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2017年10月

2017年10月30日 (月)

2017年10月第4週のセントラルパーク

昨日の雨が残っている月曜日のニューヨーク。午前中は雨が続き、午後3時までは強風。それ以降は太陽が顔を覗かせるようです。引き続き強風注意報が発令されていますので、以下に添付致します。

Notification issued 10/30/17 at 4:03 AM. The National Weather Service has issued a Wind Advisory citywide in effect until 2:00 PM. The advisory has been issued for sustained winds of 15 to 25 mph and gusts in excess of 50 mph. During periods of high winds, residents should use caution when walking or driving high profile vehicles. Winds at these speeds can cause flying debris, turn unsecured objects into projectiles, and cause power outages. To prepare, charge cell phone batteries, gather supplies, and turn refrigerators and freezers to a colder setting. Always stay clear of downed power lines. If you are affected by an outage, turn off all appliances and keep refrigerator and freezer doors closed to prevent food spoilage. Do not use generators indoors. If you lose power and have a disability or access needs, or use Life Sustaining Equipment (LSE) and need immediate assistance, please dial 9-1-1.

For the latest weather information, visit www.weather.gov/nyc.
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さて、今回は先週のセントラルパークの様子を紹介致します。
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ハイラインが予想外に一気に色付いたので、日曜日の風雨の前に紅葉狩りに行こうと夫と足を運びました。今年は紅葉が見れないかも…と思っていた割にはハイラインが一気に綺麗に色付いたので、もしかしてセントラルパークも!?と期待したものの、やっぱり紅葉という意味ではイマイチでした。
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でも、落ち葉が乾燥した独特の香ばしい香りが漂い、子供達がわざと枯葉の上を歩いてカサカサという音を楽しみ。紅葉はあまり無くとも、秋の風情を楽しみました。
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夕方だったのでスマートフォンのカメラでは全然色が写りませんでしたが、何となく雰囲気だけでもお楽しみください。
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全体的に緑か枯れて葉が落ちているかという感じなのですが。チラホラと色付いた木があります。

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ニューイングランド地方は、黄色~オレンジ色~赤色の紅葉がグラデーションの様に楽しめることで有名なのですが。現在のセントラルパークでは少しある紅葉も黄色ばかり。

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とは言え、この日は週末+秋晴れ+暖かい気温でセントラルパークは人・人・人。

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紅葉する樹木が多いザ・レイク周辺もまだ緑。ここも黒山の人だかりだったので、ボウブリッジは諦めました。

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立ち入り禁止の芝生もご覧の通り。柵を壊した人がいたみたいで、傍若無人な振る舞い多数。芝生はズタズタになってました・・・残念。

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コンサバトリー・ウォーターの周りも葉が落ちているか、緑かという感じ。
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ボランティアで4時間以上立ちっ放しだったし、ランチも食べそこなったしでへたり、Le Painでラテを購入してベンチで一休み。

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落ち葉の乾いた香りを楽しみつつ。

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雪が積もると橇の大滑走が楽しめる丘にも少し紅葉が。

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来週の日曜日は時計の針を1時間戻す時期。すっかり日が落ちるのも早くなりました。

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メトロポリタン美術館近く。

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デラコルテ劇場に抜ける道。

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午後5時40分頃。秋は特に美しい夕焼けが楽しめる季節でもあります。

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先週は月も非常に美しかったです。

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やっと秋色ハイライン

今日は朝から雨の日曜日のニューヨーク。ハロウィーン関連行事が中止されたりしています。各種注意報も出されていますので、午後からは強風、大雨、所により浸水にご注意ください。以下にニューヨーク市から送信された強風注意報と洪水注意報を添付いたします。切れた電線もありましたので、外出の際には特にご注意を。

Notification issued 10/28/17 at 3:30 PM. The National Weather Service has issued a High Wind Watch for NYC from 6:00 PM Sunday (10/29) until 6:00 AM Monday (10/30). A High Wind Watch indicates a possibility of high sustained winds & higher intermittent gusts. Winds at these speeds can cause flying debris, turn unsecured objects into projectiles, & cause power outages.

Charge cell phones, gather supplies, & turn refrigerators/freezers to a colder setting. Stay clear of downed power lines. If you are affected by an outage, turn off all appliances & keep refrigerator/freezer doors closed. Do not use generators indoors. If you lose power & have a disability/access needs or use Life Sustaining Equipment (LSE) & need immediate assistance, dial 9-1-1.

For more information, visit: www.weather.gov/okx.

Notification issued 10/28/17 at 9:00 AM. The National Weather Service has issued a Flash Flood Watch for New York City from 12:00 PM on Sunday (10/29) until 6:00 AM on Monday (10/30). Excessive runoff from rainfall may cause flooding of urban areas, highways, streets, and underpasses, as well as any other drainage areas and low-lying spots.

Do not drive your vehicle or walk into areas where the water covers the roadway; the water depth may be too great to allow you to cross safely.  If you lose power and have a disability or access needs, or use Life Sustaining Equipment (LSE) and need immediate assistance, please dial 9-1-1.

For the latest weather information, please visit www.weather.gov/okx.

今日は午後から大雨の予報だったので、朝一番で散歩してきました。これからは家でのんびり読書に勤しみたいと思います。週末家で家事をせずに過ごすのは久し振りです。
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さて、今回は急に秋めいた先週のハイライン(The High Line)の様子をご紹介します。
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先週の木曜日から急に冷え込んで秋らしい気候になったニューヨーク。夏は涼しかったのに、10月異様に暖かかったので全然秋らしい風情にならず。セントラルパークの木々も色を変える前に葉っぱを落としていて心配していました。
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しかしながら、先週急に冷え込んだお蔭でハイラインの木々は一気に色付き。急に秋らしい風情になりました。ガーデナーさん達も「やっと秋らしくなったよ」と嬉しそう。
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そんな秋の風情をお裾分けです。
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ハイラインの南端部分はシラカンバ(Whitespire grey birch)中心の林。黄色く色付きました。

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満開のアスターの横に赤く色づいた葉。

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チョウジソウ族のAmsonia hubrichtiiは秋に黄金色の美しい葉に変わることから植えられている植物。やっと黄色くなり始めました。私は春の青くて小さな星形の花も好きですが。

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クサギ(Clerodendrum trichotomum)は9月頃咲く白い花も芳香を放って好きですが、なんといってもこの季節に見られる紫色の実が綺麗。星形の萼(なのでしょうか?)と相まってとても目を惹きます。

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でもまだ全体的には秋らしいという感じでもなく。今年は紅葉という意味では残念。今日の風雨で散ってしまいそうですし…。

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スタンダードホテルの南側では、紺色の実がなっているのが秋らしい位。確かザイフリボク属のサービスベリー(serviceberry)だった気が。

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ハイラインで一番紅葉が綺麗なのが14丁目付近。写真では上手く写っていませんが、綺麗なレンガ色のグラデーション。
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サンデッキ部分も(写真では陰になって色が写っていませんが)アメリカハゼの木(Rhus typhina)が紅葉しています。

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サンデッキのローワーデッキ部分は特に綺麗です。

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アスターの紫とスマックの赤。

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16丁目の分岐もすっかり色褪せ秋の風情。

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チェルシーのグラスランドも茶色っぽくなってきました。新しくできた高級コンドミニアムが植えた木々も黄色く色付き、良い雰囲気です。

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枯れてきた葉もよく見るとほんのり赤くて綺麗です。

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まだ蝶が居て心配に。既にメキシコ方面に旅立っているべきですよね?あんまり暖かくて旅発つタイミングを逸してしまったのでしょうか。

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既にコンパスプラントは立ち枯れてクッキリとフォルムが分かります。

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22丁目付近。

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2017年10月28日 (土)

フェミニストグッズを販売するNolitaのショップ

快晴の土曜日のニューヨーク。明日は雨所により雷雨の予報なので、出掛けるのであれば今日が良さそう。最高気温は20℃で、カラッとよく晴れた気持ち良い秋の1日になりそうです。

ここ数日の涼しさで、一昨日から急に木々が紅葉し始めました。マンハッタンの紅葉のピークは今週末だと話している人もいましたので、紅葉狩りをするのであれば今日が良いかも。私達もボランティアが済んだらセントラルパークに足を延ばしてみようと思います。

それにしてもここ数年は紅葉が綺麗じゃないと生粋のニューヨーカーと意気投合しました。皆さんここ数年の紅葉にはがっかりされている様子。降雨量が足りなかったり、気温差が足りなかったり、理由は様々ですが。燃えるような紅葉になかなかお目にかかれません。ジョーン・ディディオン氏のドキュメンタリー映画を観てセントラルパークの紅葉の美しさに目を見張りました。まぁ、それは映像で何らかの操作をしているのかもしれませんが。今年の紅葉は予想に反して綺麗になってくれないものでしょうか。
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さて、今回はNolitaを散歩していて見つけた女性の権利を意識した商品を販売するショップ『Bulletin Nolita』です。
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ボランティアの為に移動している際に新しいお店が登場していたのでふとショーウィンドーに目をやると、並んでいるのはミシェル・オバマ氏やヒラリー・クリントン氏の肖像や言葉。興味を惹かれて立ち止まり、じっくりと眺めるとどうやら女性の権利をサポートする言葉やロゴが使われた商品ばかりを取り扱うお店のようでした。
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とても興味があったので、ボランティア後開店したショップに戻り入店。人々が買い物はしなくとも次々と入店する、面白い商品群でした。

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店内の壁には、女性によって創られた、女性の為の商品を集めた店舗である旨のマニフェストが掲げられており。そして店舗の収益の10%がニューヨークの計画出産をサポートする団体『Planned Parenthood of New York City』に寄付される旨が説明されています。
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実際に保険制度が変更になったのかは分かりませんが、トランプ大統領になってから保険制度の改革が何度も試みられており。その一環として避妊等の計画出産が保険の対象外とされることが大きな議論を呼んでいます。

大統領の言動も相まって、現政権は女性の権利を剥奪する考えを持っていると考えられており。去年から女性の権利を守ろうと立ち上がるレジスタンス運動が静かな広がりを見せています。
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このショップはその一環なのだと思われます。偶々かもしれませんが、現在ニューヨーク市では様々な女性の権利に関する動きが見られます。このショップの近くに位置するニューミュージアムでもミュージアムショップでフェミニズムグッズが販売されてウィンドーに挑発的な言葉が並んでいましたし。ニューヨーク市立博物館(The Museum of the City of New York)でも、女性の政治闘争に関する展示が行われています。
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全然必要ないと分っているのに、思わずカードやポスターを購入してしまいました。尊敬する女性達の勇気の出る言葉には抗い難いものがあります…。自分で飾ろうか、娘さんがいる友人に贈ろうか迷っています。
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この『Bulletin』という会社は、オンラインショップを運営している人々が、気軽に実店舗で商品を並べる事が出来るようにするプラットフォームを提供している会社で、別に女性の権利に特化している訳ではないようですが。今のところ、会社設立メンバーが女性ばかりだったこともあり、フェミニズム関連商品を販売しているみたいです。

旅行のついでにも寄り易い立地ですので、覗かれてはいかがでしょうか。

Bulletin Nolita
27 Prince Street, New York, NY
Mott通りとElizabeth通りの間。地下鉄B, D, F, M, 6, Rおよび W線の駅から直ぐ。
お店のHPはこちら

2017年10月27日 (金)

セントラルパーク近くのベーカリーカフェ

よく晴れそうな金曜日のニューヨーク。今日は1日快晴の予報で、最高気温は17℃。湿度も低いのでカラッとした秋晴れとなりそうです。

現在の規則ではニューヨーク市内を走行しているバス内ではベビーカーを畳まなければいけないと定められているとの事。あまりバスに乗らないので自信が無いのですが、車いすの方が乗るスペースにベビーカーを開いたまま置いている親御さんを見掛ける気がするのですが…。何はともあれ、規則では畳まなければいけないことになっているそうなのです。しかし一人で2人のお子さんを連れて買い物に行かなければならないご夫婦が、MTAに規則の廃止を求めて署名運動を行っている事がニュースになっていました。既に1,000件以上の署名が集まっているとの事。MTAはコメントを拒んでいるので実際に規則が変わるかは不明ですが、同じ悩みをお持ちの方は駄目で元々という気持で署名をされては如何でしょうか。
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さて、今回はセントラルパークの貯水池西側近くにあるベーカリーカフェ『Kirsh Bakery』です。
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アッパーウエストサイドには手頃なカフェが少ない印象があります。週末は閉まっていたり、トイレがなかったり、そもそも地元の人も観光客も多いエリアの割には絶対数が少なかったり。

その為、セントラルパークを散歩することが多い私達は少し残念に感じていたのですが。近年、気軽なカフェやダイナーが増えてきたように感じます。
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そんな中の1つに『Kirsh Bakery & Kitchen』があります。ダイナーである『Kirsh Kitchen』部分については、以前このブログで記載致しましたが。先日夫が出張で不在の際に、朝ごはんをセントラルパークの散歩がてら『Kirsh Bakery』で購入しました。

その日は絶好の散歩日和で暖かかったので、ペイストリーとラテを購入してテイクアウト。2ブロック東に歩けばセントラルパークの貯水池(Reservoir)という便利な立地です。
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ベーカリー部分にはトイレは無いものの、お隣のキッチン部分と仕切りなく繋がっていますので、ダイナーのトイレを借りることができると思います。カフェは狭くテーブルがいくつかしかありませんでしたが、ダイナーが空いている時は隣の部屋のテーブルも使えるみたいでした。

とは言え、陽気が許せばセントラルパークで食べると気持ち良いかも。ベンチが沢山ありますし、パンをかじりつつコーヒーを飲むくらいであれば場所に事欠かず、気持ち良く食事が楽しめます。
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美味しそうなペイストリーが沢山ありましたが、珍しくて試してみたかったのでリング型のケーキを注文(確かクグロフだったと記憶しています)。見た目通りとっても甘かったですが、美味しかったです。

セントラルパークの貯水池を散策する際に、ちょっと休憩するのに便利なカフェです。

Kirsh Bakery & Kitchen
551 Amsterdam Ave
New York, NY 10024
メニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2017年10月26日 (木)

NYフィルムフェスティバルで『Joan Didion: The Center Will Not Hold』

まだ真っ暗な木曜日のニューヨーク。暗すぎてよく分かりませんが、どうやらまだ曇っている様子。午前中は雨が降ったり止んだりで、午後からは曇り所により晴れという予報です。最高気温は16℃。明日・明後日は晴れるようなので、ハロウィーンイベントに繰り出す方は土曜日にした方が良さそうです。

本番のハロウィーンは来週の火曜日ですが、イベントの多くは今週末に行われます。ガバナーズアイランドに1,000個のかぼちゃが集結するイベント『Night of 1,000 Jack O'Lanterns』はチケットが高いのがネックですが興味が湧きますし。お子さんがいらっしゃる方はハイラインの『Haunted High Line Halloween』は無料で楽しめます。以前行ったら地味だったものの、無料で散歩のついでに楽しめるという意味では、セントラルパークの『Halloween Pumpkin Flotilla』も捨てがたい。ブルックリン植物園でもイベントが開催されます。私は土曜日丸1日ボランティアを入れてしまったので、日曜日に行ける行事を見つけて足を運びたいと思っています。
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さて、今回は2017年9月28日~10月15日まで開催されていたニューヨーク・フィルム・フェスティバル(The 55th New York Film Festival)でドキュメンタリー映画『Joan Didion: The Center Will Not Hold』を観た感想です。
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このドキュメンタリー映画は、作家/エッセイスト/脚本家であるディディオン氏の生涯を彼女の甥っ子であるグリフィン・ダン(Griffin Dunne)氏が監督して映画化したもの。実際彼もインタビュアーの1人として登場します。

ジョーン・ディディオンは、アメリカでは有名な小説家・エッセイストで、ライターである夫のジョン・グレゴリー・ダンと二人三脚で映画を製作したり、晩年には自身の作品を原作とした舞台の脚本を担当したりして、とても知名度があります。その為、今回ニューヨークで暮らす様になって自然と彼女の事を認識しました。
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でも興味を持ったのは友人の1人が熱狂的なファンだから。彼女のフェイスブックページをフォローし、本をすべて読み、人生の辛い局面で悩む友達には彼女の著作を薦め。頻繁にディディオン氏に触れるので、自然と読んでみようか…と数冊の著作を読みました。

しかしながら、私が読んだのはたまたま自叙的な作品で。あまりピンと来ずに格別彼女に傾倒することも無く現在に至りました。個人的に彼女が資産家の家系である夫と過ごしていた優雅な日常に対して反発心もありましたし。友人が何故、彼女にそこまで心酔しているのか理解できずにいました。
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そんな折、今年のニューヨーク・フィルム・フェスティバルで彼女のドキュメンタリーが上映される事を知り、興味が湧いて足を運びました。当該ドキュメンタリーは3回上映がありましたが、私は夜出掛ける事をなるべく避けているので、週末の昼間に上映される最終回に足を運びました。

ネットで予めチケットを予約しておき窓口で受け取るWill Callを選択して、当日窓口に赴くと既に完売したチケットを求めて人々が列を成していました。やっぱり彼女に興味を抱く人は多いんですね。
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ドキュメンタリー映画自体は、後日ネットフリックスでも配信されるようなので手軽に見る機会があると思われるのに、わざわざ会場に足を運んで観たいと思われる程、ディディオン氏の何かが人の興味を惹きつけるのを不思議に思いつつ鑑賞し。今は彼女のジャーナリスティックな本を是非読んでみたいと思うようになりました。

映画では、彼女の生い立ちからヴォーグでコンペティションに優勝してエッセイストとして働き始めた経緯や。ジョン・グレゴリー・ダン氏との夫婦関係。娘であるクインターナさんを養子として迎え、育てる様子。2人を失い、失意に沈みながらも(生きる気力を失い食べ物を口にしなくなって骨と皮のように痩せ細った姿も捉えられています)、その自身の感情をエッセイに認める作家魂(それが私が読んだエッセイです)。そういった彼女の生活・人生にも触れていますが。
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私が興味を惹かれたのが、彼女のジャーナリストとしての成長と功績部分でした。ヒッピームーブメントがもてはやされていた時代に、ドラッグの蔓延や行方不明になる人が続出している現実を克明に本に描き出して警鐘を鳴らしたり。アメリカ政府の介入によって南アメリカがどれほど苦しんでいるのかをルポするために、自身も現地に乗り込んだり。黒人青年数人が白人のジョガーを集団レイプした事件をセンセーショナルに報じるマスメディアを痛烈に批判する作品を発表したり。
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彼女はいつの時代もその他大勢に流されず、風潮に左右されず、ニューヨークタイムズやニューヨーカーといった『社会の良心』を体現していると思われている(そして自分で思っていそうな)大マスコミにも粛々とNOを突きつけ。ジャーナリストとして、かなり有能で魅力的な人だったのではと強く感じました。

それ故に、複数の友達が彼女に強く興味を抱き、尊敬しているのだろうと思うに至り。是非、彼女のルポ作品を読もうと心に決めました。
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蛇足ですが、晩年の彼女が散歩している様子が作中に出てくるのですが、私が好んで足を運ぶセントラルパークのコンサバトリーガーデンやベセスダテラス、ザ・ポンド等で。自分の暮らす環境がとても幸運なことなのだと改めて認識し、夫に感謝しました。ニューヨークは、憧れの人達が暮らす場所だという意味でも魅力的なんですよね。
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こうやって新しい作品に出会ったり、新しい事実を学んだりできるのはフェイスブックの長所ですね。日常の些末なことばかりでなく、きちんとニュースや心動かされた作品、問題意識を持っている事物について書いてくれる友達に感謝です。

2017年10月24日 (火)

セントラルパークの新セクション

雨の予報の火曜日のニューヨーク。午前10時以降は晴れ時々雨。午後1時以降になると晴れ時々雷雨の予報です。でも降水確率は20%とあまり高くはなさそうです。割と降らずに活動できるのかもしれません。今日も気温は20℃前後を行ったり来たりで湿度が高そうなので、ムシムシとしそうです。

昨日ニューヨーク市から強風に関して注意を促すメールが送信されました。火曜日の午前8時~水曜日の午前2時まで強風注意報が発令されていますので、お出かけの際には切れた電線や倒木などにご注意ください。また念のため停電に備えて携帯電話等をチャージしておくようにとの事です。以下注意分を添付致します。

Notification issued 10/23/17 at 4:20 PM. The National Weather Service has issued a Wind Advisory for New York City in effect from Tuesday, 10/24 at 8:00 AM until Wednesday, 10/25 at 2:00 AM. The advisory has been issued for sustained winds of 20 to 30 mph and gusts in excess of 50 mph. During periods of high winds, residents should use caution when walking or driving high profile vehicles. Winds at these speeds can cause flying debris, turn unsecured objects into projectiles, and cause power outages. To prepare, charge cell phone batteries, gather supplies, and turn refrigerators and freezers to a colder setting. Always stay clear of downed power lines. If you are affected by an outage, turn off all appliances and keep refrigerator and freezer doors closed to prevent food spoilage. Do not use generators indoors. If you lose power and have a disability or access needs, or use Life Sustaining Equipment (LSE) and need immediate assistance, please dial 9-1-1.

For the latest weather information, visit www.weather.gov/nyc.
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さて、今回はセントラルパークに新しくオープンしたニューヨークに自生する植物を植えた草原『Dene Slope』の風景のご紹介です。
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先日セントラルパークを管理運営するNPOであるセントラルパーク管理委員会(The Central Park Conservancy)からニュースレターが届き、「新しいセクションがオープンしたので是非足を運んでください」と記載がありました。
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そこでボランティアが始まる前に探してみたのですが、思っていた場所には何もなく。暫く周辺を歩いていたら、セントラルパーク動物園の北にできていたニューヨークに自生する植物を集めた丘に遊歩道ができているのを発見。
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歩いてみると『Dene Slope』(デーン・スロープ)という名がつけられ、『native meadow』(自生植物が植えられた草地)として整備され、田舎風のベンチが設置された素敵な空間が誕生していました。なんでも整備を始めてオープンするまで2年間も掛ったのだとか。
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然程広くありませんし、のんびり見て回っても10分程で見終ってしまいますが、ザ・モールや動物園から少しだけ離れた場所にある為か、静かでゆったりとした気分を味わえます。観光客の姿も少なく、ダウンタイムを過ごすにはぴったり。
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自然に馴染むように造られたベンチに座れば静かな時が過ごせそうでした。が、先客がいたので写真も撮れず。
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アスターはハイラインでもセントラルパークでも、そしてコミュニティーガーデンでも見る花。やっぱり自生していた花なんですね。

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ルドベキアでしょうか?

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この花もハイラインに咲いていました。もう散ってしまいましたが。

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9月の下旬にオープンしたばかりの散歩道。

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2017年10月23日 (月)

ブライアントパークのハロウィーンデコレーション2017

雲が多い月曜日のニューヨーク。今日は1日曇りの予報で、降水確率は20%。湿度が高く、気温がずっと20℃前後をキープするので暖かく感じそうです。明日から雨の予報ですので、今日中に用事を済ませておくと濡れずに済むかもしれません。

プエルトリコでは現在でも電気や水道が通っていない家が沢山あるそうで、面倒をみきれなくなった犬が捨てられ町に溢れているそうです。その為、動物愛護団体が捨て犬を保護してニューヨークに連れてくるプロジェクトが行われており、その第一陣が昨日到着したとのこと。これから続々と到着する予定で、ローワーイーストサイドにあるシェルターで保護されているそうです。飼い主を募集しているので、犬を飼う予定の方は検討されてはいかがでしょうか。

トランプ大統領が、アメリカのプエルトリコに対する救援/援助を採点するとすれば10点満点と発言したそうで…。まだまだ復興しておらず、電気・水道といったライフラインも復旧していなければ、医薬品が不足しているという悲鳴が届く中での発言。選挙権がないとこんなにまで無視されるのかと暗澹たる気持ちになります。投票できることのありがたみを痛感しています。
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さて、今回は毎年恒例になっているブライアントパーク(Bryant Park)のハロウィーンデコレーションのご紹介です。
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ミッドタウンにある市民の憩いの場であるブライアントパーク。42丁目と5番街&6番街の間という絶好のロケーションにあり、芝生の広場に背の高い並木で人々の心を和ませています。
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現在は2017年10月28日からオープンするウィンターヴィレッジ(Winter Village)の建設が着々と進んでいるため少し落ち着きませんが、一度ホリデーマーケットがオープンすればオレンジ色の温かい光に包まれたほっとする空間になります。
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今年はまだ晴れた日の午後であれば半袖でも大丈夫なほどの暖かさ。雨も例年より少なく感じます。そのせいか葉っぱが紅葉する前に落ちてしまっていて、あまり紅葉が見られません。ブライアントパークも何となく黄色くなっていますが、しみじみと秋の風情が感じられるという訳でも無く残念です。
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そのせいか、毎年恒例になっているハロウィーンの飾りつけも先週やっと登場しました。ハロウィーンの飾りつけがあるのはメリーゴーランド周辺です。
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古典的な雰囲気のメリーゴーランドに蜘蛛の巣やおばけ、魔女や立ち入り禁止テープが登場中。

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おばけと骸骨。

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魔女。

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ゾンビ。

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柵には蜘蛛の巣とお化けが。

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隣のお子さん用のカラフルな椅子とテーブルが設置された広場には秋らしい麦藁とパンプキンの飾りつけ。

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そこに現在は骸骨やお化け…

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鬼のお面みたいに見えるデビルや蜘蛛があしらわれています。

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麦藁とパンプキン、スプレー菊は感謝祭のシンボルでもあるので11月まで飾られる事でしょう。

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2017年10月22日 (日)

ハロウィンの街角風景

雲はあるものの晴れている日曜日のニューヨーク。今日も1日降水確率は0%。また最高気温は23℃まで上がる予報で、行楽日和となりそうです。火曜日から雨のようですが、これから1週間で5日間も最高気温が20℃を超えると予想されています。まったくどうしたことでしょう。

我が家にはTVがありませんし、元々スポーツ観戦に全く興味がない2人なのですが。金曜日にご一緒したボランティア仲間さんが生まれも育ちも生粋のニューヨーカーで、大のヤンキースファン。ビジターさん達も結構キャップやジャージを着て試合に向けて盛り上がっていたので、言葉を交わしては週末の試合を楽しみにしていました。皆さん試合に行くお金はないので家で観戦するだけなのに、放送開始に合わせて用事を済ませ、ディナーを準備し、TV前にスタンバイすると仰っていて、まだまだ野球観戦はメジャーな娯楽なのだと感じて微笑ましい気分でした。ニュースを読むと、どうやら金曜日・土曜日とも良い成績だったようですね。ニューヨークの球団が調子が良いと、街が明るくなる気がします。
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さて、今回はハロウィンが近付いてきたニューヨークの街角風景のご紹介です。
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年々ハロウィンやクリスマスなどの飾りつけが早くなってきていたニューヨーク。しかし今年は日中であれば半袖でも大丈夫な気候が続いていた影響か、ハロウィンの飾りつけが施されるのも遅かった印象。今週から本格的にあちこちで見かけるようになりました。
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今回は、散歩やボランティアの移動中に見掛けたハロウィンデコレーションのご紹介です。
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アッパーウエストの住宅街にて。

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こちらはチェルシーにあるハイラインホテル。ハロウィンから感謝祭にかけて使えるパンプキンのディスプレイ。

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ホリデーシーズンも綺麗なツリーが飾られますし、これから暫く楽しませてもらえます。

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チェルシーにあるレストランの入り口。レストランやバーは飾りつけにも力を入れています。

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飾り付けが面白い家が多いウエスト4th通り。今年は工事が多くて例年より少な目ですが、それでもハロウィンらしいデコレーションが登場中。

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今年も巨大な死神?お化け?が登場。これを見る度にハリーポッターの吸血鬼(ディメンター)を思い出します。

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ウエスト4th通りに並ぶ家の中でも特に凝ったデコレーションの角のお宅。四季折々、様々なデコレーションで綺麗ですが、現在はハロウィンらしい怖い飾りつけ。

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階段には骸骨のペットやミュージシャン。

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庭の木にはコウモリ。

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並びのお宅も凝ったデコレーション。

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小さな前庭には和風の灯篭にパンプキン。

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蜘蛛の巣&蜘蛛も頻繁に登場するハロウィンらしいモチーフです。

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これはグリニッジヴィレッジで見掛けたアパートの窓。妖怪が勢ぞろいといったところ。

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ウエストヴィレッジのポップなお化け。ブラウンストーンの街並みは如何にもニューヨークっぽいです。

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蜘蛛とお化け。

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高級中華料理店の入り口は蜘蛛の巣だらけ。

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2017年10月21日 (土)

かぼちゃのチャネルガーデンズ

晴れる予報の土曜日のニューヨーク。今日も時々雲が出るものの降水確率は0%。湿度も低く、パリッとした空気の秋らしい1日に恵まれそうです。が、今日の最高気温も23℃まで上がるそう。変に暖かいですね…。

今日からガバナーズアイランドでパンプキンパッチをはじめとする秋のイベント『PUMPKIN POINT』が開催されます。自由の女神が見える野原がパンプキンで覆われるとのこと。お子さんはミュージアムで無料のパンプキンの絵付けを楽しんだり。大人も子供も無料のコンサートに耳を傾けたり、アップルサイダー等の秋の味覚に舌鼓を打ったりできるとの事。アメリカらしい秋をお子さんに味わわせてあげることができる、気軽なイベントではないでしょうか。お子さんが物心ついて初めての秋を農場で過ごしている知り合い家族の写真がフェイスブックに続々とアップされています。アメリカ人家族にとっては、秋になったらパンプキンパッチやリンゴ狩りのできる農場に行く!というのは外せない行事なんだと改めて実感しています。

ニューヨーク市の公立公園でパブリックアートが展示され始めてから50周年を迎えたことを記念して、セントラルパークのEast Pinetum fieldで、本日午前11時~午後3時までアートのイベントが開催されるます。アートの展示やパフォーマンス、ワークショップが開催されるそうで、子供から大人まで楽しめる無料のイベントになるとの事。場所は馴染みがない名前だったので調べてみたのですが、よく分からず。貯水池の少し南、METの裏手(西側)にある野原かな?という気がしますが、セントラルパークのインフォメーションに問い合わせた方が確実そうです。私は行きたかったのにボランティアを入れてしまったので、間に合わなそう。行かれる方はお楽しみください。************************************************************
さて、今回はロックフェラーセンターにある細長い噴水を囲む花壇からなるチャネルガーデンズ(The Channel Gardens)の秋の装いのご紹介です。

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有名なスケートリンクのある場所と5番街を結ぶ細長い通路に連なるいくつかの噴水の池。その周りを花壇が囲んでいる細長い庭園であるチャネルガーデンズは数週間ごとに植生が植え替えられたり、飾りが加えられたりして模様替えが行われます。
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もう直ぐハロウィーンのこの季節は、街中がオレンジ色と黒のデコレーションや怖いお化けや怪物の飾りつけで溢れますが。11月の終わりに来る感謝祭(Thanksgiving)まで使える飾りつけとして、オレンジや茶色っぽい小菊の花も多く飾られます。
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毎年秋になるとチャネルガーデンズも小菊が植えられます。そしてこの時期はハロウィーン+秋+感謝祭全てのモチーフとなるパンプキンがプラスされました。
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今年はおかしな気候で、いまだに日中であれば長袖1枚で十分な暖かさ。雨が少なかったこともあり、多くの木々が紅葉する前に葉を落として、なんだかニューヨークらしい美しい秋が堪能できなそうで悲しいのですが。
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せめてこういう飾りつけやパンプキン味のパンやお菓子で季節を感じたいと思います。

2017年10月20日 (金)

2017年10月のバワリー壁画

綺麗に晴れている金曜日のニューヨーク。今日も1日快晴に恵まれ、最高気温は23℃まで上がる予報です。ラジオでは「We will have a beautiful fall day!」と高らかに宣言していました。とは言え、日が沈むとぐっと気温も下がりますので、夜までお出掛けの方は温かい格好をした方が良さそうです。

先日奥様の仕事の都合で9か月前にニューヨークに来たドイツ人の男性と雑談したのですが、「応募しても応募しても仕事が見つからない」と嘆いていました。配偶者の給与が十分なので生活には困らないとは言え、仕事が見つからないと社会に参画している実感が得られないので困ると仰ってました。その為ボランティアをしているようでしたが、完璧なバイリンガルでドイツでは大企業に勤めていた方なのに、そんなに仕事を見つけるのが大変なんだーと、労働査証をスポンサーしてもらうのがどれほど大変か垣間見た気がします。夏中ボランティアをしていたアメリカ人男性も、前職が無くなり再就職活動中なのですが厳しいと嘆いてらっしゃいましたし。やっぱり言う程景気は良くないんでしょう。
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さて、今回は10月の頭から新しくなったバワリー壁画(Bowery Mural)のご紹介です。
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バワリー壁画は、バワリー通りとハウストン通りの交差点にある大きな壁を利用して、定期的に新しい壁画が展示されている場所。SoHoやNolita、イーストビレッジやアルファベットシティーが交わるような場所なので通りかかる方も多いのではないでしょうか?今回はこの壁を保有し、管理・運営している不動産会社がキャンペーンの一環として制作を依頼した壁画とのこと。

そのキャンペーンとは、インスタグラムが行っている、『優しさ』や『思いやり』を喚起する写真をインスタグラムにアップしていくことによって、ポジティブなパワーを世界中に広げようという運動(ハッシュタグは#KindCommentsで、思いやりを言葉にプロジェクトと呼ばれているのでしょうか?)。その運動に不動産会社が賛同し、世界中に存在する壁に『優しさ』や『思いやり』を喚起するアートを描きインスタグラムに載せるという『カインド・ウォール・プロジェクト』と呼ばれる物のようです。
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今回のアートは、ロンドンを拠点に活動しているLakwena氏の作品。HPを拝見すると、ビビッドな色遣いで元気が出そうな作品が多そうです。

この壁画も色遣いだけでも元気が出ますが。加えてメッセージが「Lift You Higher」。やる気も出ます。
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昨日前を通りかかったら、小さな子供達が壁画の前でジャンプする集合写真を撮影していました。学校の卒業アルバムか何かでしょうか。とても微笑ましかったです。

この壁画は2018年1月まで展示されるとの事。これから9作品、この#KindComment wallsシリーズが続くそうです。暫く元気を貰えそうですね。

2017年10月19日 (木)

アイ・ウェイウェイのパブリックアート③

朝焼けが綺麗な木曜日のニューヨーク。今日も1日気持ち良い秋晴れに恵まれる予報です。最高気温は22℃。昨日も日中は半袖でも大丈夫なほど暖かかったですが、今日も同じ位まで上がると予想されています。来週火曜日まで暖かい日が続くと予想されています。変な気候ですね、本当に。

先週の土曜日の午後6時45分頃、地下鉄Lラインのユニオンスクエア駅で19歳の女性が3人の女に財布を奪われる事件が起きました。女性は一緒に地下鉄に乗り込んで財布を取り戻したそうなのですが、終点で女3人に暴行を受け、財布を奪われたとの事です。そんなに遅い時間じゃありませんし、Lラインなんて利用客も多い路線なのに…。容疑者3人の写真は公開されていますが、まだ捕まっていません。最近また地下鉄内での事件が増えている気がしますので、注意したいと思います。
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さて、今回は既にローワーイーストサイドセントラルパークに展示されたパブリックアートを紹介致しました『Good fences make good neighbors』の第3弾。ワシントンスクエア・パーク(Washington Square Park)に展示されたアートです。
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ワシントンスクエア・パークにある有名なアーチ。そのアーチの中にはめ込まれるような形で鳥籠のような形のフェンスが設置されています。
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このアートも世界中で起こっている難民/移民危機を意識して創作されたもの。アーティストであるアイ・ウェイウェイ氏はニューヨークで美術大学の学生をしていたことがあり、学生時代に文化の中心であるワシントンスクエア・パークに頻繁に足を運んでいたため、特に思い入れがある場所だとの事。
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その為か、このアートには2人の人物が1つになった形の通り道があり、一見アーチが塞がれているように見えて、するっと問題なく通り抜けることが可能。パッと見ると、人や文化の力が合さって鉄の柵をも越えたように見えます。
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本日からアートファンドのHPも刷新され、インターラクティブマップが追加されています。これで、どのアートがどの場所にあるのか一目瞭然となりました。苦労して探さなくて良くなります。
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綺麗な虹。

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2017年10月18日 (水)

イーストヴィレッジ~ローワーイーストのストリートアート

雲1つない快晴の水曜日のニューヨーク。今日も1日快晴で涼しい予報ですが、昨日よりは暖かく、最高気温は22℃。昨日はコートを着てぴったりの寒い陽気でしたが、今日は上着位で大丈夫かな?と予想しています。

来週にはブライアントパークのウィンターヴィレッジがオープンしますし。なんだか先週まで長袖一枚で過ごしていたのが信じられないくらい、急にホリデーシーズンが近付いてきました。あまりに暖かかったためか、年々飾り付けが早くなってげんなりしていたハロウィーンのデコレーションも今週やっと登場したレストランが殆どなのに、もうホリデーシーズンの準備。なんだか年々秋が無くなってきている気がして、ニューヨークの秋が好きな私としては悲しいことこの上ないです。今年は雪が多くて厳しい冬になると予想されているみたいですね?去年もそんなこと言ってた気もしますが…。
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さて、今回はアイ・ウェイウェイのパブリックアートを見るためにイーストヴィレッジからローワーイーストサイドにかけて歩いた際に見掛けたストリートアートのご紹介です。
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先ずはイーストヴィレッジで見掛けた小さなアート。スティーブ・ジョブス氏でしょうか?再登場ですよね?

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こちらも以前ブログに載せた事がある気がしますが。インベーダーのアートを真似たアートな気がします。

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ニューミュージアム近く。

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これも以前載せた気がしますが。Nolitaの壁画。

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Nolitaにあった壁画?読みにくいので途中でギブアップしましたが、何となく碌でもない内容な気が?

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Nolitaは日々アートが移り変わっていきます。

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ここからはローワー・イーストサイドです。漫画やアニメの影響が感じられるストリートアートも増えています。

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この地域は巨大なストリートアートが多いのが特色かもしれません。

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アートを持ってきて貼り付けるだけというスタイルのストリートアートも多数。

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実在する人達のポートレイトや…

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人権に関する主張…

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ゲイカルチャーが感じられるアートや…
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幸福を追求する訴え等が目につきます。

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カラフルなアートが沢山。

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ちょっとアジアン風味のアートも。

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We are who we are.  Don't let anything limit your freedom.
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公民権関連のアートがずらっと並んだコミュニティーガーデン。

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グラフィティは、ちょっと治安が悪く見える気がします。

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小さなパブリックスクエアに詩を朗読する装置がありました。聞いてみて、やっぱり私は詩に苦手意識があることが判明。難しい単語が多いですしね…。

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2017年10月17日 (火)

チェルシーのギャラリーでルース・アサワ展

雲1つない快晴の火曜日のニューヨーク。昨日は夕方から一気に気温が下がって寒かったですね。今日はこのまま快晴が続くようですが、最高気温は16℃と涼しい予報。温かい格好をして出掛けた方が良さそうです。

女性に対するハラスメントに関して声を上げようという動きが広がっていますね。フェイスブックでも「Me too」と書くことでハラスメントの被害にあった事がある意思表示をするポストを頻繁に見掛けます。確かにハラスメントの問題はハリウッドに限りませんものね。私は有難いことに意識が高い場所でボランティアしているので被害にあった事がありませんが。まだまだ自分がハラスメントをしているという意識が無い人も多そうなので、意識向上が進みますように。
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さて、今回はチェルシーのギャラリーで開催されている『ルース・アサワ』(Ruth Asawa)展の感想です。
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この展示会は雑誌ニューヨーカーで特集されていたため知りました。とても魅力的な写真が添えられていたので絶対見に行こうとメモを持ち歩いていたら、ボランティア仲間も同じことを考えていたらしく。ボランティア後意気投合し、一緒に足を運びました。

ルース・アサワ氏は、カルフォルニア生まれの日系アメリカ人。第2次世界大戦時、カルフォルニアの強制収容所に家族と共に送られたり、日系人であることを理由に大学の学位を取得できなかったりと苦労をされた方のようです。
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でも有名なブラックマウンテン大学に入り直し、そこで才能を開花。後年はアート教育の大切さを説き、全米で初となる公立のアート学校設立に尽力。各地で個展を開き、活躍された女性アーティストなのだそうです。

私は今回までその存在自体を存知上げませんでしたが。MoMAやグッゲンハイム美術館等にも作品が収蔵されているそうで、その作品群を無料で鑑賞できるというのはとても贅沢な経験でした。
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展覧会はギャラリーの2階部分を贅沢に使って行われていました。彼女はメキシコを訪れた際にワイヤーを使って手編みで籠を作る技術を学び。全て手を使って編むワイヤーオブジェで有名な方ですが。今回の展覧会では絵画や版画、加えて手書きの手紙や写真等も展示されています。

展示の仕方もとても素敵で、いびつで左右対称でない、武骨なワイヤーで編まれているのにとても繊細で有機的に感じる美しいオブジェが天井から吊るされて真っ白な空間に浮いている様は神秘的ですらありました。
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私達はとても感動し、アートが好きなボランティア仲間と再訪することを誓い。それとは別に、夫が大好きそうなので夫とも足を運ぶつもりでいます。何度訪れても良いと思わせる、素敵な空間です。

チェルシーのギャラリー群は、無料で超一流のアートを楽しめる宝箱のような地域。最近まで足を踏み入れなかったのがとても勿体なかったと悔やんでいます。まだの方は是非。思ったよりも全然気軽に気負いなく楽しめますよ。
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この展覧会は2017年10月21日まで開催されています。

2017年10月16日 (月)

アイ・ウェイウェイのパブリックアート②

曇っている月曜日のニューヨーク。今日は午前中小雨がぱらつく可能性があるようですが、午後は晴れてくるとのこと。今日の最高気温は16℃で夜には7℃まで下がるようですので、上着を着た方が良さそうです。

地下鉄で電子タバコを吸っていた女が、注意した人を殴って逮捕されたそうです。この前も口論相手を殴って逮捕された女がいたように記憶しています。ニューヨークでは結構皆さんはっきり他人を注意しますし、私もボランティアしている際には注意を促す事が多々あるのですが、気を付けた方が良さそうです。ボランティア先でも場の緊迫を解す注意の仕方などの研修が頻繁に行われていますし、トラブルやいざこざが絶えないようです。できれば権限を持っている方にきちんと注意してもらった方が良いのかも。

昨日は用事を済ませたり、ついでに散歩したりしていたら力尽きてブログまで辿りつけませんでした。今日も熱こそ下がったものの、まだ体調不良に悩まされているのでさくっといきます。
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さて、今回は現在ニューヨーク各地で展示されている中国人アーティスト/活動家アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)氏のアートプロジェクト『Good Fences Make Good Neighbors』のセントラルパークに展示されている作品のご紹介です。
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前回はローワーイーストに展示されている作品群を紹介いたしましたが。今回はセントラルパークの南東の端、5番街とセントラルパーク・サウスに面したDoris C. Freedman Plazaに展示されている作品です。
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タイトルは『Gilded Cage』。セントラルパークの緑を背景に、黄色の籠のような作品は異様な存在感を放っていました。
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アーティストの狙いとしては、開放的な都会のオアシス、人々が理想とする世界の象徴のような存在であるセントラルパークの前に閉鎖的な、人々を閉じ込めたり分断したりする、檻/籠/フェンスのような存在を設置することにより、現在の世界に存在する二面性について感じて・考えて欲しいという事のようです。
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私達が訪れた際には、観光客が嬉々としてセルフィーを撮影したり、子供達が走り回ったりしていて。インターラクティブなアートとしては成功しているようでした。
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その内どれほどの人が引っ掛かりを覚え、移民/難民問題に思いを馳せるのかはよくわかりません。こういう作品こそ、ソーシャルメディアの力を借りて威力を発揮するのかもしれません。
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ボランティア仲間は「移民/難民問題に心を砕き、何かしようとしている人がいると感じられるだけでも随分と心が慰められる」とコメントしていました。今朝のラジオでは、今年はアメリカ人のストレスレベルが高いことが判明している報道していました。
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理由としてはトランプ政権や北朝鮮の核の脅威が挙げられているとの事。緑や鳥の声に触れてリラックスすることの重要性が説かれていましたが、無闇に恐れるのではなく、問題を理解して行動を起こすというのもストレス軽減につながる気がします。

時間を見つけて、ワシントンスクエア・パークにも作品を見に行きたいと思います。

2017年10月14日 (土)

フラットアイアン・プラザのパブリックアート?

朝は地面が濡れていましたが、現在は曇って霧に覆われている土曜日のニューヨーク。今日は午前中と午後6時以降に雨が降ったり止んだりする予報です。然程酷くはならなそうですが、お出かけの際には念のため傘を持ち歩いた方が安心そうです。最高気温は24℃。昨日より暖かくなって、ムシムシしそうです。

今週はなんだか予定が詰まっていたので、選挙にまだ足を運べていません。週末中に絶対投票に行かねばと思っています。この週末は普段は一般公開されていない建物が公開されるオープンハウス・ニューヨークでもあります。折角なので何処か見たいとは思っていますが、時間が作れるか微妙なところ。

木曜日&金曜日と用事やらボランティアやらでバッタバタ。昨晩はあまりの疲れに溜息が止まりまらず、疲れやすくなったなーと実感。そろそろボランティアの梯子については考えた方が良いのかもしれないと思いつつ、やれることが減ることにまだまだ抵抗もあって。難しいですね。
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さて、今回はフラットアイアン・プラザ(Flatiron Plaza)で見掛けたアートです。
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とは言っても、これがパブリックアートだったのかも定かではありません。通りかかったら箱に沢山の花束が入れられていて、人々がその花束を貰ってはこのアートの前で写真を撮影していました。
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アートの前で写真を撮ってもらってソーシャルメディアに載せてもらい、それによって自社のサービスや商品、取り組みを宣伝する方法も頻繁に見掛けるので、このアートも宣伝広告の一環だったのかも?全然情報を見つけることができませんでした。
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読みにくくてメッセージに目を通していませんが、何となくポジティブで元気が出そうな言葉が並んでいる気がしますし。ポップな色合いで目を惹くアートでした。

このプラザに設置されるアートは、背後のフラットアイアンと相まって面白い効果を生み出します。

2017年10月13日 (金)

ロンドン土産

朝焼けが綺麗な金曜日のニューヨーク。今日は晴れ時々曇りの予報で、最高気温は18℃。秋らしい1日になりそうです。明日は天気が崩れるようですが、日曜日は晴れてまた暑くなる予報です。

カルフォルニアの山火事で、死者が31名になってしまいました。現在行方不明になっている人も12人程いるようですし、まだ鎮火できておらず今晩から明日にかけて強風が予想されているので被害が広がる可能性が高いとのこと。定期的に山火事が起こった方が自然界としては良いそうですが、人々がこれ以上巻き込まれないよう祈るばかりです。

今日は朝からボランティアが入っているので、早速本題です。
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さて、今回はロンドン土産の話題です。

夫が無事に出張から帰宅しました。今回の出張は週末移動だったので(平日移動するより飛行機のチケットが安いので)、到着した日は休日。折角ロンドンまで足を運ぶのだから、仕事だけしてホテルに居るばかりでは気晴らしにならないであろうと、可能であれば少しだけホテルとは離れた場所にあるお店でお土産を買ってくれるようお願いしました。

そんな訳で、今回に限らず夫がロンドンから運んで来てくれたお土産自慢です。
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毎朝紅茶を入れて飲む我が家。ティーバッグはいつものお店で購入したものの、茶葉(loose leaf tea)が丁度無くなったので買ってきてくれるように依頼。恥ずかしながら今回調べてTwiningsがイギリスのブランドだと初めて知りました。

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2種類の紅茶を頼んだら、3種類買ってきてくれました。1つ多い理由を尋ねたら、「Buy 2 Get 1 Freeだった」との事。そう言えば、最近ニューヨークではそういう商法を前ほど見ませんね。紙袋に茶葉が入っている形態で無駄が少なく持ち運びも軽そうですが、見た目は良いのでお土産にも使えそうです。

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日本へのお土産も買ってきてもらいました。こちらは如何にもロンドンらしい缶入り。

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バーボンクッキーとミントチョコ。ホテルの部屋に置かれていたお菓子なのだそう。早速昨日家事の合間にランチ代わりにつまみました。美味しかったです。

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M&Sが好きな私。前回買ってきてくれたクラッカーが美味しかったので、今回もクラッカーをリクエスト。沢山買ってきてくれました。昨晩デザートに食べたら美味でした。クッキーの様に見えましたが、チーズ味。

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こちらが前回のお土産。上のチーズクラッカーがとても気に入りました。今回も買ってきてくれたので嬉しい限り。下の味がついていないクラッカーは、フムスと一緒に食べました。ランチを自分だけのために作るのが面倒なので、クラッカーがあると便利。

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前回の出張時には丁度マーマレードが無くなったのでお土産にリクエスト。マーマレードは豚肉料理にも使うので、他のジャムより消費が早いです。1つは日本へのお土産に。

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前回はコーヒー豆もきらしそうだったのでM&Sで買ってきてもらいました。夫曰く「値段の割には美味しい」。1つは我が家で消費し、1つは日本土産に。

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トリュフ味の高級ポテトチップは、あちらの駐在員をしてらっしゃる同僚からの頂き物との事。ロンドン土産としてよく使われるとか。ニューヨーク土産が早々にネタ切れして毎回頭を悩ませるので、ちょっと高級なポテチって良いアイディアだよな~と思いつつ、嵩張りすぎるし、割れそうだし…と躊躇もします。因みにたっぷり空気が入れてあるせいか、思ったよりも割れていませんでした。

2017年10月12日 (木)

アイ・ウェイウェイのパブリックアート①

霧雨が降る木曜日のニューヨーク。ですが、午後には太陽が出て涼しい秋晴れに恵まれるとの事。最高気温は18℃。今日は上着を羽織って出掛けた方が良さそうです。

去年1年間、ニューヨーク市の学校に通う生徒の10人に1人がホームレスになった期間があることが判明して問題になっています。ホームレスシェルターの収容人数も上昇し続けており、何らかの対策が叫ばれています。なんでも前ブルームバーグ市長時代に行われていたプログラムを変更した影響なのだそうで実際にホームレス人口が増えている訳ではないようなのですが。新たに19のシェルターを建設するという現市長の約束は果たされていませんし。これから寒くなるので対策が求められます。とは言っても、景気を回復させて雇用を確保し、家賃を公正なレベルに保つ努力をする方が大事なのかもしれませんが。
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さて、今回は2017年10月12日~2018年2月11日までニューヨークの各地で展開されるアイ・ウェイウェイ氏のアートシリーズ『Good Fences Make Good Neighbors』のパート1です。今回はローワーイースト周辺のアートを中心にご紹介します。
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先日ワシントン・スクエア・パーク(Washington Square Park)を歩いていたら、有名なアーチの下に巨大な鳥かごような物が設置されており、今年の始めに秋から中国人活動家でありアーティストであるアイ・ウェイウェイ氏の一大パブリックアートシリーズが展開されることが話題になっていた事を思い出しました。
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昨日はセントラルパークを管理するNPOが、南東の端に巨大なアートが設置された旨を報告するポストをフェイスブック上でしており。いよいよ盛り上がって来たなぁと思っていたら、昨日のラジオでも「明日から市内で一斉に展示が開始されます」と紹介されていました。今朝のラジオでも改めてクイーンズの作品を鑑賞したレポートが流されており、高い注目度が伺えます。
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丁度SoHo/Nolitaでボランティアをする予定があったので、ついでにいくつかのアートを見てきました。バス停に設置されている待合所やLink NYCのターミナル、フリーペーパーが置かれている箱にもアートが掲出される筈みたいですが、それらは発見できませんでした。
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従って移民が多く住んだイーストヴィレッジおよびローワーイーストサイドに展示されたフェンスのアートと、電燈に飾られた難民/移民のポートレイト(だと推察)のアートのいくつかのみのご紹介です。追々、ワシントン・スクエア・パークやセントラルパークの巨大アートは見に行くつもりですので、機会を改めてのご紹介になります。
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今回の展示は全て現在進行形で起こっている難民/移民危機を題材としています。『Good Fences Make Good Neighbors』では、人々の行く手を阻み、交流を阻害するフェンスがまるで前からそこにあったかのようにその場所に溶け込む様を象徴的にあぶり出しているのだとか。

アイ・ウェイウェイ氏は、子供時代を文化大革命の影響で移動を余儀なくされて育ち(詩人だった父親はトイレの清掃員として働いていた)。現在は中国政府の弾圧に耐えかねてか、身の安全を確保する為かベルリンで暮らしている…というご自身の境遇もあってか、難民/移民危機と真摯に向き合い、作品を発表し続けています。
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実際足を運んでみたら、風景に溶け込んでいて何処にアートがあるのか全然解らない場所がありました。マンハッタンって普段気付かないだけで、元からフェンスだのチェーンだの鉄格子だのが多いんですね、街中に。多分アートの一環じゃないんだけど…という感じで自信が持てない場所が沢山ありました。
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最近、難民/移民についての報道があまりされない印象があります。こうやって現在進行形で起こっている問題を突きつけてくれるアートは有難く感じます。
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7th Street Fence, 48 East 7th Street, East Villageは見つけられませんでした。普通のアパートの前にあった格子だったのかなぁ?と未だによく分かりません。隣の空き地が即席の墓地みたいになっていて、そっちの方がアートっぽかったです。もう少し探したかったのですが、ホームレスの男性2人に絡まれそうになったので遭えなく退散。

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Five Fences, The Cooper Union for the Advancement of Science and Artも最初見つけられなかったのですが、ここにはきちんと説明板が設置されていたので読んだら解りました。見上げるとアーチ型の窓にフェンスが5つ埋め込まれています。

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Bowery Fence, 248 Bowery, Lower East Side。ここも最初見つけられなくて困ったのですが、ふとさっき見上げたことを思い出し上を向いたら建物の屋上に設置されていました。

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Chrystie Street Fence, 189 Chrystie Street, Lower East Side。ここにはきちんと説明板があります。

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このサイトには、プレイグランドへの入り口が何故か鎖で閉め切られている場所がありました。アートの一環なのか、はたまた許可を取った人だけが入れるのか…?

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Exodus, Essex Street Market。エクソダス=移民等多くの人が出国することは、アイ・ウェイウェイ氏のアートに繰り返し登場するモチーフです。

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エセックス・マーケットの建物をぐるりと囲むように透かし彫りのような作品が飾られています。

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2017年10月11日 (水)

2017年10月第2週のセントラルパーク

朝焼けが綺麗だった水曜日のニューヨーク。現在は今にも降り出しそうに曇っています。ラジオでは今日の午後から雨が降る可能性があり、夜には雨が降り出すと予想していましたが。WEBでは夜までは降らないという予報です。お出かけの際には念のため折り畳み傘を持っておくと安心そうです。

昨日の朝からカルフォルニアの山火事がニュースになっていましたが。今朝も引き続き大きなニュースになっています。まだ鎮火に至っておらず、今晩再度強風が吹く予報なので火が勢いを盛り返す事が心配されています。死者はカルフォルニアの発表では17名、メディア発表では19名となっているようで、これ以上増やさないように人命救助を優先して活動が行われているとの事。多くの人が避難生活を余儀なくされ、既に家を失った人達も出ているそうです。これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。

現在ニューヨークは次期市長選の真っ最中。昨日討論会だったのでリアルタイムで聞こうと思ったのですが、直ぐ嫌になって消してしまいました。凄い怒鳴り声でしたね…候補者も聴衆も。真面目に討論して欲しんですが…。
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さて、今回は今週のセントラルパークの風景のお裾分けです。
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セントラルパークは犬の散歩やランニング、サイクリングを楽しむ人達が朝からいます。

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芝刈りでしょうか?シープメドウはお手入れ中で立ち入り禁止。

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あんまり暑い日が続いたり、雨量が少なかったりで紅葉する前に葉を落とした木が目立ちます。

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ザ・レイクにかかるボウ・ブリッジ。

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よく晴れた日の午前中はとりわけくっきりと水面に反射が写って綺麗です。

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不思議な大きい実がなっていました。

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ちょっとだけ秋っぽい?

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シェイクスピア・イン・ザ・パークが行われるデラコルテ劇場とシェイクスピアガーデンを結ぶ小道に新たに薔薇の生垣が造られていました。

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アスター(?)も植えられて、手入れが行き届いた区域です。

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シェイクスピアガーデンも段々と枯れて来ていましたが、まだアスターの紫が鮮やか。

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ベルヴェデーレ城の裏は突然秋の風情。

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ベルヴェデーレ城からの眺め。

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反対に湖からのベルヴェデーレ城の眺め。

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ショウジョウコウカンチョウ(Northern Cardinal)でしょうか?真横を通っても全然逃げませんでした。

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ザ・レイクをボートハウス側から。

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ベセスダテラス。

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少しだけ色付いた木もあるかな?という位の、まだまだ青々としたザ・モール。

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セントラルパークの南東に位置するザ・ポンドにかかる橋。

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渡り鳥でしょうか?沢山寛いでいます。

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マンハッタンも新しい建物がニョキニョキ建っていますが、57丁目も建設ラッシュです。

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ザ・ポンド周辺が一番紅葉していたような?

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2017年10月10日 (火)

ウエストヴィレッジのフィリピン料理のファーストフード店

雨は止んだ火曜日のニューヨーク。今日は時々雲は出るものの1日晴れの予報。最高気温は28℃とまた日中は暑くなりそうです。明日は天気が崩れ、以降は涼しくなる予報ですが。ウィーンでは既に毛糸の帽子やブーツ、コートを着る涼しさの様ですし、ロンドンも紅葉がとても綺麗。やっぱり今年のニューヨークはちょっとおかしいんですね。

もう直ぐ終わってしまいますが、昨晩初めて55回目となる『ニューヨーク・フィルムフェスティバル』が行われていることに気付きました。腰の調子が悪くて映画を観なくなっていたので、情報が全然入ってきません。このまま映画を観たりできるように、腰の好調を維持したいものです。
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さて、今回はウエストヴィレッジにあるフィリピン料理が食べられるファーストフード店『Lumpia Shack』です。
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ウエストヴィレッジとグリニッジヴィレッジの境目辺りにあるこのファーストフード店。店内にはカウンター席が10席も無いような小さなお店で、殆どの人はテイクアウトかデリバリーを頼むのだと思います。
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私は夏の間Nolitaでボランティアをした後、徒歩で次のミートパッキングでのボランティアに移動する機会が結構あります。その際には大抵昼ごはんは食べずにそのまま働いてしまうのですが、稀にお腹が空き過ぎて何かがっつり食べないと次のボランティアに集中できないと感じることがあります。
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そんな折、丁度移動線上中間地点に位置するこのお店は便利で。しかも何人かフィリピン出身の友達がいる為、かの国の文化にも興味津々。都合が良いのでたまーに利用します。
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美味しくて気に入っているので、先日遠出ができない私に付き合って家でのんびり過ごしてくれている夫と休日に足を運びました。ウエストヴィレッジの辺りは休日散歩をするといかにもニューヨークらしい風情を楽しめる地域だと個人的には思っていて。地元に住むニューヨーカーが多く食事を楽しむエリアだとも感じます。ミッドタウンとかアッパーイーストとかだと、観光客ばかりなんてお店も多いですから、ニューヨーカーと一緒に過ごせるという意味でも適した地域な気がします。
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メニューには、前菜の揚げ春巻きのようなフィリピンの料理とボウル&麺が少し並んでいます。ヘルシー系ではなくがっつり系。量もとても多くてお腹一杯になります。ダイエット中の方は避けた方が賢明かもしれません。

夫と訪れた日は暑くて汗をかいたので、フィリピンのドリンクを試してみました。甘いレモネードのようなドリンクで美味しかったです、太りそうでしたが。
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夫は魚の姿揚げがのっている丼を。私は麺に豚バラがのっているがっつり系の自分で選べる丼ものをオーダー。でも選んだソースが具に対して弱すぎて組み合わせがイマイチでした。以前はお店側で具もソースも全て選んである通常メニューからライスの丼を頼んだら凄く美味しかったので、これからはお店に全てお任せにしようと思いました。

2人でドリンクを頼んで、丼を1つずつ食べたらチップやら税金やらを含めたら$40近くしたと記憶していますので、決して安くはありません。でも美味しく、手軽で、便利な場所にあるので気に入っています。ただし、トイレはありませんのでご注意ください。
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Lumpia Shack

50 Greenwich Ave
New York, NY 10011
Charles St & Perry Stの間
営業時間やメニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2017年10月 9日 (月)

公共交通機関が刷新中

雨が降ったようで地面が濡れている月曜日のニューヨーク。今日は1日太陽が顔を出したり、雨が降ったりというはっきりしない天気になるみたいです。でも午後4時以降に雨脚が強まる他は、霧雨みたいな軽い雨なのかも?最高気温は24℃、とは言え1日中20℃以上でほぼ横ばいの気温になるみたいです。

本日はコロンブス・デー。ニューヨーク州では祝祭日とされていますが、議論もある休日なので一斉に休みになる訳ではありません。かくいう夫の会社も今年は休日とはみなされていませんので、普通の週末でした。しかしながら夫は土曜日から出張で不在なので、いずれにせよ私には全く関係ないお休みになっています。ボランティアは年に4日しか休みになりませんし、今日は元々ボランティアを入れていなかったので家事をまとめて済ませる日です。
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さて、今回はニューヨークの地下鉄やバスのシステムが少しだけ新しくなっている事の徒然です。
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乗り物酔いが酷い+専業主婦をしているので時間が捻出しやすい+運動不足になりがちなので可能であれば歩く+マンハッタンはストリートアートや公園が多く散歩が楽しい、ので普段あまり公共交通機関を利用しません。が、ボランティアを梯子するので時間が無かったり、生ものを購入して早く帰宅したかったり、ブルックリンに足を延ばしたりすると、地下鉄に乗ります。

一昨年から段々と地下鉄駅が刷新されて、電光掲示板で電車の到着時間が表示されていたり。インタラクティブなトラベル・ステーションが設置されて、タッチパネルで路線図や到着予想時間、乗換案内や事故&工事でスケジュールが変更された場合の情報を見ることができる駅が増えていたりと段々便利になっています。
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WiFiが使える駅も増え、以前はマンハッタンだけだったFiWiも他のボロー(行政区)にも広がっているのだとか(実際に使った事が無いので解りませんがHPではブロンクスでも使えるようになったと誇らしげに報告されています)。日常的に利用する方であれば、MTAのアプリケーションをダウンロードしておけば、頻繁に起こる故障や事故による運行状況の変化もいち早く知ることができます。

私達はマンハッタンに住んでいるので、交通渋滞と頻繁に引っかかる信号、各ブロックで乗降するお客さんで時間が掛り過ぎてバスをほぼ利用しません。が、色々な人と話していると、階段の昇降が億劫なお年寄りや地下に潜るという行為を何が何でも避けたいがために、バスを利用する方が多いことに驚かされます。
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エクスプレスバスが迅速に目的地に着けるよう工夫したり、車内でWiFiが使えたりする車両を増やしたりもしているようですが、先日23丁目を歩いていたら新しいバス停が登場していることに初めて気付きました。インターラクティブではないようでしたが、立派なターミナル型のバス停でバスの到着予想時刻が表示されており。バスおよび地下鉄の路線図と周辺の地図が掲出されていました。

残念ながら、WiFiステーションおよび電子機器の充電ステーションは兼ねていないようでした。しかし、これで観光客の方にも少し優しい街になりつつあるのではないでしょうか。もっと情報が増えて、海外から来て携帯電話が使えない観光客の方達も街を楽しめるようになるといいですね。
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勿論、地元の人達がもっと快適に移動できるように、情報面だけでなくハードもアップグレードをしてほしい事は無論のことです。

2017年10月 8日 (日)

ハイラインの秋の無料ガーデンツアー

今にも降り出しそうな日曜日のニューヨーク。午前9時~午後1時の間に雨が降る可能性が高く、雷雨になる所もあるようです。その時間帯は避けて行動できると良さそうです。最高気温は27℃。ムシムシしそうです。

昨日はMTAの自動販売機が壊れて現金しか使えず、カードに頼り切っている多くのニューヨーカーが困っていたようです。夜には信号機故障で多くの地下鉄に影響が出ていました。ニューヨークの地下鉄は全てのシステムが古いんですよね…。最近車内にも行き先を告げる電光掲示板が設置されたり、ホームにインフォメーションステーションが設置されて電車の到着時間を知らせてくれるようになってきましたが(主要駅だけかも)。線路や信号機、運行システム自体は古いまんまですよね、きっと。ちょこちょこつぎはぎで修理するのではなくて、全面的に改修する時期なのでしょう。
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さて、今回はハイライン(the High Line)で開催されている秋のウッドランドエッジ・セレブレーション(Celebrating Fall at the Woodland Edge)の一環として催行されている無料ガーデンツアーに乗った感想です。
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四季の移ろいが感じられ、いつも車のクラクションや救急車のサイレンで溢れ返っているマンハッタンにおいて少しだけ静かな環境に身を置ける気がするハイライン。ミートパッキング地区やチェルシーを通っていて街のど真ん中に位置している上、あまり広くない割にはゆったりした時間を過ごすことができます。

中でも南端にあたるガンズボート通り入口周辺はとりわけ静けさが感じられる場所。午前9時前に訪れれば、ベンチに座ってボーっとコーヒーを飲んだり、静かに読書を楽しむことができます。
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まだハイラインがオープンしたばかりの2009年秋~冬に掛けては、ハイラインを本片手に訪れては何時間も読書をしたものですが。今となってはよっぽど寒い日や土砂降りでない限り、日中は静かな時間を過ごすのが難しい程混んでいます。

でも実際静かかどうかは別にして、ガンズボート通りの入り口からハイラインが終わる南端までのBetula populifolia(グレイ・バーチ:カバノキ科)の林は鎮静作用があります。それがどうしてなのか、ガーデンツアーで実際に手入れをしている園芸員さんに説明してもらって初めて分かりました。
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以前記載したように、秋の特別バージョンのガーデンツアーは10月中の毎週火曜日の午前9時~か午後5時~の2回催行されています。無料で誰でも参加可能ですが、事前の予約が必須です。

私が参加した際には1時間弱できっちり終わっていました。集合場所はハイラインの下。そこでハイラインの歴史を説明してくれた後。実際にハイラインに登って、南から北に2ブロック程移動しながら、ガーデナーさんの説明が聞けます。
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ガーデンに特化した内容なので、各セクションに植えられた木や草花の名称、ハイラインの庭の基本情報(土の深さ、水遣りの方法、デザイン決定のプロセス等)、デザインの注目点、各セクションの拘り、四季の移ろいについて説明がありました。

私は園芸やガーデニングの経験が無く、知識もゼロ。その為今までハイラインの説明を聞いても、「マトリックス・ガーデニングって何?」とか、「マス・ガーデン??」とかはてなマークが頭を飛び交っていたのですが。今回説明を受けて初めて理解することができました。
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また各植物が色、風合い、日向/日陰に向いているか、季節の移ろいでどのように変化するか、背丈、風に強いか等、あらゆる方面から検討されてデザインされていること。常に手入れをして、繁殖しすぎないよう、環境の変化に対応できない植生は植え替えるよう手入れをすること、自然に見えるよう細心の注意を払って剪定していること、等を初めて知れて興味深かったです。ガーデニングに興味がある方は、特に勉強になると思います。

また小さなグループでのツアーで実際に毎日ハイラインで働いている園芸員の方達に直接質問ができる良い機会でもあります。事実参加者の人達は沢山質問をされていました。
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加えて参加者全員に、植物の名前、種別、アメリカ北西部もしくはアメリカに自生する植物か、日陰または日向が好きか、虫に好かれるか、旱魃に強いかという情報が秋の写真と一緒に掲載された植物リストももらえます。リストには約2.3Kmあるハイラインに植わっている主な植物の情報が載っていますので、ご興味がある方は持って歩くと楽しめると思います。

もしもツアーに乗れない方は、木曜日~日曜日にかけてハイライン上にあるインフォメーションデスクにも冊子が用意されていますので、そこで貰うこともできます。また、デザインについて説明されたパンフレット(植物リスト無し)はHPからダウンロードして読むこともできます。
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折角ハイラインを訪れるのであれば、説明も受けた方が存分に楽しめます。庭造りのことで聞きたいことがある方も是非この機会にツアーを受けてみてはいかがでしょうか。

ニューヨーカー・フェスティバルでのチママンダ・アディーチェ氏のトークショー

雲が多いものの晴れている土曜日のニューヨーク。今日は晴れ時々曇りのまま1日が終わる予報です。朝から蒸し暑いですが、明日も変わらず暑い1日になりそう。最高気温は26℃。明日から2日間天気が崩れる予報なので、今日の内に用事を済ませておくが吉かもしれません。

秋は鳥が渡りをおこなう季節。外敵が少なく気温が低い夜に移動するそうなのですが、近年夜明るい事によって鳥がコースを誤る現象が多く報告されていることが今年もニュースになっていました。その一つとして、9月11日に同時多発テロの犠牲者を追悼するために灯される2本のライトも取り上げられていました。なんでも、遠くからも見える高くて明るいライトの為、何故かは不明ですが渡りをする鳥がライトの周りをグルグルと回って移動しない現象が毎年みられるとの事。

去年からボランティアが地上で計測して、グルグル回る鳥が数百羽を超えた時点で、20分程ライトを消灯することにしているのだそうです。今年は専門家がレーダーを使って、ライトの周りに集まる鳥を計測。ピーク時で数千羽の鳥が計測されたそうです。

それでライトが消えたり、点いたりしていたんですね。時々消えているので、明るすぎて早めに消灯したのかな?と思ったら、また点いていたりして不思議に思っていました。只でさえ明るい街の灯で多くの鳥が影響を受けているみたいなので、来年からは追悼の方法を検討した方がいいのかもしれません。
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さて、今回は2017年10月6日(金)にニューヨーカー・フェスティバルの一環として行われたチママンダ・アディーチェ氏の講演の感想です。
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講演という言葉が正しいか分からないのですが(英語ではTalkと銘打たれていました)、アディーチェ氏と雑誌『ニューヨーカー』の編集者の方が、2人で舞台に座って話すというイベント。編集者の男性が質問をしてアディーチェ氏が回答するという形で1時間ちょっと話を聞き、最後に質疑応答が行われ、全部で1時間半。とても面白い内容でした。

ニューヨーカー・フェスティバルは、毎年秋に開催される雑誌『ニューヨーカー』主催のトークイベント。主に作家やエッセイニストが招かれますが、活動家/芸術家のアイ・ウェイ・ウェイ氏等も頻繁に講演を行っていますし、有名なシェフのアンソニー・ボーデイン氏、他にもコメディアンや俳優さん、劇作家やディレクター等、幅広い才能ある方々が招かれて、講演を行います。
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元々クリエイティブライティングで知り合った友人が毎年楽しみにしていたイベントだったのですが、私は今まで参加した事が無く(結構チケットが高価なのです)。でも、今年は非常に面白かった『アメリカーナ』の著者チママンダ・アディーチェ氏の講演があると知り、一も二もなくすぐさま購入。昨晩足を運びました。

アディーチェ氏は、現在半年故郷のナイジェリアでクリエイティブライティングを教え、半年をアメリカのメリーランド州で執筆活動等をして暮らしてらっしゃいます。多分結婚されており、娘さんが1人いらっしゃいますが、あまり私生活は公言されていません。
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トークの導入部分は、既に彼女の著書を読んでいる人は知っている話が多かったですが(上記の半年ずつナイジェリアとアメリカを行ったり来たりして生活していることや本を何冊も出版していること)、それでも大好きな著者から直接聞けることは喜びでした。

15分程したら、何故アメリカに留学したのか?とか、今もアメリカに半年暮らす生活を選択している理由などクリエイターの内面に迫る話が始まり。彼女が子供の頃から本が大好きでありとあらゆる本を読みまくっていたこと、とても成績が良かったので家族から医者になることを期待されていたこと(ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国では、学業に優れている=将来食いっぱぐれが無い科学や医学の道に進むと相場が決まっている)、子供の頃から文章を書かない事が無かったこと、家族の期待に応えて医学部に進んだもののどうしても馴染めず文章を書く道に進む為に大学で奨学金を得てアメリカに留学したこと、を話してくださいました。
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話しを聞いていると、彼女の迷いの無さに心底驚かされました。私は小さな頃からのめり込むような好きな事がどうしても見つかりませんでしたし、いまだによく分かりません。彼女は「文章を書くことが好きで、将来文章を書くことに何の迷いもなかった。あたかもご先祖様から私の中に脈々と文学の血が流れていたと感じる位」と仰っていて、作家というのは損得を超えた文学に対するあくなき渇望を抱いている人がなるべくしてなる職業なのかもなーと改めて感じました。

彼女の話を聞いていると、如何に彼女が沢山の本を読み、ニュースを読み、よく考えている人なのかが感じ取れます。でも、彼女は編集者に「過去にこう仰ってましたが…」と質問されると、「あら?そんなこと言ってた?それ本当に私?言いにくいけれど、私はワインを飲むと当てにならないことペラペラって言っちゃったりするのよね。たまに舞台に上がる前に緊張してると、誰かが「ワインでも如何ですか?」とか言ってくださって思わず飲んじゃうことがあるのよねぇ~」なんて笑わせたり。
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頻繁に「よく分からないの」とか、「いつまで経ってもアメリカは理解できないことが多いの」とか仰り。その謙虚さ、自分は解らないと素直に認めて調べる向学心に溢れた姿勢、そういう事によって周りの人の意見を引き出し学ぶコミュニケーション能力、解らないことを恥ずかしいと思わない強さがとても魅力的に映り、人間としてもとても好感が持てる方でした。

アメリカのリベラルが「純粋でまっすぐで正しくて…って、それは素晴らしい事だとは思うけれど、こと政治の世界においてはそれだけでは十分ではないと思う。目標を定め、一致団結して、泥臭く達成させなければ」とか。「この国のリベラルは、自滅していると思う」とか。「アメリカの保守層にも賢い人がいる筈でしょう?その人たちは一体何を読んで、どのチャンネルを見ているの?本当に不思議で仕方ないんだけど…」とか。結構歯に衣着せぬ物言いで胸がすくようでした。
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軽く、冗談を交えて結構過激でズバリと核心を突く所がある方のようで。「アメリカには何処にも書かれていないルールみたいなものがあるのよね?そして人々はコードに従って喋る。正しい事を言っていても、コードに則っていなければアウト。暗黙の裡に触れてはいけないと決まっていることも多い」とはっきり発言。

言論の自由とは何かとか、自由民主主義を守る為に何をすべきかとか、フェミニズムが如何に忌み嫌われているか(しかし女性同士がお互いを攻撃し合っているか)とか、昨今のネット規制論についてとか。ここにはとっても書ききれない程、興味深いトピックがザクザクと話し合われ、しかも笑いの絶えない有意義な時間でした。
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アダーチェ氏の本を読んだ事が無い夫も興味深いディスカッションに大満足。彼女の賢さと博識さ、そしてそれをひけらかさない賢さ(重複してますが)、ユーモアのセンスを褒めて、「本が読みたくなった」とコメントしていました。但し、彼がフィクションを読んでいるのを見たことがないので、実際に読むかは怪しいですが。

彼女の話しを聞く機会があったら、是非また足を運びたいと思ったトークショーでした。

2017年10月 6日 (金)

映画『アンレスト』

曇っている金曜日のニューヨーク。こんなに曇っているのに予報では晴れ時々曇り。降水確率も10%と低いです。本当でしょうか?今日も最高気温が27℃まで上がる予報で、湿度が高いのでムシムシと暑くなりそうです。

昨日の朝ノーベル文学賞が発表されましたね。カズオ・イシグロ氏が受賞して、彼の作品が好きなので嬉しかったです。彼の新作を読んでいなかったので、これを機に読もうかという気にさせてもらいました。ラジオを聞いていたら「何故Haruki Murakamiはノーベル文学賞を受賞できないのか?」という話しをしていて、アメリカでもこんな話題が出るんだなーと改めて彼の人気の高さを認識した日でもありました。
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さて、今回は映画『UNREST』(不安)の感想です。
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この映画は先日『コロンバス』を観に行った際に予告が流れていた事で初めてその存在を知り。慢性疲労症候群を題材としたドキュメンタリー映画と知って強く興味を抱き、帰宅後早速調べたところ、上映がたったの2日間でした。そこでスケジュールをやりくりして、朝からIFCセンターに足を運び鑑賞してきました。

『アンレスト』は、慢性疲労症候群をご自身が患っている女性Jennifer Brea氏が、自分自身を写し、ベッドの上でスカイプやソーシャルメディアを通じて知り合った世界中の他の患者さん達をネットを通じてインタビューして創り上げた映画です。医学的にも正確な内容になるように、医師、科学者等の専門家のインタビューも差し挟まれますし、理解が難しい所はCGを使って説明もされています。
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他の患者さんのドキュメンタリー部分は、健康な映画クルーが世界中に飛んで撮影。ジェニファーさんの自己ドキュメンタリーやスカイプを通じたインタビューが多いですが、自主製作映画という訳ではなく、きちんと制作チームがいる手が込んだ作りになっています。

とは言え、立つこともできず床を這いずり回るような時にもご自身を撮影するジェニファーさん。痛みにのたうち回る姿が映されていたりして、見るのがとても辛い内容ではありました。
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ジェニファーさんは、とても活発な女性で世界中を見てみたいと願っていたとの事。実際CNNのレポーターのような事もやっていたようですし、旦那様とカヌーをしたり、異国を旅したり。慢性疲労症候群を発症した時には、ハーバードの博士課程の真っただ中。旦那様と結婚する直前の幸せな時期だったそうです。

インフルエンザに罹り高熱が出たのをきっかけに、立つこともままならないように。最初は「期末試験のストレスでしょう」と診断されるばかり。でも全然症状が改善しないため、自分達でリサーチしたり、違う医療機関を巡る内に慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome: CFS)だと診断されました。
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慢性疲労症候群は医学的にも定義が定まっておらず、従って研究も進んでいない病気。未だに精神病の一種だと信じている医者も多いそうで、一般的な認識も「気の病」だと思われがち。そのため患者は辛い症状だけでなく、経済的な問題や社会の偏見とも戦う事を強いられます。

世界中に慢性疲労症候群を患う人は1,500万人~3,000万人居ると推定されています。数字が正確でないのは、多くの慢性疲労症候群を患う人は何らかの精神病と診断されていたり、医療に頼るのを諦めて診療を受けていない可能性が高いから、という事のようです。
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気の病だと決めつけられがちなことの要因として、多くの医師が教育課程で慢性疲労症候群について全く学ばないため知識が不足していること(実際、最初に医師がやることはグーグルで調べることだと専門家が皮肉を言っていました)が挙げられていましたが。ジェニファーさんは、理由は解明されていないものの患者の大部分(86%だったと思います)が女性であることも関係あるのでは?と疑っていました。

『あー、女はヒステリックだからね』というようなメンタリティーがあるのでは?と。実際、男性が影響を受けないことにはお金が出資されないという傾向があることは有名ですよね?確かに、慢性疲労症候群の研究に連邦のお金が殆ど拠出されていない理由は、そんな所にもあるのかもと思わずにいられません。
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とは言え、男性の患者さんもいらっしゃいますし、ドキュメンタリーの中にも写真が大好きで活発に飛び回っていたのに、今では寝たきりになってしまっている男性患者さんも登場していました。この映画を観た後で、「気の病だから」とか、「俺たちだって疲れてるっつーの」とか、「自分に注目を集めたいだけでしょ?」とか言える人は少ないのではないでしょうか?

私自身、全然知識がない病気だったので、患者さん達がここまで苦しんでいるなんて思ってもみませんでした。そしてドキュメンタリーの中で、「慢性疲労症候群を患っている人には軽度の人もいて、一見普通に生活しているように見えたりもします。実際働いている人も多くいて、そういう人達は頻繁に休む人だな…位に思われている可能性が高い」と仰っていたのがとても印象に残っています。
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慢性疲労症候群の患者さんにおける、自殺率は高い傾向があるそうです。それは鬱っぽい人だから病気になったという事ではなく、治る見込みがない事への絶望や社会から置いてゆかれる孤独や恐怖、家族の迷惑になっているという罪悪感、そして社会の偏見に耐えられないという要因があるように見受けられました。

慢性疲労症候群に限らず、体質や健康状態は人それぞれ。いくら自分が健康だからと言って、全ての人がそうであると決めつけないこと。体調が悪い人は自己管理がなっていないからだと思い込まないこと、何でもストレスや精神的な要因のせいであるとアドバイスをしないこと、の大切さを改めて思いました。
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しかしながら、暗くて辛いだけの、説教くさい映画では決してありません。ジェニファーさんが難病に侵されながらも、自分の生きる意味を映画を作ることによって探そうともがき続ける姿に勇気も貰いました。ジェニファーさんに限らず、患者さん達は強くて明るく、何故そんなに前向きでいられるのかと不思議になる程。

是非多くの人に観てもらいたい映画でした。上映してくれる場所を募集しているようですので、上映映画を選べる機会をお持ちの方はいかがでしょうか?知識が身に着くだけでなく、人に対する思いやりも育める内容だと思います。

2017年10月 5日 (木)

ブルックリン・ブリッジ・パーク散策②

雲が多いものの晴れている木曜日のニューヨーク。今日も1日晴れて暑くなる予報。本日の最高気温は29℃。昨日も相当暑く感じましたが、朝晩は涼しいんですよね。調整できる格好で出掛けた方が良いかもしれません。これから暫くの間、暑い日が続きます。

連日暑い日が続いていますが、暦の上では立派に秋。食欲の秋…という訳ではありませんが(そういう言い回しはアメリカには無い気がします)、34丁目とブロードウェイの角に近い場所にある小さなスクエアであるグリーリースクエアでブロードウェイ・バイツが始まったそうです。タイムズスクエア近くのブロードウェイ沿いにも屋台が並んでいますし、気持ち良い外で話題の屋台の味を気軽に楽しめます。先日まで開催されていたマディソンスクエア・バイツでチキンナゲットのお店が凄く話題になっていたのでチェックしたかったのですが、逃してしまいました。今回は話題のお店が登場するでしょうか。
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さて、今回は前回からの続きで、週末にブルックリン・ブリッジ・パーク(The Brooklyn Bridge Park)の南側を散策した時に撮影した風景です。
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この秋は不思議な気候で、涼しくなったと思ったら夏のような暑さになったりします。木々も色付いていたり、すっかり葉を落としていたり、緑のままだったり。

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ピア1からピア2に向かう場所には、昔のピアの杭が残されています。ハドソン川にもありますね。

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自由の女神もよく見え、水辺の植生も楽しめます。

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ピア1~ピア2に跨るような形で建築された高級コンドミニアムは完成していました。このコンドミニアムの部屋がブルックリンで一番高いという噂です。

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ピア2は運動が楽しめるスペース。バスケットボールコートが並んでいるのが見えますが、他のスポーツもあります。

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スタテンアイランドフェリーが行き来するのがよく見えたり…

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ガバナーズアイランドに行くフェリーが行き交うのが見えたり。マンハッタンが島なのを実感できます。

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ピア2の南に人口の潮溜まりのような構造が作られていました。立ち入り禁止になっていましたが、海藻が生えたり、生き物が住みついたりするのでしょうか?

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ピア3には石でできたテラスにテーブルが並んでいたり、石のベンチがあったりで、静かに過ごせます。横には綺麗な芝生の広場があって、家族連れが遊んでいました。

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ピア4はビーチ。小さなお子さんが水辺で遊んでいました。
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ピア5には、景色を眺めながらBBQが楽しめるピクニックスペースがあります。

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アーティストTom Fruin氏のリサイクルした材料で作った水道塔のアートがピア6の近く334 Furman Streetに設置されています。ウォータータワーⅢという名前の通り、シリーズで制作されているアートで、ニューヨークのシンボル的存在である水道塔がステンドグラスのようなカラフルな材料で造られています。DUMBOにもあるそうなのですが、全然気づきませんでした。

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ピア5の先端から眺めると、ぐるーっと水に囲まれた清々しい風景です。

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ピア6は完成してから初めて訪れました。
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ピア6の東側にはビーチバレーコートやお子さんが遊べる遊具があるセクションがあります。西側は緑と花が植えられた庭。

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ちょっとした芝生の庭もあって、静かで人が少なく、ピクニックの穴場でした。

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ピア6からもマンハッタンが綺麗に見えます。ここをバックに写真を撮るとニューヨークらしさがよく出るかも。

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このピアにはピザが食べられるイタリアンレストランがあり、こんな風景を見ながらテラスで食事が楽しめるみたいでした。公衆トイレもあると表示がありました。使いませんでしたが。

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私達は向かいのカフェで軽め&安めのランチ。十分気持ち良かったです。

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地下鉄駅に出る通路は並木が壁の様に整えられていて圧巻。

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2017年10月 4日 (水)

ブルックリン・ブリッジ・パーク散策①

快晴の水曜日のニューヨーク。少し雲が出るようですが、今日も1日晴れの予報。最高気温は26℃まで上がる予報ですので、日中は半袖で大丈夫かもしれません。

地下鉄が混み過ぎるので、混雑を解消するために新しい車両は席が少なくなったそうです。畳めるとかではなく、そもそも角の席が無くなったとの事。確かに東京程ではないものの、東側を走る地下鉄はとても混みますが…結構お年寄りも利用されますし、貧血もちの私からしたら座れるかどうかは死活問題。日本よりは席を譲る人が多い印象のニューヨークですが、それでもしれっと座り続ける人も多い訳で。具合が悪くなる人が増えないと良いのですが。
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さて、今回は週末にブルックリン・ブリッジ・パーク(The Brooklyn Bridge Park)を散策したので風景のご紹介です。広い公園なので、今回は北側を中心に書いています。
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ブルックリン・ブリッジ・パーク周辺は歴史が感じられる建物が多い地域。イーストリバーや海の水辺の風景も爽快な気分になれますが、ニューヨークらしい煉瓦の建物群も楽しめる散歩です。

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DUMBOは観光客だらけ。

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確かに石畳に橋の景色はわざわざ足を運ぶ価値大。

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広い芝生の広場があるので、ピクニックを楽しむ家族連れが沢山。

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ウィリアムバーグ・ブリッジには地下鉄が通っています。

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北端にあたるジョン・ストリートは、わざと古い構造物の基礎を残して歴史が感じられるように作られています。

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古い倉庫のような煉瓦の建物を改装して造られているコンドミニアムが完成間近。街側から見ると煉瓦のままですが、イーストリバー側から見ると全面ガラス張り。

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北側は今でも工場や倉庫が並ぶ地帯。

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DUMBOはストリートアートが多い地域でもあります。

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セントラルパークもそうですが、ニューヨークの公園に行くと人々が幸せそうでこちらまで幸せな気分になれます。

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エンパイア・フルトン・フェリーは観光客が五万といるいるエリア。ブルックリン・ブリッジとマンハッタンの高層ビル群が写真に撮れるからでしょうか。

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お腹の大きな妊婦さんがビキニのような衣装にティアラを載せて記念撮影されていました。妊娠期間を記念して写真を撮影するんですね。

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確かにブルックリン・ブリッジにローワーマンハッタンの高層ビルの景色は、ニューヨークらしいと感じる風景の1つです。

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古い煉瓦の壁に囲まれた三角形の庭、マックス・ファミリー・ガーデンは絶好の撮影場所。アーティストが販促物に使うと思しき写真を撮影するために楽器を構えて座っていたり。カップルがプロのカメラマンと撮影していたり。煉瓦の窓枠に座って写真を撮影してもらう人がいたり。いつ通っても誰かが撮影をしています。

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今年もフォトヴィルのザ・フェンスが帰ってきました。今年のテーマは難民問題な気がします。

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この日は風が強くて見ているだけで気持ち悪くなりそうでしたが、穏やかな日であればイーストリバーフェリーや他のウォータータクシーに乗って水からニューヨークを眺めるのもおつなものです。

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ピア1はローワーマンハッタン、ブルックリン・ブリッジ、自由の女神、ガバナーズアイランド、スタテンアイランド、エリスアイランド、ニュージャージが一挙に眺められる開放感あふれるスペース。

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ベンチやテーブルも沢山あるので、景色を眺めながら食事を楽しめます。

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観光でニューヨークを訪れる際には是非ブルックリンまで足を延ばされる事をお勧めします。

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2017年10月 3日 (火)

憤るニューヨーク

今日も快晴になる予報の火曜日のニューヨーク。今日の最高気温は21℃で湿度は低め。秋らしい気持ち良い1日になりそうです。

今日は朝からボランティアで直ぐ出なければいけないので、本題です。
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さて、今回は昨晩エンパイアステイトビルがラスベガスで起きた発砲事件を受けて消灯された様子です。
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ラスベガスで起きた事件では、犯人は既に射殺されています。犯人は64歳の白人の男。不動産投資等で成功していた、犯罪歴が全くない、警察のレーダーに全く引っかかった事が無い、テロ組織とのつながりも現在のところ見つかっていない、というある意味普通のアメリカ人であったことから、動機が議論の焦点になっています。
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お金に困っていなかったために、銃にもお金が掛けられたようで。ホテルの部屋には銃が23丁、自宅には10丁以上銃を保持しており。どうやらセミオートマチック銃を自分で改造してオートマチックにしていたようです。
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フェイスブックや送信されてくるE-mailでは銃規制を求める声が大きいですが、何故かラジオではあまり銃規制については議論されていません。まだ59人が死亡、500人以上が負傷したという事実を伝え、歴史的な経緯を伝えるのみに止まっています。これから銃規制について議論が今度こそ盛り上がることを願うばかりです。
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ニューヨーク市警も警戒レベルを上げたそうです。確かに昨日は沢山の警察官を見掛けました。いつも以上に気を付けると共に、お互いを思いやって過ごしたいと思います。

2017年10月 2日 (月)

2017年9月最終週のハイライン

雲1つない月曜日のニューヨーク。今日も1日秋晴れの予報で、最高気温は23℃。日中は長袖1枚で大丈夫そうです。昨日はとても気持ち良い気候で散歩が楽しかったですが、今日も行楽日和になりそうです。

今朝は昨晩ラスベガスのホテルで起きた発砲事件が大きく報じられています。まだ事件が起きたばかりで詳細は不明のようですが、現時点では犯人は地元に住む64歳の定年退職した白人の男。何丁かのライフルをホテルに持ち込み、ホテルの窓から階下で行われていたカントリーミュージックフェスティバルの観客に向かって無差別に発砲。情報が錯綜していますが、死者が少なくとも50人、怪我人は200人を超えると発表されています。他にも発砲があったといった情報が出ていたようですが、それは誤報。既にラスベガスの大部分は封鎖され、滞在している人達はホテルの部屋に閉じこもるよう指示され、安全は確保されているとの事です。ご家族やお知り合いの安否を確認したい方は、特設ラインが設けられましたので、その番号を調べて掛けることができるそうです。

この事件を受け、ニューヨーク市警も警戒を強めているようです。無闇に怖がっても仕方ありませんが、不要であれば人混みには出掛けないなど注意した方が良いかもしれません。
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さて、今回は先週のハイライン(the High Line)の様子をご紹介します。
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といった端からハイラインではありませんが。ハイラインの北、巨大開発プロジェクトであるハドソンヤードがとうとう34丁目を跨いだ北側のビルにも着手しました。以前からあった煉瓦の建物が壊されて、寂しいような楽しみなような。

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Allium siculum ssp. dioscoridisの綿毛?

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夕方(午後5時以降)から夜にかけて、14丁目の通路では『ハイライン・チャンネルズ』と題したビデオアートのシリーズが放映されています。多くのアーティストの作品が次々に流されるので、椅子に座って鑑賞できます。

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ウォーターデッキ部分はススキのような草が花を咲かせて秋の風情。

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夕日や夕焼けの絶景ポイントでもあります。

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Baccharis halimifolia(バッカリス)が咲きました。

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フリンジみたいです。

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16丁目の分岐。アスターの紫とSolidago ohioensisの黄色で秋らしい雰囲気。

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17丁目はすっかり茶色っぽくなってきました。

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チェルシーグラスランドも枯れた花が目立ちます。

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そんな中、やっぱりアスターの紫が色を添えています。

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ふさふさのCalamagrostis arundinaceaの草原の中にルドベキアの鮮やかな黄色が綺麗な24丁目付近。

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チェルシーには300以上のギャラリーが集結していますが、そのいくつかはハイラインから見えるようにアートを展示しています。このギャラリーはいつも趣向を凝らしたウィンドーディスプレイで楽しめるのですが、現在はシンプルに政治的なメッセージ。

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去年この世を去った有名な女性建築家であるザハ・ハディッド氏の遺作であるコンドミニアムが発売開始されました。内覧会が開かれているそうで、見に行ったボランティア仲間によると内部はとても豪華との事。部屋と同じくらい広いテラスがあったり、2フロアを1世帯が使ったり。別世界ですねー。

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様変わりするハドソンヤードが見える30丁目付近。The Shedも全容が見えてきました。

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イースタン・ハドソンヤードのセンターピースである、巨大なインタラクティブ・アート『Vessel』も随分出来上がってきました。

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2017年10月 1日 (日)

ハイラインのウッドランド・セレブレーション

雲1つない快晴の日曜日のニューヨーク。今日は1日晴れて、最高気温は20℃までしか上がらない予報です。昨日はとても涼しかったですが、同じような気候になりそうです。

先週木曜日からボランティアに復帰できました(それまでは家でダウン)。ボランティアをすると色んな人と言葉を交わすので、やっぱり面白いです。一昨日はプエルトリコから一時的に避難しているという女性二人から:自宅は幸運なことに水害を受けなかったこと、でも水道水も電気もないし、スーパーなどに食料や生活用品が不足しているため生活ができず避難していること、現在はニューヨークにアパートを持つご兄弟がヨーロッパでバケーション中なので部屋を借りていること、もう直ぐ彼が帰宅するのでボストンに住む別のご兄弟の家に移動する予定であること、身一つで来たのでコートも何も持っておらず最近の寒さが堪えること、等お話しを伺いました。大変な時でしょうに、「もう二度とニューヨークを訪れる事はないと思ってたけど、思いがけずUSツアーをしてるわ。生きてる内に色々見れていい機会ね」と明るく笑ってらっしゃって、感心してしまいました。

昨日のボランティアでは、ボランティア仲間やスタッフさん達が、トランプ大統領の不用意な発言に激怒(まぁ、ある意味恒例イベント化していますが)。「プエルトリコはアメリカの一部!何にもしれくれないアメリカなんて捨てて、さっさと独立しちゃえば良い。」とか過激な事を言っていました。
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さて、今回はハイライン(The High Line)で本日、2017年10月1日~10月の終わりまで開催されるウッドランドエッジのセレブレーションについてです。
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去年の秋チェルシー・グラスランドのセレブレーションが行われたのが記憶に新しいですが。今年は秋を祝ってウッドランドエッジを中心とした行事が開催されます。
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ハイラインを歩いた事がある方はお気づきだと思いますが、ハイラインには標識がありません。通りの表示は手摺りに書かれているのみですし、トイレもドアの脇に小さな看板が掲げられているのみ。
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それはハイラインが『keep it simple, keep it wild, keep it quiet, and keep it slow』という原則に則ってデザインされているから。視覚的にも聴覚的にも、シンプルで静かにというモットーに基づいて造られている訳です。
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実際ニューヨークに住み、週に3回という頻度でハイラインを通り抜ける私にとっては、看板や情報があまりないというのは非常に好ましく。騒音や情報に満ち満ちているマンハッタンの街中にあって、ハイラインに居る時は少しほっとできます。
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とは言え、観光客でハイラインに1度しか訪れない方にとったら標識が無いのはとても不便でしょうし。花の名前を知りたいと思っても名札が付いていないことに歯痒さを感じる方もいるでしょう。頻繁に「何丁目かの表示および植物の説明を掲出して欲しい」という要望は耳にします。
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それらの声に応えたのか、はたまたハイラインとして植物についてもっと知って欲しいと願ったのか、もしくは地元の住人がハイラインを訪れるきっかけをっ作ったり、ハイラインを自分達のスペースだと感じてもらうための動機作りなのか分かりませんが。去年から各セクションを中心とした特別イベントが構築されています。
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今年はハイラインの南端、ガンズボート通りの入り口付近からスタンダードホテルの手前まで広がるウッドランド(林)セクションを中心にプログラムが組まれ。10月一杯は、普段は存在しないウッドランドセクションに植わっている木々や植物を説明する説明板や花や草の名前が表示された名札が期間限定で設置されています。
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それだけでなく、毎週火曜日、午前9時と午後5時から1時間、ガーデニングデザインや草木の手入れ、植わっている植生の説明に特化した無料ツアーも催行されます。明記されていませんが、ハイラインのガーデナーさんがガイドを務めてくれると思います。
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加えて、ハイラインの花壇全てをデザインしたオランダ人プランティング・デザイナーのピエト・ウドルフ(Piet Oudolf)氏とハイラインの園芸部門を束ねる女性等を交えたパネル・ディスカッションも開催され。
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また、常々私もこのブログでしつこい位主張していますが、ハイラインの魅力は四季を通じて花壇がそのままにされ、それによって四季の移ろいを楽しめることだと思うのですが。その四季の移ろう様を動画にまとめた上映会も3日に亘って開催されます。
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ハイラインを散歩しては植えられた花や草、木々の名前を知りたいと思っていた方や。こんなに浅い土でどうやって木々を植えているのかと不思議に思っていた方。ハイラインの手入れはどのようにされているのか知りたいと思っていた方。そして勿論、ピエト・ウドルフ氏のデザインのファンの方。10月にハイラインを訪れてツアーにのったり、説明板を読んだり、他の会場で開催されるパネルディスカッションを聞いたりすれば、疑問が解消されるかもしれませんし。
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そうでない方も、ハイラインを違った角度から楽しめるきっかけになるかもしれません。秋のニューヨークは空気がカラッとして気持ち良く、散歩日和が多い時期でもあります。ウッドランドエッジ・セレブレーションの期間に散歩してみませんか。
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