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2017年3月30日 (木)

コペンハーゲン観光③

朝から気持ち良く晴れている木曜日のニューヨーク。昨日は風が強くて午前中は手がかじかむような寒さでしたが、今日も最高気温は10℃とあまり暖かくならないみたいです。明日は降水確率100%なので、済ませられる用事は済ませておいた方が良さそう。

全世界で起こっている難民危機について認知してもらう事を目的として、ウォールストリート近くにあるトリニティー教会の庭で活動家がテント村を作って夜を越したそうです。今でもテント村があるかは分かりませんが、確かに難民危機については全世界が真面目に考えなければ…と思い続けてはいるのですが。ヨーロッパばかりに負担を強いる訳にもいかないでしょうし、これからどうするべきなのでしょうか。

メトロポリタン美術館で2017年4月3日から中国美術を紹介する特別展が開催されますが、その開催時期に合わせて2階にあるグレートホールでお茶を楽しめるポップ・アップカフェがオープンするそうです。マンハッタンには何でもありますが、美味しいお茶が飲めるカフェが少ない印象を個人的には持っています(知らないだけかも…もしくは人気があり過ぎて待ち時間が長すぎたり)。折角メンバーになったことだし、足を運んでみようかと考えています。混雑しすぎてないといいのですが。
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さて、今回は昨日までの2回に引き続きコペンハーゲン・フリーウォーキングツアーズのクリスチャンハウンツアーで見物した街の中心部のご紹介です。

なお、ウォーキングツアーで受けた説明を既に随分忘れてしまいました。おぼろげな記憶を基に記載しているので、間違いがあるかもしれません。予めご了承の上お読みください。
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クラシカルツアー同様、クリスチャンハウンツアーの集合場所もホイブロ広場(Højbro Plads)です。そして前回同様ホイブロ広場の写真は使い果たしたので、広場の近くのストロイエの写真です。雹交じりの雨が降った後なので、地面が濡れています。

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クラシカルツアー同様アブサロン大司教(Absalon)の彫像とコペンハーゲンの街の成り立ちの説明から始まったのですが。「コペンハーゲンの街中には馬上に乗った男の彫像ばかりでつまらないと思ったでしょう?でもそうじゃない彫像もあるんです。それが我々の目の前にある運河の中にあります」と、皆で目の前のSlotsholm運河に移動。

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運河ツアーの発着場もある橋のすぐ下あたりに、よーく目を凝らすと彫像の一部が見えました(写真では全く分かりませんが)。これはデンマークに伝わる昔話『Agnete and the Merman』を基に、人魚とその夫である人間。そして人間と人魚のハーフである5人の子供をモチーフにした7体のブロンズ像。物語は一人の人魚が人間の漁師と恋に落ち、(どうやって人間になったのか忘れましたが)、海を捨てて人間になり。2人は結婚して5人の子供にも恵まれて幸せに地上で暮らします。でも日が経つにつれ、人魚は海中に残してきた家族や友達を恋しく思い始めます。そこで魔法を使って1日だけ人魚に戻り、海中に帰ることを夫から許されます。でも人魚は人間に戻る期限である日の入りが来ても海中に止まり、人間に戻ることが叶わず。夫や子供達と二度と会えなかった・・・という悲しい物語なのだそう。そこで、せめて家族を一緒にしてあげたいという願いを込めて、7体を一緒に運河に沈めたのだそう。デンマーク人にとって物語や昔話がいかに大切かという事を思い出してもらうための彫像だそうです。

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クリスチャンスボー城(国会議事堂)や…

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The Church of Holmen (Holmens Kirke:ホルメン教会)の説明を受け。

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クリスチャン4世が建造を命じた旧証券取引所。特徴的な尖塔と装飾的な壁面がコペンハーゲンにあっては異彩を放っています。尖塔は4体の動物が絡み合っている装飾なのですが、クリスチャン4世からの注文は「ワニが4頭絡み合っている尖塔」だったそう。でも建築家は生まれてこの方ワニを見たことが無かったので想像で描いたら、尖塔がお披露目されるや「素晴らしい龍だ!」と話題になったため、そのまま龍という事にしたのだとか。

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橋を5分程で渡ってZealand島からクリスチャンハウン島へ。

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王宮等があるZealandに面した部分には近代的な建物が並びます。

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ジーランド島側に建つブラックダイアモンドと呼ばれるデンマーク王立図書館。確か建築資材に南アフリカ産の物(黒い大理石?)を使ったため雨に弱く雨漏りがすることが判明して、開館が遅れたとガイドさんが説明してくれたと記憶しています。黒い大理石をガラスで覆った建物で、図書館からは素晴らしい景色が眺められるそうです。

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クリスチャンハウンの島自体は然程大きくないのですが、この島が埋め立てて1から造った人工島だと考えるととても大きく感じられます。クリスチャンハウンの島そのものの建造を命じたのもクリスチャン4世で、コペンハーゲンを守るための要塞化計画の一部でした。

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クリスチャンハウン島内にある運河沿いには、オランダのアムステルダムに似た端正な家並みが。それというのも、クリスチャン4世が島の造成を命じた際に、その頃お金持ちが沢山居たオランダからの移民を呼び寄せようと画策したからなのだとか。しかし、全然アムステルダムのお金持ちは引っ越してこなかったとの事。

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運河が2本もジーランド島(王宮のある島)からクリスチャンハウンを隔てているため、大きな火事に巻き込まれずに済み。結果として17世紀の古い建物が多く残るチャーミングな通りを楽しむ事ができます。

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火災以前にコペンハーゲンに建っていた多くの建物は、ドイツでよく見られるようなハーフティンバー様式だったそうで、むき出しの木材部分が焼け易かったそうです。そのため、クリスチャンハウンに残っているような、ハーフティンバー様式の家はジーランド島では見かけませんでした。

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コペンハーゲンの何処に居てもよく見える救世主教会(Church of Our Saviour (Vor Frelsers Kirke))の尖塔。入場料を払えば先っぽまで歩いて登ることができます。ただこの尖塔の渦巻き。普通と違い時計と反対回りに造られているそう。救世主教会の救世主とはイエス・キリストの事。尖塔はキリストと向き合うための行程だとみなされているそうです。そこでイエスに会いに行く人たちに武器を持たせないため、急な尖塔を登る際に手すりを掴む手が利き腕の右腕になり、万が一武器を持っていたとしても左手で持たざるを得ないようにするためなのだとか。

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ツアーは昔の砦の上で終わります。現在市の中心部(インナーシティー)と呼ばれている部分は、昔半円形の砦で囲まれていた街。砦には出入り口があり、それが現在は主要駅となっているNørreport (North Gate)等として残っている訳ですが。実際に要塞の一部が残っているのは、クリスチャンハウンの南側、アマー島(Amager)に面したここだけだそうです。言われないと気付かないような、小高い丘みたいな場所です。

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ここはフリータウン・クリスチャニア(Freetown Christiania)の目の前。そのため、この場所でクリスチャニアの歴史と中を見学する際の注意事項を話してくれます。クリスチャニアが生まれたのは1971年。家賃が高騰し、住む場所を探すのに苦慮していた人々が、第2次世界大戦後空き家となった海軍の兵舎に勝手に住み始めたことが始まり。しかしその頃のヒッピームーブメントと結びつき、独自のコミュニティーを形成。デンマークからの独立を宣言し、勝手に自治区を名乗り始めました。現在は違法となりましたが、当初は薬物の使用を合法とする自前の法律を持っていたためにデンマークの警察と随分揉め。社会的な問題とされながらも、現在に至るまで半ば自治区として認められています。

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クリスチャニア内の写真撮影は場所によっては認められているらしいのですが。現在は違法薬物の使用や売買は法律的には禁止されているにも関わらず、多くの人がマリファナ等をスパスパ吸っているため、証拠となる違法行為を撮影することは禁止されています。我々が訪れた際には、門の所でマリファナを吸っている人々がいて、その後もそこかしこでマリファナをふかしているので全然写真が撮れませんでした。直ぐにクリスチャニアを離れてしまったので堂々と麻薬が販売されている通りまで到達しませんでしたが、他の地域と全く雰囲気が違うことはヒシヒシと感じました。

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自治区で税金は国に払っていないといっても、人口850人の小さな町で国として独立するのは実質的には無理。その為クリスチャニアの住人は、心では自分はクリスチャニア人だと思ってはいても、海外に行くとき携行するのはデンマークパスポート。医療保険カードもデンマーク政府から支給された物を使い、デンマークの医療制度を利用。年金もデンマークから貰うそうです。ゴミの収集等はクリスチャニアがコペンハーゲン市に委託して収集してもらう形をとっているとの事。

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クリスチャニアの存在を知ったことが、私がデンマーク旅行を計画した一番の要因でした。国の中に自治区があるなんてどういうこと?と。実際に足を運んでみての感想は、デンマークとしても対応に苦慮していること。自治区とは言っても、概ねデンマークの一部として機能していること。武力を行使することを良しとしない国民性が、現在のどっちつかずの状態を容認する結果を招いているみたいということ。社会的実験を歓迎しているというよりは、どちらかというと触らぬ神に祟りなしというような対応に見えたこと。

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とは言え、ボランティア仲間は、コペンハーゲン旅行で一番気に入った場所の1つがクリスチャニアだと仰っていました。コペンハーゲンを旅行したら、是非クリスチャニアにも足を延ばして、壮大な社会実験を目の当たりにされては如何でしょう?

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運河に石畳の道、古い建物が作り出す可愛らしい町は散歩するだけで楽しめます。カフェやレストランもあるので、半日たっぷり楽しめます。

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