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2017年4月 3日 (月)

コペンハーゲンのラウンドタワー

薄曇りながらも太陽が覗いている月曜日のニューヨーク。今日は1日晴れ時々曇りの予報。最高気温は15℃で、今日も午後になると暖かい陽気に恵まれそうです。

人気の屋台が大集合するフード屋台村『Smorgasburg』のシーズンが週末から帰ってきました。土曜日はとても寒かったにもかかわらず、多くの人が集まったとの事。今年の目玉屋台との呼び声の高かったスパゲティードーナッツ(その名の通り色んな味のスパゲッティーを固めて作ったおつまみ)が人気で、午後2時には売り切れたそうです。私も他人のことは言えませんが、ニューヨーカーって本当に新し物好きですよね~。

ウィーンの友人から春の挨拶メールが届きました。ここ最近急に暖かくなったウィーンは、週末はなんと25℃まで気温が上がったそう(摂氏です)。「暖かい陽気と太陽が大好きな私でも不安になるよ…」とのこと。現在は幼児洗礼式の準備でとても忙しいそうです。「良かったら参加してね、ってウィーンとニューヨークは隣近所みたいに誘ってばかりいるよね」と冗談を言っていました。「仕事と子育てで忙しくて連絡ができなくてごめん。でも自分が望んだ人生そのものなんだけどね。連絡できなくても、いつも想ってるよ!」と書いてくれていましたが、異国で仕事と子育てをしている割には、マメだし、友達とも遊んでいるし、旅行もしているし、いつも感心しています。
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さて、今回はコペンハーゲンの中心部に位置する歴史ある建造物『ラウンドタワー』(Rundetårn)です。
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このタワーは、コペンハーゲンの観光の中心である旧市街にあり、ホイブロ広場(Højbro Plads)やローゼンボー城(Rosenborg Slot)が近く、ストロイエから伸びているもう一本の歩行者天国の太い通りを北に進むと直ぐにあります。観光のついでに寄るのに便利な立地です。
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ラウンドタワーはコペンハーゲンを訪れる前に見たい場所リストに入れていた場所でした。高いビルの建設が規制されているコペンハーゲンの街を一望できる眺望の良さはもとより。1642年に建てられたという古いタワーにも関わらず、内部に階段が無く、上に登るにはスロープというユニバーサルデザインである事に非常に興味を惹かれました。
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このタワーの外観はウォーキングツアーで既に見物し説明を受けていたのですが、中にも入ってみたくて最終日に再訪しました。このタワーの完成は1642年。コペンハーゲン大学(1479年設立)がクリスチャン4世にお願いした学問に必要な物3つを一挙に賄う為に造られたそう。大学が要請したのは、①教会、②天文台、③図書館。ラウンドタワーは天文台と図書館を兼ねた建物で、教会と後ろで繋がっています。タワーの中ほどにある図書室に重い資料や本を運びやすいように、内部は階段が無くらせん状の通路になっています。が、パーティー好きなクリスチャン4世が恰幅が良かったことから、「デブの王様を馬車で運べるように階段の無い構造にした」という噂が流れたとガイドさんが説明してくれました。
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コペンハーゲンカードを持っていれば入場料が免除されますが。我々はほぼ美術館や博物館を見ない、乗り物を利用しない観光スタイルだった為、コペンハーゲンカードは購入しておらず。DKK25/大人の入館料を支払って見物しました。
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しかも後はお土産を購入して帰るだけ、みたいな最後のタイミングで入ったので、残ったコインを使い切りたく。小銭を掻き集めてDKK50を「ごめんなさい」と言いつつ窓口に出したら、受付のお兄さんがマジで?!みたいな顔して見返してきたので。「明日帰国するのでコインを使い切りたいんです。細かくてごめんなさいー」と事情を説明したら、「足りないよ?」とか冗談を言ってからかいつつ、笑って入れてくださり。帰り際に「ありがとうございました」と声を掛けたら、「気を付けて帰ってねー」と返してくれました。デンマークの方はシャイで向こうからは話しかけてはこないものの、一旦話が始まると冗談好きでウィットに富んでる印象があります。
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タワーを登り始めると、くるくると割と急な坂道がらせん状に続き。途中昔図書室だった部屋や(建設当初のぼっとん便所で、汚物は長い配管で下に集める)トイレ、瞑想室?や星座早見盤らしき装置等があります。しかし、取り敢えず上まで登って、降りながら部屋は見学することに。
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「階段がない」と言われていますが、最後の屋上に出る部分だけは少しだけ階段が存在します(建設当初は無く、後から付け加えられた階段だと推察しますが)。ゆっくり登っても約5分で屋上に出る、210m、7.5周の道程です。
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屋上からはコペンハーゲンの街が一望できます。教会やお城、宮殿の尖塔が全て見れますし。眼下にあるストロイエや他の歩行者天国を人々が行き交う様子もよく見えます。ベンチがあるので、暫く休憩がてら景色を楽しみました。
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下りながら昔図書館だった、外観からは想像できない十分な広さを持った部屋を見学。今はアートを紹介するギャラリーとカフェ、お土産物屋になっていました。個人的には、この旅行中見たお土産物屋の中で一番魅力的なマグネットや絵葉書があるショップで、前日にマグネットを購入してしまった事を後悔…。
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昔は洗濯物を干したりして使っていた木組みの部屋をそのまま残して見せてくれていたり。後方で繋がっている教会内部を覗けるようにしてくれていたり。歴史を感じられるようにも工夫してあります。天文台として作られたため、スロープの途中の天井には昔の星座早見盤が設置されてもいます。

各見所の壁には各国語の説明書が置かれているので、自由に読んだり持ち帰ったりできます。展示用のぼっとん便所ではなく、近代的な実際に利用できるビジター用のトイレも2か所に用意されていました。
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図書館に重い資料や本を運ぶ為に階段ではなく坂道で作られたタワーですが。図書館として利用されていない今、スロープを使わないのも勿体なかろうという事なのかは不明ですが、毎年自転車レースが行われるとの事。それが好評を博したからか、近年には一輪車レースまで行われるそうです。過去にはロシアの皇帝が馬で屋上まで駆けあがったそうですし、武勇伝に事欠きません。
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ここまで書いておいてなんですが。歴史や眺望を抜きにしても、石造りのタワーの中を坂道でクルクル登って行くのは単純に心惹かれる経験でした。視覚的にとても面白かったですし、段々と窓の外に映る景色が変わってゆく様も、光の当たり方も、なんだか不思議に違って見えました。
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建築やデザインに興味がある方は、構造を見るだけでも楽しめるのではないかと思います。

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