぶ涼しげな姿を堪能できます。

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2016年5月15日 (日)

ハイラインのサンベイザーズ

雲一つない青空が広がる日曜日のニューヨーク。昨日は予報に反して結局雨は降りませんでした。今日は段々と雲が出てきて、夕方には強風が吹く予報。ピクニックをするなら早い時間が吉のようです。最高気温は14℃。昨日までと比べると大分涼しくなりそうですので、服装に注意しなければいけませんね。

マンハッタンに暮らしていると何でも揃っているのでどうしても他のボローにさえ行かなくなってしまいがちですが、そろそろ脱出するには良い季節になってきました。久しぶりに電車やバスに乗って近郊に出掛けたいと思い始めた矢先、ストームキングアートセンターで新たな展示が始まったことがニュースになっていました。ポートオーソリティー・バスターミナルから1時間半程度バスに乗れば着く広大なアートスペース。自然も満喫できるので、是非暑くなりすぎる前に足を運びたいものです。その前に腰を何とかしなければ…。

人生を謳歌中のこちらで知り合った人達。3か月毎住居を移っている友達カップルは3か月のラスベガス生活の終わりにロングウィークエンドを作りブライスキャニオン国立公園に出掛けていました。乾いた大地に立派なサボテンという美しい写真がフェイスブックに現れ、毎日眺めるのが幸せでした。現在は次の居住地であるサンディエゴに移動する途中で山の中にあるキャビンで1週間のバケーションの真っ最中。山が大好きな私には目の保養である山の写真を見れるのが嬉しい限りです。

ウィーンの友人は、週末だけでドイツのミュンヘンに旅行していたり神出鬼没。ヨーロッパは国境の意識が希薄だよなーとつくづく彼女の写真を見ていると感じます。何しろランチする為だけにフランスに行ったりしているのですから驚きます。もう直ぐお子さんが生まれる方も2人いたり、皆さん楽しそうです。
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さて、今回はハイラインにおいて今シーズンのアート展最後となる作品『Sunbathers I & II』のご紹介です。
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これらの作品はロスアンジェルスをベースに活動しているアメリカ人アーティストKathryn Andrews氏の作品。2つの作品は其々18丁目付近とスタンダードホテルの下に展示されています。

18丁目に設置されている作品は、実際に使用されていたビーチの注意書きがモチーフ。18丁目付近にはハイラインを囲むようにビルボードが設置されていることからアーティストがインスピレーションを受けたとの事。
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「ここから先裸の人が居るかもしれません」という注意書きが、ハイラインにでん!っとある面白さから多くの人が写真を撮っていました。真ん中から水が噴射されるようですが、現在はまだ作動していないようです。

アーティストさんは写真と現実の関係性にとても興味を持っている方らしく。ロスアンジェルスの過度な広告や誇張されたイメージに囲まれているせいで、実物と切り取られ・創り上げられたイメージとが孕むギャップや問題等をこの作品に込めているのだとか。
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ハイラインのキュレターさんは「広告には裸が溢れていてあまり問題にされないのに、アート作品で裸体を扱うと途端に大きく取り沙汰されることが多いと個人的に感じている。そういった意味でもこの作品はとても興味深く感じた」とコメントされていました。

この作品について、ハイラインのセキュリティーさんと立ち話をしていたら、「まぁ、実際殆ど裸の人に遭うかもしれないしね。」と笑っていました。「パンツ一丁でも逮捕はできないからね。驚かないね。」
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スタンダードホテルの下にある作品は、プロペラがついており風でクルクルと回ります。この作品は通路の真ん中に置かれているので、歩いていると前に立ちふさがるかのよう。
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ハイラインはご存知の通り廃線となった高架線路を利用したパブリックスペース。そんなに高所でもないのに、道路に比べて格段に風が強いです。そんな風の通り道に設置されているため、強風でなくともゆっくりとプロペラが回っています。
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この作品は、ハイラインを散策中ビジターが四六時中写真を撮っている事実にインスピレーションを得たとの事。実際にハイラインを楽しむ事と、その時撮影した映像の関係性に興味をかきたてられたのだそう。うーん、それがこのアートかぁと分かるような・分からないような。

でも、この作品も間違いなく多くの人が写真を撮る対象となることでしょう。

2016年5月14日 (土)

マディソンスクエアのパブリックアート

雲一つない青空が広がる土曜日のニューヨーク。これで本当に午後になったら雨が降るのかな?と疑問ですが、少し予報が変わって雨は午後7時頃から降るようです。午後から段々と雲が多くなるようですので、青空を楽しむのであれば午前中から張り切って出掛けた方が良いかもしれません。最高気温は21℃。昨日みたいにムシムシしないと良いですが。

もう直ぐ戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)。アメリカではメモリアルデーを境に夏が始まると考えられているので、皆さん随分うきうきし始めている感じがします。一昔前はニューヨーカーのバケーション地だったコニーアイランドも海開きに向けて急ピッチで準備が進められているとの事。7年間ずっと金曜日の花火を見に行こうと言いつつ達成できていないので、今年こそ足を運びたいと思います。去年友人が写真を見せてくれ実際に観たいと思っていた20個の壁画が今年も登場するそうなので、是非それも併せて見に行きたいです。

昨日は朝早く家を出なければならず、そのまま夕方までボランティアで彼方此方移動したので帰宅したら汗だくでぐったり。お風呂に浸かったり、夫と食事をしたりと少し息抜きをした後、疲れて午後9時頃就寝してしまいました。これから週に1回の頻度でこんな日がありそうなので、ちょこちょこブログまで辿り着けなくなりそうです。
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さて、今回はマディソンスクエア・パーク(MADISON SQUARE PARK)で新たに展示が始まったパブリックアート『Big Bling』のご紹介です。
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緑あふれる美しいマディソンスクエア・パークに突如出現した木造の巨大構造物。Blingとは『キラキラ光る』、『派手な』という意味なので、素直に考えれば頭の様な部分に光る金色の環を指しているのかな?と思いますが。何か掛けていそうに感じるのですが、その何かが解りません。あぁ、文化力の無さよ…。
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木造の骨組みがジェットコースターの様に組まれている周りを金網で覆っているような不思議なオブジェ。動物のようにも見えます。私がぱっと連想したのは、コニーアイランドにある木造のローラーコースター『CYCLONE(サイクロン)』でした。木造・ローラーコースター・ニューヨークからの連想ですね。巨大なので遠くからでも目につき、写真を撮っている人も結構いました。
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このアートはアメリカ人アーティストMartin Puryear氏の作品。2016年5月16日~2017年1月8日まで展示されています。
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もう直ぐ夏を迎えるマディソンスクエア・パークは緑と花に溢れてとても綺麗です。

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正午に通り抜けたので、ベンチはオフィスから抜け出して木陰でランチを楽しむ人達で埋まっていました。

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オオデマリも満開。

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白くて細かい花も満開(アワブキ?)。フラットアイアンビルやメトロポリタン生命保険会社タワー (Metropolitan Life Insurance Company Tower) に文字通り華を添えています。

2016年5月12日 (木)

ICYサインズ

快晴の木曜日のニューヨーク。今日は1日晴れて暖かくなる予報です。最高気温は22℃。昨日は動いていれば半袖でも大丈夫でしたが、今日はどうでしょうか?明日から2日間雨になる予報ですので、今日の内に太陽を楽しんでおきたいものです。

クイーンズにある大学の寮で3人の男が身柄を拘束されました。なんでも3人の内2人が拳銃を所持しており、内1人が口論の末1発拳銃を発射した疑い。幸いなことに弾は逸れて壁に当たりけが人は出なかったとのこと。記事の書き振りからするとどうも外部の人が寮に入り込んで学生とお金を巡って口論になったようなのですが、そもそも何で学生寮に外部の人間が入っていたのかが謎です。キャンパスではないのでチェックが無いのでしょうか?これから安全対策にも力を入れるべきですね。

5番街と18丁目にあった大型書店バーンズ&ノーブルズが2014年に閉店してから空き店舗となっていたスペースが、フードホールとして生まれ変わりオープンします。5月13日(金)から徐々にオープンし、6月末までにカフェ、ワインバー、スーパーマーケット、レストラン、ベーカリーが入った施設になるとの事。外食大好きな私としては嬉しいような、本好きとしては手に取って本を眺められる本屋が減っていくのは悲しいような。

学生時代、ニューヨークで初めて入った本屋が5番街と18丁目にあったバーンズ&ノーブルズだったと記憶しています。その頃はカフェが併設された本屋は珍しく、新鮮で随分楽しんだ記憶があります。なので余計に物悲しく。加えて、ニューヨークに暮らしていると、本屋はコミュニティーセンターの様な役割を果たしているとつくづく感じるのです。著者のリーディングや他者と知り合うイベントなんかが頻繁に開催されていますし。独立系の本屋さんには踏ん張って欲しいものです。
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さて、今回はブルックリン美術館前の地下鉄入口で見つけた標識の形をしたストリートアートのご紹介です。
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以前ブルックリン植物園に桜を見に行った記事でもちらっとご紹介しましたが、ブルックリン美術館の前に沢山の不思議な標識が掲げられています。帰宅して調べたところ、STEPHEN POWERS氏という昔は有名なグラフィティを描くストリートアーティストだった方が、現在取り組んでいるストリートアートの1つが標識型の『ICY SIGNS』という事らしいです。
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彼はブルックリンをベースに活動をされているようで、現在はスタジオを構えて精力的に活動中。2015年11月20日~2016年8月21日までブルックリン美術館5階にあるギャラリーでステファン・パワーズ氏の作品展『Stephen Powers: Coney Island Is Still Dreamland (To a Seagull)』が開かれている為に、美術館の外にも彼の作品が展示されているという事のよう。
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1つ1つサインを読んでいくと、結構ポジティブな気分になる人を励ます物が多いので楽しい気分になりました。
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でも私のお気に入りは上にある仕事に行くまでの行動パターンを描いたサイン。こんな感じだったよなー、と。
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無料で楽しめるパブリックアート。これから薔薇が綺麗な季節がやって来るので、ブルックリン植物園に足を運ぶ方も多いのではないでしょうか?そんな時はついでにこの標識型アートも楽しまれてはいかがでしょうか?
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ハイラインのパブリックアートを学ぶツアー

晴れて暖かい水曜日のニューヨーク。金曜日は雷雨、土曜日の午後は雨の予報ですので、存分に太陽を楽しみましょう。

さて、今日も早速本題です。今回はハイラインのパブリックアートについてフレンズ・オブ・ハイライン(ハイラインを管理・運営するNPO)のアートキュレターさんが案内してくれるツアーのご紹介です。
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このツアーは5月~10月までの第2月曜日の夜6時~7時15分に催行されています。無料ですが、ネットで事前登録が必要です。集合場所はハイラインの本社の前。ガンズボート入口付近です(予約をすると正確な集合場所の連絡が来ます)。
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時間によって紹介されるアート作品が違いますが、大体ハイラインの南端から30丁目付近までを1時間15分かけてカバーしますので、歩きやすい格好をして出掛け、1時間以上立ったまま説明を聞く覚悟が必要です。また真夏であればツアーの時間はまだまだ暑いので、日差し及び暑さ対策も必須。
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ツアーの最初に簡単なハイラインの成り立ちに関するバックグラウンド説明があり。その後は現在行われているグループ展『WANDERLUST』やアーティストに依頼して制作してもらった『Smart Tree』、個別展示されている『Sunbathers I & II』や今年の壁画である『Untitled (Blind Idealism Is…)』等の作品について説明してもらえます。
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私などアートに関して造詣が皆無なので、何となく眺めては好き・嫌いで片づけてしまいますが。キュレターさんに選出理由・アーティストの出自・作品が創られた思想的背景・ハイラインに設置される意味を説明してもらえると、とても興味深いものがありました。
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また自分が大好きな作品を、他の参加者が厳しく批判しているのを聞いたりすると、『へぇ~、そんな風に感じるんだ』という発見もありましたし。キュレターさんが如何に展示されている作品に愛情を持っているのかが説明から感じられて、熱意や愛情のフィルターを通して見る作品はもっと素敵に感じました。

無料で参加できるツアーは、アート『ART TOUR: WANDERLUST』の他にも、ハイラインの歴史や見所を紹介する『HIGH LINE TOUR: From Freight to Flowers』、建築に興味がある方にピッタリな『DESIGN TOUR: Elevated Design』、植物に興味がある方のための『GARDEN TOUR: Spring Bulbs & Blooms』(毎月トピックが変わるので、真面目に学びたい方は毎月参加されると良いかも)、都会にある自然に興味がある方が楽しめる『WILDLIFE TOUR: High Line as Habitat』が用意されています。ハイラインツアー以外のツアーは事前のネット登録が必要ですので、ご興味がある方は早めの申し込みを。特にガーデンツアーはあっという間に定員に達してしまう印象がありますので。
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ブラジル人アーティストのPaulo Nazareth氏の『watermelon』はまだ完成形ではないアートプロジェクトのよう。これから彼が全米中の地下鉄や地下を走る電車、地下にある操車場等を訪れて、其々でコンクリートのスイカを作り。それらのスイカをハイラインに運んでは展示していく予定だそう。ただアーティストさんが連絡や事務仕事にはまめじゃないので、予定が全然立たないとキュレターさんは少し困り顔でしたが。彼の制作の旅路についてはブログにて報告する予定(は未定)だそうです。

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Giorgio Andreotta Calò氏の作品をようやく見つけました。こんな風に薄い真鍮のプレートが全部で8か所、計16枚埋め込まれているそうです。是非注意深く観察して見つけてください。私は29丁目付近と壁画の前あたりで発見しました。あと6カ所ですね…。

2016年5月10日 (火)

上を向いて歩こう!なパブリックアート

薄曇りの火曜日のニューヨーク。今日は曇りの予報ですが、明日は雲が出るものの晴れる予報なのでまぁよしという感じでしょうか。本日の最高気温は16℃。涼しいような暖かいようなという気候でしょうか。歩いたら脱げるような格好がぴったりそうです。

直ぐに治る訳が無いのですが、腰がどうにも良くならず少し参っています。座ることはできないし、立っていると気持ち悪くなってくるし…。毎日お風呂に浸かったり、緩やかな筋トレをしたり、痛くても少し散歩をしたりして、ちょっとずつ改善するように努力中です。昨日はボランティアを休んで、家事をタックルしていました。家事って腰に負担がかかる動作のオンパレードなんですよね…。早くチャキチャキ動けるようになりたいものです。

そんな訳で、本日もさっさと本題に。今回はパークアヴェニューの53丁目の交差点に2016年1月28日~7月まで展示されているパブリックアートのご紹介です。
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この巨神兵のような彫像。よく見ると上を向いて歩いている長身な人の形をしています。アメリカ人アーティストTom Friedman氏の作品で、その名も『Looking Up』。

ニューヨーカーは下ばかり向いて足早に移動するという悪い評判があるそうで、少しでも上を向いてもらう機会になれば、という意図が込められているのだとか。確かに思わず仰ぎ見て、「あー上を向いてるんだー」なんて言いながら眺めてしまいました。
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最近私は意識的に信号待ちの間に空や高い建物の屋上なんかを眺めるようにしています。結構高層ビルの上の方に綺麗な装飾が施されていたり、空が綺麗だったりと発見があるものです。

周りの人よりも一歩でも早く信号を渡ろうとじりじりと車の動きを観察するだけではなく、時々上を向いて歩いて見るのもおつなものです。

2016年5月 9日 (月)

花一杯のチャネルガーデンズ

よく晴れた月曜日のニューヨーク。朝はまた雲が多かったので、今日も曇り~?!と不満に思っていたのですが、7時を過ぎたら雲が切れてきました。今日は少し雲が出ることはあるものの1日太陽が覗く予報です。やっぱり晴れると気持ちも晴れやかになりますね。最高気温は22℃まで上がる予報で、温度調節ができる格好で出掛けた方が良さそうです。
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さて、どうにも腰の調子が良くならないので、本日も早速本題に。今回は花のディスプレイが変わったチャネルガーデンズ(Channel Gardens)の様子をご紹介します。
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ロックフェラーセンターの5番街とスケートリンクやサマーガーデンを結ぶ通路にある噴水の池がいくつも連なって造られた庭であるチャネルガーデンズは、定期的にパブリックアートや花のディスプレイが変わるので、時々遠回りして覗いては季節の変化を楽しんでいます。
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この週末久しぶりに覗いてみたら、イギリス風庭園のように多種多様な花が沢山植えられて非常に美しかったのでご紹介です。もう少し前に訪れていたら、中央に置かれた八重桜も満開で尚更華やかだった事でしょう。
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野原で咲いている風情の小さ目の花が種類豊富に植わって華やかです。

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薔薇が高さも演出。少し盛りを過ぎていました。

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ちょっと中間色の渋めのセクション。いつもいる亀の彫像がマッチしています。

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中央の通路には八重桜が。もう8割がた終わっている感じでした。

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『ゴッホの耳』と題されたスイミングプールのアートも健在。

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ポピーが可愛らしい。

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このセクションは勢いがあって初夏のイメージ。

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馴染みのない野菜にチャレンジ

昨日の夕方1週間ぶりの太陽が出たので、すっかり今日は晴れると思い込んでいたのですが、朝起きたら雨。がっかりの日曜日でしたが、段々と青空が広がってきました。これであれば腰のリハビリを兼ねて散歩に出られそうです。

さて、まだまだ座ることが難しいので今日もさっさと本題に。今回は日本では馴染みがなかった野菜を調理してみた徒然です。
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グリーンマーケットにも足繁く足を運んでいたし、スーパーでも日本では見かけない野菜があるなーとずっと思ってはいたのですが。好き嫌いが激しいし、料理に時間を割くのも好きでないので、今まであまり新しい野菜を試さずに来てしまいました。

冬の間はネットスーパーの『Fresh Direct』を使っており、旬の野菜や果物が勧められているのでお勧めの中から買い物をする癖がつき。馴染みのない野菜が勧められていると、試しに購入していました。

今となっては日本のスーパーでも洋野菜が売られていそうですが。私としては全然自分では調理したことが無かった野菜を3つ連続で夕食の食卓に載せました。
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一つ目はリーク(leek。正式名はリーキなんですね?ニューヨーク周辺ではリークと発音されています。ポケ丼が一般にはポキと発音されるのと似ている感じでしょうか?)。太い白ネギみたいな野菜で、味もネギそっくり。でも葉の部分が平らで固く、出汁はとれそうですが食べることができません。
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これはネギの代用品として使えそうでしたが、折角なのでリークのレシピを検索。ドイツ系のスープだというチキンのスープを2時間以上煮込んで丁寧に作りました。できたスープは素朴で体に良さそうな実直な味。美味しかったです。
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二つ目はフィドルヘッド(Fiddleheads)。ゼンマイだと思ったのですが、どうやら厳密にいうと違う植物のようです。これもゼンマイとは違う味かも?と考え、フィドルヘッドのレシピを検索。3分熱湯で茹でたあと卵とベーコン、みじん切りの玉ねぎと合せるというシンプルな料理があったのでトライ。
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フィドルヘッドは山菜特有のえぐみとか苦みとかがあるのかな?という予想に反し、少しぬめりがあるものの味は凄く淡泊。綺麗な色味を添えるのにぴったりでしたが、味はよく解らないままでした。どんな料理にも合わせやすい野菜かもしれません。
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三つ目はフェンネル(Fennel)。これは香味野菜が苦手な私が意識的に避けていた野菜でした。太い白いセロリのような茎にアスパラガスのような細かい色鮮やかな葉っぱがついている不思議な見た目。調理をするとセロリに似た香りがして、似たような筋があります。
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これは基本のスープに。使われない事が多い葉っぱも最後に煮込むというレシピだったので、葉っぱも新鮮な状態で届いたこともあり全部煮込んでみました。出来上がったスープは予想に反してとても美味。セロリより癖が無く、香りもセロリ程は強くない。そしてうっすら甘みがあって香味野菜が嫌いな私でも美味しく食べることができました。

もうすぐグリーンマーケットが近所にも戻ってくると思いますが、今後も馴染みのない野菜や果物にチャレンジしたいと思います。アトピー性皮膚炎の原因として同じ食材ばかりを食べることがあるのではないかという議論もある事ですし。

2016年5月 8日 (日)

ピンクのセントラルパーク

今日も雲に覆われた土曜日のニューヨーク。ですが、これからも雨はほぼ降らない予報です。夕方からは太陽が顔を覗かせるみたい。今日は最高気温が15℃と昨日よりは少しだけ暖かくなるみたいです。
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さて、本日もまだ腰が痛くて座っていられないのでさっさと本題に。今回は桜が散りピンク色に染まったセントラルパークの風景を中心にご紹介します。
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ラジコンボートが浮かぶコンサバトリー・ウォーター近くにあった八重桜。カンザンでしょうか?ピンク色が濃いので散った後もとても綺麗です。

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メトロポリタン美術館の裏にも2~3本八重桜が植わっています。ピンクの小道に。

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貯水池の南東にも少しだけ八重桜。

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まだ頑張って咲いている花も結構ありました。

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道なりに北に進むと八重桜の並木が。ここは一面ピンク色の世界。

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貯水池の西側の八重桜の並木はまだ半分位花が咲いている状態。

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花水木(だと記憶していますが…)の大木も向かい合って咲いていて豪華。

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勿論他の花も綺麗です。メリーゴーランドの近くには白いツツジが両脇に咲いています。

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大きな並木で有名なザ・モールの南端にはツツジとチューリップ。

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ザ・モールを北に抜けた所にあるナウムブルク・バンドシェルの裏側にある藤棚も楽しみに出掛けたのですが、半分しか咲いていませんでした。

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北半分は全く咲いておらず、木が死んじゃったのかな?と心配になる程でした。

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コンサバトリーウォーターはニューヨークっぽい風景を堪能できます。

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ツツジや八重桜はあちこちにあるので、散歩中目を楽しませてくれます。

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貯水池の周りにはシャクナゲと思しき花が。

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パークの西側には沢山花水木が植えられている印象です。

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ザ・レイクの西側にある藤棚は、まだ少ししか花がついていませんでした。この西側にある藤棚はチェックする元気がなく断念。

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2016年5月 6日 (金)

コンサバトリーガーデンの藤

朝から雨の金曜日のニューヨーク。今日は夕方まで雨が降ったり止んだりが続く予報ですので、お出かけの際に雨が止んでいても傘を持って出た方が良さそうです。明日の午前中まで雨が残り、午後からは久し振りの太陽が拝めそう。今日も最高気温が12℃と涼しい日になるそうなので、温かくしてお出掛けください。

さて、本日は腰の痛みが酷いのでさっさと本題に。今回はコンサバトリーガーデン(The Conservatory Garden)の藤棚を中心にご紹介します。
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去年友人がフェイスブックでシェアしてくれたので存在を知ったコンサバトリーガーデンの立派な藤棚。クラブアップルが満開の時期にはまだ花をつけていませんでしたが、昨日リハビリがてら散歩したら咲いていました。
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藤棚は中央のイタリア風庭園の奥にあります。

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日本と違いニューヨークの藤棚は背が高いことが多く。必然的に花がすごーく上方にあるので迫力に欠ける気も。

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既に少しだけですが花が地面に落ちていたので早すぎる事はないと思うのですが、今年は花が沢山つかなかったのか、それとも古木だからなのか、花に埋め尽くされているという感じではありませんでした。

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階段脇や日当たりの良い場所では花が沢山ついていて綺麗。

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北側にあるフランス風庭園のライラックも見頃を迎えていました。

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種類によってはチューリップは終わっていましたが、まだ紫のチューリップは健在。

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模様を描くように植えられた下草の周りに青いパンジーが加わりました。

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南側のイギリス風庭園のライラックも綺麗で、芳香を放っています。

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イギリス風庭園のチューリップはほぼ姿を消し。代わりに水仙が咲いていました。

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秘密の花園の噴水では、鳥が水浴び。

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大好きなスズランも。

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イギリス風庭園は作り込まれ過ぎておらず、野草のような素朴な風情の花も沢山。

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庭園間を巡る小道にはツツジが満開。

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2016年5月 5日 (木)

5番街のラルフのコーヒー

今日も朝からどんよりと曇っている木曜日のニューヨーク。もしかしたら小雨がぱらつくかもしれないようですが、ほぼ曇りの1日になるようです。最高気温は14℃。今日も涼しいみたいです。

トレーダージョーズやコストコで販売された冷凍野菜や冷凍フルーツがリコールされました。リコールは先週発表されたそうですが、今週になってリコール対象が拡大したとの事。冷凍コーンやミックスベジタブル、グリーンピースや枝豆が対象となっています。幸いなことに我が家の冷凍庫には対象商品がありませんでしたが、対象商品が多いので皆様も念のためチェックを。リコール商品のリストはFDAのHPにあります。

ニューヨーク市もとうとうお店で商品を詰める為のビニール袋を有料にする方向で議会が動いているそうです。議会で法案が通った場合、今年の10月からビニール袋が有料になるとの事。他の州を旅行すると結構ビニール袋は有料になっている印象がありました。ゴミ袋として利用するので袋を貰う事が多い私ですが、結構な頻度で家に着くまでに破けてしまいごみ袋にできないんですよね。だったらエコバッグに詰めて、ゴミ袋は購入しても良いかもと思っていたところです。
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さて、今回は5番街にあるラルフローレンのカフェ(Ralph’s Coffee)で販売されているコーヒー豆のご紹介です。
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5番街の55丁目と56丁目にあるラルフローレンの2階にあるカフェ。セントラルパークやMoMAに近い便利な場所にあり、ちょっとお茶をしたり小腹を満たしたりできます。

そんなカフェでは5番街のロゴがデザインされたTシャツ、キャップ、トートバッグ、チョコレート等のお土産も販売されています。コーヒー豆も3種類販売されており、缶に入っていて5番街のアドレスが入っているのでお土産にもぴったりです。
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先日早速お土産に利用しました。1つ$16と少し値が張りますので、大切な方やご家族のお土産にいかがでしょうか。

Ralph’s Coffee

711 5th Ave
New York, NY 10022

2016年5月 4日 (水)

本『至福の味』

高層階は重く垂れ込めた雲に隠れている水曜日のニューヨーク。今は一時的に雨が止んでいますが、午後2時位から降り始める予報です。その後はずっと雨。最高気温は12℃と昨日と変わらず涼しい1日となりそうです。
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昨日の大統領予備選でトランプ氏が勝利し、ライバルだったクルーズ氏が撤退を表明。夕方トランプタワー前を通ったらメディアの中継車が大集合し、トランプタワーの入り口前にはメディア用のテントが登場。大賑わいしていました。民主党側はヒラリー氏が敗北。指名者争いが長引いています。

スーパーマーケット『フェアウェイ』が倒産したそうです。経営を再建する方針なので、今のところ経営が変わったり、お店が閉店したりという事はなさそうですが、無くなってしまったら寂しいですね。私は近くに住んだ事がないので殆ど利用した事がありませんが、ボランティア仲間に熱烈なファンがいます。80年以上営業していたお店がなくなるのは、それだけでも寂しく感じてしまいます。なんとか持ち直してくれると嬉しいのですが。

昨日床に落ちた物を拾おうとしたら久し振りに腰を痛めてしまい。歩くのも寝返りを打つのもきつかったので、すわぎっくり腰かと慄いていましたが。今朝になったら随分楽になっていたので、ただ単に腰からお尻に掛けての軽い肉離れだったようです。ほぼ毎日体を動かしているのに、物を拾っただけで肉離れとか…。通常は歳を取ると良いことが多いな~と思っていますが、こういう時は歳をとるって嫌だなと感じてしまいます。今晩は夫が接待で夕食が不要との事で少しのんびりできそうなので、せいぜい養生します。
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さて、今回はミュリエル・バルベリ氏の著書『至福の味』(仏題:『Une Gourmandise』、英題:『Gourmet Rhapsody』)の感想です。
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今年の目標は月に1冊本を読むこと。冬はボランティアが然程忙しくなく、また学校の勉強もサボりまくっていたことから、今のところ目標を達成できています。月に1冊なんて…日本では沢山本を読んでいたのに。所詮英語は外国語ということでしょうか。読書に充てていた通勤が無くなった事も大きいですが。

フランス語の本を紹介するアルベルティン書店で開催されたミュリエル・バルベリ氏のリーディングイベントに参加して彼女に興味を持ち。その後彼女の著作だと気付いた、元々手元にあったバルベリ氏の処女作『至福の味』を2月に読みました。
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この本はボランティア仲間に薦められて古本屋で安価で販売されていた物を購入したまま手に取っていませんでした。薦めてくださったボランティア仲間の女性は、旦那様が映像作家で一緒にフランスにも住んでいた事があり。その際に食事に目覚め、ご自身で料理をする事にも外食にも力を注いでいる方でした。

ニューヨークに住む今も、パリに住むご友人のアパートに年の1/3は滞在していますし。5番街に住み夏の週末はハンプトンズにある別荘で時間を過ごす、私の持つ『ニューヨークの金持ち』という印象のままの生活をされている方で。話題のレストランやミュージカル、劇、本、なんでも知っているという感じの女性でした。
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その彼女の『至福の味』お薦めポイントは:日本にも住んでいたことがある女性で他文化の造詣が深いこと、食の表現が鮮明で芳醇あたかも自分も食べているかのように感じる素晴らしい描写、でした。「ただのグルメ本とは一線を画するでき」と太鼓判を押されたので、ではと購入したわけです。

とは言え、美味しい物を食べるのは大好きなもののグルメでも高級料理を食べつけているわけでもなく。味音痴で記憶力が極端に悪いので、自分が食べた物でさえよく覚えていない始末の私にとって食道楽は少し遠い存在。手に取ることなく本棚に鎮座していたわけです。
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でもバルベリ氏のトークを聞いていたら、彼女は食べることが大好きで感受性や表現力がとても豊かそうだけれど、高価な料理や希少な食材を食べ歩いて薀蓄を述べるタイプの人ではなさそうだと感じ。自然と彼女が考える美食家とは何なのかに興味が湧き、直ぐに本を手に取りました。

英語の翻訳で読んだわけですが、先ず最初の感想は「難しい」、これに尽きます。流れるような美しい文体なのですが、使われている単語が目にも耳にもしたことが無いような物が多く、前後の繋がりからも意味が取れない事が頻繁で。結果として久しぶりに辞書を引きまくる読書スタイルに。お蔭で本に没頭できないという悲しい結果に。辞書を引くと物語世界から一回出るので、どっぷりと本の世界に浸れないんですよね…。
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本は非常に短い章から成っており、そういう意味では細切れの合間時間に読書をする私の読書スタイルでも読みやすい本でした。バルベリ氏ご自身が教鞭を執りながら隙間時間に書いた本だと仰っていたので、必然的に忙しい人でも読みやすい章立てになったのでしょう。

ストーリーは、パリのお金持ちが住むアパートで高名な料理評論家が死の床で最後の晩餐に思いを巡らすという単純なもの。でも、社会的・経済的地位を確固とした料理研究家が本当に気を許せるのは飼い猫だけという寂しい境遇のまま死の床にあり。彼を心から愛する妻は途方に暮れ、(夫が生きている時からずっと孤独だったとはいえ)完全な孤独の影に怯え。死の床にある夫は、その妻を尊敬し美しいと思いながらも、従順な妻を疎ましくも思い他の女性と関係を持ち続けた過去を思って彼女を憐み。仕事ばかりで家庭をほったらかしにした代償として、子供達は死の床にある父に全く悲しみを抱か無いばかりか、いまだに父親を愛する母を疎み…という幾重にも重なる孤独が浮かび上がります。
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そんな中でも、食事にまつわるお話は読んでいて楽しく。あまりに鮮明に描写されているので、今まで自分がしてきた食事は何だったのかと反省したくらいでした。

話は逸れますが、私は江國香織氏と梨木果歩氏の本が大好きで、彼女達が新刊を出すと必ず手に取ります。そして江國さんの本を読んでいると香りや匂いの描写に。梨木さんの本を読んでいると自然の描写に心打たれることが多いです。それらを読んでいると、彼女達が日々をとても注意深く、丁寧に生きている様に感銘を受けてこんな風に生きたいと深く感じ入ります。
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バルベリ氏の『至福の味』を読むと、食事や日常生活、特に田舎の自然の描写が凄く豊かで。彼女が対象と真摯に向き合いながら、丁寧に色々な事を感じ・考えながら生きている姿が透けて見えるようでした。思わず自分の生き様を見つめなおしてしまう力がある本でした、私にとっては。

この本ですっかり彼女のファンになってしまい、3月には『優雅なハリネズミ』を読了しましたが、その感想は別の日に。現在は彼女の最新作を読んでいますし、既に新刊が出たら必ず手に取る作者リストに彼女は追加された感があります。こういう出会いがあるから、本屋巡りやリーディングを聞きに行く事は止められません。

2016年5月 2日 (月)

リバーサイドパーク・サウスの散歩

朝からガスに覆われた月曜日のニューヨーク。お天気頭痛持ちの私には辛い曇天続きです。今日の予報は1日曇り。時々雨がぱらつく可能性もあるようですが、概ね曇りのまま推移するようです。今週は金曜日までずっと雨が降る予報。土曜日の太陽が待ち遠しい天候となりそうです。現在はまだ9℃ですが、日中は15℃まで上がる予報です。

スターバックスが、「コールドドリンクのコップに氷を入れ過ぎている」為に訴えられたそうです。なんでも24オンス分のお金を払っているのにも関わらず、少ない時には14オンスしか実際のドリンクは入っておらず、後の10オンスは氷である。これは収益を上げるために行われており、広告で使われている写真のドリンクと著しく異なる。従って消費者を騙している、という論理らしいです。まったくよくやりますね…。

土曜日の午後12時20分頃、地下鉄4番線の車内で席を巡って口論が起き、1人が刺されるという事件が起きました。犯人は50歳位の男性でまだ捕まっていないとの事。事件が起きたのはアップタウン方面に向かっていた電車で、125丁目駅付近だったそうです。真昼間から怖いったらありゃしません。安全になったとはいえニューヨークの地下鉄では事件がよく起きます。気を引き締めて利用しなければと改めて思います。
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さて、今回は久し振りに散歩したリバーサイドパーク・サウス(Riverside Park South)の風景のご紹介です。
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毎年展示されているArt Students Leagueの『Model to Monument Programの展示もそろそろ変更されているかな?と、アッパーウエストでの用事に出掛けた際に遠回りして歩きました。残念ながらアートの展示はまだ変更されていませんでしたが、広がりのある景色はいい気分転換です。
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ハドソンリバー・パークに比べると人も少なく、静かな時間を満喫できます。

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アート作品はそのまま。いつ新しいものに入れ替わるのでしょう?

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リバーサイドパーク・サウスには沢山のベンチがあります。ピクニックにもぴったりなのですが、流石にこの日は朝早い上に涼し過ぎて誰もいません。

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あまり草花の種類が豊富な公園ではありませんが、その分木道や散歩道が川に沿って本本か用意されており、ハドソン川の景色を満喫できます。

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鳥の種類も豊富ではないものの、美しい歌声に耳を澄ませたり、朽ち果てたピアの支え木に一羽ずつとまる姿を眺めたり。

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ニューヨークが発展する上で鉄道の担った役割の歴史に思いを馳せたりもできます。

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家族で楽しめるブルックリン植物園

地面が濡れている日曜日のニューヨーク。今は止んでいるようですが、今日は一日雨の予報です。気温は11℃でずっと変わらないみたい。今日も温かくして出掛けた方が良いようです。

これから暖かくなるためジカウィルスに対して警戒するよう呼びかけられていますが、ジカウィルスの商用試験が食品医薬品局によって承認された事がニュースになっています。来週にはアメリカ全土およびプエルトリコで運用可能になるとの事。プエルトリコでは既に700件以上のジカウィルスの感染が報告されており、今年の始めに初となる大人の死亡例が昨日報告されたばかり。流行が抑えられる事を期待します。

今日は5ボロー・バイクツアーが開催されるため5つの橋の車線および5つのボローの道路が朝7時半~午後5時まで閉鎖されるそうです。特に車で出掛けるご予定のある方は、事前に交通情報をチェックした方が安全そうです。
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さて、今回は新たに完成したディスカバリー・ガーデンを中心に、過去2日に亘ってご紹介した以外のブルックリン植物園(Brooklyn Botanic Garden)のご紹介です。
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現在も大規模な改修工事を行っているブルックリン植物園。日本庭園の池の方から中央を川でつなぎ、ディスカバリー・ガーデンの近くにも大きな池を作る計画の様で、地面を掘り進めていました。
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でも、お子さんが楽しく廻りながら自然を学べるディスカバリー・ガーデンはほぼ完成してオープンしていたので、沢山の子供達に混じって体験してきました。
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ディスカバリー・ガーデンは草原、林、湿地帯、学びの庭とセクションに分かれており、其々のセクションで生態系、植物、鳥、虫、小動物等が学べるように設計されています。所によってはアスレチックみたいになっていて、子供達が飛び跳ねて遊んでいました。
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枝分かれした小道にはパネルが置かれて、説明が読めたり、クイズができるようになっていたり。手で回すと鳥の声が聴ける機械が置かれていたり。木の積み木コーナーがあったりします。色んなアクティビティーをお子さんとしながら回れるように設計されています。
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春らしい草木の中をくねくねと道は続きます。

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草原セクションを示す看板。下には草原に関する説明が添えられています。

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参加型の展示もあります。これは自分で拾ってきた木の実や種、綿毛等を虫眼鏡で観察したり、サンプルに追加するコーナー。

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これは虫が住みつきそうな環境を再現した箱。私が見た限りまだ虫は居ないようでしたが、これから暖かくなってくれば虫が観察できるのでしょう。この近くには、ガーデニングの道具を実際使ってみよう!コーナーがあり、2人のお子さんが砂だらけになって遊んでいました。

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ウッドランド(林)のセクションでは、林床の植生を観察できるよう木道になっています。子供達が集まっているのは、木の積み木で遊べる場所です。

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ディスカバリー・ガーデンの最後には食べられる実のなる木が植えられています。お子さんと林檎やさくらんぼうの花を観察したり、普段食べているフルーツがどうやってできるか説明したりする良い機会になりそう。

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お隣にあるチルドレンズ・ガーデンは、近隣の学校と提携して子供達が植物を育てたり、植生を学んだりする場所を提供しているようでした。

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ディスカバリー・ガーデンを抜けるとあるのは、ハーブ・ガーデン。食用として使われる植物が植えられています。写真は今が旬らしいルバーブ。

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一見地味な植物が多いですが、お子さんたちが「お母さん!これ見て!」とか自分が食べたことがある植物を探して楽しんでいました。写真はベルガモット。アールグレイが好きで頻繁に飲むのですが、ベルガモットは初めて見ました。

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ハーブガーデンにはタンポポも植わっていました。フランス人の旦那様がいるアメリカ人女性が、「たんぽぽはお茶にして飲むわ。」と仰っていて吃驚したばかりだったので、なんだか納得。

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ハーブガーデンのお隣はロックガーデン。これは渋めのスペースなので、お子さんには少しつまらないかな?野草が好きな私には心安らぐスペースでしたが。

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ロックガーデンを抜けるとイングリッシュ・ブルーベルの林があります。現在見頃で、写真にすると分かりにくいですが一面ブルーの世界です。とても綺麗で沢山の人が写真を撮っていました。

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私は花の中で一番といっても過言でない程スズランが好きです。私のスズラン好きを知ってスズランを見物するバスツアーに友達が同行してくれたこともあった程。毎年ブルックリン植物園を訪れていましたが、大抵友達とわいわい来ていたのでオズボーン・ガーデンにスズランの茂みがある事に気付かずにいました。目立ちませんが群生していてとても綺麗です。

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土着の植物を紹介するガーデンは、深い森の中にいるようです。鳥も寛いでいるようで、凄く近くで砂浴びしたり、木に留まって鳴いていたりする姿を観察できます。

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派手さはないものの、森林浴をしながら草花を観察できて、心安らぐ時間を過ごせます。

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土着の植生をなるべく生かしているハイラインと同じ様な花があちこちで見られて妙に納得したり。

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お父さんが息子さんと探検しながら木の違いについて説明してあげていたり、お母さんと3人の娘さんが花を探して走り回っていたり、意外と子供受けも良さそうでした。

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出てきたばかりの葉っぱの先がくるっと丸まっているのを見ると春を感じます。

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