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2017年7月16日 (日)

ハイラインの2017年のグループ展『ミューテーションズ』

快晴の日曜日のニューヨーク。今日は久し振りに1日快晴で、最高気温は30℃。湿度は少しあるようですが、昨日に比べれば低いみたいなので嬉しい限りです。昨日腰を痛めたので、今日は張り切って散歩したいと思います。

昨日ペンシルヴェニア駅で電車が立ち往生し、アムトラック鉄道とニュージャージートランジットに影響が出ました。今日もお出掛けのご予定がある方は、運行状況を事前に確認した方が安全そうです。オランダから訪れているビジターの方達が「週末は郊外に行ってみようかな?」とか話されていたので、はまっていないと良いのですが。

仕事で大きな問題を抱えている友人が、打開の為またニューヨークを出張で訪れています。今回はパートナーも週末を利用してニューヨークに来れたので、2人で久しぶりのニューヨークの週末を満喫中。昨晩はブロードウェーのミュージカルを観に行ったそうですが、ショーが始まる直前客電が落ちたと同時に盛大に戻した人がいたそうで、前後左右のお客さんがわらわらと避難し、劇場は大騒ぎになったとのこと。旅行中って気が大きくなりがちで、楽しくなる気持ちは凄くよくわかりますが、飲み過ぎには注意しましょう…。
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さて、今回はやっと先週全てのアートが出そろった2017年のハイライン(the High Line)におけるグループ展『ミューテーションズ』(Mutations)の作品を中心にご紹介します。
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ハイラインは100%寄付を中心とする民間の資金で運営されていますが、ニューヨーク市が所有するパブリックパークです。そのため(確か財産管理とかの関係で)、アート作品を1年以上設置することが法律で原則的には禁止されています。銅像等1年以上設置する場合には、特別な許可を得なければいけなかったと記憶しています。
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ハイラインでは、2018年にオープンする予定の30丁目の分岐(the Spur)においては、その例によらず1年以上設置されるアート展示『High Line Plinth』が計画されていますが。基本的には、全てのアートが1年ごとに変更されます。
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毎年その交換時期が4月位なのですが。今年は何故か設置にとても時間が掛っており、先週やっと全てのアートが出そろいました。
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以前に比べて、ハイラインの敷地内および近隣で、ハイラインのキュレターさんとアーティストが力を合わせてオンサイトアートを創り上げる率が上がっているので、外注が多かった過去のグループ展に比べて制作に時間がかかったのでは?と推察します。
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ネブラスカ出身で現在はパリで活動中のアーティストSheila Hicks氏の『Hop, Skip, Jump, and Fly: Escape From Gravity』。仮舗装された部分のガーデンにくねくねと展示されています。この作品はグループ展の一部ではなく、独立したコミション作品です。

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プエルトリコ出身のRadamés “Juni” Figueroa氏の『La Deliciosa Show』。アートなのですが、実際にこのステージを使ってパブリックプログラムが行われていますし、パフォーマンスをしたい方を募集しているとの事。訪れる人達がステージで記念写真を撮る人気スポットになっています。

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フランス人アーティストMarguerite Humeau氏の『SPHINX JOACHIM』。グループ展タイトルの『突然変異』に沿って、人間と自然の関係性、ひいては有機物と無機物の関係性とその境界線を探る為、ちょっとグロテスクな作品が多い中、この作品は動きと生命力が感じられて訪れる人々の評価が高いように感じます。

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ポーランド人アーティストJoanna Malinowska氏およびC.T. Jasper氏の作品『The Emperor’s Canary』。2つの昔ながらのスピーカーからは耳を澄ませると音が聞こえてきます。1つは黒肺塵症で苦しむ人の息の音。もう1つは太平洋ごみベルトのたてる音が聞こえるとのこと。フライオーバーに離れて2か所設置されています。これを聞くと、どんよりした気分になります。

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カナダ人アーティストSascha Braunig氏の『Giantess』。お伽の国気分が味わえて好きな作品です。子供達が履こうとしている姿を見掛けますが、残念ながら花壇の中に設置されているのでロープの中には入らないようご注意ください。何も生えていないように見えても、踏まれると土が固くなってしまいますし、芽を潰してしまう可能性も。

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カナダ人アーティストJon Rafman氏の『L’Avalée des avalés (The Swallower Swallowed)』。タイトルのまんまですね。このアートも子供達が跨って写真撮影をしている姿をよく目にします。アートに親しみを感じてもらえるセッティングですよね、パブリックスペースって。それにしてもアートキュレターさん達は、少なくとも2外国語ができるので、フランス語とイタリア語とかが操れいつ話しても感心してしまいます。

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これはグループ展の一部ではなく、独立したコミション作品ですが。今年も23丁目に新たな壁画が登場しました。LAをベースに活動しているアーティストHenry Taylor氏の『the floaters』。タイラー氏は頻繁に自画像を描くそうで、この作品も友達のプールで遊んでいる自分を描いた物。前を通るたびに明るい気分になりますし、色合いもハイラインにピッタリで気に入っている作品です。

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中国人アーティストGuan Xiao氏の作品『REST IN』。この写真は4月下旬に撮影したので作品がよく見えますが、現在は背の高い夏草に埋もれて見難くなっています。この作品を南側から見ると、ワニみたいに見えます。また雨が降ると骨盤部分に雨水が溜まって、鳥の水場に早変わり。アーティストが意図しなかった楽しみが生じています。

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クロアチア人アーティストDora Budor氏の作品『The Forecast (New York Situation)』。この作品は水に濡れると透明になる特殊素材でコーティングされていますので、天候によって違う顔を楽しめます。何も加えられていない水であれば掛けてもOKとのこと(ジュースとかコーヒーはNGです、勿論)。

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ロスアンジェルス出身のアーティストMax Hooper Schneider氏の『Section of Intertidal Landscape (Hair Metastasis)』。その名の通り、水槽の中に髪の毛とかPCの部品らしきものが使われた浅瀬が作られています。綺麗なような不気味なような。何となく見入ってしまう作品です。

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この作品はグループ展の一部ではなく、独立したコミション作品ですが。コネチカット出身でNYで活動中のアーティストDarren Bader氏の『chess: relatives』。大きなチェス盤です。実際に人間チェスを行うイベントも頻繁に開催されていました。先日通り掛ったら、4人でバッグとか使ってなんとかチェスをしようとしている人達がいて感心しました。

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ニュージャージー出身でベルリンとエルサレムをベースに活動するアーティストJumana Manna氏の『Amulet』。アイディアを見た時には首をひねったのですが、実際にガンズボートの木立の中で見るとしっくりくると個人的には気にっています。

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モスクワ出身のアーティストAlisa Baremboym氏の『Locus of Control』。このアートは実際に座って、ペットボトルのキャップが埋め込まれたちょっと歪んだプラスチックを通して世界を見て楽しむように意図されています。世界をちょっと違ったレンズを通して見てみよう、ということなのでしょう。キュレターさんと話していたら、「座って休めるから人気があるんじゃないかしら」と笑ってました。違うキュレターさんに、「この前子供達が10人位中で座ってランチ食べてました」と報告したら、大笑いして喜んでいました。まぁ、アーティストによっては凄く怒っちゃうららしいのですが…。

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ドイツ人アーティストVeit Laurent Kurz氏の『Salamanderbrunnen』。これもとっても不思議な作品です。緑色のなんだか自然に悪そうな液体が流れているのですが、これはアーティストの想像上では「Herba-4」という未来のハーブ水なのだとか。人間の手が入り、自然そのものがどんどん姿を変えていくことを考えさせられるアートです。

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ハイラインの南端。向かい側にあるビルの壁に、ホイットニー美術館がハイラインアートとのコラボレーションで定期的に変更するアート作品が飾られています。今回は実際に昔は貨物電車の線路が通っていた場所に、昔の線路の様子(スプリング・ストリート辺りの写真だと思われる)が飾られています。歴史が感じられるアートで、非常に良いアイディア!

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ハイラインアートではありませんが…。ハイラインの南端からミートパッキング地区を見下ろすと、如何にもニューヨークという石畳の風景が楽しめます(現在は工事中でイマイチですが。大好きなウエスト4THもあちこち工事中で、散歩が楽しめないので最近全然通らなくなってしまいました)。そこにあるストリートアートがまた変わっていました。

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