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2016年10月22日 (土)

オフブロードウェー劇『分別と多感』

朝から今にも降り出しそうな金曜日のニューヨーク。今日は1日曇って夜には雨が降り出す予報です。WEBの天気予報では一時雷雨に見舞われる可能性がある事になっていますが、ラジオではそのような事は言っていませんでした。最高気温は22℃。1日中殆ど気温が変動しないようです。

ブルックリンのボーラムヒル(Boerum Hill)で、毎年の様に力を入れたハロウィーンの飾りつけをしているカップルがいらっしゃるそうで。今年は地獄行きのバスというテーマで12体のパンプキンで作った人形が展示されているそうです。見物したい方はBergen StreetのBondとNevinsの間にあるとの事です。
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さて、今回は先日観劇したオフブロードウェイ劇『分別と多感』(Sense and Sensibility。知性と感性という訳もあるようです。個人的にはそちらの方がしっくりくるような)の感想です。
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そもそもこの劇に興味を持ったのは、ボランティア仲間に薦められたから。彼女はご自身も劇監督をするミュージカルや劇が大好きな女性。「絶対観た方が良いよ!凄く斬新でよく出来た劇だから!」と薦めてくれたので、丁度腰の調子が良くなって長時間座れるようになって観劇したいと思っていたところだったので観に行ったわけです。

劇場はワシントンスクエアパークの南に面した場所にある教会の地下。細長い部屋の壁に沿って両側に席が4列ずつ並んでいて、部屋の真ん中がステージ代りとなっています。観客に挟まれて演じる訳です。
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そのため全てのセットはローラーが付いていて、役者自らが動かしながら場面転換をします。ライティングも効果音も音楽も演者自らこなしていて、出演者は全部で10人のみ。その為主役の2人の女性を除き、殆どの役者が1人2役・3役をこなしていました。

挟まれる形で演じるので、くるくる回ったり横を向いて演じたり。正面を向いて演じない事のデメリットをまるで感じさせず、反対にとても新鮮な構成に感じましたし。台詞の真っただ中で演者がすり替わったり。会話をする2人を1人の役者が演じて、ローラーのついた椅子でブーンと左右行ったり来たりしながら衣装も変えず表情や仕草・せりふ回しだけで演じ分けたりと演出も斬新。映像の手法を実際に動くことで表現したりで、飽きさせません。でもストーリーはジェーン・オースティンのままなので、とても古典的。そのギャップが面白かったです。
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英語は現代英語に近づけた古典的な言い回しと完璧な現代英語が1対3位の割合でしょうか。私の様に古典英語(特にイギリス英語)が苦手な人でも、問題なく理解できました。恥ずかしながら原作を読んだことがないので、最初は衣装も何も全然変わらない登場人物が次々出てきて若干混乱を来しましたが、後半に入るころには筋も把握し、登場人物も概ね理解できました。が、筋だけでも予習してみた方が楽しめたと思います。

小劇場特有の観客を巻き込むパフォーマンスも見事。観客をディナーテーブルに一緒に着いているゲストに見立てたり、会場の使い方も秀逸です。ニューヨークで観劇するとよく感じますが、今回は特に役者さんの力量に感心しました。
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そんな訳で15分位の休憩を挟んで2時間半の公演中、集中力が途切れることなく存分に楽しみ。見終わった後にはもう1回観たくなるほど気に入りました。11月に誕生日を迎える友人に、劇やミュージカルのチケットをプレゼントして一緒に観に行くことがよくあるのですが、今年はこの劇を提案してみようかな?と考えている位気に入りました。

大きな会場に行ったらこの劇の良さが失われてしまいそうなので、このままオフブロードウェーで続けて欲しいような、こんな面白い劇がブロードウェーにいかないのは勿体ないような複雑な心境です。
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芸術の秋。面白い劇をお探しの方は、この劇をチェックされてはいかがでしょうか。

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