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旅行・地域

2017年5月20日 (土)

ワシントンDCの観光あれこれ

なんだか曇っている土曜日のニューヨーク。午前7時前の現在は雨が降っていますが、本格的な雨にはならない様子。今日の予報は曇りで最高気温は18℃。でも午前10時過ぎから雲が切れ始めて太陽が顔を覗かせるみたいなので、暑すぎずお出掛け日和かも。

ここの所、毎日のようにやれ地下鉄が信号機故障で停まっているだ、やれメトロノース鉄道が脱線しただと、電車の路線変更やバスの代替運送が行われています。私はほぼ地下鉄を使わず、片道1時間半以内であれば歩く生活をしていますが。それでもたまに地下鉄を使う際には、必ず運行状況を確認する癖がつきました。ニューヨーク市からお知らせも届きますが、多すぎて追いきれませんし…。そんな中、オープンしたばかりの2番街を通る地下鉄の86丁目駅のエスカレーターが早速4基壊れているそう。まったく・・・。

タイムズスクエアでの事件を受け、歩行者天国の周りにバリアが設置されました。全ての歩道を守ることはできなくとも、少なくともタイムズスクエアや34丁目のグリーリースクエア周辺、23丁目のフラットアイアン前、等の道の真ん中にある歩行者天国部分は守ってくれると安心できますよね。人通りも多いですし、観光客もわざわざ足を運ぶスクエアですし。
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さて、長らくのお付き合いありがとうございました。今回でワシントンDCの備忘録は終了です。今回は今まで書き損なった旅の徒然特集です。
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私の腰の調子が悪かったので、安いバスではなく今回の旅では往復アムトラック電車を利用しました。電車はユニオン駅(Union Station)に到着するのですが、この駅舎自体が1907年10月27日にオープンしたという歴史ある建物。

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1983年に大幅な改修をしたのに、2011年の地震で屋根を中心に建物が傷んでしまい。また修復をして、2016年春に現在の姿になったばかりとの事で、とても堂々とした、アメリカの首都の玄関として相応しい建物でした。バスで訪れる方も、わざわざ足を運ぶ価値がある建物です。

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タクシーをやむを得ない場合以外は使わないので、旅行では公共交通機関に頼ります。DCでは、地下鉄とバスを駆使すれば何処にでも行けると言われていますし、実際他のアメリカの都市に比べればかなり車なしでも活動がし易い街なのですが。地下鉄を利用する為にはSmarTrip® cardsというプリペイドカードを購入することが義務付けられており。$2カード自体にお金を払わなければいけなかったり、1日無制限に使えるカードをUS$14.5で買わなければいけなかったり。1日往復1回しか使わない、しかも3日しか滞在しないのでは勿体なく感じました。

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そんな私達が毎日お世話になっていたのが、DC Circulatorという赤い車体のバス。乗車時にUS$1/人を支払うだけで良いですし、観光客が訪れるような場所は大体カバーしているのでとても便利でした。お蔭で2人合わせて1日目は$2。2日目は$4。3日目は$6しか使いませんでした。

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サーキュレーターバスに乗ると、路線図やバス停が記された冊子がありますので貰っておくと大変便利です。バス停はこんな感じ。

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今回の旅行では民泊を利用したのですが、部屋を貸し出してくださった大家さんが特にお勧めしてくださったのが、アメリカ議会図書館(The Library of Congress)の見学。詳細に調べていなくて、「じゃあ、日曜日の午後時間があるから訪ねてみようか」なんて思っていたら、無料ツアーの催行日は月曜日~土曜日まででした。残念。

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ロングウィークエンドを利用した旅行では、時間がなくて無料で楽しめる美術館・博物館を見ることができなかったのも残念でした。特にHirshhorn Museumで開催されていたYAYOI KUSAMA:Infinity Mirrors展を見れなかったのはとても悔しかった…。家主さんはThe National Museum of the Americanもお勧めしてくれました。できればDCを再訪して、今回見そびれた諸々を楽しみたいものです。

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首都は花も豊か。時間がなくて訪ねることができませんでしたがUnited States Botanic Gardenも綺麗なのだそうです。植物がお好きな方は是非。ここで働いていた庭師さんと話したのですが、ワシントンDCの庭師の方々は皆政治に興味が強く。しょっちゅう議論したり、植物学と政治学のダブルメジャーの学位を取得していたりと、政治に積極的にかかわろうとしていた人が多かったそう。集会に参加したり、意見を送信したり。へぇと感心して聞きました。

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中年夫婦の旅行ではとてもそんな元気はありませんでしたが、ナショナルモールは夜になるとライトアップされて非常に幻想的なのだそう。綺麗な写真を撮ることに拘っている方は訪れていると良いかもしれませんね。ただ、治安については都度念入りに確認する必要があるかも。

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私が学生の頃のDCは、ナショナルモールを少し外れるととても治安が悪い、荒れた都市だった印象が強く残っています。それだけにBlack Broadwayと呼ばれていたUストリート周辺を今回散策してみたかったのですが、時間が足りず。オバマ大統領も訪れたBen’s Chili Bowlで食事したかった…。是非リベンジしたい地域です。

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DCはストリートアートはそれほど多くない印象でしたが、パブリックアートは結構ありました。至る所にあったポールのようなアートは、確かテレグラムか何かの、昔の通信に使われていた器具を残すためにアートとして活用しているとガイドさんが説明してくれたと記憶しています。

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こちらもパンダにアーティストが思い思いの絵を描くパブリックアート。シリーズで多くのアーティストが参加したプロジェクトだそうですが、私が見たのはデュポンサークルのスパニッシュステップにあった1体のみ。

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デュポンサークルにある使われなくなったトラム駅を利用したパブリックアート。

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ジョージタウンにあった北斎風の壁画。

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イースターのウィークエンドだったので、ウサギやひよこ、卵の飾りつけがあちこちに。

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2017年5月19日 (金)

ワシントンDCでの食事

晴れている金曜日のニューヨーク。ですが午後になると所により雷雨になる可能性があるそうですので、いざという時困らないよう準備をしてお出掛けください。時間予報によると午後3時位が危ないみたいです。最高気温は31℃。でも明日から最高気温が19℃と急に涼しくなるようですので、体調管理に気をつけねば。

昨日はタイムズスクエアで車が3ブロックに亘って通行人をなぎ倒しながら歩行者天国部分の道路を暴走し、観光客の18歳の女性が死亡。22人が負傷する大事件が起こり街中が騒然としていました。最初はテロなのか、事故なのか状況が判然とせず、心配しました。しかし、直ぐに連続するテロの類ではない可能性が高いと発表があったので、取り敢えず通常通りボランティアもして出歩いていました。

しかしサイレンが鳴り響き、夜までタイムズスクエアが封鎖され、一帯は物々しい雰囲気に包まれていました。犯人の男は違法薬物でハイになっていたとみられ。犯行の後、車から飛び出して喚き散らし、「声が話しかけてきた」とか「俺は死ぬんだと思った」とか供述しているそうです。怪我を負った人々の半数は重傷で2人は重体。やりきれませんね…。
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さて、今回はワシントンDCを週末で旅行した際にした食事の備忘録です。
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ワシントンDCは近年食事処が充実してきたと話題になっています。特にジョージタウン発のスイーツが全米に進出したり、今までは治安が悪いとされてきた地域が安全になってきて、お洒落なカフェやエスニック料理が増えたり。従来の高級路線の食事処とは違った庶民の味も選択肢が広がったと、食べ歩きを目的とした旅行をする人も増えたと聞きます。

しかしながら、今回ほぼ初めてワシントンDCとジョージタウンに足を踏み入れたと同じ状態だったため、どうしても観光中心のスケジュールでしたし。2泊3日の短い滞在な上に、宿で朝食を出してくれたためDCでの食事はいつにも増して行き当たりばったりで、観光のついでに寄り易い場所に限定されています。
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その為、タクシーに乗ってでも話題の美味しいレストランで食べたい。ある程度の値が張っても美味しいものを食べたい。有名店で食事したい。余分なお金を払ってでも地下鉄・バス共通カードを作って沢山移動することを厭わない。といった方達には全く参考になりませんのでご了承ください。

ナショナルモール近くのデリ『West Wing Cafe』
ナショナルモールを1日掛けて観光した際に立ち寄ったランチ処。なんでもないデリですが、アメリカ合衆国議会議事堂から3ブロックしか離れていなかったと記憶していますし、トイレもあり、席も多数用意されていて非常に便利でした。
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ランチタイムになると近くで働いている人達がこぞって訪れるのでとても混んでいました。正午~午後1時位に訪れる際には列を覚悟で。我々はラッシュの前に訪れたので、注文してから支払いまで約5分だったと思います。サンドイッチは注文してから作られるので、待ち時間があります。
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サンドイッチやパニーニは普通のデリの味。普通に美味しいですし、ランチラッシュ時でも席は空いていましたので、観光のついでに寄るには便利です。
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ドリンクやお菓子、チップス等は自分で勝手にケースから選び、入口近くにあるレジでまとめて支払うスタイル。ナショナルモール観光にはドリンクが欠かせないので、ここでまとめ買いしておくと便利だと思います。

ドリンク2本+パニーニ+サンドイッチでUS$19.76でした。

West Wing Cafe

1120 20th St NW

Washington, DC 20036
お店のHPはこちら

ジョージタウンのベトナム料理屋『Pho Viet & Grille』
ジョージタウンのダンバートン・オークスの庭園とポトマック川を結ぶ目抜き通りであるウィスコンスンアヴェニューにあるため便利で入ったベトナム料理レストラン。並びにあるカフェの方がサンドイッチやスイーツで評判が良かったのですが、パンより麺の気分だったのでここに入りました。
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因みに近くには『Simply Banh Mi』というベトナム料理店があり、そちらの方が評判が良いです。店名から麺は無いと思い込んで通り過ぎてしまったのが残念です。
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このレストランは店員さんの接客も良かったですし、トイレも清潔でした。食事やドリンクは可もなく不可もなくといった感じ。ただ食べた後少しお腹の調子が悪かったので、生のもやしが原因かも?と疑ってはいます。
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2人ともフォーを頼み、私はタイアイスティーを、夫はベトナムコーヒーを頼んで、全部で$30弱だったと記憶しています。

Pho Viet & Grille

1639 Wisconsin Ave NW

Washington, DC 20007

デュポンサークルの本屋に併設されたカフェ『AFTERWORDS CAFÉ』
デュポンサークルの目の前にある本屋に併設されたカフェ。併設といっても裏側が全部カフェになっているので、席数もそれなりにあり、きちんとしたカフェ飯が食べられます。
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私達が訪れた日はよく晴れた温かい日だったので、後ろのデッキ席が解放されていて、半分屋外で食事しているような気持ち良い場所でした。丁度散りゆく八重桜の花吹雪も眺められて、季節感もばっちり。
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予約なしに訪れたのですが、5分程の待ち時間で座れました。店員さんは丁寧で良い対応でしたが、席の割には数が少ないのでメニューをもらったり、注文をしたり、チェックをもらったりと一々結構待ち時間があります。のんびりできる時に訪れる事をお勧めします。
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注文してから食事が出てくるまで結構な待ち時間がありました。でも、食事は彩も良く美味しかったので、満足。量も多すぎる位でした。暑くて汗をかいたので、甘くないリフィルができるアイスティーも有難かったです。
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日焼け止めを塗った手でレンズに触ってしまったみたいで、写真がぼやけていて済みません。アイスティー+ビール+パンケーキ+クリスピー・ダックサラダでUS$54.48(TAX+チップ込)でした。
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AFTERWORDS CAFÉ
1517 Connecticut Avenue, NW, Washington, DC 20036
メニュー等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2017年5月18日 (木)

歴代大統領が食事したジョージタウンのタバーン

薄曇りの木曜日のニューヨーク。今日は晴れ所により曇りの予報。ただラジオによると、所により午後雨が降る可能性がすこーしだけあるそうです。最高気温は34℃。昨日のいきなりの暑さで体が悲鳴を上げているのにこの気温…。皆様、熱中症にお気をつけください。

加えて本日も午前10時~午後10時まで光化学スモッグ注意報が出されています。長時間屋外に滞在することは推奨しないそうなので、小さなお子様やお年寄り、気管支系に問題をお持ちの方はお気をつけください。

グランドセントラル駅にある歴史あるバー『キャンベルアパートメント』が『ザ・キャンベル』として生まれ変わって営業を再開したそうです。オーナーは変わり、改装されたものの、歴史ある風情と内装の雰囲気はそのまま保っているとのことで一安心です。是非新装開店したキャンベルバーにも訪れたいと思います。
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さて、今回はワシントンDC旅行でした食事で唯一とても心と記憶に残っているジョージタウンでの夕食についてです。
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あまり食事に力を入れない旅行をすることが多い私達ですが。ワシントンDCでの食事処は遠かったり、公共交通機関で行きにくかったり、値段が高めだったり、予約なしでは入店が難しかったり、安いとそもそも予約を受け付けていなくて凄い待ち時間だったりで、なかなか希望に合致するレストランが見つからず適当に済ませていたのですが。ジョージタウンでは是非行きたい食事処がありました。
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それが目抜き通りにある『Martin’s Tavern』。その名の通りバー(飲み屋)なのですが、1933年に創業して以来ずっと同じ場所で営業している歴史あるタバーンなのです。
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創始者のマーティンさんは、1890年代にアイルランドからアメリカに来た移民。息子のウィリアム・マーティンさんはジョージタウンを卒業し、お父さんと共にこのタバーンを創業。その後代々その息子さん達がジョージタウンを卒業後、このタバーンを継いでいるそうです。
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でもなんといってもこのタバーンを有名にしているのは、歴代大統領が食事をしたから。第33代大統領であるハリー・トルーマン氏から第43代大統領であるジョージ・W・ブッシュ氏までの各大統領が全て訪れたとの事。その為、「マーティンズ・タバーンで食事すれば大統領になれる」という冗談まで言われていたそう。
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それだけでも魅力的なのですが、なんといっても私が訪れたいと思った一番の理由はジョン・F・ケネディー大統領がまだ上院議員だった時にジャクリーン・ブーヴィエ氏にプロポーズしたレストランだから(諸説あります)。その時彼らは3番と番号がついたブースに座っていたと言われていて、ちらりとでも良いから見れたらいいな…と思ったのです。
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でも旅先では時間が読めないので予約ができず。駄目で元々と予約なしで訪れたら、入口脇にある2人で並んで座るベンチみたいな狭い1番ブースに直ぐに座れたのです。他のお客さんを見ながら並んで食事するのは変な気分でしたが、なかなか居心地もよく、お店の雰囲気も味わえて気分は上々だったのですが。
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席に置かれていたラミネートされた説明を読んでいたら、その席はなんと議員時代のケネディー氏が一人でふらりと訪れては、食事をしながら本や新聞を読んだ席と記載されているではありませんか!凄くラッキーでそれだけでも嬉しかったです。

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サーバーさん達も礼儀正しく、流石のサービスぶり。しかも向かい合う形になってしまう2番のブースに座っていた男性が、常連さんだったらしく「君たちは一番良い席に座ったね!その席が一番居心地が良くて、親密さに溢れていて、店の雰囲気が味わえるんだよ。」とか、「こんなこと言って申し訳ないけど、奥さんだかガールフレンドだかの選んだ料理がこのレストランで一番美味いんだよ!やっぱり女性の方が賢いんだね。」とか何くれとなく話しかけてくださり。奥様と思しき女性も「やーねー。でも女性の方が賢いのは、彼を見ればよくわかるでしょ?」とか陽気に会話に参加してくださり、地元気分を味わえて大満足。
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因みに彼らが座っていた2番ブースは、ニクソン大統領のお気に入りの席。
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メニューは古き良きアイルランド料理が中心。夫はコーンビーフ&キャベツを。私はミートローフを選択。どちらも味が濃いめでしたが、ビールとよく合い。量もとてもたっぷりしていて、美味しくて旅情を満喫しました。とは言え、薄味がお好きな方にはきついかも。
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あんまり楽しかったので、話しかけてくださったおじさんがバニラアイスクリームをデザートに頼んでいたのがなんだか懐かしい気がして(一昔前って、アメリカでデザートと言えばアイスクリームを皆頼んでいた記憶がありませんか?)、このレストランにもとても合っている…と夫と盛り上がってしまい。お腹がはちきれそうだったにも関わらず、思わず私達もバニラアイスを頼んでシェアしました。
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このレストランでの時間が非常に楽しくて、DC旅行で一番印象に残っています。食事の時間が全ての旅程で一番印象に残っているなんて珍しいですが、それ位歴史が感じられる、サービスも味も懐かしい、ジョージタウンの地域性も感じられる、とても素敵な空間でした。
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ジョージタウンに出掛けられる際には、是非ここで食事をされては如何でしょうか。強くお勧めします。

Martin's Tavern
1264 Wisconsin Avenue - Washington DC 20007
メニューや営業時間等の詳細はお店のHPにてご確認ください。

2017年5月17日 (水)

デュポンサークルのフレッシュファームマーケット

よく晴れている水曜日のニューヨーク。今日は1日晴れて、最高気温が31℃まで上がる予報です。いきなり真夏日になるので、涼しい格好で、日差し対策をしてお出掛けください。急に暑くなると熱中症の方が増えるんですよね…。

今日は午前10時~午後10時まで光化学スモッグ注意報が発令されています。空気がこもり易い場所に、小さなお子様やご高齢の方、喘息など気管支系が弱い方は長時間滞在しないよう注意が促されています。用事はさっさと済ませて、よく風が通り、緑が多い場所以外では長居しないようご注意ください。

昨晩グリニッジヴィレッジで60歳の女性がごみ収集車に撥ねられ死亡する事故が起こりました。事故が起こったのは午後11時半頃で、6番街と8丁目の交差点付近。私もよく通る交差点だけに怖いです。ニューヨークでは信号を守って横断歩道を渡る時でも、偶に右折・左折してくる車が明らかに気付いていないという場合があります。横断歩道を渡る際には、青でもご注意ください。
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さて、今回はワシントンDCの北西に位置する歴史ある住宅街デュポンサークルで毎週日曜日に開催されているファーマーズマーケット&フードマーケット『The FRESHFARM Dupont Circle Market』です。
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その存在すら知らず、偶々日曜日のウォーキングツアーに訪れたら見つけた楽しそうなグリーンマーケット&フードマーケット。ウォーキングツアーのガイドさんは、「安くて美味しい物が沢山あるから、ランチを購入してベンチで食べるのがお勧めです」と仰っていたのですが。
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我々にとっては4月中旬にしては暑すぎる気候で、日差しも強すぎて帽子を忘れたのもあり屋外での食事はハードルが高すぎたので断念。ランチの後に冷やかしに立ち寄りました。
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ニューヨークでもそうですが、その土地のグリーンマーケットを訪れると現地の生活が垣間見れるようで楽しくないですか?野菜や果物を購入して持って帰る訳にもいかないのですが、旅先で道に登場するファーマーズマーケットやグリーンマーケット(露店市)を覗くのがとても好きです。
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流石にいくらワシントンDCがニューヨークに比べると南に位置しているとはいっても、そこは売られている野菜や果物が変わるという程の違いではなく。ただ、ニューヨークであれば4月下旬~5月初旬に並んでいそうな野菜や花が4月中旬に既に並んでいたのが新鮮な位でした。
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しかしながら、細長い公園か緑道の様な場所に新鮮な野菜や果物、花のお店が並んでいるのを見るのはとても楽しかったですし。インスタグラムに嵌っている人であれば、市場は魅力的な写真が撮れる宝庫ですよね?デュポンサークルのマーケットは、周りにある家々も魅力的でしたし、木々が写り込んだりして良い写真が撮れそうでした。私は全然写真に凝っていないので、適当に撮影した物ばかりで参考にならなくて申し訳ないですが…。
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加えて地元の人達に人気のランチ処みたいで、屋台で購入したサンドイッチ等の軽食類をベンチなどで食べている人達が結構いらっしゃいました。テーブルと椅子みたいな座れる場所は見掛けませんでしたが…。
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私達は荷物を増やせないので、毎度の如く地元で焙煎しているというコーヒー豆だけをお土産に購入してきましたが。荷物に余裕がある方でしたら、ジャム等の地元製品を生産者から直接購入できるので、お土産を買い求めるにも良いマーケットではないでしょうか?
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ナショナルモール周辺しか見ないと地元の人の生活が全然感じられませんが。デュポンサークルを日曜日に訪れる事が出来れば、家族連れやカップルが食料を買い求めたり、食事をしたりする様を見つつ、現地の生活が少しだけ感じられます。

The FRESHFARM Dupont Circle Market

1500 20th Street NW
Washington, DC 20036
20th Street NW between Massachusetts Avenue and Hillyer Place
2017年1月~3月:毎週日曜日: 10am ~ 1pm
2017年4月~12月:毎週日曜日:8:30am to 1:30pm
出店している屋台等の詳細はHPにてご確認ください。

2017年5月16日 (火)

デュポンサークル観光

快晴の火曜日のニューヨーク。本日は最高気温が24℃まで上がる予報で、過ごし易い気持ち良い1日になりそうです。明日からは30℃を超える暑さに2日連続なるそうなので、夏服の用意をしておいた方が良さそう。

今朝はトランプ大統領が機密情報をロシア高官に漏らしたと報道されたことが大ニュースになっています。大統領は情報の機密性を独自に判断する権限があると考えられているため、法的に問題はない可能性が高いそうですが。官僚や諜報機関で働く人々からの信頼を失ったり、国益を損ねる可能性があるとして大問題になっています。もう、勘弁してくれ…とうんざりです。

人気のハンバーガーチェーンである『シェイクシャック』が、原点であるマディソンスクエアパーク内にある1号店で、来週の月曜日から朝食の提供を開始するそうです。今までは駅に併設されている店舗のみでの取扱いだったそうで、観光客に人気が出そうですね。
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さて、今回はワシントンDCの北西にあるデュポンサークル(Dupont Circle)地区の観光備忘録です。
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デュポンサークルは、ユニオン駅からバスで約15分。地下鉄の赤いラインの駅もあり、アクセス良好ながらもナショナルモール周辺とは違った雰囲気を味わえる地区です。
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外国の大使館(公使館)が多くある事でも有名なハイソな地域ですが、ここ最近はオバマ大統領一家が娘さんの学校卒業するまで留まる事を決めた家や、現大統領の娘さんであるイヴァンカさん一家がお住まいの家がある事で有名になった地域です。
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例の如くウォーキングツアーにのって地域の歴史をつまみ食い。集合場所はデュポンサークルの中心にある噴水前。デュポンサークルは、ロンドンによくあるラウンドアバウト。地下に地下鉄の駅があります。噴水に施された彫像はDaniel Chester French氏の作品。リンカーン・メモリアルのリンカーン像を創ったアーティストなのだそう。其々、海、星、風を表現した彫像が飾られています。

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忘れてしまいましたが、有名な政治家(州議会議員だったような?)の邸宅だったと記憶しています。

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ルーズベルト大統領の娘さんであるアリス・ルーズベルト・ロングウォート氏が住んでいた邸宅。彼女は1900年代初頭にあってはスキャンダラスな女性だったそうで。淑女であるべきとされていた時代に、女性一人でドライブしたり娯楽に出歩いたり。これは今の時代ではスキャンダルではありませんが…。今でも問題とされそうな、結婚後不倫をし、2人目の子供が夫か愛人どちらの子供か解らないという事態を引き起こし大変話題となった女性だそう。

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Walsh-McLean Houseと呼ばれる大富豪の邸宅。アイルランド出身のThomas J. Walsh氏がコロラドで購入した金鉱で大きな金銀の鉱脈を掘り当てたことから大富豪となり、家族でワシントンDCに移り住む為に建てた豪邸。

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デュポンサークルはリベラルの牙城で、プライド(LGBTQの権利)の活動の中心地でもあるそう。

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元副大統領のアル・ゴア氏が子供時代に住んでいたホテル。ゴア少年は友達と水風船を屋上から落とす遊びがお気に入りだったのだとか。ホテルの目の前にある信号で停まっているリムジンの屋根に命中させる遊びだったのだそう。

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インド大使館。前にはガンジーの彫像が。インド大使が自宅で雇っていたベビーシッターさんにアメリカの法律で定められている最低賃金を支払っていないことを通報され。治外法権を主張したにも関わらず、強制捜査を受けたことからインドは激怒。現在アメリカとの関係が悪化中なのだとか。そういえば、そんなニュースを見た記憶があります。

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ルクセンブルク大使館?

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1870年代から政治家の邸宅や各国の大使館、お金持ちのビジネスマンの邸宅などが建てられた閑静な住宅街。

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大使館のリストを眺めているとインド、フィリピン、ケニヤ、ベトナム、パキスタン等あまり裕福とは言えない国の大使館が多いことに気付きます。こんな一等地の大邸宅に何故あまり裕福でない国が大使館を構えていられるのか?ということなのですが、多くの大使館はデュポンサークルの土地・建物の価格が世界大恐慌によって暴落した際に買い占められた物件だとの事。大恐慌前は、大使館通りと呼ばれる程大使館が並んではいなかったそうです。
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一緒にツアーにのっていた中西部から訪れている白人の男性が、奥さんが「こんな場所に住みたいわ」と言ったのに答えて、「パキスタン大使館の横に住んでもいいのかい?」とニヤニヤしながら言いってました。私は内心「Why the helll not!?」と詰め寄りたい気持ちに。結構人種差別的な発言をする人っているんですよね…。

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トルコの2代目の在アメリカ大使の息子さんだったAhmet Ertegun氏とNesuhi Ertegun氏は大のジャズ好き。夜な夜なクラブに繰り出しては、本場のジャズを堪能。それが高じて、大使館でジャズコンサートを定期的に開催してアメリカ政府から中止を求められにも関わらず、その要求を無視してコンサートを開催し続けたそう。ジャズへの愛が高じて、2人は後にアトランティック・レコードを興したとの事。確かこの建物が以前のトルコ大使館だったと記憶しているのですが…。

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大使館が続きます。

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何故か忘れてしまいましたが、猫が屋根の上に。船で旅する際に猫がネズミを退治してくれることから、船旅の安全を祈って・・・という理由だったと記憶していますが、何故船旅の安全を祈る建物だったのかという肝心のところを忘れています。

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1976年9月21日、シェリダン・サークルを走行中だった車が爆破。チリの軍事政権を批判していたOrlando Letelier氏が、同乗者や一緒に戦っていた仲間と共に命を落としました。時限爆弾を仕掛けたのは、チリの秘密警察だったとみられるそうです。この事件を追悼して碑『Letelier Monument』が建てられています。

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シェリダン・サークルという名前ですから、勿論南北戦争において北軍の軍人として活躍をしたフィリップ・シェリダン氏の彫像が真ん中に建っています。

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もうここら辺はどの国の大使館だったか全然記憶にありません…。

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1921年にウィルソン大統領が大統領職を辞してから夫人と一緒に住んだ家が、現在は博物館として一般に公開されています。

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ウィルソン大統領が、ホワイトハウスからこの家に引っ越したのは奇しくも禁酒法真っただ中の時代。しかし大統領は沢山上等なワインやウイスキーを持っており、なんとか法律を犯さずにこの家に運搬したいと議員だった友達に相談。禁酒法では酒類の移動も全面禁止されているのですが、引っ越しの日だけ何故か法律が停止され、無事全てのお酒をこの家に持ち込めたとの事。今も昔も、政治家や権力者の為には法律も捻じ曲げられるという笑い話になっているのだとか。

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因みにウィルソンハウスから数ブロック離れた場所にオバマ元大統領一家がお住まいの場所があるとか。でも通り全体が警備されていて、家に近寄ることさえできません。角を曲がった所にあるイヴァンカ・トランプ氏一家のお宅も厳重に警備されているものの、近寄ることは可能とのこと。

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ローマのスパニッシュスッテプスに因んで同じ名前が付けられた階段。1890年代からアメリカで起こった都市美運動の一環として造られた階段との事。名前負けしている感がありますが、1990年代の治安が凄く悪かった頃のDCを覚えている身としては、とても綺麗に見えました。

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2017年5月15日 (月)

ジョージタウン観光

青空と曇り空が半分ずつ位の月曜日のニューヨーク。結局昨晩からの雨は降りませんでしたね?今日は午前8時頃小雨がぱらつくかもしれないようですが、1日概ね曇り時々晴れという感じみたいです。明日からは晴れるようなので移動が楽そう。

今朝は大規模なサイバーアタックのニュースが大きく取り上げられています。日産もサイバーアタックに遭ったと報じられていますが、主に話題に上っているのは中国のウィンドーユーザーの被害です。怖い世の中ですね…。

これから1か月程、妊婦、高齢者、身体障害者の方々に席を譲ることを促す試みが行われるそうです。其々『妊娠してます』等と書かれたピンを配り、人々に席を譲ることを奨励するというもの。ラジオでは、「ニューヨーカーはわざと席を譲らないんだから、効果があるとは思わない」というような否定的な発言ばかりが取り上げられていましたが、個人的には結構席を譲る人を見るんですよね。それに元気なシニアが多いニューヨークでは、席を譲ってほしいんだかよくわからないことも多く。声を掛けるとわりと断られるので、席を譲ってほしい人がピンをしてくれたらこちらも楽だと思うのです。しかも太っている人が多いニューヨークでは、妊婦さんなんだか太っているんだか判断が付かない場合も結構あるんですよね…。もし妊婦さんじゃなかったら凄い失礼だよな…とか冷や冷やすることが。ピンをしてくれたら、譲る方の負担も減るので良いアイディアだと思うのですが。
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さて、やっと春の開花ラッシュも一段落ということで、今日から数回またワシントンDCの旅行記に戻ります。従って、ニューヨークの情報は全くありませんのでご了承の上お進みください。

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今回はワシントンDCからポトマック川を渡った対岸にある大学町。今はワシントンDCの一部となっていますが、歴史は首都よりも長く、昔は独立した行政区であったジョージタウン(Georgetown)の話題です。
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現在ではジョージタウン大学のキャンパスがある大学町として有名。その他運河沿いにできたショッピング街が大変人気みたいでした。
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私達は例の如くウォーキングツアーにのって簡単に歴史を学びました。が、しかし。別にノートを取りながら聞いている訳ではないので、記憶が頼りであるにもかかわらず。ここ最近開花情報ばかりをお知らせして日を置いてしまったため只でさえ悪い記憶が残っている気がしません。
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いつもにも増して曖昧な記述が多くなってしまうと思いますが、ご容赦ください。
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ツアーの待ち合わせ場所はポトマック川の河畔。立派なコンドミニアムとショッピングセンターがあり、賑わっていました。

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河岸にある公園からは、ポトマックリバーを行き来するボートや自然保護に熱心だったルーズベルト大統領を記念して自然が手つかずで残されたセオドア・ルーズベルト島(Theodore Roosevelt Island)等が眺められます。

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ジョージタウンは港町として発展した町。ですが、1890年に大洪水が起き、船を使っての輸送が大打撃を受けたことをきっかけに、鉄道による輸送に取って代わられ衰退した歴史を持つとの事。昔栄えた運送会社が入っていたレンガの建物が現存しており、現在は商業施設として使われています。

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通常は観光船も行き来する風光明媚な観光地であるチェサピーク・オハイオ運河。ですが、現在は修復工事中で水が流れておらず寂しい風景。

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両岸に昔の煉瓦造りの建物を利用したショッピング街が並び、人で賑わっています。

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町が衰退したことによって、皮肉にも歴史ある建物が残された(開発の波にさらされなかった)ことが、後にプラスに作用。1950年代にエリート層が歴史ある町に住むことに興味を持ち始めた際に、ジョージタウンが魅力的に映る要因となったそう。昔は商人が住んでいた家々は豪邸という訳ではありませんが、歴史が感じられてチャーミングな街並み。

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昔は消防署が有志で賄われていた為、火災保険に入っていない家は消すだけ無駄足になりかねない事から消火して貰えなかったり、後回しにされたりしたそう。その為、消化して貰えるように保険に入っているという証を家の壁に張り出していたとの事。現在もそのエンブレムが残っている家が結構あります。

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しかしながら、今となっては古い建物が人気があるため、それ程歴史が無い建物に装飾としてエンブレムが付けられているケースも多々あるそうです。

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昔ジョージタウンにはトロリーが走っていたそうですが、この通りにある線路は偽物。歴史を感じさせるために、後世にわざわざ石畳に替えた上で線路を敷設したとの事。なーんだ。

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南北戦争時、南部に属し、南軍支持者が90%以上を占めたジョージタウンにおいて、北軍に接収され病院として使用された元ホテル・寄宿舎が現在も残されています。この病院で、『若草物語』を書いたルイーザ・メイ・オルコット氏が看護師をしていたことでも有名。

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独立戦争後、只の湿地帯だったワシントンDCが首都として一から造られたのは南北妥協の賜物だったそうで。独立戦争で多大な借金を背負い、戦後アメリカ全体として一緒に借金返済にあたりたかった北部州(元植民地)と。首都を南部に持ってきたかった南部。妥協点として南部州は一緒に北部の借金を返済する代わりに、首都をどちらかといえば南部と認識されていたワシントンDCに造らせることに。

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南北戦争終了後、多くの元奴隷である黒人人口が流れ込んだ為、ジョージタウンは貧困地帯となり余計に衰退。しかし、1930年代にルーズベルト大統領の政府高官がジョージタウンに邸宅を構えたことから、持ち直し。高級化の道を辿ったそう。

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木立が茂り過ぎて写せませんでしたが、ポトマック川から離れて丘を登った辺りには1ブロックすべてを占有するような豪邸が並んでいます。

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ケネディー大統領が暗殺された後、ジャッキー・ケネディー元ファーストレディーが小さな子供達と移り住んだも残されています。ジャッキー氏はジョージタウンをこよなく愛し、夫亡き後も慣れ親しんだジョージタウンで暮らすことを望みましたが、常にマスコミが入り口前に陣取っていた為プライバシーが守れず。やむを得ずマンハッタンの高層マンションに引っ越したそうです。

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1811年に白人に騙し取られるような形で土地を奪われたインディアンの部族の長が「20年ごとに0が付く年にアメリカの長になる者は任期を全うできない」と呪いの言葉を吐いて死んだという伝説。テカムセの呪いと呼ばれるその呪いは、実際に1840年~1960年のJ.F.ケネディー大統領が暗殺されるまで全ての大統領が任期を全うできなかったことから、結構信じられているのだそう。1980年のレーガン大統領も銃弾が1cmずれていたら死に至っていた暗殺未遂がありましたし。2000年のブッシュ大統領は靴を投げつけられたり、暗殺計画が未遂に終わったりしていたので、いまだに呪いは健在だという説があるとの事。ジャッキーさん達が住んでいたN通りの邸宅の向かいにあるアパートの1室には、リンカーン大統領の息子であるロバート・トッド・リンカーン氏が住んでいた事があり。父親であるリンカーン大統領の暗殺から後、ケネディー大統領の暗殺まで何故か偶々全ての大統領の死に際して彼が近くにいた為、彼を呪いの一部と結びつけて考える人達もいたそうです。

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昔の雰囲気を出すために、独立直後の星が13個しかない古い星条旗を掲げている家も多く見られます。

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高級住宅化してくると、有名なジャーナリストや著者が集まって来たのだそう。ジャーナリストを目指す方は、尊敬する先人が住んでいた家を見ることができるかも。因みに写真は、ジョージタウンで一番細く小さいと言われる家。

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段々高級化してきた町の様子を物語るのが、クイーン・アン様式の装飾的な家々。

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イースター直前だったので、飾りつけも綺麗です。

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こんな茶目っ気たっぷりの飾りつけも。

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ツアーの終点はジョージタウン大学。政治学と国際関係学において有名な私立大学です。

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入口を入った所にある時計塔。この時計の針を、新入生が目標とする人物に送りつけるのが毎年恒例となっているそうで。フランシスコ法王やオバマ大統領に送りつけられた針は、両氏から丁寧に返送され、現在は時計塔で活躍中。危ないですね~。

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この立派な建物は自由に入ることが可能。

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入口を入って、廊下を左に突き当った所にトイレがあり借りることができます。目の前のホワイトボードには「本当の社会正義とは」というお題で自由に落書きがされていました。

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中庭は八重桜でピンク色。

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私達は疲れて足を運びませんでしたが、ジョージタウン大学を背に右側に数ブロック歩くと、映画『エクソシスト』で主人公が身を投げるシーンに使われた有名な75段の急な階段『エクソシスト階段』があるとの事。面白い写真が撮れそうですし、健脚の方は是非。

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2017年4月29日 (土)

ダンバートン・オークスの庭

激しい雷雨で目が覚めた土曜日のニューヨーク。午前7時前の現在は既に雨も上がり、空が明るくなってきました。今日はこのまま概ね晴れの予報ですが、午後6時頃に再度雷雨の可能性がある他、午後9時頃通り雨が降るかもしれないそう。大雨の際に対応できるようなプランを練っておくと安心です。最高気温は27℃。昨日も暑かったですものね…。一昨日までコートを着たりしてたのに、体が変化についていきません。

現在ニューヨーク市警が、自転車レーン以外の場所を運転する自転車の取り締まりを強化しているそうです。マンハッタンの自転車は全然ルールを守ってくれないんですよね。昨日も信号無視してきた自転車に轢かれそうになりました。自転車に乗る人達には、自分達が車両であるという認識をきちんと持ってほしいと切に思います。まぁ、ジェイウォーク(信号無視したり、信号が無い場所で車道を渡ったりする行為)をする人が後を絶たず、自転車は自転車で、自分が青なのに歩行者を待たなければならなかったりでイライラしているのでしょうが。
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さて、今回はワシントンDCの北西部に位置する大学の街、ジョージタウン(Georgetown)にあるダンバートン・オークス(Dumbarton Oaks)の庭です。
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ジョージタウンは、ワシントンDCが南北戦争の後に首都として造られる前から存在していた歴史ある町。現在はワシントンDCの一部となっていますが、1895年以前は独立した都市でした。
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今回ワシントンDCを訪れるに当たり、絶対に足を運びたいと思っていたのもこの街。夫も私も以前ワシントンDCには訪れたことがありましたが、ジョージタウンは未踏の地だった為です。それに加えて、私はこのダンバートン・オークスの庭を絶対に見るようボランティア仲間に強く勧められていたので、唯一1日観光ができた土曜日は、終日ジョージタウンで過ごしました。
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キャピトルヒルからジョージタウンへは、ユニオン駅から出ているサーキュレーターバスの黄色ライン(ジョージタウンとユニオンステーションを結ぶライン)で移動。乗るたびに$1/人を払うだけなので安価で楽ちん。Wisconsin Avenue and R Streetのバス停で降りれば、2ブロック歩くだけでガーデン入口に到着します。
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我々は開園の午前11時半に到着したのですが、既に入場の長い列ができていました。とても人気がある庭園なんですね。偶々、博物館/美術館は閉まっていたのですが、現在は再オープンしているようです。
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ダンバートン・オークスは、ロバート・ウッズ・ブリス(Robert Woods Bliss)氏が妻のミルドレッドと住む為に1921年に購入し、長い年月を掛けて改築した邸宅。ブリス氏は、外交官/政治家で、スウェーデン公使やアルゼンチン大使を歴任。国務省を辞めて隠居生活を送った邸宅だそうです。
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奥さんのミルドレッドは、美術収集家として有名だったそうで、それらの美術品と蔵書は1940年に土地屋敷と一緒にハーバード大学に寄贈されました。現在でもダンバートン・オークスはハーバード大学に帰属しており(その為、ハーバード大学の教員、生徒、職員の方は無料で入館可能)、ビザンチン美術の研究等に使われているとの事。

でも、私達の目的は庭。そして訪れた際には偶々博物館や図書館は閉まっていましたので、いずれにせよ庭しか見れない状態でした。$10/大人の入場料を支払い、中に入って約1時間庭を散策しました。
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中は個人の邸宅だったのが信じられない程の広さ。私達は時間が無かったので中心部を巡るお勧めコースをくるっと歩いただけでしたが、それでも1時間掛りました。全て見ようと思ったら結構時間が掛ると思います。
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邸宅なのでプールがあったり、池の周りで涼む円形劇場の様な場所があったり。薔薇園やキッチンガーデン、桜の丘やクラブアップルの丘、庭が見渡せる丘やモザイクが美しい庭等、沢山のセクションに分かれていて飽きませんでした。
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残念ながら敷地内を撮影した写真は個人使用しか認められていませんので、このブログに掲載できないのですが、とっても、とっても綺麗でした。ボランティア仲間が揃ってお薦めしてくれたのが納得でしたし、私も周りの人に薦めたいと思った場所でした。
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鳥のさえずりを聞きながら、鮮やかな緑や色とりどりの花を眺め、水を渡る涼しい風を感じる一時は至福でした。DCを再訪する機会があるのなら、絶対にダンバートン・オークスの庭は計画に組み込むと思います。

Dumbarton Oaks

1703 32nd Street, NW

Washington, DC 20007
2017年7月10日~2018年3月15日まで改築のため閉園するそうなので、お出かけ前には必ずHPにて情報のご確認を。

2017年4月28日 (金)

ワシントンDCのイースタンマーケット

霧が濃い金曜日のニューヨーク。雨は降っていないものの、霧のせいか道路が濡れています。今日は段々霧が晴れて、晴れる予報。最高気温は26℃まで上がる予報ですので、暑さ対策をしてお出掛けください。

8歳の男の子が、自宅前で遊んでいたらコンクリートでできた植木鉢の下敷きになって死亡する事件が起きました。男の子はウィンドーガードによじ登ろうとしていたそうで、そこに置かれていた植木鉢が固定されていなかったために起きた事故とのこと。マンハッタンを歩いていると、高層マンションのベランダに家具や植木が置かれていて、強風の日は危険だと感じる事があります。ベランダに何も置くなとは言いませんが、強風の日には中に仕舞うとか、しっかり固定するとか対策を練って欲しいと思います。

暖かくなってくると、日光を少しでも多く浴びようとピクニックや屋外にある席での食事にニューヨーカー達はこぞって出掛けますが。今年は例年よりダニが繁殖するという情報があるとボランティア仲間が話していました(私は目にした事がありませんが…TVで話していたのでしょうか)。ダニはライム病の感染源で、年々感染する人が増えているようですので、背の高い草地は避けたり、ピクニックやハイキングをする際には気をつけたりしたいものです。
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さて、今回はワシントンDCのキャピトル・ヒルに位置する歴史あるマーケットプレイス『イースタンマーケット』(Eastern Market)です。
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口コミサイト等を覗くと、ワシントンDCを訪れたら観光すべき場所として上がっているイースタンマーケット。何故か今回滞在したアパートには朝食が付いていないと思い込んでいたので、朝ごはんを食べがてら足を運んでみるつもりでいたのですが。蓋を開けたら、オーナーさんがとても美味しい朝食を用意してくださったので、訪れるのを止めようかと考えいました。
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私達が今回滞在したアパートは、キャピトル・ヒルにある3階建ての立派な一軒家の1室。オーナーさんが1階にお住まいで、朝食を食べながら少しワシントンDCの事を話してくださいました。
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その際に、「私には息子が2人居るんだけれど、彼らがキャピトル・ヒルにある学校に通った時、他の地域の子供と違うって感じたの。DCでは、キャピトル・ヒルの子供達が情報通で、流行に乗っていて、いけてるっていう感じが強いのよ。ここの住人からすれば、キャピトル・ヒル以外のDCなんて郊外っていう感じ。こここそが、DCなんだみたいな優越感みたいなものがあるのよねぇ。」と言っていたのが面白く感じました。
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だって、マンハッタンから来た私達にすれば、キャピトル・ヒルの閑静な住宅街は郊外の街並みみたいな雰囲気に感じたんです。高層ビルもない。綺麗な戸建てがずらりとならんでいる。美しい庭木や街路樹が沢山植えられていて緑豊か。とても静かで、夜は暗い。ここが都心だなんて信じられない感じでした。それが、キャピトル・ヒル以外は郊外の田舎者…。
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しかもキャピトル・ヒルなんて、DC全体から見たらほんの狭い一地域。アメリカ合衆国議会議事堂の建つ小高い丘一体の住宅街なのに、他の地域は田舎者という感じ方が面白いなぁ、と。
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そんな会話の中で、オーナーさんが是非にと薦めてくれたのがイースタンマーケットでした。「キャピトル・ヒルの住民はイースタンマーケットを凄く大事にしているの。頻繁に足を運ぶし、『私達のマーケットだ』という意識を強く持っている。このコミュニティーの中心的存在なの。是非一度足を運んでみて。美味しいものも沢山売られているけど、眺めて雰囲気を味わうだけでも楽しめると思うわ。」と仰いました。
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アパートはユニオン駅やアメリカ合衆国議会議事堂から徒歩10分弱の位置にあったのですが、そこから徒歩5分の近い場所にマーケットがあった事もあり、それならばと朝食の後に足を運んでみました。
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前置きが長くなりましたが、イースタンマーケットは火曜日~日曜日まで営業しているマーケットプレイス。1873年に完成した煉瓦造りの歴史ある市場の建物があり、中には近所の人達が買い物をすると思われる肉屋やベーカリー、花屋等が軒を並べています。
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その建物の外の屋根の下にグリーンマーケットが広がり。その外側には、アーティストや職人さん達が自分の作品を売るテントが並び。端の方には飲食物を販売するテントが並んでいます。ただ、火曜日はファーマーズマーケット、週末はアーティストのテントも並ぶ・・・というように曜日によって並ぶ店舗に違いがあるようなので、調べた上でお出かけ下さい。
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19世紀に建てられたレンガ造りの市場は、元々は1791年にコロンビア特別区の計画、わけてもアメリカ合衆国議会議事堂の位置を決めた建築家であるピエール・シャルル・ランファン(Pierre L’Enfant)氏の都市計画を基に立案されたもの。ワシントンDCの都市計画を作った時点で、キャピトル・ヒルの何処かにマーケットを造る事が決められていたんですね。
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2007年4月30日の火災で、この歴史ある市場は焼け落ちてしまったそうですが。地域住民の強い意志と協力により、官民一体となって再建を進め、2009年6月26日に現在の建物が再オープン。それまでも、市場で商売をしていたお店が仮設店舗で営業を続けられるよう迅速に対策がとられ、火災を機にお店が減ってしまうことを防いで今があるそうです。随分思い入れが強い市場なんですね。
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私達が訪れたのは午前10時半頃だったと思うのですが、人気のサンドイッチ屋さんは既に完売していたり。人気の屋台には列ができていたりと、盛況でした。

マーケットの周りにも、カフェやレストラン、本屋や雑貨屋等が並び、観光のついでに寄るにも便利そうな場所でした。地元民と思しき人々がブランチしていたり、犬の散歩ついでに買い物していたりするので、DCの生活を垣間見ることができるのも魅力です。
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私達はお腹一杯でしたし、腰の調子が悪くて荷物を増やせないということもあり、何も買わず、飲食も一切しませんでした。が、夫と2人で「なんだか良い雰囲気だねー。来てよかった」と約30分散策とウィンドーショッピングを楽しみました。

Eastern Market
225 7th Street SE, Washington, DC 20003

火~金: 7am – 7pm

土: 7am – 6pm

日: 9am – 5pm

月曜日は休み。
出店地図などの詳細はマーケットのHPにてご確認ください。

2017年4月27日 (木)

タイダルベイスン観光

霧に包まれた木曜日のニューヨーク。今朝は小雨が降っているようですが、午前10時頃から段々と天気が回復し、午後2時頃から太陽も顔を覗かせるようです。最高気温は19℃。太陽も出れば暖かく感じそうです。

メトロポリタン美術館が、ニューヨーク以外の市に住む入館者の入館料を義務化することを検討していることが大きな話題になっています。現在は$25の支払いが『推奨』(suggested)されているので、実際は入館者が自分が払うにふさわしいと思う額を決定できます。そのため、友人と美術館内のカフェでお茶をするだけの為に$1で入館して、全く展示を見ずに帰ってきたこともありますし。私は1回の訪問で1時間以上は鑑賞しないので、$5~$10位しか支払いをしていませんでした(現在はIDNYCで貰った1年間の無料会員なのでそもそも入館料を支払っていませんが)。1日じっくり時間を掛けて見る人は相応のお金を払うべきだとは思うのですが、経済状況が豊かでない人もアートを楽しめる機会は奪わないで欲しいというのが希望ではあります。ニューヨークに居ると、凄いお金持ちに会う機会が結構あったりするので、そういう方に寄付してもらえないのかな?と思わず考えてしまいます。
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さて、今回もワシントンDCの旅行備忘録の続きです。今日はタイダルベイスン(Tidal Basin)です。
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タイダルベイスンは、ナショナル・モール南側に位置し、ポトマック川に隣接する入り江。リンカーン記念館から太い道を渡った所にある、桜の名所として有名な場所です。
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とは言え、我々が訪れたのは4月上旬。タイダルベイスンに植えられた有名な桜並木はソメイヨシノを中心とした一重の桜が主なので、2017年は3月29日で完全に散ってしまったとの事。今年は早めに桜が咲いた後に大雪が降った為に半分程が蕾で凍結して咲かず当たり年ではなかったそうですが、それでも予想されたよりは綺麗だったそう。
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八重桜も少し咲いていましたが、特筆する程ではなく。やっぱり桜を観たいのであれば、ソメイヨシノが咲いている時期が良いようです。ガイドさんによると、年ごとにばらつきがあるものの、大体3月中旬が見頃の事が多いとの事。宿や電車の予約は早めにしないと無くなってしまうので、一か八か旅行を計画するのであれば3月中旬がお奨めとの事でした。ご参考までに今年の桜の開花予報のページはこちら
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タイダルベイスンにも沢山の記念碑が存在します。時間の関係で全ての記念碑は見ることができませんでしたが、ウォーキングツアーでいくつかの記念碑の説明を受けたので、その備忘録です。
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先ず訪れたのがマーティン・ルーサー・キング記念碑(Martin Luther King Jr. Memorial)。2011年8月に一般公開されたばかりの、ナショナルモール内で一番新しい記念碑です。

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記念碑は大きな岩を4つに割いたような形をしています。これは有名な『I Have A Dream』スピーチ内のフレーズ「Out of the mountain of despair, a stone of hope」(絶望の山から希望の石を(切り出す))をイメージしたデザインとの事。

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キング牧師の彫像は足元が岩を切り出したままのような状態になっています。これは牧師が志半ばにして凶弾に倒れたことを暗示するとともに、彼が理想とした世界がまだ実現できていないことを表しています。まだまだ道のりは長いことを見る者に訴えているんですね。

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岩の彫像を取り囲むように設置された碑文の壁(the Inscription Wall)には、キング牧師が生前したスピーチの中から14個の名言が刻まれています。これらの名言は時系列に並べられておらず、訪れた人が読みたい場所から読めるようになっています。これは『決められた道を進む』必要はないことを示唆しているとの事。

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"It is not enough to say "We must not wage war." It is necessary to love peace and sacrifice for it. We must concentrate not merely on the negative expulsion of war, but on the positive affirmation of peace." (December 24, 1967, Atlanta, Georgia)

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"True peace is not merely the absence of tension: it is the presence of justice." (April 16, 1963, Birmingham, Alabama)

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"If we are to have peace on earth, our loyalties must become ecumenical rather than sectional. Our loyalties must transcend our race, our tribe, our class, and our nation; and this means we must develop a world perspective." (December 24, 1967, Atlanta, Georgia)

普段私は「平和を願う」とか気を付けてはいても口にしてしまいがちで(このブログにも書いてしまいますよね)。でも、本当の平和は勝ち取るものだと。願うだけではなく行動しなければいけないのだと。内省を促しつつ、勇気を貰えるとても印象に残る記念碑でした。個人的にはナショナル・モールで一番心に残っています。是非足を運んでみてください。

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フランクリン・デラノ・ルーズベルト記念公園(Franklin Delano Roosevelt Memorial)は、1997年5月に一般公開された第32代大統領を記念して造られたスペース。入口から出口まで、当該大統領が直面した問題を時代背景と共に表現した公園と大統領の姿を表した彫像、名言等が時系列に並んでいます。

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最初の部屋は大恐慌。滝の様な水が一直線に落ちています。

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第1回就任演説「我々の恐れなければならないのは、恐れることそのものである」。

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部屋から部屋へ歩くことによってルーズベルトの歩んだ大統領として軌跡を感じる事ができます。

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『The test of our progress is not whether we add more to the abundance of those who have much; it is whether we provide enough for those who have too little.』。ニューヨークでは、「平等な配分ではなく機会の平等を」というような言葉(equity not equality)を耳にする機会が増えてきました。今こそ考えるべき問題だと感じます。

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2つ目の部屋は、世界恐慌を克服する為に打ち出したニューディール政策の一環として行われたテネシー川流域の総合開発を表現。

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四季折々に楽しめる植栽。

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"We Must Scrupulously guard the civil rights and civil liberties of all citizens, whatever their background. We must remember that any oppression, any injustice, any hatred, is a wedge designed to attack our civilization."

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3つ目の部屋は第2次世界大戦。

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“I have seen war. I have seen war on land and sea. I have seen blood running from the wounded.  I have seen the dead in the mud. I have seen cities destroyed.  I have seen children starving. I have seen the agony of mothers and wives. I hate war.”

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"More than an end to war, we want an end to the beginning of all wars"歴史から学ぶことの大切さを想います。「戦争はいけない」と言っているだけでは十分ではないんですよね。どうやって回避するべきなのかを学ばなければ、と考えさせてくれます。

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数ある記念碑の中で唯一、夫人であるアナ・エレノア・ルーズベルト(Anna Eleanor Roosevelt)氏の彫像もあります。アメリカ国連代表および婦人運動家としての活動に対して敬意を表しているとの事。

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最後はジェファーソン記念館(Thomas Jefferson Memorial)。建国の父であり、第3代大統領でもあるトーマス・ジェファーソンを記念して1943年に完成し、1947年にジェファーソンの彫像が設置されました。

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ジェファーソン記念館からは、遠くホワイトハウスが望めます。それというのも、建造当時大統領だったルーズベルト大統領がジェファーソン氏の大ファンで、自宅であるホワイトハウスから毎日記念館を眺めたいと切望したからだとか。

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「I am not an advocate for frequent changes in laws and constitutions. But laws and institutions must go hand in hand with the progress of the human mind. As that becomes more developed, more enlightened, as new discoveries are made, new truths discovered and manners and opinions change, with the change of circumstances, institutions must advance also to keep pace with the times. We might as well require a man to wear still the coat which fitted him when a boy as civilized society to remain ever under the regimen of their barbarous ancestors.」

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時代に合わせて憲法や法律を柔軟に変えていくことの必要性。インターネット等の普及により、時代に合った法整備が早急に進められる今の時代。「憲法で認められた権利だから」と伝家の宝刀のように言われますが、装弾に時間がかかる銃の時代の憲法で、現在の殺傷能力が高いライフルを持つ権利までを認めていると言えるのか?とか、よくよく議論が必要だと改めて考えさせられる言葉です。既に建国時にこのような言葉を残し、自身も起案に携わった憲法を変えていく必要性を説く先見の明を持っていたことが、彼が多くの政治家に尊敬される理由なのでしょう。

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遠すぎて写真は上手く撮れませんでしたが、ジェファーソン記念館に渡る橋から右手を見るとアメリカ国防総省の本庁舎であるペンタゴンが見えます。

また、タイダルベイスンは夕焼けを楽しむ場所として地元の人に大人気だとガイドさんが仰ってました。私達は疲れ果てて待てませんでしたが、確かに開けた水辺なので夕焼けや夕日が楽しめそうです。お時間と体力が許す方は是非。

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2017年4月26日 (水)

ナショナル・モール観光②

小雨が降っている水曜日のニューヨーク。今日は午前中雨が降ったり止んだりして、午後は概ね曇り(もしかしたら4時頃雨)になるようです。最高気温は16℃。昨日よりは暖かくなりそうです。金曜日には初夏の様な気候になるようですので、体調を崩さないようご注意ください。

昨日、ニューヨーク市長がイーストサイドにグリーンウェイを建築する計画を発表しました。グリーンウェイは53丁目~61丁目という短い区間ではありますが、実現したら嬉しいです。イーストサイドに住んでいた頃、イーストリバー沿いを歩いても直ぐ歩道が切れてしまうのがとても不便に感じていましたし、あまり魅力的な道ではなくがっかりしました。ニューヨークはアメリカにおいては珍しく歩行者が多い街なので、この調子で歩行者に優しい街に変貌してくれることを願います。

いつもはメンバーにしか開放されていないアッパーウエストサイドにあるコミュニティーガーデン『West Side Community Garden』が、先週末と今週末のみ一般に開放される『チューリップフェスティバル』が開催されています。このガーデン自体全然知りませんでしたが、ボランティア仲間が先週末訪れてとても綺麗だったと教えてくれました。今週末は是非足を運びたいと思います。
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さて、今回はワシントンDCで観光したナショナル・モール(National Mall)の備忘録2回目です。
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ベトナム戦争戦没者慰霊碑からリンカーン記念堂に歩く道にはリフレクティング・プール(Reflecting Pool)と呼ばれる細長い池があります。その名の通り、浅さや建材を計算して、周囲の景観がくっきりと写り込むように作られています。

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このプールはリンカーン記念堂と第2次世界大戦記念碑を結ぶように存在しており、リンカーン記念堂から前から見た、くっきりとワシントン記念塔を写す姿が有名。反対側から見ればリンカーン記念堂が写っている筈ですが、ツアーの関係で見られず。夜はライトアップされたこれらの建造物が池に映って幻想的な景色だそうです。

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リンカーン記念堂(Lincoln Memorial)は、第16代大統領であるリンカーンを記念し1922年5月に一般公開された国家歴史登録財に登録された記念碑です。

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この記念堂は数々の歴史的なスピーチやコンサートの舞台となった事でも有名。特にアメリカ公民権の獲得を訴えるワシントン大行進が1963年8月28日に行われた際に、マーティン・ルーサー・キング牧師による「I Have a Dream」演説が行われたことで有名。彼が立っていた階段に刻印が残されています。

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建物の上部には、記念堂建造当時に存在していた48州の名前が刻まれています。

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記念堂の階段を登り中に入ると、リンカーン大統領の坐像が。この像は、とても大きいために実際の縮尺で作ると大統領の頭が見学者から見て非常に小さく見えてしまい。偉大なる指導者の頭が小さいというのは威厳が足りないという理由から、実際の縮尺の3倍の大きさで頭部が作られているそうです。全然そんな風に見えませんね?

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リンカーン像に向かって左側にゲティスバーグ演説。右側に第2期大統領就任演説の内容が彫られています。アメリカ人のガイドさんは「何度読んでもジーンとする」と仰っていましたが、日本人の私でも公民権運動の長い道のりを想い、感じ入るものがありました。実際は政治的闘争と駆け引きの結果だったとしても。

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これは余談ですが。ガイドさんが言っていた冗談の1つ。「ここに立って周りを見渡すだけで、貴方達はアメリカに居ることを知る事ができます。それはなんででしょう?」答えは戦没者記念碑の周りでは飲食をしないようわざわざ注意書きを出さなければいけないから。他国では言われずともやる人はいない、と。そうだろうか?と思った私でした。

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朝鮮戦争戦没者慰霊碑(Korean War Veterans Memorial)は、1995年7月に一般公開された慰霊碑。ベトナム戦争戦没者慰霊碑が建造された後、ベトナム戦争の英雄だけを祀るのは不公平だという世論が起こった為に建造され。ベトナム戦争戦没者慰霊碑が戦没者の名前を刻んだ事に呼応して、朝鮮戦争戦没者慰霊碑には実際に戦った兵士の顔が刻まれています。

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ベトナム戦争戦没者慰霊碑に対する批判を鑑みて、朝鮮戦争戦没者慰霊碑には最初から19体の兵士の像が建造されています。兵士がいる小石に低木が生える地形は戦地の朝鮮半島の地形をでき得る限り再現した物で。19体いる兵士の像が、黒い花崗岩の慰霊の壁に映り込むことによって38体になり。兵士が命を賭して守り抜いた38度線を表しています。

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Mural Wallと呼ばれる実際に戦争を戦った兵士を写した写真を基に肖像が刻まれた壁を見ている間は、19体の兵士のいずれかが追悼者を視界の端でも捉えるように彫像が配置され、当時の緊迫したパトロールの様子が表現されています。

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