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2018年2月12日 (月)

ポッドキャスト『Brené Brown — The Courage to Be Vulnerable』

重く雲が垂れ込めている月曜日のニューヨーク。降水確率は20%で、午後からは太陽が顔を覗かせたりするようです。が、天気が回復するに従って気温も下がるようです。でも、氷点下になるのは夜半らしく、最高気温は8℃です。

インフルエンザが依然として猛威を振るっているようです。まだ確定していませんが、土曜日の夜5歳の女の子が病院に搬送され、死亡が確認されたそうです。彼女でインフルエンザに罹っていることが確認され、(インフルエンザが直接の死因かは特定されていないものの)死亡したお子さんが4人になったとの事。今回のインフルエンザは急に重篤化するのが怖いのだとか。只の風邪かな…と思っていたら、たった数時間で急に病状が悪化して死亡する健康で若い成人のケースも出ているそうで、注意が促されています。風邪の症状が出たら、早めに医師を受診するのが肝要との事。また調子が悪い時には、外出は控えましょう。
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さて、今回は昨日偶々見つけて聞き始めてから聞くのを止められなかったポッドキャスト『Brené Brown — The Courage to Be Vulnerable』です。
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日曜日の朝、いつものようにラジオを聞きながら朝食の準備やらをしていたら、午前7時~8時まで放送されている『On Being』という番組の終わりの方でした。この番組はホストの女性が、学者さんを招いて1時間じっくり話を聞くという静かなもの。

本日の学者さんは社会学をテキサス大学オースティン校で教えているブレネー・ブラウン(Brené Brown)氏。氏の専門はリサーチで、主に勇気、弱さ、恥じおよび共感について研究をしているとの事。
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この番組は科学的・学術的な研究をしている人に話を聞くのを主眼にしているので、ブラウン氏もスピリチュアルな人ではなく、11,000人以上に聞き取り調査やアンケートを行った結果辿り着いた結論について話してくださっていました。

私が朝聴けたのは、最後の10分。にも拘らず、何故かとても興味を惹かれました。丁度ボランティアに出掛けるところだったので、彼女のポッドキャストを検索で見つけ、腰のリハビリがてらボランティア先まで歩く1時間半の間に偶々聞いたのが、今朝聞いた『On Being』の番組上で、同じホストであるKrista Tippett氏が3年前に行ったインタビューでした。
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前回のインタビューは、ブラウン氏が「Daring Greatly: How the Courage to Be Vulnerable Transforms the Way We Live, Love, Parent, and Lead」というタイトルの本を出版したことを記念して行われたようでした。その際には、2010年にブラウン氏が行ったプレゼンテーションと、それが大反響を巻き起こした事により2012年に行ったプレゼンテーションの事も話題に上っていました。

3年前のインタビューは「Brené Brown — The Courage to Be Vulnerable」というタイトルが付けられ、やはり約55分の番組に仕立てられ、現在はポッドキャストとして聴けるようになっています。歩きながら何気なく聞き始めたのですが、とても興味深く、結局ボランティアの作業をしている1時間も、帰りの1時間半の道程もずっと繰り返し聴き続けました。
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とても心に残る言葉が沢山あったのですが、そもそも彼女の研究は『心を開いて人生と向き合い・味わっている人々の秘訣を探る』というところからスタートしたとの事。3年間多くの人々に聞き取り調査したり、アンケートを行ったりして、研究を始める前の『心から人を愛し、信じ、人と交わり、自分の価値を疑わず、人生を存分に味わっているように見える人々は、良いご両親に恵まれたり、条件の良い仕事に恵まれたり、ラッキーな人々なのだろう』という推測は外れ。大体、世間一般的な離婚率、倒産、依存症、トラウマの過去を持つ確率だったとの事。

では、何が違うのか?と不思議に思った彼女は、データと向き合い、自分の存在価値を疑わないように見える人々が大事にしているものと避けているものをキーワードとしてポストイットに書き出し、2つのリストを作ってみたそうなのです。すると、人々が避けているもののリストが自分の人生そのもので愕然としたのだそうです。
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自己肯定できる人々が避けていたもの、それは完璧主義、人や物事を勝手に価値付する、忙しくて疲労していることを自慢に思う、自分の価値と生産性を結び付けて考えている、いけてる(クールである)、他人の評価を気にする、パフォーマンス主義、証明してみせると思う事、確かなものを手に入れたい(信じたい)と思う、等。反対に、大事にしていたものは、著者が嫌悪感に近い感情を抱くものが多く、その最たるものが創造性だったとか。

でも彼女は学者。自分の価値をゆるぎなく信じている=充実した生活を送る人々は、創造性を大切にし、適度に遊び、適度に休み、仕事が忙しくとも家族や友達との時間を大切にしているという事実で満足せず。何故それらが自己肯定や自信につながるのかを調べたいと考えるに至り。結果として、vulnerability(脆弱性、弱さ、自分がコントロールできないので怖さを感じる状況)やshame(恥じ)というトピックに行き着いたというのも、面白いです。
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「Hope is the function of struggle」(希望はもがき苦しむことの一作用です)とか、心に残る言葉が多すぎて、ここに書ききれないので是非聞いて頂きたい。彼女は企業を巡って、講演を行う事が多いそうなので、人事部にいらっしゃる方や人を指導する立場に居る方には参考になると思いますし。後半は子育てについて語っていますので、子育てに悩む方々にも興味深い内容だと思います(ブラウン氏もインタビュアーも共にお子さんがいて、子育ての怖さや悩みを語ってらっしゃいます)。そして学校の先生にも是非聞いて頂きたいと願います。

何度も書きますが、私は泣けば=良い作品みたいに言われる最近の風潮がかなり嫌いですし、「号泣」とかいう言葉が軽々しく使われるのも苦々しく思っている性質なのです。なので、泣いたからお薦めするとかいう意味では全然ないのですが。歩きながら聞いていたにも関わらず、急に涙が出て困った個所がありました。男女の違いについてで、著者が講演を聞いた男性から言われた一言から始まる会話だったのですが。凄く心に刺さりました。
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お金を節約するとか、いつまでも綺麗でいるとか。よく言われる「良い奥さん」みたいなものを私は全く信じていないのですが(かといって、「旦那」とちょっと下げて言ってみたり、逆に「旦那様」とか「主人」とか上げていう言葉で呼ぶのも両方嫌いですが)。夫にとって良いパートナーではなかったなぁと大いに反省した次第です。このポッドキャストを聴いても、やっぱり夫はフェアで自分に自信がある、良いパートナーなんだなぁと痛感したのに、私は…となってしまいました。遅くとも気付けただけで有難く、これからもっと深く夫の言葉に耳を傾け、彼のやることに口を出さず、頼られるような人間になれるように努力します。

気付きがあったこのポットキャスト。知っていたことでも、当たり前の事でも、大切なことを改めて考えることも必要ですし。漠然と感じていただけの事を、言語化してもらうと急に理解できて、自分の中に取り入れられる気がします。このポッドキャストは、久しぶりにそんなすっきりとした爽快感に満ち溢れていました。
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本日放送されていたラジオも改めて始めから聞き直しました。できれば彼女のも読んでみたいのですが、現在持ち物を減らそうと努力しているところなので、迷うところです。先ずは、彼女のポッドキャストを片っ端から聞いてみたいと思います。

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